最新の観てきた!クチコミ一覧

4601-4620件 / 184737件中
ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

新宿スターフィールド(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

すばらしかったです。神格化や教祖についていろいろ考えさせられました。

nitehi : kedo

nitehi : kedo

こわっぱちゃん家

「劇」小劇場(東京都)

2024/03/21 (木) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/24 (日) 13:00

「え、えすえふ!?」な場面で幕を開ける家族愛の物語。
「人の気持ち」を前面に押し出すための背景として一見整然として理論的なSF設定を使うことに某団体やあの作家のアレなどを想起、こういうの、好きなんだなぁ。
そうして迎えるクライマックス、異なる「別れ方」をした二家族それぞれの「再会」を見せ今後の行く末を期待させるのも巧いがそれに加えて第3のケースで尊厳死にも触れて深みを持たせるのが実に見事。
また、ダイニングテーブルがあるリビングを前面上手に、丸い座卓がある茶の間(座り芝居でも見易いように床が高め)を前面下手に配して二家族を描き後方に研究室があり、さらに後半でもう一つのシカケが現れるという装置も機能的でいつもながらに感服。
あと、主宰が出演することもあるが開演前に舞台監督さんが地震発生時の対応について説明したのも説得力があった。

ネタバレBOX

「某団体」とは演劇集団キャラメルボックス、「あの作家のアレ」とは梶尾真治のクロノス・ジョウンターの伝説にこと。
また、後半で装置の上方奥に病室が出現して「そう言えばこの劇場舞台ってもっと奥行きがあったっけ」と。
純白観想文

純白観想文

劇団演奏舞台

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2024/03/20 (水) ~ 2024/03/23 (土)公演終了

実演鑑賞

大きな声でなくても良かったかな
後半の展開でホッとした

昭和歌謡コメディVol.19

昭和歌謡コメディVol.19

昭和歌謡コメディ事務局

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2024/03/20 (水) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

前半、ハチャメチャ感、ドタバタ感、楽しめた
後半、光る団扇
皆さま、成りきり具合が良かったです

シングルファザーになりまして。

シングルファザーになりまして。

演劇集団 Ring-Bong

座・高円寺1(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/28 (木) 14:00

座席1階

60歳の人気飲食店経営者が20歳以上も年が離れた女性と結婚。しかし、女性は生後3ヵ月の女の子と離婚届を残して蒸発してしまった。と、コリッチの宣伝文にも書いてあるようなシチュエーションで高齢シングルファザーは誕生する。だが、面白いのはここからだ。夜遅くまで働くパパやママの強い味方となっている夜間開業保育所の保育士、パパやママたちの人間関係やその人生を織り込んだ舞台に目が離せなくなる。

劇作家の山谷典子も子育て中ということで、リアリティーの高い舞台だ。しかし、そのリアリティーは綿密な取材に裏付けられている。夜間開業保育所(これは相当クオリティーの高い保育所なのだが)や、どんな人たちが子どもを預けているのかなど、きっちりネタを仕込んできたようだ。以前見たヤングケアラーの舞台よりも面白さはアップしていると思う。
シングルファザーを60代の昭和おじさんに設定したところが成功している。男は仕事にまい進し、配偶者の女性に育児を丸投げという昭和テイストは、離婚を突きつけた妻や周囲の女性たちに見事に打ち砕かれる。ただ、このおじさんの別の娘、既に中年の域に達しているのだが、この娘はおむつ替えや授乳などをお父さんにたたき込みながらも、「やはり小さいうちは母親が尽きっきりで育てるのが子どものため」という昭和の子育てに味方してくれる。この点もバランスが取れていていい。
クオリティーが高いと書いたのは、この保育所があくまで子どもを預けるパパママに寄り添い、その人生の一部を「業務外」のところまで踏み込んで支えるなど献身的なところだからだ。夜間保育所は子どもに晩ご飯を食べさせるが、お風呂まで入れてくれるなんて、当たり前ではない。
世の中変わってきたとはいえ、まだまだ子育てが女性に偏重となっている現状や、子どもが生まれてキャリアを断念する女性の姿も登場する。また、法改正で可能になろうとしている共同親権にも触れられている。
果たして、この60歳パパと娘の運命やいかに。あとは劇場で。間違いなく面白いので、お見逃しなく。

