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キミと奏でる音色

キミと奏でる音色

SFIDA ENTERTAINMENT

劇場HOPE(東京都)

2024/12/17 (火) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

時空を旅しながら、自分の大事なもの、自分の大切にしたものを探し取り戻していく物語
主人公を中心に見ていれば作品にしっかりグリップされるのかなと思います

ネタバレBOX

転換のキモが役者の説明セリフに頼ってるのだが、役者は旅しているので、そのセリフが客席に届かない
単純な暗転にプロジェクターでガイドする方がわかりやすい気がする
ストーリーは良いので、そこだけ惜しい
『楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~』

『楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~』

あやめ十八番

澤田写真館(東京都文京区本郷4-39-9)(東京都)

2024/12/12 (木) ~ 2024/12/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/13 (金) 14:00

観るのは通算7回目となるこの作品、日本で一番上演された戯曲(伝聞)だけに演出、演者、会場の違いによって毎回異なる面白さがあるのは噺家によって味わいが異なる古典落語の如し。
今回は戯曲冒頭の「鏡のささやき」に吉田能さんが曲をつけた主題歌(?)のコーラスとともに演者が2階からの階段を下りてきて始まる演出から惹きつけられる。
また、女優A・Bのメイク/衣装(なのか?)や階段の上を舞台袖に見立てたことも楽しく、吉田さんのピアノ/ボンゴ/キーボードの生音もいかにもあやめ十八番らしく、まさしくSNSのハッシュタグ通り「#あやめ楽屋」!

荒野に咲け

荒野に咲け

劇団桟敷童子

すみだパークシアター倉(東京都)

2024/12/15 (日) ~ 2024/12/24 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

25周年記念作は劇団員のみで公演。これは本当に凄い作品なんだがどうにも伝えようがない。どんなに言葉を選んで積み重ねてみても大して伝わらないだろう。何だろうな、この感覚。気になった人全員に観に行って欲しいがチケットはもうあるのかないのか。このクラスの作品を年末にガツンとぶつけられて頭はクラクラ。次の桟敷童子の新作まではどうにか生きていたいと思った。

客入れのもりちえさんは見る度にどんどん痩せていく。
井上莉沙さんは可愛いが役柄が・・・。

ワンツーワークスのようにスローモーションで皆が駆けるオープニング。構成が映画的で時間軸が次々と飛んでいく。それを無理矢理成立させる役者陣。メイクと衣装と表情とでこの無茶を成り立たせる腕力。何度も強調して使用される対位法。象徴的なものはどうしようもなく不幸な場面に流れる「ラジオ体操第一」の明るいメロディー。黒澤明の好んだ演出で世界と自分とのズレを浮き上がらせる。今回は演出がかなり凝っており、バラバラにばら撒かれたシーンや夢、妄想や記憶が一枚のモザイクアートのように収斂されていく。

主演の大手忍さんは主演女優賞もの。中村玉緒みたいな嗄れ声で猫背の病んだ女性役。軽い障害のある人の受け答えそのもの。ここまで作り込んだか。
彼女の母親役、板垣桃子さんは助演女優賞だろう。確かにそういう女性が舞台上にいた。直視したくないものを直視させる演技の凄味。この表情。
彼女の弟役、加村啓(ひろ)氏が劇団員になっていた。押尾学みたいなふてぶてしい面構え。
彼女の父親役、三村晃弘氏の元気ハツラツとした健康的な笑顔。山登りとラジオ体操が大好き。とにかく身体を動かしてこそ人間だ。

従姉妹にあたる増田薫さんの表すリアルな痛み。誠実に生きているが故に誠実に我慢ならない怒り。

妹方の叔母にあたるもりちえさんの佇まい。再婚した家庭で会得したのは何も感じない“無”。そしてそれは当たり前の生活の一頁。誰にとっても特別なことではない。
彼女の義理の母親、鈴木めぐみさんが重要なパーツ。独り暮らしの老いぼれた交通誘導警備員だがSNSで動画を投稿していいねを稼ぐ。全く腐っちゃいない。今の時代を楽しみまくっている老婆の強さ。

