最新の観てきた!クチコミ一覧

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ロリコンとうさん

ロリコンとうさん

NICE STALKER

ザ・スズナリ(東京都)

2023/08/30 (水) ~ 2023/09/03 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

初日プロトタイプ回

ビーコンとなっていた好きな役者さんが降板してしまったので
色んな意味/想像の末に観るべきか払い戻しかで散々迷ったのだけど
結果観て良かった
面白かった

中盤後半から終盤やや冗長に感じたものの
最終盤気持ち良くお見事

ロリコンというテーマが軽すぎず重すぎず
芝居も実に気持ち良く映える
良い時間でした

『オウムノウシス』『カナリアイロニカル』

『オウムノウシス』『カナリアイロニカル』

ぐりむの法則

赤坂RED/THEATER(東京都)

2023/08/16 (水) ~ 2023/08/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

【オウムノウシス】
『1回目』意外だぁ。えのもとぐりむ作品をいくつか観てきたけれど
意外な設定、シーン、演出が眩しかった...
ガチャガチャとさせては居るけれど
軸は普遍的な感じでさわやかに切なさ
沢山笑いもして振り返って良い味がする
いい役者が映えると言うか、映える役者がそこに居て
活き活きしてるのはいいよねぇ

様々演出も、意外な部分も含めてシンプルに
綺麗、楽しい、刺激的であって眺めているだけでも楽しく感じる

『2回目』
初回は意外性に圧倒されたもので、2回目にして千秋楽
楽しいよぉ。面白い。笑える。きれいだ。美しい。可笑しい。祭りの後
満たされるけど惜しまれる。終わっちゃった
涙。言葉よ。言葉。繊細に。言葉。意義を感じるカーテンコールもまた
劇中から飛び出た言葉で。ありがとう。

楽しかったなぁ。ありがとう。

(´;ω;`)

【カナリアイロニカル】
人生の段階、状況次第で対峙する事になる倫理観や死生観を題材とした作品で
正に近頃に軽く対峙の機会を経ていた自分にはなかなかツライ内容でもあった

想う事は全て人それぞれであるし、そして幸か不幸か
この演劇は演劇作品であるので「そう思う事も分かる」として
自分の中で腑に落ちてくれた
腑に落ちた上で、個人的倫理・死生観では絶対にそれを選ばず生きてゆきたい
寄り添いながら生きてゆきたいと改めて思った次第

観る者の状況次第では重すぎる、生々しすぎる話ではあるものの
えのもとぐりむ作品らしく
「ここはわら、笑って、笑って?、、、いいんだよ!笑」
という独特な笑いのちりばめがふんだんにあり
暗くあり続けず巡る考えと共に楽しく観劇をすることができ
そして笑いだけでなく、共感はしなくとも実に優しい物語だとも感じた

黒須じょうじ、妻のみさ、娘のなおみ
どのような改変すら受け付けない
受け付けてしまったら損なわれてしまう3人の強固な家族愛の像は
哀しさもありながら、黄色く優しく暖かかった

佐藤弘樹さん、加藤あやのさんは正しく夫婦じょうじとみさでしかなくて
武藤志織さんはその娘であって3人は家族であって、見事なお芝居でした

ちょっと余談として、かつてないほど加藤あやのさん/みさが美しかった
なんだろう、めっちゃ美しかった
そもそも綺麗な方なのだけども今回ハっとするほどに美しかった

ある種ファンタジィを帯びる家族と、それを追う記者と助手の目線
繋がれる刑務官達の応酬の模様が現実的な光景で
終始ファンタジィな家族模様にならず観ていて良い按配
彼らは彼らでまた抱える事や信条、事情に苦しんでもいて
事柄がすらすらっと繋がって良し
刑務官達の力関係から来る少しおかしなやり取りも重い話に少しの晴れ間

愛について語るときは静かにしてくれ

愛について語るときは静かにしてくれ

コンプソンズ

OFF OFFシアター(東京都)

2023/08/02 (水) ~ 2023/08/13 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

気持ちよく振り回されて楽しめて
役者陣も皆舞台に映えていて素敵だった
少し散らかりが激しすぎる気もしたけど
でも素直に楽しかったな

本当に役者陣は誰もが素敵な中で
てっぺい右利きさんがズルすぎない
良い按配で居て嬉しかったなぁ

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

ノストラダムス、ミレニアムベイビーズ。

劇団身体ゲンゴロウ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2023/08/06 (日) ~ 2023/08/11 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

なかなかヘヴィーな物語で
きっともっと苛烈に沢山ありふれているんだろう光景
ごく個人的にはこのような立場、環境にいままで身を置いた経験が無く
そこはノリきれなかった面もありつつ各々の芝居、劇の空気に満足

SUN ON THE CEILING@ありがとうございました!

SUN ON THE CEILING@ありがとうございました!