ただ、舞台転換にはもう一工夫ほしい。緊迫した場面が少し途切れるようなところがあった。

シングルファザーになりまして。

シングルファザーになりまして。

演劇集団 Ring-Bong

座・高円寺1(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

良かったです、テーマが今、
観終わって、「トシロウさん、
まだまだ大変だよね、でもどこか嬉しいね」
と、囁きたくなる

ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

新宿スターフィールド(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 Wキャスト公演であるがAチーム初日を拝見。初演時より内容的にも輻輳化され内容的にも濃くなっている。ベースに島原の乱を色濃く漂わせつつ、現在の日本の基層にも通じていると感じられる点がグー。
(追記後送)

三途の川のクチコミ

三途の川のクチコミ

万能グローブ ガラパゴスダイナモス

駅前劇場(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

死後の世界、賽の河原に集まった亡者達を三途の川の渡し船に乗せる鬼の職員、青野大輔氏。亡者達は口々に不満を述べる。「行き先についての情報が欲しい。いろんな利用客のクチコミをチェックしないと、安心して向かえない。」と。それが天界で議題となり、よりユーザーが快適に利用出来る施設とする為に情報を開示し運営の透明性を高め、信頼のおける行政機関を目指すことに。そこに謎の男(澤栁省吾氏)が現れ、鬼にスマホを配り出す。

富永真由さんがやたら綺麗だった。
西山明宏氏は輩感満載。
壺地獄のつじむらかほさんのシニカルな笑いが効いている。
ネタはSNSによって歪む人間関係をブラックに炙るもの。
工夫された美術や衣装、小道具もカラフルで楽しい。
福岡の人気劇団、年に一度の東京ツアー。期待感に満ちた観客の熱気。どっと沸く笑い声。
開演前に流れるandymoriの楽曲がよく似合う。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

流石にアイディアが冴えている。「もし地獄にSNSが普及したら?」みたいなドリフの一点突破コントを思わせる。「こんなもんいらなかったのに···」という痛みと「いや、誠実であれ」という祈り。誠実でありさえすれば、何てことはない。こんなものはただのゲームだ。
繭の家

繭の家

タテヨコ企画

シアター風姿花伝(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/27 (水) 19:00

座席1階

以前から見たかった劇団。しかも今回、ひきこもり支援がテーマということで期待して劇場に向かった。主人公は、ひきこもり支援の事業所の女性支援員と、市役所生活福祉課の入庁直後の新人女性だ。
モデルとなった事件がある程度、想像できる。エリート中央官僚の父とその威圧的態度に従うしかない母と3人暮らしのひきこもり中年男性。父親が無理やり息子を入所させたのは、もう忘れられているかもしれないが、戸塚ヨットスクールがモデルだ。
もう一つは、世の中のあちこちにある8050問題でごみ屋敷になってしまった高齢の母親と中年の娘。近所からの苦情で、2人の女性が訪問をする。

ごみ屋敷に入っていく状況などはリアルで、よく取材されていると思う。新人の市役所職員が「すぐに働けるようになりますよ」と安易に声かけして事業所のベテラン支援員にしかられるところなどは、かなり「あるある」だ。市役所の担当課のことなかれも、しっかり描かれていてうなづける。

実際の支援の現場はこの舞台よりも苛烈で、数回の訪問で解決するものではないと思う。でも、そうだからこそ、舞台のラストシーンは明るくてよかった。

マクベスの妻と呼ばれた女

マクベスの妻と呼ばれた女

秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場

青年劇場スタジオ結(YUI) (東京都)

