NOT　BAD　HOLIDAY

劇団競泳水着（東京都）

公演に携わっているメンバー：12人

団体紹介

　「小劇場界」といった枠にとらわれず単純に、ストレートプレイを上演する団体として唯一無二の存在になることを目指す。
　
　唯一無二とは、他と競うとかトップを獲るとかそういうことではなくて、「劇団競泳水着の作品を、劇場まで足を運んで観に来ること」でしか体感できない感覚を提供し続け、尚且つその感覚を「必要だ」と思って下さる一定数のお客様がいる、という理想的な状態を指す。
　それは結果として、日本の演劇のキャパシティを広げることにも繋がると考える。

　具体的には、看板である「劇団競泳水着式トレンディードラマ」を中心とした、間口が広く後味が良くて、同時に確かなクオリティを保証するドラマを上演し続け、コンスタントに観客動員を伸ばし、大きな劇場でも小さな劇場でも自在に対応出来る総合力をつけていきたい。
　その為にはまず、お客様にとって「必要な」物語を追求すること、その物語を丁寧に紡いでいくことに全力を尽くすことが大切と考える。

　また、劇団化し基盤を固めた今後は「トレンディードラマ」だけでなく、企画公演やミステリー等、他ジャンルの活動も積極的に行っていく予定である。

応募公演への意気込み

　まずは正式劇団化の第一弾、昨年までのプロデュース制から大切な部分はそのまま引き継ぎ、「劇団」としての独自のグルーヴ感も生み出したい。
　それを支えるに充分な、彩り豊かな客演陣も揃っている。

　物語としては、これも看板である「劇団競泳水着式トレンディードラマ」の核はそのままに、同時に新境地も目指したい。

　東京近郊のとある県。その郊外に位置する中くらいの町。その町で、新設された「県民の休日」に起きた交通事故。その事故によって登場人物たちの想いが揺れ動く様を描く、新感覚の群像劇。映像的な複数視点と時間軸の交錯を用いて綴る、「それほど悪くはない」物語。

　充分に広い、とは言えない劇場空間ながらも、どこかにあるはずの町の広がりを体感して貰うこと、またそこで起こる物語が、観に来て下さる観客にとって「必要な」物語であることを願い、作品の質を全力で追求していきたい。

　皆々様のご来場を劇場にて心待ちにしております。
　何とぞよろしくお願いします。

将来のビジョン

今後の予定

■2009年8月　企画公演（短編集）
　「地球の上で待ち合わせ　Ｍeeting up on the Ｐlanet」

　＜誰かと約束して、待ち合わせをして、会いに行って、ご飯を食べて話して、別れて、家に帰る＞
という万国共通の行為を、６本程度の物語にして短編集にまとめて上演する。各作品のジャンルやテイスト、設定となる時代や国はバラバラだが、終わってみると繋がった一つの物語を観たように感じられる。
　上演時間は一時間程度、上演場所は、都内のギャラリーや小さな劇場等、俳優と観客の距離が近く一体感を感じやすい空間とし、出来れば毎回、劇団競泳水着名物のバーも開いて、劇場でお客様と「待ち合わせ」をするつもりでいたい。

■2009年11月　本公演
「タイトル未定」

　劇団競泳水着としては初めて、客席数が150以上のキャパの劇場に進出する。
　「NOT BAD HOLIDAY」に引き続き、「トレンディードラマ」の新境地を開拓しつつ、今後の活動の為にも、比較的な大きな空間を制圧出来る物語、演出を目指す。

※両公演とも事前にワークショップを開催し、今まで以上に彩り豊かな客演陣と新しい可能性を模索していきたい。