劇団マリーシア兄弟

シアター711(東京都)

2023/07/29 (土) ~ 2023/08/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

お医者さんたちの群像劇
人に歴史あり、人に人生あり

医学用語が結構な頻度で出てきたり、衣装が非常にそれっぽかったり
休憩室という場所によって効果的にリアリティ

竹田茂生さんがとても印象的

だから君はここにいるのか【舞台編】【客席編】

だから君はここにいるのか【舞台編】【客席編】

調布市せんがわ劇場(東京都)

2023/05/31 (水) ~ 2023/06/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

個性的な着眼点と
独特でなんとも切ない...
ともまた少し違う
「うん。なんかわかるよ」と
ギュっとしたくなる
問答と心情いいすねぇ

いきてるみ

いきてるみ

安住の地

調布市せんがわ劇場(東京都)

2023/05/26 (金) ~ 2023/05/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

可能性を拡げる、探る表現
或いは発想・着眼点としては
面白いなと思う点が多々
一方で演劇を観に来た気分には
過剰な試みにも感じた

コンクール受賞作品アーツと
凪げ、いきのこりらがだいぶ
遠い作品に感じたのだけど
いきてるみもまたそれぞれとも
遥か彼方にあるような作品で
安住の地は多彩と言うか
試みる人達なんだろうな

また気の合う
安住の地の作品と会いたい

Twitterを改めて見ると
劇団/ アーティストグループとある
なるほどアイデンティティ

遠征お疲れ様でした👏

紙は人に染まらない

紙は人に染まらない

藤一色

OFF OFFシアター(東京都)

2023/04/06 (木) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

召集令状を届ける人《役所の兵事係》を中心に描かれた
戦時銃後の人々の群像的な物語

淡々と進む中で異彩を放つエピソードを観てもだけど
人間を単位として雑に扱うんじゃないよぉ
色々あんだよコラァと言う憤りを感じる

川面の感じや蝉時雨が好きだなぁ
鮎、魚の隠喩なんかも面白いですね

敗北した戦争、戦争と言う戦いに強制的に動員される部分への悲哀もさることながら
そうやって動員した兵隊が稚拙な軍、政府のやり方で
無駄にすり潰されて消えていった事実を思うと劇がより暗澹とするですね

アフタートークも面白かった
『言いたいことが言いたいだけなら、講演会をやればいい』
と言うのは痛快と言うかなんと言うか 笑

人足寄場

人足寄場

排気口

荻窪小劇場(東京都)

2023/04/05 (水) ~ 2023/04/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

新世紀の猫型ロボットポええもんとディベート霊能力者めん次郎のおもしろバディものかと思ったら、ちゃんと怪談だった👁️ 👁️

サブカル、ネットミームの畳み掛けも合わせて実に面白くてケッケッケッ。あれをあそこで歌い出す発想よ

おもしろかった👍

けむりの肌に

けむりの肌に

キ上の空論

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2023/04/07 (金) ~ 2023/04/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

キ上の空論らしさが満ちていて
刺さり具合や好みでは揺るがない
質の高さは相変わらず

物語の閉じ方は切なく優美

ただもっと観た人をぶん殴ってほしかった

ビーコンライツ

ビーコンライツ

映画美学校

ユーロライブ(東京都)

2023/03/03 (金) ~ 2023/03/06 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

モノリスの印象鮮烈だった本橋龍さん、藤家矢麻刀さんを追って『ビーコンライツ』を観劇。映画美学校アクターズコースの修了公演。ユーロライブにて。

滑らかに変遷していったモノリスと比べると、シーンごとに瞬間移動しているような感じでカクカク角ばった感じを覚える。

客席を逆に舞台にした事による印象なのかもしれないですね。

客席の長大な奥行きが普段他の作品では観たことが無かったもので、あっちからこーっちに来るのとか面白かったな。

物語を整合性を以て理解することは出来なかったと思うけど、シンプルに自分を生きろっていうか、人間讃歌のように感じた。

虚実入り交じり、演劇の劇がごろんごろろん流転してなんだかよくわかんなくなったりしながら、着地はスマート👍

紅い眼鏡の映画館のシーンを思い出したなぁ(あれも虚実入り交じるお話だった。そういえば)

カーコのやべぇ感じ好きだなっ
タシカさん微笑ましいな
ダン、しゅんとしたとこ
ぐっときたな

超訳 ヴェニスの商人

超訳 ヴェニスの商人

名前はない劇団

王子小劇場(東京都)

2023/02/15 (水) ~ 2023/02/19 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

原作を知らずに観劇

アントーニオ、シャイロック、ドージェが特に良かったですねぇ
若干バサーニオとポーシャが結ばれる過程が、物語の引き立てに必要にしても少し冗長・半ば脱線に感じる部分もありつつ、怒涛の終盤まで楽しく観れました👍