2024/03/19 (火) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/19 (火) 19:00

「マクベス」を、シェイクスピアの様々な劇中名を持つ、マクベスの女中たちの立場から描く。いい芝居を観た。
篠原久美子1999年の戯曲を五戸真理枝が演出。女優10人の舞台。マクベス夫人が名前を持たないことに着目する脚本は鋭い。

新ハムレット

新ハムレット

早坂彩 トレモロ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2024/03/22 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/27 (水) 19:30

価格4,000円

「新ハムレット」 

結果からいうと、かなり面白く楽しめた!
ただ観劇中は何に惹かれてるのか?どうして面白いろいのかハッキリせず、むしろ面白さのワケを理解しようとしていた感があった。佳境を迎えようやく置くべき視点を理解出来てきて、大詰めの台詞で腑に落ちた...という事はしっかりのめり込んで観ていたという事でした!

詳細は控えるが、興味深いキャラクターからの視点というか心中がクローズアップされている事で作品のリアルさを楽しめた気がする。
そして物語り冒頭の、はしがきの口述でレーゼドラマであるという一節にあらためて頷けました。
予習をせずに観た事と巧みな台詞回しで、会話劇のつもりで聴こうとしていた事で少し戸惑いが起きていた気がする。結果的にはその詩的モノローグの様な言葉のやり取りがとてもしっくりと来た。

複数回観たくなる中毒性のある良作でした。

最後に俳優陣の高いスキルと、研ぎ澄まされた演出や舞台美術をはじめとするスタッフクリエーションに心からの拍手を送ります。

【弐】黒狐

【弐】黒狐

激富/GEKITONG

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2024/02/22 (木) ~ 2024/02/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

1月とは別物!
始まる前に、1月の時にそんなにスモーク?使ってました?とか(笑)


ひのけん鉄吉オンステージ!
あそこは鉄吉役の役者さんの技量が試される場なのでしょうか?(笑)
最初の笑かし方が卑怯!
出てきてひたすら、客席に向かってひたすらニコニコニコニコと笑って、こっちもつられた!(笑)
なぜか、設けられた給水タイムでステージ上でも客席でもみんなで飲み物を飲むし(笑)
ああいう、誰も傷つけない一体感はとてもいいですね(笑)
あの景色は素敵!
朝光が、『やっぱり変なヤツじゃねーかー』ってなセリフで今回に限っては、本当に変な人に変なヤツって言ったら刺されるよ!って思ったのは、私だけでしょうか?(笑)
毎回ちょいちょい違うことしたり、その為に音用意されていたり、今回の黒狐どうした?っていうぐらいおもしろいし、でもただの変なヤツじゃないしで、本当にどうした?黒狐!(笑)
去年のあすくるで、日ノ西賢一さんを初めて見た時は2役されてて、最初同じ人だとわからなかったくらいには引き出しが多い方なのか、やっぱり凄い人なんだなと思いました。


烏のセリフが増えた事により、宗左衛門というキャラクターに深みが増す訳ですよ!
人でなし宗左衛門。(まあ鬼なので、確かに、『人で、なし』。)
でも彼は純粋で真っ直ぐな子です。


猫屋敷に関しては、最初の登場シーンで熊田健大朗さんの猫屋敷(再演・稲妻の方)みたい懐かしいーって思ったら、今回無茶振りされるのは猫屋敷の方っていう、前野修一さんおいしいし、あのボーリングのフォームは忘れない笑


朝光の双子の兄の朝光様(兄光)も衣装が微妙に再演、1月、2月と変えてたの良き!
(黄緑→赤→黄だったかな?)


今回の朝光と鉄吉の最後でさらりと出てくる鉄吉と椿さんの関係について、ヲタク・考察好きファンなら喰いつくのでは?
アフターイベントにて、ひのけんさんは話してしまっていましたが、聞かなくても自分の中で楽しめる要素でした。
(ちなみに、『全てを受け入れて前へ進め』は1月の中井善朗さんの方がなんか好き)


今までの黒狐が平面なら、やっと立体化されたような奥行きのある芝居•舞台でした。


あれ?主役どこに行ったんだろ?

ネタバレBOX

前説に清典さん出てきた!
その時のお衣装も素敵!

