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【2021年12月公演決定】ブンヤ、走れ!

【2021年12月公演決定】ブンヤ、走れ!

関西芸術座

エル・シアター(大阪府)

2021/12/17 (金) ~ 2021/12/18 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

何度もの延期を乗り越えて公演頂いてありがとうございました。

楽日観劇。
当時の事を思い出し、初めから終わりまで終始泣きっぱなしだった。

亡くなった方への哀悼と
ご支援頂いた皆様への感謝(本当にありがとうございました)と
家族が無事だった事への安堵…

色んな想いが錯綜し、泣いて泣いて泣いて…

ブンヤの皆様に敬意!
ムッチャ良かった。
本当にありがとう。

ネタバレBOX

いつも指定席と言いつつ、受付順に席を選ぶ方式だが今回
「当日受付にて座席指定券をお渡し致します。
お席はお選びいただけません。」
との事、今回こそ指定席かと思ったら、なぜか完全自由席だった!?
そうするなら、そう言って欲しいかった。

日時変更しなかったが、申込順指定席と思って日程変更できなかった。
知らんやつら

知らんやつら

小骨座

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2021/12/17 (金) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日観劇。
仮想世界ナルシティの最後の1日。
思い思いに過ごす人々と水先案内人のタマ…

リアルで繋がりのない、希薄な人間関係の筈が…
ほんわか不思議な世界観でしたが、ほっこり暖かく、じんわり優しい気持ちに。
仮想でも人工でも、人は寂しがり屋だよね。
面白かった。

もう少しメリハリがあった方が良いような気がした(喧嘩のシーンが少し長かった)。


追伸、併設 第2回架空のフライヤー展 一番乗り!
日の目を見なかったチラシ達。
小骨座さん含め、石川信子さん、吉川なの葉さん、土屋カズキさん、大原渉平さん、永渕大河さん、脇田友さん、ふろむさん、モモトモヨさん、そして電電虫子さん、
いろんな方が原案を書いてたんですね。

サンタクロースが歌ってくれた

サンタクロースが歌ってくれた

演劇集団キャラメルボックス

AiiA 2.5 Theater Kobe(兵庫県)

2021/12/11 (土) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初回観劇。
2年半振り、
お帰りなさ~~~~~い。
愉しかった~~~~~。
トリプルコール、観てるだけで、涙出てきた。

この演目、何度も観た演目だけど、やっぱりキャラメルボックス、最高。
帰ってきてくれて、ありがとう~~~~。

鬼武者

鬼武者

関西大学劇団万絵巻

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2021/12/10 (金) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

この2年、コロナなど色々あったけど、卒業公演ができて本当に良かった。
女優陣含め、やはり殺陣はスピード感があって、とても良かった。
新人公演も楽しみです!

やっぱり4回生は上手いですね。
今まで、ありがとう。
またどこかでお会いできたら嬉しいです。
卒業おめでとうございます。

プラネットナンバー3

プラネットナンバー3

演劇計画プラネットナンバー

布施PEベース(大阪府)

2021/12/17 (金) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

良かった。非現実的な事は置いておいて、すっと頭の中に入ってきた。この劇団はハズレないので、安心して見れたことも大きいかもしれないが、近未来とまではいかないが、将来的にはあり得る現実かも。

イニクイティワールド

イニクイティワールド

RTC project

一心寺シアター倶楽(大阪府)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

真成編観劇。
三部作の最終章との事。第二章は拝見してないが、2時間35分、存分に楽しめた。

個性的な魔王や冒険者達、
謎めいた神と原初の魔王、
絆を結びながら懸命に生きる人々…
勧善懲悪!と思いきや、残された様々な伏線、双生編も気になる!

誰故草

誰故草

あゆみ企画

ACT cafe(大阪府)

2021/12/17 (金) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

良かった。流石賞を取っているだけあったのと、何よりも女優さんの演技力が抜群。引き込まれた。もう一度見たくなる感有の作品。

わが星

わが星

ジャグリング・ユニット・フラトレス

大東市立総合文化センター(サーティホール)・多目的小ホール(大阪府)

2021/12/18 (土) ~ 2021/12/18 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

プログレスだから人少ないかなと思ったが、結構いた。
内容は・・・だったが、5月本公演はどうなるか興味ある。

STATION TO STATION~あなたの駅のものがたり~

STATION TO STATION~あなたの駅のものがたり~

大阪文化芸術創出事業実行委員会

ABCホール (大阪府)