ただ、これは原作についての話になってしまうのですが、何とも釈然としない気持ちになりました。400年以上前に書かれた物語。ユダヤ教、ユダヤ人への差別・偏見が満ち満ちていて当たり前だった時代に書かれたもの、堂々と世に出せた時代の遺物でもあるのでシェークスピアさんてよく聞く方で今もこうして扱われる作家さんだから、勝手にその辺も開明的な人、或いは人達だと思ってたのもあって少しショックでした。

最後の綺麗にしていくシーンがキリスト教徒の視点での汚れたものを掃除していく感じで、なんともおぞましいなと感じました。その辺、現代を生きる、まして恐らくはキリスト教でもユダヤ教でもない日本人からした原作へのグーパンのように、シャイロックの描かれ方が悲劇的な面を強調していたのかな、とも感じました。

昔を感じるものもいいですね。

怖気

怖気

制作「山口ちはる」プロデュース

小劇場 楽園(東京都)

2023/01/25 (水) ~ 2023/01/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

70分の尺でぐるんぐるるん
なるほど比較的短めの尺にも
意味を持たせていると言うか
ははーんとなりますね🙂

把握に追いたてられる事も無く
見易いかなと思います

うみねこ荘のヌシ

うみねこ荘のヌシ

劇団たいしゅう小説家

萬劇場(東京都)

2023/12/20 (水) ~ 2023/12/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

一番感激したのは舞台セットでした。
贅沢な、厳選された調度品。
若干チケットが高いと感じたが、こういうところで惜しみなく使っている。
驚いたのが、織田信長のかぶとだ。
本物かどうかはわからないが、お芝居のなかでそう言っている。
あとは楽器。
これはセットを観るだけで価値がある。

客層は熱心なファンであふれている。
周りのひとを見回すと、スマホに推しの写真をいれ拡大して抱き締めている。
他の劇団より、イケメン、可愛い女性の役者さんが多いように思う。
私は民宿の経営者の娘さんがいいなあと思った。
男性陣は、ほぼ全員良い。
ポッチャリした女性の役者さんは笑わせるのがとてもうまい。
温かくて、ほっこり。
癒されて楽しかったです。

トロイアの女

トロイアの女

SCOT

吉祥寺シアター(東京都)

2023/12/15 (金) ~ 2023/12/23 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

『演劇』とは
原点を確認させてもらえる作品だと思う。
受け止める、身を任せる必要あり。
戦禍が絶えない今にこそ必要な作品である。
終焉後の鈴木さんの解説も秀逸。

飽きる人もいるのは理解できるが、隣の客に迷惑かけないで欲しい。
集中しないといけない時間なのだから。

オダマキとフクロウ

オダマキとフクロウ

十七戦地

東京おかっぱちゃんハウス(東京都)

2023/09/20 (水) ~ 2023/09/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2023/09/22 (金) 15:00

哲学の教授たちが集まる冒頭と結論が出て去ってゆく〆の場面を除いた正味80分ほどが議論というガチ論争劇。
戦時中の若者に生き方を示唆するとか大学での覇権争いとか最近話題の映画やドラマなど連想しつつ、現政権では「そんなこと」になりかねないという部分に慄く。

フールズジャーニー

フールズジャーニー

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2023/12/14 (木) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「愚者たちの綺想曲」観ました。この世とあの世の間のダークファンタジー。前半はドタバタコメディー風だけど、後半はかなりシリアスな展開に。グッとくる群像劇ですね。

私の心にそっと触れて 2023

私の心にそっと触れて 2023

メメントC

ザ・ポケット(東京都)

2023/12/13 (水) ~ 2023/12/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

この歳になると、痴呆の問題は他人事ではない。自分も家族も互いに辛い。ちょっと理屈っぽいが、感慨深く、色々と考えさせられました。痴呆になれば免罪というのは解せないけど。

十二月八日

十二月八日

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2023/12/14 (木) ~ 2023/12/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

久しぶりの青☆組の観劇。やっぱりこの劇団の雰囲気はいいですね。今回の舞台は太宰治の同名原作に、他の作品のエピソードも加えて、実に巧みな構成。時代を感じさせる見事な群像劇でした。

十二月八日

十二月八日

青☆組

アトリエ春風舎(東京都)

2023/12/14 (木) ~ 2023/12/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

お芝居とミュージカルの融合のような感じで、とても素晴らしかったです。
ひとりひとり、歌がとてもじょうずで、美しい歌声にうっとりしました。
曲目もよく知っている曲で、観劇後も頭の中に残り響いていました。
叙情的な詩を味わっているような、至福の時間でした。
個性的な役者さんひとりひとりの熱演が素晴らしく、良いお芝居を観たという満足感でいっぱいでした。
テーマは暗いのだが、明るくユーモアやペーソスがあり、笑える部分もあり楽しかった。
[花] がとてもインパクトがある。
吉田小夏さんのことを書いていたひとがいて、このお芝居が是非観たくなり、足を運んだ。
吉田さんの魅力にあふれた、本当にスゴい作品でした。
次回が待ち遠しいです。

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