最新の観てきた!クチコミ一覧

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憫笑姫 -Binshouki-

憫笑姫 -Binshouki-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/08/17 (水) ~ 2022/08/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ワードレス殺陣芝居、セリフ無いのにどんどん感情が入ってくる。でもたまに分からない所もあったりする。でも今回は2回観に行かれたし、上演台本も手に入れられた。
1度目は押し寄せてくる感情と迫力の立ち回りで圧倒されっぱなしだけど、2回目は圧倒されつつも冷静に見ることが出来た。2回観たけどまた観たい。自分だったら即死だろけど、どんなに気づいてもめげず諦めずにに立ち向かうそんな姉妹と侍女達の戦いっぷりに泣けて応援してた。

ネタバレBOX

平凡な姉妹に急に戦う場を与えられて、妹を盾にされ、戦わなければ身を守らなければ死ぬ。運だけではどうにもならない。捨て駒にしか思われてない自分、生き残っても賞賛されるわけでもない。師匠に剣術を教えてもらっても戦いの場で通用するほどの腕になるにはどれだけの努力が必要になるのか…姉の懸命な姿を見て姉に付いてくれる侍女たちも武術を習う。それぞれの武器を手に入れて姉にも仲間が付いてきてくれる人達もできた。でも元凶の王様は面白くない。仮面をつけて妹も戦いに出す…え、ひどくない?王様め…。後の方で分かったが参謀も王様も結構強い。でも自分の手は汚したくないので自分の妻にした者を武将として戦場に送り込む…。師匠はそれをわかって助けて教えてくれる。強い!かっこいい!!お願い死なないで!!自分だったら即死だろけど、どんなに気づいてもめげず諦めずにに立ち向かうそんな姉妹と侍女達の戦いっぷりに泣けて応援してた。
猩獣 -shoju-

猩獣 -shoju-

壱劇屋

ザ・ポケット(東京都)

2022/04/20 (水) ~ 2022/04/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

三度目の再演でしたが、今回も面白かったです。
大きな黒い台を動かして使うことで奥行きやカメラワークが生まれていて創意工夫がすごい!
神楽はより可愛らしく賑やかで楽しく、四天王たちは個性豊かでかっこよく、様々な武器を使ったバトルが見れて楽しかったです。
手、指先、目からそれぞれの感情や思いが伝わってきて何度も泣きそうになりました。

ネタバレBOX

序盤の男から人外へと移り変わっていく猩獣の悲しい変化、優しく勇気ある童太の奮闘、仲間のために戦場に立つ炒瑠の凛々しさ、守るために必死に戦う弥左の泥臭さ、震えながらも皆を守ろうと立つ尋音の強さ、面越しから見える九郎の目、刀を握る手、花を持つ震える指、がむしゃらに戦い続ける姿から伝わる思いに何度も泣きそうになりました。

鶏冠の行軍マイムと黒い台を使った場面転換、瓢風の梯子も取り入れた複雑な殺陣、布女の子供のような遊びも取り入れた殺陣と今回も殺陣が面白かった!
特にラストバトルの黑歿戦も東京再演版から更にキレと迫力が増していて見応えがありました。九郎も黑歿も人なのに人ではないようなゾッとするような怖さと凄味が増していく終盤戦が凄かったです。
そこからの最後の猩獣と九郎のシーンは何度見ても優しくて美しくて大好きです。
私は怪獣-ネオンキッズ Live beat-

私は怪獣-ネオンキッズ Live beat-

劇団鹿殺し

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2022/12/10 (土) ~ 2022/12/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

響きわたるドラムの音、
まっすぐ客席に向けてぶつけられる歌声、
ネオンキッズたちがみんな愛おしくなった。

2パターンの終わりがあるとのことで、片方しか見れなかったけれど、そのために切れ目や違和感があるのはもったいないなぁと思った。

ネタバレBOX

どうして主人公の子は最後死んでしまったんだろう。
あの子のキャラクターなら償って生きてくれると思っていた…
賊義賊 -Zokugizoku-

賊義賊 -Zokugizoku-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/09/21 (水) ~ 2022/09/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

五彩の神楽第二弾!主演の方々がかわり雰囲気はそのまま、各所のバージョンアップが物凄い。豪速球で情報が飛び交う公演だなと感じました。ダンスシーンも一連の揃ってみんなで動くシーンもまるでミュージカルを見ているようで歌が聞こえてくる。さらには武器の刃の部分を握って刃がついていないことを示すのに加え、不殺に対して殺しを表現する血飛沫をあらわした紙吹雪がとても良い演出で、これもまた本当に人間CGでした。初演版よりわかりやすいとあるシーンかつあの時感じた同じ胸の熱さに拍手喝采し、最後の三つ巴戦で頑張れと全力で応援し、全て終わったと笑った最後の展開までが賊義賊のお話だと思うので、ただのポップでキャッチーでコミカルだけで終わらせない作品の力を感じました。また賊義賊とは違った壱劇屋版ミュージカル風舞台も見てみたい気持ちでいっぱいです!!