大手忍さんのキャラはギリギリなところを突いている。観客の感情移入と生理的嫌悪のギリギリ。しかもユーモラス。こんな鬱話の中、観客が笑いでホッとする。そこのサーヴィス精神こそが数十年続く劇団の持つ地力。こんな話に和む笑いを入れる余裕。幾つもの修羅場を潜り抜けて来たタフなベテランの持つ味。

作家が10年以上前から着手していた実際の知人をモデルにした物語だそう。現実では彼女に何もしてやれなかった。せめて虚構(嘘話)ならどうにか出来るのだろうか?納得出来る救済のカタルシスを用意出来るのだろうか?だがそんな嘘話を騙ったところで一体何になる?
こんな負け戦の作品に心底取り組んだ作家の魂にRespect。
「一体どうしたらあんたを救えるんだろうか?」
「それは私が知りたいよ!どうしたら私は救われるのか!」
答えのない世界にただ問いだけが舞っている。

主人公(大手忍さん)の一生絶対に関わるつもりがなかった母親(板垣桃子さん)との電話のシーンでは泣いた。はらわたから振り絞る声、互いに何一つ嘘が存在しない。作家の安易なヒューマニズムに逃げない姿勢を支持。嘘臭い話で器用にまとめるのは簡単だがそんなものは現実と乖離し過ぎていて無意味。今作は虚構から現実を撃たねばならないのだ。嘘話で現実の人間を救う?笑止千万。だがやるのだ。

哀しみが嫌いだったら気のぐれた振りをすればいいし
別に悪い事じゃないさ ねえあんた少し変だよ
BLANKEY JET CITY 「ロメオ」

ネタバレBOX

「荒野に咲け」と題された二本の向日葵の絵。小さな時からいつか自分が咲くべき荒野に辿り着けると夢想した。ここではない何処か。そこに行けさえすればこんな惨めな自分ではなくなる。そこは一体何処なんだ?
いつも耐え切れない受け止め切れない現実を前に「これが私の運命なんだ」と心を押し殺し我慢して生きてきた。どんな残酷で不条理な出来事さえも。誰のせいにすればいい?母親が狂っていたから家族が崩壊したんだ。父親が自殺したんだ。自分も弟も病んだ母親の犠牲者なんだ。決して私のせいではない。私は逃れられない運命を強要されて苦しんでいるだけだ。何一つ選べなかった。

タイトルにもなっている向日葵の絵は琳派の日本画のようでもあり、エゴン・シーレ調にも見える。北九州の学校教師が描き廃線になった炭鉱町の駅舎に飾られていたという。地域の小学校ではそれにちなみ皆で向日葵の絵を描くカリキュラムがあったらしい。
今では全てが郷土資料館入り。しかもそれすら壊される予定。IKIRUと名付けられた小さな炭鉱蒸気機関車、かつてそこで働いた全ての労働者達の死への恐怖を払拭した。何が何でも「生きる」んだ。その老残した冷たい姿に寄り添う主人公。それに敗残した自らの存在を重ね合わせる。

もう駄目だ、何処に行っても人に迷惑をかける。嫌われていく。傷つけてしまう。何処か遠くに逃げよう。それは例え死後の世界でもいい。主人公は全てを諦める。

夜中に家出して郷土資料館に潜んでいる。ここで主人公は巨大な蒸気機関車に襲われる。(人力で動かしているであろう巨大な作り物が突如背面の壁が開いて出現)。「ああ、ここで死ぬんだ」と観念する。そこにIKIRUが突進して主人公を守る。小さなIKIRUが何倍もの大きな機関車にぶつかっていく。だが全く相手にならない。ボロボロにされていく。「ああ、もう駄目だ」と思った刹那、主人公を乗っけてIKIRUは走り出す。倒せなけりゃ逃げればいい。「私を荒野にまで連れてって!」と叫ぶ。空から降りしきる向日葵の雨。黄色い紙吹雪が無限に降り出して視界は全く見えなくなる。ファンタジーだが絵に力がある。ラストの昂揚には唐十郎への追悼をも感じた。

