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アレクサンダーテクニークワークショップ by 稲田祥宏と仲間たち 【一日 ’学び’ 体験】

  • 稲田祥宏 稲田祥宏(0)

    カテゴリ:ワークショップ告知 返信(0) 閲覧(416) 2018/01/16 21:26

アレクサンダーテクニークをもっと深く追求したい方。ATレッスンを受けている方やAT教師で、トレーニングでの学び方に興味のある方のための一日体験コースです。

私が、アレクサンダーのトレーニングの通常のクラスでしてきたワーク(午前、午後 各90分)、プチレクチャー(学び、トレーニングについて、AT教師のトレーニングの体験談)、アレクサンダーの本のリーディング、ディスカッションなどが含まれます。

①4月7日(土)10:00-16:00

②4月8日(日)10:00-16:00

東京 (会場未定)


③4月14日(土)10:00-16:00

④4月15日(日)10:00-16:00

芦屋 (阪神線芦屋駅から徒歩7分)

参加費   各 ¥10,000-   (定員 各8名)

【お申し込み】は、yoshiinadabsn@gmail.comまで。
メールの件名を 『一日’学び’体験申し込み』とし、連絡先(できれば携帯番号)、参加したい日を明記の上、お申し込みください。

***キャンセル料:参加者の人数を限定しているため、開催日の一週間前からのキャンセルの場合は全額いただきます。
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「学ぶ」という言葉は、いろんな意味で使われます。広い意味では、身を置いている環境から、影響され、自分が変わっていくことを学びとすることもあれば、学校に行くとか、机に向かうとか、何か学び取ろうとする対象がはっきりしていて、意図的にそれに取り組むことを意味する場合もあります。

アレクサンダーテクニークのいう「学び」とは、こういうものを含めて、人間が自分を取り巻く環境からの刺激や、自分自身の情報を消化、吸収し、自分のものとして身につけ、変化し、成長する過程を意味します。言葉を変えれば、外界と交わりながら、「生きている」ことそのものなのです。そして、その過程を自分のありかたとして観察しながら時間とともにとらえていくことで、自分の核となるもの(本当にしたいことや大事なこと)や全体性を自覚し、より生き生きと’生き続ける’ためのテクニックなのです。

では、この壮大なテーマを「教える」アレクサンダーテクニークの教師は、一個の人間として、どのように考え、行動し、生徒と関わっていくべきなのでしょうか?

AT教師もみな、人間であり、成長過程にあり、「教える」ことによって生徒と関わり、そこで学んでいる自分がいてこそ、「生きて」います。そして、生きているからこそ、一個人としての生徒の「生きる」源となる何か(プライマリーコントロール)と共鳴し、生徒にその価値を認識し、取り組んでもらうことを奨励していくことができるのです。

今回は、私が英国と日本の教師養成クラスで教えてきた経験と試みを、実際のクラスで行う設定で「一日体験」していただきたいと思います。そして、私とトレーニングでワークをし、一緒に「学ぶ環境作り」を模索してきた3人の先生方の体験談や考え方も含めて紹介をすることで、アレクサンダーテクニークの学び方、教え方を新たに認識する機会となっていただければと思っています。

そのため、今回のワークショップでは、AT教師と一般の区別をしないで、全ての人が「学ぶ人」になって、なるべく先入観を取り除いて、全員で「学ぶ環境」を作っていけたらと思います。

〈~~このイベントを企画した経緯~~〉
私が初めに受けたレッスンはカーリントン系、受けたトレーニングはマクドナルド系、芦屋のトレーニングコースで一緒にワークしてきた先生はマージョリー=バロウ系の先生でした。この環境の中で、明らかに違ったアプローチに接したとき、その根本となる何かを読み取るように心がけて、ワークしてきました。他にも、不思議なアプローチをしている先生方のワークに興味をもって、’不思議’ に惑わされないで、その本質を見極めるように取り組んでいます。

ATは、私のライフワークと位置付けていますが、そのミッションのひとつは、違ったアプローチがぶつかり合う時に、偏見をなるべくないようにワークエクスチェンジができる環境を作ることです。同意できなかったり、感情的になることも現実問題、たくさんあるでしょう。しかし、そのなかで、お互いに共通する、FMの言う’Universal Constant in Living’を模索する環境が、ATコミュニティ―にもっと芽生えたら、人間社会が、偏見や、不必要な暴力から救われる可能性だってATを通じてもっと見えてくると希望をもって、ワークオンセルフ(自分にワークする)に励んでいます。(ちょっと大げさに聞こえますが、まじめです!)