ネタバレBOX

役柄ネタバレになるのでこちらで。
本当に役付きの方々の演技の素晴らしいこと素晴らしいこと。初演と変わらず妻役を演じられていた藤島さんは安定感抜群で、玄人さんの妻から頭領の女になる切り替わり、自らの行いに迷う心の動きまで繊細に表現されていてとても良かったです。同心役の谷口さんのコミカルかつ胸を打つ熱い演技、頭領役の今人さんの巨躯を生かしつつ洗練された動きの数々に目を奪われ、竹村さんの師匠の年齢を重ねた感じが本当に歳をとったお師匠さまではないかと錯覚するこれまたすごい塩梅で。また今まで末っ子感のある明るく剽軽で憎めない役柄の多かった日置さんのクロ役、びっくりするぐらいピッタリでした。配役決定の際「本当?!」となりましたが、あの笑顔が封印されてしまうと手足が長くスタイル抜群ですらっとしたその御身から繰り出される一撃がとても美しかったです。コウちゃんに正体がばれた時の動揺する表情など今までみたことない顔をたくさん見れてとても楽しかった。今回準劇団員の石川くんの鼠役のはまり具合もとても良く足の速さを生かしたコウちゃんとの追いかけっこが好きでしたし、玄人役の淡海くんの優しい旦那様もよかったです。奥様とのちょっとした日常シーンの日替わりが優しくて幸せで、それがある分最後に見せる葛藤がとっても良くて。そしてその夫婦の行く末を見守る瓦版屋の浦谷さんの包容力の演技が大好きでした。浦谷さんは驚きから必死さから面白さからありとあらゆる演技のバリエーションがとても魅力的。そして八上のこうちゃんの通称;ワンキルの妻(最終的に五彩の神楽最強キャラ)の一撃にこめられた怒りと悲哀もめちゃくちゃよかった!!
何より主役であるコウ役の児玉さんの身体能力の凄さがこの物語を何倍にも深いお話に導いてくださったのだろうなと思いました。本当にずっと戦っていらっしゃった気持ち。弛まぬ努力の先にある殺陣・アクションであり、その上であのカラッとした笑顔にこの物語の続きをもっと見ていきたいと思わせる力がすごかった。だってめちゃくちゃかっこいいもの!!
supermarket!!!

supermarket!!!

壱劇屋

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/11/03 (木) ~ 2022/11/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

9人の脚本で、ちょっと不思議でおかしなスーパーで起こるオムニバス。

不思議なことも起きるけれど、そこにいる人たちの正しくはないどこにでもいる心がつらくて愛おしくて、すごく楽しかったです。

ネタバレBOX

万引きハンターのキャベツが大好きすぎて大好き!!!
穴も好き!!!
戰御史 -Ikusaonshi-

戰御史 -Ikusaonshi-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/11/23 (水) ~ 2022/11/29 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

殺陣が主役の物語。殺陣に次ぐ殺陣、移り変わる武器と移り変わる人、どんどん盛り上がる場、殺陣殺陣殺陣殺陣!!!!
殺陣そのものにとても興奮しましたし、
台詞なしでできる芝居表現にすごく興奮しましたし、
さらにそこに自分でいろいろなストーリーを想像できることが本当に面白かったです。

コチラハコブネ、オウトウセヨ

コチラハコブネ、オウトウセヨ

ポップンマッシュルームチキン野郎

王子小劇場(東京都)

2022/12/22 (木) ~ 2022/12/28 (水)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

久しぶりのPMC公演だが、チケットは取れず配信で鑑賞。
こういう形なのかと納得してからは、実に面白く拝見した。
今は亡き吹原氏への劇団員の皆さんの思いも感じながら、笑いつつ感動させて頂いた。
これはやはり実際に見たかった。

スクルージ ~クリスマス・キャロル~

スクルージ ~クリスマス・キャロル~

ホリプロ

日生劇場(東京都)

2022/12/07 (水) ~ 2022/12/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「メ、メリー・・・クリスマス」スクルージがおずおずと小さな声でみんなに挨拶します。やがてはっきりと「メリークリスマス!」幾つになっても素直な心で自分に向き合ったら変わることができるんだと言うメッセージと思われました。

スクルージがなんでこんなごうつく爺さんになってしまったのかはこちらの舞台でも分かりませんでした。原作読んでみようと思います。
市村さんが「今回はもうメイクしないで年寄り役ができるんです」とおっしゃっていましたが、メイクしないとできなかった頃の市村スクルージも見てみたかったです。

