天気のいい日はボラを釣る

天気のいい日はボラを釣る

studio salt(神奈川県)

公演に携わっているメンバー:5人

団体紹介
私達は、創り手側も観客も共に「幸福」な舞台の創造を目指します。

私達の思う「幸福な舞台」とは、創り手側が本気でやりたくて、自信と責任を持ち、楽しんで創る芝居であり、観客側はそれを「お付き合い」でも、「家族や友人が携わっているから仕方なく」でもなく、自分が本当に「観たくて」観に行く芝居であり、観て心から楽しめる芝居だと思えるような舞台です。

私達が思う「不幸な舞台」とは、その舞台の創り手側、例えば役者さんから終演直後に「すみませんでした」と謝られてしまうような、「自分的にも稽古段階から面白いと思えなくて…」と告白されてしまうような、演出家から「役者が下手で思うようなモノが創れなかった」と悔やまれてしまうような舞台であり、観客側から言えば、「この劇団の芝居は好みじゃないし面白いとも思えないけれど自分の芝居を観に来てくれているお客様だから観に来た」というお付き合いの観劇であったり、観終わった後に「心からの素直な感想」が言えないような芝居であったり、終演後のカーテンコールで拍手するのを躊躇してしまうような舞台です。

「不幸な舞台」は創り手も観客も、誰も幸せになれません。
少なくとも創り手側が自信と責任持ち、楽しいんで創ったと言えないような作品を提供するという事は、観に来ていただくお客様に対して失礼な事だと考えます。

今私達が「幸福な舞台」を創っているとは胸を張って言えない段階なのかもしれませんが、これからも真摯な想いで「幸福な舞台」の創造を目指して行きたいと思っています。

私達が自信と責任を持って「面白い」と思えるような芝居を、例えお客様との最初の出逢いが「友人や家族が携わっているから」というモノだったとしても、その後はそれらのお客様にも心から楽しんで観ていただけるような、そんな舞台を創りたい、それが劇団としての目標地点です。
応募公演への意気込み
王子小劇場という、大好きな劇場での初めての東京公演です。
この公演をきっかけに、年2回の本公演のうち1回は横浜以外の場所での公演を定期的に打って行けたらと考えています。

今世の中は不況の真っ直中であり、芝居どころではないのかもしれません。給料がカットされた為に子供に私立高校を退学してもらわざるをえない親や、年金額が少なくて三度の食事も満足にとれない老夫婦や、家賃が払えなくてカードキャッシングでなんとか繋いでいる役者さんや……。

それらは全てstudio saltのお客様であり、私達自身の姿でもあります。

そんな状況の中でも資金を工面し合って「面白い舞台を創りたい」という、お金を払ってチケットを買い、「面白い舞台を観たい」という、「想い」があるとしたら、それはどんな舞台だろうか?と考えます。

本作品は、どうしようもない状況に追いつめられている人物達が、それでも生きる、生きて行く、という様を描きます。

モチーフになっている魚の「ボラ」は、汚染された河川などに多く生息し、臭くて喰えない外道として有名ですが、元々は鯛よりも美味な魚であり、卵はからすみになる、価値ある魚です。

汚れた河川に泳ぐボラのような登場人物達の持つ、負け犬具合や力強さに共感しつつ元気になれるような作品を目指します。

※本公演のチケットプレゼントをコリッチにおいて、初めてstudio saltを観に来ていただくお客様を対象に実施します。チケット発売日直前にご招待内容を掲載致します。

将来のビジョン
2009年10月28日(水)~11月3日(火)の日程で、ホームグラウンドである横浜の相鉄本多劇場で第12回公演を行います。予算によって日程が延びる場合もあります。

公演に携わっているメンバー(5)

あs
役者・俳優

今回の消えモノはやっぱりボラ? 初めてってドキドキします(^^)
わっしー

東京での公演楽しみです!
きたむー
脚本 制作 当日運営

裏方で関わります。 大好きな劇団なので楽しみです。
まりも

脚本と演出を担当しています。
ユウジ

スタジオソルト初の東京公演です。

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