目を覚ますとそれは夢で警備員の鈴木めぐみさんがカフェオレの缶コーヒーを奢ってくれる。「不幸でなければ幸せだ」と。
プラスを求める価値観でなくマイナスを忌避する価値観。生きてさえいりゃどうにかなる。ろくな欲望さえ持たなけりゃ無理に苦しむこともない。幸せは他人が判定するもんじゃない。結局は自分自身が決めるもの。

ああもう少しだけここでの暮らしを続けてみようかな、と思う主人公。従姉妹に電話して謝る。失くしたもの手に入れられなかったものをいつまでも悔やむのではなく、今自分にあるささやかなものを確かめてみよう。多分きっと大丈夫だろう、自分をほんの少しだけあてにしてみる。ここが私の咲くべき荒野だ。ここでもう少しだけ生きてみる。もう少しだけ。

どんな場所でもいいのさ 自分の足で立ってりゃ全然
LAUGHIN' NOSE 「WILD」
ミシンとこうもり傘が解剖台の上で偶然に出会ったように美しい

ミシンとこうもり傘が解剖台の上で偶然に出会ったように美しい

Alice Theatre Laboratory

あかいくつ劇場(神奈川県)

2024/12/13 (金) ~ 2024/12/15 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 香港のグループが公演、一所懸命で好感を持った。広東語上演、字幕付き。字幕も観易かった。華4つ☆

ネタバレBOX

 タイトルは無論ロートレアモンの「マルドロールの歌」に記された有名なフレーズに由来するが、今作は他にジャンコクトーの「詩人の血」や香港作家が書いたシチリア人がショーウィンドウ内に置かれた人形に恋する人形愛を描いた作品をベースにしたもの、我々の生きている時代に実際に見られるカルトの主張を挿入し、人々が長い時代に耐え生き残ってきた人としての倫理を規定するような普遍性を具えた哲学実践を見失い、似て非なる或る意味先鋭的で普遍性をも持つかのような似非論理に惑わされる様をも描いている他    『節約計画』なるイデオロギーによって必要不可欠な脳等を残し必要度が低いと判断された身体部位をオペによって切除し他の機構で代替するようなことが実行されたりもする。この『節約計画』を政治的に解釈したり、カルトも同様に民主化弾圧をしている現実の政治が『共産党』を語っている欺瞞をもパロディー化していると捉えることはできる。(現時点でマルクスが理想とした共産主義を実現した国は世界に1つも存在していない。多くは官僚主義的弊害に陥り、本来一時的過程であるべきプロ独を恰も理想が既に実現されたかの様に振舞っていることは欺瞞以外の何物でもない)
 まあ、以上挙げたような様々な解釈ができる作品であるが、作品のコンセプトはシュールレアリズムであるから別の解釈もできようが、シュールレアリズムを如何様に規定するかもことほど左様に単純ではない。例えばブルトンとヴァレリーの関係についてのみでも研究者によって見解は異なるからである。
荒野に咲け

荒野に咲け

劇団桟敷童子

すみだパークシアター倉(東京都)

2024/12/15 (日) ~ 2024/12/24 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

パンフレットによれば、モデルとなる話があるそうなのだが、そしてそれはもっと悲惨な話なようなのだが、いったい何なのだろう。終盤、機関車があんなふうに何度もぶつかっていくとは思わなかった。おいおいいくらなんでも・・・とは思ったが、機関車に付けられた名前といい、最後のセリフに繋がる象徴的な場面なのだろう。

サイボーグ009

サイボーグ009

舞台「サイボーグ009」製作委員会

日本青年館ホール(東京都)

2024/05/18 (土) ~ 2024/05/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/05/19 (日) 17:00