鉄吉と椿さんは兄妹設定かと思いきや、幼馴染み設定だったそうです。
身内グルグル物ではありませんでした(笑)
1月後の清典さんのツイキャスでの烏の話やアフターイベントでの小久保びんさんの烏、烏に肉付けした場合、もっと話長くなりそうだなというのと、私としては烏は雑魚のままでいてほしいとか思っていたり(笑)

あと私、この公演の前に契約切られてますので。
嫌がらせしては1人ずつ退団していってますけど、お客様をいたぶって楽しいんですね。
悪趣味。
自分達で、自分達の芝居を潰して何が楽しいんですか?
【壱】黒狐

【壱】黒狐

激富/GEKITONG

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2024/01/25 (木) ~ 2024/01/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

(中止を含めてカウントすると)再再演だそうです。
清盛隊でしか見たことない中井善朗さんを激富さんで見ることになるとは、人生何が起こるかはわからないですね笑
しかも鉄吉で!笑
初日、最初こそ結界をはる時に微かな笑いがありましたが(わかる!再演時私も笑った、ここでこの流れで歌うんかい!やっぱりお前は歌うんかい!って笑)鉄吉のラストシーンすごかったです。


野村洋希さんの烏が本当に素敵で、今まで烏はザコだったのが、かなりキャラの立った烏で、
はーい♡
あら、いい男
が、素敵過ぎて素敵過ぎて…笑
みんなの愛され烏!
みんなの愛されキャラ!


とっても楽しかったです!

ネタバレBOX

清典さんのインフルエンザのおかげ(?)で、初日代役で小久保びんさんが出るというサプライズ!(←?笑)
2月に台本が全く違うのか少し違うの出してきたので、ここでびんさんと清典さん両方の赤狐・忠時を見れたのは本当に良かった!
鬼に心〜/鬼に魂〜のところ好きなんですよ。


そして、本当に、『ごめんなさいが聞こえな〜い』(by中井鉄吉)
いまだに、誰も謝ってこない。
なぜ、謝罪のひとつもないのでしょうか?

土曜日の夜、後ろ半分客席スカスカでした。
いちかと華子~ばあちゃんの匂いと宝物~

いちかと華子~ばあちゃんの匂いと宝物~

東京カンカンブラザーズ

ザ・ポケット(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2024/03/27 (水)

出演陣とくに女優陣の個性にちりばめられた楽しい舞台でした。思わず、飛び込みたくなるような空気が漂う芝居には滅多に出会うことがないと思います。ホステス=役者なのか、銀座赤坂で確かめていきたいと思います(笑)

the sun

the sun

カンパニーデラシネラ

シアタートラム(東京都)

2024/03/22 (金) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

カミュの未完の自伝小説、短編小説をもとに構成された舞台。
日本ろう者劇団のメンバーのほか、それぞれ異なるバックグラウンドを持つダンサー、俳優の参加を得て、カミュの文学が空間化されていく。いつもながら驚かされるのは、舞台上にあふれる「言語」の多様性とそれらが切り替わり続けながら時間を構成していく推進力。

「言語」とはもちろん、手話や生演奏(驚くべき活躍!)の音楽のことだけではない。カミュの書いた物語に沿った(いわばマイム的、演劇的な)場面もあれば、そこから離れ、書き手をも含む世界を俯瞰するような場面もあり、自在に視点が、語り方が変わり、それにしたがって演技も動きも変わっていく。

かつて同じ作家の『異邦人』を題材にした時から、さらに、文学とその世界を舞台化することへの挑戦の深度が増していると感じた。

ネタバレBOX

複数の小説の断片を組み合わせて構成されており、かつ、その内容をそのまま演じているのではない——とすると、観客にとってはそこで何が表現されているのか、舞台の構成をどう受け止めるのか、難解に感じる面もありそうだ。舞台を観た後に作品に触れる面白さがある——ということか、あるいは当日パンフレットなどで触れられる情報を増やすのか、その辺りのスタンスをどこに置くか、これは考える余地(と楽しみ)のある課題だとも思う。
雨降りのヌエ