コチラハコブネ、オウトウセヨ

コチラハコブネ、オウトウセヨ

ポップンマッシュルームチキン野郎

王子小劇場(東京都)

2022/12/22 (木) ~ 2022/12/28 (水)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

PMCさん初めて見ました!テンションが違うけど共通の要素を持つ連作集、ひとつの箱に入っている複数のお話、とても好きな構図だったので楽しめました。(全く個人的なことですが、作品背景を知らない私が、作品背景を中途半端に知ることのないままに作品本編を見られたのは、ありがたいことだなと思っています)

音楽劇『堀川、波のつづみ』

音楽劇『堀川、波のつづみ』

エイチエムピー・シアターカンパニー(一般社団法人HMP)

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/03/12 (土) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

文学(古典)とアート(音や実演体表現)のかけ合わせがとてもうまく、心地よく、生音・生唄も相まって大変上質な空間だった。
あれだけシンプルで抽象的にも思える美術の中で、家や街並み、波や空を見つめる景色をこちら側に見せてくれる芝居と演出も巧み。
この作品は高安さんの演出だったと思うが、エイチエムピーの、立体でありながら二次元的にも見える美術や演出が美しくて好きなので、それもよく堪能できたと思う。

三大劇作家、逮捕される!

三大劇作家、逮捕される!

工藤俊作プロデュース プロジェクトKUTO-10

ウイングフィールド(大阪府)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/14 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

笑った!
短編の気軽さと、気軽さの割に三作品三様の笑わせ方と工夫が盛り込まれてて面白い。
冒頭と幕間の三作家たちのゆるくてどっかかわいいトークパート(これも芝居の一部ではあるが)も面白い。
ベースがしっかり練られているだろうので、観ててあきないゆるさと熱量。大変贅沢。
お話的には一本目が好きかなあと思うのだけれど、羽曳野の伊藤を持ってこられたらそれはもう、アレですよ!(笑)

透き間

透き間

サファリ・P

京都府立文化芸術会館(京都府)

2022/03/04 (金) ~ 2022/03/05 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

うつくしくて不気味。逃げても逃がそうとしても、ずっと足元をとらわれている、乾いているけど粘着質な不気味さ。
物語というよりも、物語を軸として、呪いよりももっと身近で、身近であるがゆえに気づきがたいもの…そういう概念のようなものを表現していたように思う。
ホラーのような怖さではなく、言われなきゃ気づかなかった臓器のしみの気配に気が付いてしまって、それでも目では見えないのでじわじわとこわい…そういうこわさがあった。
美術の素っぽさと、統一感のある色味の衣装をまとった人体のうごめきが、非常にマッチしていて美しく絵画のようで、おそろしいけれども目が離せない景色だった。

サヨウナラバ

サヨウナラバ

玉造小劇店

山本能楽堂(大阪府)

2022/02/22 (火) ~ 2022/02/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

芝居バージョン:とにかく芝居が丁寧でうまい。あっという間の2時間。時間経過、人物の関係性や背景の描き方がスムーズで、現代の話ではないのにすっと頭に入ってくる。偶然や縁の面白さに笑ったり、したたかさや図太さ、粋さにグッとくる。能楽堂のつくりを生かした演出もよかった。お話の内容も、その表現も「豊か」で、エネルギーをもらった。
狂言バージョン:狂言、と言えば伝統芸能で、こんな事前知識ないままに観に行っても分かるかな、という思いは杞憂に終わった。もちろん演目ややり方によって違うんだろうけども、こんなのアリなんだ!?という演出に大いに笑い楽しんだ。定型ならではの美しさで目も楽しめた。
芝居・狂言バージョン両方を観たが故の面白さもあり、両方を観ることが出来て良かったと思う。

荒人神 -Arabitokami-

荒人神 -Arabitokami-

壱劇屋

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2022/12/21 (水) ~ 2022/12/27 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

主人公が訪れる町、村人の様子が前作品と似ていたりする事や、扱っている刀で前作品との繋がりを示してるのかな?と思って観てましたが、まさか最後に過去作の主人公が登場するとは思いませんでした。
マスクしていなかったら確実に登場した瞬間叫んでいたと思います。
ワードレスなのにこんなにも言葉が通じるなんで。
2022年、忘れられない作品になりました。
何年かしてまた再演する際には、見逃した作品含め全作品楽しみたいです。

横濱短篇ホテル

横濱短篇ホテル

劇団青年座

紀伊國屋ホール(東京都)

2022/03/09 (水) ~ 2022/03/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

労演で取り上げたらいい安定感のある芝居でした。

住所まちがい

住所まちがい

世田谷パブリックシアター

兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)