価格12,500円

原作コミックやアニメが大好きなのと事前に公表されたビジュアルが(解釈一致!)という印象だったのでチケットを確保し、観に行ってみた。
めちゃ良かった。
彼らの闘いの始まりの物語を、原作をリスペクトしつつ魅力的なエンタメに仕上げていた。
映像や特殊効果以上にキャスト陣の(特にBG SOLDIERSたちの)身体能力の高さで世界観を表現する手腕もお見事。00ナンバーサイボーグたちも原作のイメージを踏まえて、それぞれに素敵だった。

ワイルド番地

ワイルド番地

ホチキス

あうるすぽっと(東京都)

2024/04/05 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/04/13 (土) 18:00

決闘が法律で認められ、その届出や認可を担当する市役所の決闘課で巻き起こるあれこれをテンポよく描いて面白い。

荒唐無稽な設定とキャラの濃い登場人物たち、そして怒涛の展開にあっという間の約2時間だった。気持ちよく笑ったりちょっとほろっとしたりして元気に劇場を後にした。

獅子の見た夢―戦禍に生きた演劇人たち

獅子の見た夢―戦禍に生きた演劇人たち

劇団東演

俳優座劇場(東京都)

2024/04/12 (金) ~ 2024/04/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/04/13 (土) 13:30

初演以上にしみた。カーテンコールで拍手しながら、立ち上がりたい気持ちが湧き上がって仕方なかった。
ただ「芝居を続けたい」という思いに突き動かされて冒頭で示された運命に突き進んでいく彼ら。八田と三好の会話に応えるように舞う姿が胸に響いた。

蛇ヲ産ム

蛇ヲ産ム

日本のラジオ

新宿眼科画廊(東京都)

2024/03/15 (金) ~ 2024/03/19 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/17 (日) 18:00

観終わっていやもうやっぱり日本のラジオ好きだわ、と思った。

怖い話です。事象がとか人が……という以上に触れることのできそうなソリッドな沈黙とか明らかに異質な言葉のトーンとか。

もちろん人も出来事も考えれば考えるほど怖い、けどホント面白かった。

諜報員

諜報員

パラドックス定数

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2024/03/07 (木) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/16 (土) 18:00

気になっていた団体の作品をようやく拝見できた。
突然連行された4人の男たち。それぞれの胸の内と連行した側の思惑とがせめぎ合い、ヒリヒリするような緊張感が続く約2時間。骨太な物語とキャラクターの魅力が相まって、ずっしりと見応えのある舞台だった。

オペラ『神々の国の首都』

オペラ『神々の国の首都』

オペラシアターこんにゃく座

吉祥寺シアター(東京都)

2024/03/08 (金) ~ 2024/03/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/16 (土) 14:00

美しい舞台だった。ハーンが旅した夢の国では人も芸術も自然も端正で興味深く見えたけれど、そこにも人の世の醜悪さや愚かさが潜んでいる。それも含めての日本であり松江なのだ。物語や歌声はもちろん、さまざまな所作の美しさや場面ごとの舞台上の景色に見惚れた。
ストレートプレイの面影がオペラの向こうに透けて見える気がしたけれど、あの台詞たちを歌うことである種のユーモアやおおらかさが増したのではないだろうか、と想像した。

陽だまり食堂

陽だまり食堂

THEATRE ATMAN

Our Space(東京都)

2024/12/20 (金) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

価格4,500円

人間とは、何とバリエーションがあるのだろう。それぞれの生き方や様々な思いが、不思議な共通点を産んだり、全く異なる視点を理解したりしながらセリフが行き交う。家族とは?人生とは?生き方とは?

ネタバレBOX

韓国ソウルの居酒屋を舞台にした韓国版「ニューイヤーズイブ」
メサイア・コンプレックス

メサイア・コンプレックス

早稲田大学演劇研究会

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2024/12/19 (木) ~ 2024/12/23 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/12/21 (土) 18:30

130分。休憩なし。
(この回は機材トラブルで開演が45分押し。開場前に状況説明あり、混乱は無し)

ケレン・ヘラー

ケレン・ヘラー

くによし組

シアタートラム(東京都)

2024/12/19 (木) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/12/21 (土) 14:00

