彷徨いピエログリフ

9-States（東京都）

公演に携わっているメンバー：6人

【団体紹介】

04年11月、中村太陽の個人演劇企画ユニット『Nine-States』として活動開始。『退屈しない空間作り』をベースに、それぞれの『個』を生かした世界観を作り出す。06年『ピエロ達の行進』と言う名のテーマで行なった3部作公演の終了を期に、07年、メンバーを集い『９-States』と改める。その後「ささやかな日常」をテーマに四季を４部作で表現する公演を行った後。９-States SPECIALS と銘打った企画公演「サヨナラマニア」。第20回下北沢演劇祭参加作品「アーリークロス」。横浜相鉄本多劇場25周年記念提携公演「モスキートーンは聞こえない」などを成功させる。外部の団体との交流も多く、親交の深いOi-SCALEとのコラボ公演や客演にサモアリナンズ、はえぎわ、ブラボーカンパニー、smokers、電動夏子アンチシステム、ナイスコンプレックス、など。多くの団体からキャスティングをし、積極的に作品作りを行っている。近年まで下北沢OFF・OFFシアター、小劇場B1をホームに年間2本のペースで公演を行い、2019年に下北沢駅前劇場に進出。
９-Statesの根本にある世界観は、演者の「価値観」と「遊び心」を大切にし、『個々』が生み出す世界をこれからの為に今を楽しく、生きていて良かったと言える為の笑える日常を描く。

【応募公演への意気込み】

新型コロナウイルス感染対策により、２０２１年の公演中止を得て2年ぶりの本公演、新たに新作と主演に松木わかはを迎えて挑む今作品は現代のネット社会について正義とは何かについて問いかける問題作。

近年、情報社会となりあらゆる多くの人が情報に踊らされている、舞台はそんな情報を発信するネットニュースを取り扱う記者達の物語になります。

作者である中村太陽がコロナ禍で感じた社会への葛藤を現在も役者活動を続けることが困難な現代の役者達の熱量で世界を作り上げようと思います。

前に進む為の光を見つけれるような物語をお客さまに届けるように精一杯作品を作り上げます。

【将来のビジョン】

下北沢で公演を打ち続けてまもなく２０年を迎えます。

時代と共に小劇場のあり方は変化しているように思います、その中で、昔からある会話劇を中心に演劇の文化を新たな若い人々に幅広く伝えることで小劇場の原点でもある人と人との細かな会話劇をもっとより多くの人々に触れていただくように精進していきたいと思います。

現在、9-Statesはいわゆる社会人劇団のような形をとっていますが、一時休止を余儀なくされたこの期間は、代表の中村太陽、構成作家である吉崎リウジをはじめ、各劇団員がそれぞれ賞レースや映画、テレビドラマを経験し幅広く見聞を広めてきました。

劇団としても小劇場の中心でもある下北沢に長い時間お世話になっていますので、若い人達に、もう一度、小劇場に足を運んでもらえるようアプローチを様々なメディアを通して行っていきたいと考えています。

劇団単体ではなく、多くの劇団と手を取り、小劇場界がもっと多くの笑顔で溢れることを目標に数多くのコラボ作品や客演での他団体への出演、または小劇場の作家を使ったテレビドラマや映画の作成など検討していきたいと考えています。