2021/12/16 (木) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初日と千秋楽を観劇。
駅をテーマの短編集。
どれも皆面白かった。
大満足。

私の心にそっと触れて

私の心にそっと触れて

メメントC

新宿スターフィールド(東京都)

2021/12/16 (木) ~ 2021/12/22 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

私にとっては、今年一番とも言える芝居で、本当に観に行って良かったです。
嶽本氏の脚本、山下氏の演出とも見事であっという間の135分でした。
役者陣も素晴らしい。
人望があり、患者に寄り添う医師が、やっぱりプライドの高い人間臭い人であることが認知症の発覚とともにむき出しになっていく。その元医師役の外山氏の演技は一瞬たりとも見逃せないほど秀逸でした。
超高齢の親をもつ身には非常に衝撃を受けました。

STATION TO STATION~あなたの駅のものがたり~

STATION TO STATION~あなたの駅のものがたり~

大阪文化芸術創出事業実行委員会

ABCホール (大阪府)

2021/12/16 (木) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

どの作品も素晴らしかった!
短く凝縮されて中身の濃い作品ばかり。
役者さんものクオリティも凄く高い!
中でも「鉄人」の鉄オタ役のお2人が良かったですね
テーマが身近な駅というのも面白かった
余韻を残す作品ばかり、
贅沢な2時間お腹いっぱいになりました^_^

心の声など聞こえるか

心の声など聞こえるか

範宙遊泳

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2021/12/17 (金) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2021/12/18 (土)

サイコー!!先に戯曲をAmazonで購入し何度も読んだ。だって面白かったから。だから余計にどのような演出でどうなるのかとても気になってた。でもそんなこと関係なく、物語の世界に引き込まれていたのに気づいたのは終演後。演出の川口智子さんと音楽鈴木光介さんと聞けば、ね!!楽しかったぁ。でもってその日の夜、宇宙人に襲撃される夢を見た。

イモンドの勝負

イモンドの勝負

キューブ

本多劇場(東京都)

2021/11/20 (土) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/11/30 (火)

久々のナイロン100℃!とても楽しみにしていて期待通り。でもね、隣の人があまりにも大きな声で笑いしかも自分と違うツボなもんでひいてしまったのが心残り。だわ。

イモンドの勝負

イモンドの勝負

キューブ

兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)

2021/12/18 (土) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

観たい役者さん多数で楽しませていただきました。観た充実感があります。笑ったところもあったけど、火事、自殺、偶然ではあるけれど、現実と重なってしまい、笑えないところもありました。

胎内

胎内

桜美林大学パフォーミングアーツ・レッスンズ<OPAL>

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2021/12/12 (日) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

公演2日目に知り、既に満席との事であったが週末どうにか観る事ができた。十年程前だったか、確かシアターミラクルで観た「胎内」が三好十郎作品を観た最初だった(と思う)が、敗戦後間もない頃、洞窟の中での少人数の芝居とだけ記憶にあった。
毎回思う所だが、スタッフ(舞台創造、制作とも)の仕事の抜かりなさが今回は役者が3人のみである事でとりわけ際立った。入口から天井まで洞窟内に仕上げた美術、土、水のしたたり、小道具、照明。役を演じるには若いがエネルギーでカバーして余りがある役者たち。休憩を挟んで140分圧倒された。

ネタバレBOX

台本は鐘下氏によってテキレジされたのか、戯曲の時代的隔たりが殆ど感じられず。
若い彼らの背伸びした発語に私は好感と共感は寄せながらも、客観的に周囲の反応を見る余裕があったが(角度的にも囲み式の客席だったので)、芝居のラスト一人が他の二人をも代弁するように人間存在への認識(愛)を淡々と語るとき、学生が大半を占める観客が心を掴まれている様を見て更に胸が熱くなった。
TOGE

TOGE

カンパニーデラシネラ

KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオ(神奈川県)

2021/12/17 (金) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

デラシネラinKAATは昨年に続いて外国人ダンサーとのコラボ作品。ちょうど一年前の「knife」は世相を反映してか抽象度が高くトーンは陰鬱に思えたが、今作は女性5名(+時々小野寺修二)のユーモアに富んだシーンが連なる。もっとも冒頭で照明に照らされるのは町を見下ろすように設置された、無機音を出しながら左右に首を振るたレーダー探知機のようなものと、警報スピーカーのようなもの。監視社会、戦争を想起させる。暗転後、パフォーマンスはまず椅子を使ったもの(離脱を食い止める動きが入れ替わり立ち替わり)、次が紙(オフィス、書類のよう)、大きなゴムの輪を自在に使ったもの、カラスの鳴き声へのリアクション、等々。マイムというジャンル自体にユーモアが不随する事を思い出させると共に、小野寺氏の発想の自由さ、表現の幅広さ・深さ(微細な動きに意味が宿る)に魅せられた。脳ミソに養分注入の1時間。