雨降りのヌエ

コトリ会議

扇町ミュージアムキューブ・CUBE05(大阪府)

2024/03/09 (土) ~ 2024/03/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めてのコトリ会議観劇。なぜもっと早く知れなかったのか。
そして1ヶ月公演の後半での観劇。なぜもっと早く観て5話コンプリートできなかったのか。

言葉と言葉の絡み合い、空間のあり方、家具の重なりあい、くまのスタンプ、漬け物頬張る音、すべてが愛おしかった。

菅生ゼミ休講のお知らせ

菅生ゼミ休講のお知らせ

【菅生ゼミ休講のお知らせ】製作委員会

新宿スターフィールド(東京都)

2024/03/15 (金) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2024/03/24 (日) 17:00

大学でも落ちこぼれ学生の集まりと言われている、菅生ゼミ生の9人。彼らの成長を描いた青春群像劇。
笑い・涙なしには見れない感動作。再演を重ね、今回で4回目の公演。各登場人物も姓は毎回同じたが期毎に名前は変わり、劇中では互いに名前で呼ぶことが多いので早目に誰か把握することが重要。最後にえっ!と驚く明かされる真実。そして本編とは関係ない部分で明かされるもう一つの真実。まぁ後者の方はパンフには書かれているのだけどね。そういえば掃除のおばちゃんが話すシーンって必ず・・・。気になる方は是非5期をご覧あれ。プロデューサーのHさん、Kさん、5期もやりますよね?

黒狐

黒狐

激富/GEKITONG

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/06/22 (水) ~ 2022/06/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

備忘録的な何か
一応、コレ再演だそうです。
清盛隊の寿テイルで、(私は普段テレビを見ないので)初めて中尾周統さんを拝見し、観劇してきました。
激富さん初めてだったので、こういう作品をつくる団体さんなのかと思いました。
はじめましての劇団さんだったので、一閃も稲妻も1回ずつで、そのあと映像でも拝見いたしました。
魅せるところが少し特撮モノっぽいなと思ってました笑

ネタバレBOX

清典さんがコロナに感染したおかげ(?)で初演がなくなり、再演を私は観に行く事が出来ましたが、




カテコで見たこともない興味もない小川惇貴という役者が舞台上から話しかけてました。
どこで手に入れた情報なのか知りませんが、なんで私の仕事と仕事場知ってるんですか?
ストーカーですか?
盗聴されてるんですか?
そちらに私の仕事が関係あるのでしょうか?
普通に気持ち悪いんですけど。
で、働いていた店に嫌がらせに来られたり、生活圏内で嫌がらせを受けました。
どういうことでしょうか?
その約2年後、契約切られました。
どういうことでしょうか?
休日に観劇に行って、なんで仕事に影響が出るんですか?

あまり知らない団体さんを観に行きたくないのですが、清盛隊の舞台で一度見て、朝の情報番組に出られてる方がいるから大丈夫だろうと思って観劇に行ったんです。
収入も落ちて、契約切られるとか普通はありえないと思いませんか?

あと、コレ見たあとに思い出したんですが、ちかちゃんとか、中尾周統って人の名前出して騒ぎに来たり嫌がらせに来るのは、これで2社目でした。
これは、何故ですか?
他の団体さんでは、こういうことは無かったです。
なんで、誰もメリットない事するんでしょうか?
他の会社で同じような事をしたら、今度こそ通報しますから。
愛を知った刹那

愛を知った刹那

劇団瞬瞬楽演

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2024/03/26 (火) ~ 2024/03/27 (水)公演終了

満足度★★★

銀河鉄道の夜をオマージュした内容
自殺をしようとした女子高生?が、成仏を待つ人々が乗った電車になぜか連れ込まれるところから話は始まる
途中ですすり泣きは何度か聞こえたが、うーん😔女子高生は生きる道を決断し、大学生→先生となっていきまた人生の壁にぶつかり、自殺しそうになった時に、鉄道で愛を誓いあった男性と輪廻転生で…
演劇初心者には良いのだろうけど…