110分。休憩なし。

幻の壁

幻の壁

演劇プロデュース『螺旋階段』

小田原市生涯学習センターけやき(神奈川県)

2024/12/20 (金) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2024/12/20 (金) 19:00

110分。休憩なし。

イヨネスコ『授業』

イヨネスコ『授業』

楽園王

サブテレニアン(東京都)

2024/12/17 (火) ~ 2024/12/21 (土)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

私たちはまだまだ平気

私たちはまだまだ平気

Bobjack Theater

上野ストアハウス(東京都)

2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ボブジャックらしい良い感じの群像劇です。

本公演出演権争奪!冬の幕張キャラバン・前説バトルライブ

本公演出演権争奪!冬の幕張キャラバン・前説バトルライブ

よしもと幕張イオンモール劇場

よしもと幕張イオンモール劇場(千葉県)

2024/12/21 (土) ~ 2024/12/21 (土)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

昭和歌謡コメディVol.20

昭和歌謡コメディVol.20

昭和歌謡コメディ事務局

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/12/17 (火) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

前半が芝居で後半が歌謡ショーという定番の演目で
開演前からのBGMはナツメロだし
安定安心の昭和な作品でした~♪
水戸黄門というか遠山の金さんともいえる
定番な進行は安心感もありますね
でも お若い世代にはーどうかな と
かえって新鮮かも とかは感じます

ネタバレBOX

最初の芝居は
老舗寿司屋の頑固親父が代替わりして
好きに動こうとする子供らと衝突してる最中
結婚35年の祝いもしないのかと
娘に責められて・・・・
親父の頭を叩いたろかと娘らが
お母さんの死を偽装して驚かせるも
大事になりすぎてアタフタし
なんとか大団円と昭和テイストな
家族芝居を展開してました

後半の歌謡ショーは
普通に歌うだけでなく
コントやコスプレなど
いろいろと要素を詰め込み
観客にサイリウムまで配って
紙テープ販売して盛り上げてました
レトロ感半端なく
中央の最前列あたりの客層は
コアなファン層で
いろいろ掛け合いもされてましたな

20年お疲れ様でした

ついでに今回の劇場になったのは
先の伝承会館が出禁になったとか・・・・
仏教ネタで怒りを買ったとか
いわはりましたなぁ
ちち

ちち

座・だるま水鉄砲

小劇場 楽園(東京都)

2024/12/18 (水) ~ 2024/12/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

楽園さんは二方向からの観客席配置で
舞台セットは部屋を再現してました
乱暴だった父が見つかり
とりあえず引き取った子供らですけど
とゆーても男二人の兄弟で
いい年になっています
そして記憶無く暴力とは無縁そうで
人畜無害っぽい父親と長男と
その付き合ってる彼女と
教師してる次男らが繰り広げる
家族間群像劇かな
なかなかリアルっぽくて
熱演でした

ネタバレBOX

先の記述に加えて
実はー長男の開発してる
Iチューバーのネンちゃん=画面とCGの
可愛らしい女の子AIさんが出てくるのです
まぁ机上の縦型モニター内ですけど
WiFi使ってるらしく
開演前に厳重注意ありました
芝居でヴァーチャルなんて
とても珍しいし劇団旗揚げだし
話も役者さん達も頑張ってたし
星数はオマケしますわ~♬

父親は記憶が無く
連れてこられても
借りてきた猫みたいで大人しいが
長男は子供の頃に殴られた記憶しか無く
弟は小さすぎて父の記憶無く
長男はバツイチで女性関係の
踏み込みを恐れているが
彼女の方は もう一歩踏み込んで欲しいが
伝えるべきかを悩み
次男は妻の連れ子が
いじめをしてるらしいが
父親として教師の自分の子がいじめを・・
という事で悩みー
引き取った父の今後も悩みーの
いろいろと問題累積するなかで
父が会話で成長するネンちゃんとの関りで
重要なセリフをネンちゃんが会話に加わり話して
物事が良い方向に動きそうだぞーという
希望を持たせた終わり方が
なかなか上手だったなぁと

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