2022/10/22 (土) ~ 2022/10/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

コメディ、天国にゆく途中のホールでの出来事。コメディが真面目すぎる演技でそのギャップのおもしろさ。

わが星

わが星

ジャグリング・ユニット・フラトレス

フェニーチェ堺(堺市民芸術文化ホール)(大阪府)

2022/05/20 (金) ~ 2022/05/22 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

言葉と音の遊びにジャグリングの動きがハマっていた。
円、球、レンズ、惑星、衛星、軌道、団らん、時間…の形状と、舞台や演出が表現しているかたちが統一感あったのも良かった。
うつくしいほろびを見つめた。
うつくしくあれるように、「おなかいた」はなくなるといいなと思う。
童話のような、さみしくてうつくしいもので心臓をやさしく撫でられる。
ミクロでマクロで果てしなくてすぐそこにあるものを交錯させるホンの強さと、それを視覚的に動的に見せてくれるジャグリングの組み合わせが良い。

スクルージ ~クリスマス・キャロル~

スクルージ ~クリスマス・キャロル~

ホリプロ

日生劇場(東京都)

2022/12/07 (水) ~ 2022/12/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

1971年の映画『クリスマス・キャロル』と同じ脚本家の作品。歌もダンスもだいたい同じ。ワイヤーアクションも。
ただ、スクルージ役は映画は30代なかばのアルバート・フィニーで、現在のきったないじいさんと若き日のシャイで陰キャな青年と両方とも自分で演じていた。こっちは73歳のいっちゃん。とんでもない悪辣なじいさんなのに、妙に愛嬌があって、子供達が大喜びしていた。

大量の登場人物が所せましと踊り、走る長い長いシーンがいくつもあり、この振付師、鬼か? と思って映画の方を見直したら振付がパディ・ストーン、鬼のストーンさんだった。

たくさん出てくる子役たちが達者! しかもひとり何役もやっている。そのこと自体に感動してしまう。

1ooM【1/27~1/28オンライン公演中止】

1ooM【1/27~1/28オンライン公演中止】

壱劇屋

オンライン公演(大阪府)

2022/01/27 (木) ~ 2022/05/27 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞方法を「上演会場で実演を鑑賞」にしましたが、これは「映像を鑑賞」にした方がよかったのでしょうか…笑
でも確実にその時、その場所の自分のコメントに反応して劇が進行・変化していっていたので、会場を「ツイキャス」として、「上演会場で実演を鑑賞」にしました。
何回か拝見したのですが、何回見ても上記の通りその時にしか発生しえない反応ややり取りが生まれ、また、回を重ねるごとに進行がスムーズになるような工夫もされていて、面白かったです。メインでキャスを回されていたキタワキさんの(不慣れさを保った)成長を見られたのも楽しく、今でもキタワキさんの中の人を見るとどうにも応援してしまうようになっています。
コメントをうって「ツイキャス視聴者」として参加するほかのお客さん、の存在を感じられて、一人で観る配信映像とは違う、劇場の客席に近い空気を独りながら味わうことが出来たのもよかったです。
メインルートは4つながら、その先で起こる事で小分岐も発生するなどして、とにかく盛りだくさんにするサービス精神、配信画面ごしにも受け取りました。
とても楽しかったです。
またこのような形式の演劇も味わってみたいです。

定位

定位

StarMachineProject

KAVCシアター(兵庫県)

2022/09/01 (木) ~ 2022/09/03 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

公演が始まる前から会場に響いている音や気配が満ちていて、公演中に話題にされる存在の認識の仕方とか、そのズレとか、思い出話のサンプリングをしているような感覚と非常にマッチしていてとても心地よかったです。
アフタートークで「客が動いているのまで含めて絵になっている」というような(だいぶんうろおぼえですが)お話もあり、他のお客さんの目線や動きをちらっとみるのも面白かったです。
仮想空間でも体験しました。仮想空間でも会場でも自分のお気に入りの位置、視界、みたいなのが出来てくるのが興味深かったです。
実体験会場っから仮想空間で見ている人に話しかける瞬間があるのですが、会場で味わった後だったので、仮想空間でその話しかけに手を振った瞬間、「ああでもこれって向こうはもう過去なんだ、今過去に手を振ってるんだ、面白いな」と思いました。会場でもう一度そのシーンに立ち会っているときは、未来の誰かを想像しながら手を振るようになっていました。その間に生まれてるのはいつの時間なんだろうなあ、とかぼんやり考えながら、両側を体験することもないので、とても楽しく過ごしていました。
自分が今目の前で見ている・聞いているこれは、目の前にあるからって「今」って言っていいのかな?「本当」でいいのかな?とか、StarMadhineProjectの公演は見ていて五感が自主的に開いていく感じがして面白いです。
また、その感覚が、そこからしばらくたったふとした瞬間に「あの時聞いたことってこういうことかな?」と思い出されることもあって、そういうところがわたしは好きです。

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