『水』/『青いポスト』

『水』/『青いポスト』

アマヤドリ

新宿シアタートップス(東京都)

2021/12/16 (木) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

#河原翔太 #徳倉マドカ
#松尾理代 #宮川飛鳥
#右手愛美 #一之瀬花音
#阪本健大 #木村聡太
#齋藤拓海 #冨永さくら
#瀬安勇志 #福冨宝(敬称略)
『水』
フリーパスで何度も観ていた頃の人が去り、或いは外部公演に客演し、アマヤドリがアマヤドリではないと思っていたし……ある意味では思っている。でも、今日観たコレは紛れもなくアマヤドリで、新生アマヤドリが素晴らしい作品を上演していた。拍手を贈りたい。
2014年に観た『水』は疲労困憊の中で観たせいか、はたまた同時上演の『海の夫人』のインパクトが強烈だったからか、掴みきれず印象が薄い。だから『あれ⁉️こんな話だったっけ⁉️』というのが本音。いやぁ、面白い。主宰の広田淳一さんの社会に対する鋭い目が、人間の奥底にある反社会的な思考や行為を盛り込みながら、我々の道徳や倫理の正しさについて問いかけてくる。いま改めて、2014版を観返してみたいと思う。
今回注目していたのは右手愛美さん。出産と子育てのタイミングで自身の劇団の活動を休止していたため、舞台の姿を観るのは久しぶり。何を隠そう、アマヤドリに嵌ったのは彼女を観るために出かけた2013『うそつき』がきっかけで、それ以来ズブズブに愛してしまったワケだ。右手ちんは変わらず魅力的だった。魅力的だということは変わらないけれど、役も表現も大人だった。冒頭しばらくは誰だか分からなかったくらい。かつての魅力はそのままに、抑えの効いた落ち着きが増し、素敵だった。
今回の発見は阪本健大さん。早台詞も聞き取りやすいし、陽気さと神妙さの振り幅とバランスが見事だった。彼の声と表情と動きに引き込まれた。次の出演も観たい。
美術や照明も美しかった。
あっという間の140分。長くないよ。怖くないよ。是非とも観て欲しい。

群盗

群盗

CEDAR

赤坂RED/THEATER(東京都)

2021/12/18 (土) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

森の中の貴族の屋敷の東屋風のセット。開幕前、ヨーロッパのアンティーク調の椅子がひとつおいてあって、貴族風だなと思っていると、名家の父と、互いに反目する兄弟の話が始まる。弟フランツ(桧山征爾)は、醜い容貌で父や女の愛も得られなかった妬みから、権力欲に取り憑かれ、兄を讒言し、父を騙す。シェークスピアのリチャード三世やイアーゴーのような悪役である。騙された兄カール(フクシノブキ)は、盗賊団の首領となり、正義と復讐のために多くの人々の血を流す。シェークスピアの人物では思い浮かばず、巌窟王のエドモン・ダンテスか、義賊ロビン・フッドのようだ。私生児で下僕となっている三男がいるのは、カラマーゾフのよう。

老人のカネを若者が奪うのは、無駄カネの有効活用だといい、修道院も平気で襲って女たちを犯すシュピーゲルベルクはニヒリストである。ラスコーリニコフか「悪霊」のスタヴローギンのよう。
兄カールへの愛を貫く聖女のようなアマーリア(高崎かなみ)は、ソーニャかオフィーリアだ。

このように、ヨーロッパの名作の見どころを多数取り込んで一つにまとめたような舞台である。(ドストエフスキーはシラーのあとだから、シラーが影響受けたわけではないけれど)シラー19歳のときの処女作で、「ドイツにシェークスピアに匹敵できるのは彼しかいない」と言われたそうだ。なるほど、さもありなんと思う。終盤のフランツが、自分の悪事が露見して、罪の意識に苛まれて錯乱するのはマクベスのようだ。シラーがシェークスピアから受けた影響は強いのではないだろうか。