かもめ

かもめ

Ito・M・Studio

Ito・M・Studio(東京都)

2024/03/26 (火) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

凄く面白かった。何かチェーホフが初めてしっくり来た。鈴木清順の後期、『夢二』みたいな質感。演出の画角がバストショットで日本人風に繰り広げられる為、非常に解り易い。演出家の解釈が映画的でキャラクターをきっちり説明してくれている。思うに戦後の日本映画はかなりチェーホフに影響を受けているのだろう。起こる大事件は全て噂話、観客にはその隙間を垣間見せるだけ。ほんの少ししか見せず、観客の想像力を刺激して作品を補わせる手法。

役者のレヴェルが本物。こういう奴が観たかった。
ピアノを弾き、壁に何かを書き連ねるトレープレフ(喜多貴幸氏)。作家志望の青年は田舎の叔父ソーリン(竹内修氏)の屋敷に滞在している。その湖畔にある屋敷の一つに住む地主の娘、若き美しきニーナ(藤沢玲花さん)を主演に自作の舞台を発表するのだ。彼の母親アルカージナ(中込佐知子さん)は有名な大女優で著名な作家トリゴーリン(田中飄氏)を愛人として引き連れている。叔父の屋敷の支配人(執事)シャムラーエフ(中川香果〈かぐみ〉氏)と妻ポリーナ(須川弥香〈みか〉さん)、その娘マーシャ(安田明由さん)。マーシャに求婚している教師メドヴェージェンコ(佐藤幾優〈いくま〉氏)。やたらモテる医師ドールン(早船聡氏)。
屋敷の中庭の特設ステージでトレープレフは舞台を開幕。古き悪しき閉鎖的保守的な現代演劇界への宣戦布告、未だ誰も見ぬ全く新しき革命的作品のつもりだったが、ろくに観て貰えず嘲笑され全く相手にされやしない。傷付いて途中で打ち切り立ち去る。ニーナは有名な作家、トリゴーリンを紹介されて夢中になる。

大都会モスクワで女優になることを夢見るニーナ、藤沢玲花さんが美しい。有名になることへの幼稚な憧れがリアル。
トリゴーリン、田中飄氏はウィレム・デフォーと佐藤浩市を足した感じ。
ドクトルを誘惑し追い回すポリーナ、須川弥香さんの怪演に客席がどっと湧いた。
トレープレフを恋するマーシャ、安田明由さんは喪服姿のゴスロリ腐女子。二階堂ふみとかがやりそうな役。この過剰な現代風アレンジは正解。
嫌味な大女優アルカージナ、中込佐知子さんは桃井かおり調。こういう役に日本人は皆、桃井かおりを連想する。それだけイメージが強烈なのだろう。

この遣り口で『桜の園』や『三人姉妹』はどうなるのか?観てみたい。
かなり面白いので是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

第四幕が余り好きじゃない。ここの解釈が違う。(何が正解なのかは分からないが)。ここはふざけたチェーホフの内的自己達の一人がじゃれ合いの宴からふと酔いが醒め、突然自死する流れ。茫然としているのは書いたチェーホフ自身。何も死ぬことはなかったじゃないか、と。自分の中に残った誠実、イノセンス(無垢)、かもめが死んでしまった。そこが唐突すぎて終わりの為の終わりみたいになってしまっている。トレープレフとニーナの対話の描き方をもっと深く潜らないと、冴えないマザコン文学青年が失恋して自殺にしか見えない。多分、そうじゃない筈。

客層がキツい。俳優が呼んだ知り合い、自称業界人なんだろうけれど酒飲んでスマホでLINEして寝て、時間潰しにパンフをパリパリ音立てて。つまらなかったんだろうが、せめて前の方には座らないでくれ。役者がどんなに良い芝居をしても台無しだ。後ろの方で時間を潰していて欲しい。

このページのQRコードです。

拡大