ですから、今回は、私たちの「学ぶ環境作り」の試みを紹介することで、様々なアプローチでレッスンを受けている生徒の方々や他のトレーニングを受けた教師の方々と交流し、お互いに学ぶことができる環境作りを模索するイベントにしたいと思っています。


【稲田祥宏 いなだよしひろ】
栃木県佐野市出身。ロンドン在住。
東京慈恵会医科大学卒業後、音楽家を志し、1989年に渡英。ロンドン音楽大学にフルスコラーシップで入学、その時、専攻のファゴットの先生(William Waterhouse)の奥様が、アレクサンダーテクニックの教師(Elizabeth Waterhosue)だったことから、その存在を知り、Glyn MacDonald 女史よりレッスンを受け始める。2年間大学に在籍した後、3年間日本に帰国し、慈恵医大リハビリテーション科に所属、関東逓信病院では、神経内科医の専修医として勤務。また、1995年に再び渡英し、王立音楽院大学院卒業後(この時、学校の授業の一環で、Dorothea Magonet女史からレッスンを受ける)、ギルドホール音楽演劇学校で音楽療法(心理分析のアプローチ)を学ぶ。フリーランスの音楽家をしながら、Centre for Alexander Technique, Londonに学び、STAT公認講師になる(2000年)。2003年より2017年まで、Petr Ribeaux氏、Ellie Ribeaux女史のトレーニングコースで、週2日、ビジティングティ―チャーとして教えた。
他に2003年より現在まで、ロンドンのTrinity College of Musicで音楽家にATを教えている。
2012年より, 芦屋にあるアマックコーポレーション アレクサンダーテクニーク教師養成クラスのアシスタントダイレクターとして指導した。



【杉本愛 すぎもとあい】

aiy@oita-u.ac.jp


大分県別府市出身。アレクサンダーテクニーク英国STAT公認教師、内科医、糖尿病専門医。1998年より内科医として勤務。2004年より谷村英司氏からATを学び始める。2009年谷村英司氏主催の日本アレクサンダーテクニーク研究会のトレーニングコース福岡校に入学、2012年卒業、AT教師となる。
卒業後の3年間、ロンドンのピーター・リボー、エリ・リボーのトレーニングスクール(Centre for the Alexander Technique)、小野ひとみ氏主宰のAMACアレクサンダーテクニーク教師養成クラスに参加し研修を続けた。2015年渡英し、Centre for the Alexander Techniqueに入学、2017年卒業、STAT公認教師となる。
大阪市在住。現在は自宅で個人レッスンを行っている。

【前田明彦 まえだあきひこ】
capricious_oxygen@yahoo.co.jp

鹿児島県出身。作業療法士。病院や施設、訪問部門にてリハビリに関わる中で、人間の体を治療するということ、生活の質の向上について学んでいく。様々なボディワークや研修会を通して学んでいく中で、アレクサンダーテクニークのレッスンを受ける機会を得る。そこで、これまでに学んだことのなかった、人の行動や在り方を根本的に変えていくことに大きな可能性を感じる。今後のセラピストとしての職業生活や自分自身の個人的な生活にとっても必要不可欠なものと確信し、本格的なトレーニングに参加することを決意する。芦屋のAMACコーポレーションにて3年間のトレーニングを終え、2017年にSTAT認定の教師資格を取得する。現在は、鹿児島市を拠点に活動している。

【船越恵 ふなこしめぐみ】
at.lesson.m@gmail.com

岡山県出身。相愛大学音楽学部卒業。同大学音楽専攻科修了。ホルン奏者として関西を中心に活動する。その後、佛教大学通信教育課程を修了し小学校教諭となる。大学時代からアレクサンダーテクニークのレッスンを受けてきたが、教育のありかたを模索しているうちに、教師になることを決意し、2017年に芦屋のAMACアレクサンダーテクニーク教師養成クラスを卒業、STAT認定教師となる。現在、芦屋を拠点に活動している。
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