三文オペラ JAPON1947

三文オペラ JAPON1947

Pカンパニー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2021/12/15 (水) ~ 2021/12/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

翻案ものだが、ブレヒトの原作の筋をほぼ踏襲している。19世紀のロンドンの話よりも戦後の東京のほうが身近で、この設定は成功した。天皇の行幸が重要な話の要素になっている。これは創作かと思ったら、原作も女王の戴冠式のパレードがあるという話だった。絶妙な符合で、びっくりである。一番の違いは進行係(磯貝誠)をつけたところ。各章の内容をはじめに掲げる代わりに、進行係がうまく話を繋げていく。進行係が開けしめするカーテンのようなブレヒト幕も、スピーディーな場面転換でよかった。

ギャングのボスのメッキースこと牧村(大宜味輝彦)が、はじめは存在感が薄いが、牢屋に入れられ、脱獄し、また捕まって絞首台…という展開で、だんだん主役らしくなる。ブレヒトは彼を、ブルジョア=市民階級も一枚かわめくれば、強盗と変わらないというつもりで書いたらしい。ただ、原作もそれほどブルジョアっぽくは見えないし、今回も、そういう「異化」効果は希薄だった。ただ、あまり露骨にやると、説教臭くなる。分かる人にはわかる、というほのめかし程度だから、初演当時大ヒットし、今でも演じ続けられているのかもしれない。

主役以上に、何より良かったのは女たち。乞食の元締めの娘ポリーこと美智子の須藤沙耶はピチピチと輝いていた。いつもの雰囲気よりもスマートで、意志的で情熱的。母親のいまむら小穂も、憎めないしたたかさがあった。情婦のジェニーこと明美のみとべ千希己は、男っぽくさえも見えるほどの図太さで、牧村を裏切るしたたかさを演じていた。歌もうまい。
テーマ曲ともいえる「マック・ザ・ナイフ」のメロディーが何度も繰り返され、耳に心地よかった。
休憩10分含む2時間半。

ネタバレBOX

最後、絞首台の穴に落ちて死んだと思ったマッキーが、天皇に肩車されて、這い登ってくる、この恩赦の演出は傑作だった。
雪やこんこん

雪やこんこん

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2021/12/17 (金) ~ 2021/12/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

小難しいことを考えず、舞台上の苦労、悲しみ、かけひき、喜びを素直に味わえる作品である。初の女座長役の熊谷真実に明るい華と芯の強さがあって、適役だった。前半の、自分の別れた子の話をする「北極と南極をつないだような長ーい話」は、客席の目と耳を釘付けだった。
女将の真飛聖は、初めて見たが、後半のストリップを押し付けるくだりの愛嬌ある迫力は見事だった。新派くずれの二枚目・藤井隆と、元国鉄労働者の女形・小椋毅の悪口合戦、なじりあいも、役柄ぴったりの演技と息のあった掛け合いで、大いに笑えた。

作者自らが「昭和庶民伝三部作」としているが、戦争をテーマにしたほかの二作とこれは明らかに異質である。ぼくは、無理に三部作にしなくていいのではないかと前から思っている。2時間35分

ネタバレBOX

鵜山仁が、井上ひさしは「元役者の元を取る、それだけの話しです」と言っていたと、パンフで語っている。たしかにそのとおりである。どんでん返しに次ぐ、どんでん返しが終わってみれば、最初の母子の再会も、座員の喧嘩やドロン騒ぎも、全ては女将を再び舞台に引き戻すための「お芝居」だったということになる。たったそれだけのために、これだけ、大掛かりな話をこしらえ、座員一同が演じ抜いた。この贅沢な無駄こそ、演劇そのものと言える。

女中のお千代が、セリフがなくてもずっと舞台にいる。お千代が見聞きしたことは女将に筒抜け、という設定なので、みな、お千代に見せるために、仲違いや、梅子座長への不満などを言っていたわけだ。お千代が観客なのである。
大衆演劇の名台詞が、普通の会話にもふんだんに散りばめられている。七五調の歯切れのよさと、比喩やイメージを伴った言葉の枝葉の豊かさ。これ、この芝居全体が、中村梅子一座の「お芝居」だったとわかれば、全てが芝居がかっていたのも無理はなかったわけである。

俳優(女優)を目覚めさせるためのお芝居という点では「キネマの天地」と似ている。芝居讃歌という点では、「元の黙阿弥」も似ているところがある。

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