オトコ・フタリ
東宝
シアタークリエ(東京都)
2020/12/12 (土) ~ 2020/12/30 (水)公演終了
満足度★★★★★
深くて重い内容をコミカルにわかりやすく表現する手法に敬服いたします。
感動しました。ベートーヴェンのミサ・ソレムニスがとても効果的でした。
「女がつらいよ」「パンダが降る日」
MCR
OFF OFFシアター(東京都)
2020/12/02 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
両国花錦闘士(りょうごくおしゃれりきし)
東宝/ヴィレッヂ
明治座(東京都)
2020/12/05 (土) ~ 2020/12/23 (水)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/12/13 (日)
価格12,000円
13日13時半開演回(途中休憩30分込み3時間)を拝見。
独特の作風の原作をビッグコミックスピリッツの連載で知っていたこと
小劇場系の舞台でお馴染みの橘花梨さんが出演なされること
の2つの理由から足を運んだ公演だったが、ミュージカル仕立てのパロディー込みな150分、サービス満点過ぎて途中で単調に感じる時間帯もあるにはあったが、観終わってみての感想は…充分愉しめた♪
なお、ナマでは、映画『姉妹坂』(1985)の公開イベント以来となる紺野美沙子さんの演技をその目で見れたのはラッキーだった。
「女がつらいよ」「パンダが降る日」
MCR
OFF OFFシアター(東京都)
2020/12/02 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/12/13 (日) 14:00
『女はつらいよ』を観劇。いつもながら刺激的で笑わせて考えさせてくれる芝居だった。
2011年に上演された作品の再演だが、初演は観てない。深夜2:30にサエを訊ねて来たのは恋人のヤスアキだが、血だらけ。どうもヤスアキは殺し屋をやっているらしいのだが、一方でサエは検診で癌で余命半年と宣告されてしまい……、という、ありえないけど、もしかしたらありうる、いや、ヤッパリありえない展開である。サエの同僚やら、弟とその恋人やら、はてはヤスアキの「上司」まで登場させる展開は笑わせてくれるのだが、その中に切ないものを感じさせてくれるのがMCR(櫻井)らしい作りになっている。間の取り方も抜群で、演出の力も光る。堀靖明のハイテンション芝居が活きる。100分弱。
ミセス・クライン Mrs KLEIN
風姿花伝プロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2020/12/04 (金) ~ 2020/12/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
大好きな女優3人が風姿花伝で見れて、とても至福な時間でした。精神分析という難解な舞台も、飽きることなく集中して見る事が出来ました。
おじいちゃんとけものたち
遊気舎
八尾市文化会館プリズムホール 小ホール(大阪府)
2020/12/11 (金) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても面白い芝居 重たい背景にお爺ちゃん孫、動物と重なる親戚と同窓生
前半から殺される運命の動物で涙ボロボロでした。
羽曳野じゃない伊藤 久しぶりのキャラ、やっぱり最高。近藤ヒデシさんの昭和のものまね、小川十紀子さんの犬山かおり形態変化の演技、フェアリー米澤百奈さんの綺麗なダンスは、死を予感し生きている今を讃えているように感じた。重い背景にネタがいいっぱい 時間を越えて通じた爺ちゃん孫 後味が爽やかな芝居は大好きです。観れてよかった。
2020
劇団肋骨蜜柑同好会
サンモールスタジオ(東京都)
2020/12/03 (木) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/12/11 (金) 19:00
架空の都市である田瓶市を舞台にした芝居シリーズの一つ。ディストピアを描いて興味深い作品だが、少し盛り込み過ぎという印象も持つ。
雑誌の記者とカメラマンが取材のため訪ねたのは、演劇サークルから発展して何か社会的活動を行なっている「林檎の会」。そこで展開されるディストピア・ストーリー……という物語で、オーウェルの「1984年」とオウムの事件をベースにしているのは、すぐ分かる。エンディングも1984へのオマージュとなっており、組織の構造はオウムという実在の事件をベースにしている。人間の弱さを全面に出す一方、コロナ禍への対抗という側面もあり、考える部分が多いが、回収されていないエピソードもあり、35分(休憩5分)50分(10分)60分という長丁場も含めて、盛り過ぎの印象は拭えない。登場人物も多く、一人一人の役割の違いは描かれているのだが、覚えるのはかなり大変。力作であるのは確か。
冷凍おじいちゃん
シアワセナゲキダン
神戸三宮シアター・エートー(兵庫県)
2020/12/11 (金) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★
あり得ない、リアルでない内容ですが、演技は良かったです!将来的にはあるかもしれませんがリアリティーのある次回作を期待します。
23階の笑い
シス・カンパニー
世田谷パブリックシアター(東京都)
2020/12/05 (土) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/12/06 (日) 13:30
オシャレなコメディだが、終盤が切ない。「マッカーシーの赤狩り」を知らないと、ちょっと観ていて苦しいと思う。
1950年代のテレビ業界で働いた経験を活かしたニール・サイモンの原作を、三谷幸喜が潤色した作品。マックス・プリンス(小手伸也)という人気コメディアンのためにTVショーの脚本を書く放送作家達の様子を、新人ライターのルーカス(瀬戸康史)の目を通して描く。何でも笑いのめす彼らに迫る危機…ということで、マッカーシーの赤狩りが襲う。笑わせる演技が続くが、それが危機への道というあたりは切ない。赤狩りへの対抗を軸に物語は展開されるので、その切実さがどれだけリアリティを持つかがポイントだが、現代の日本ではちょっと難しいのではないかとも思った。
10knocks~その扉を叩き続けろ~
劇団扉座
紀伊國屋ホール(東京都)
2020/12/05 (土) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
花トナレ
劇団桟敷童子
すみだパークシアター倉(東京都)
2020/12/01 (火) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
オリエント急行殺人事件
エイベックス・エンタテインメント
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2020/12/08 (火) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
アガサ・クリスティーの1934年の作品。新興の大国アメリカで起こったリンドバーグの長男の誘拐殺人事件(1932)はイギリスでも大きく話題になったのだろう。その事件をバックグラウンドに取り入れ、舞台を中東を走る豪華列車の中に設定するというタイムリーで欲張りなものであった。当時の読者は謎解きと共に二つの異世界への興味を大いに刺激されたことだろう。反面、現在の読者にはその誘拐殺人事件についてはピンと来ないのも確かである。
オープニングの舞台にはオリエント急行の車体横部分があって並んだ窓から車内が見えている。この車体が上がると1階に食堂車、2階に客室並びが現れ、上方には車輪のオブジェがあって回転し雰囲気を醸し出している。
原作ではポワロが謎解きを語ったところで終わるのだが2017年の映画もこの舞台も一頻り正義について語る。まあ確かにミステリーはトリックの部分を除けば読むところはないので何か意義を付け加えたくなるのは分かるのだが取って付けたような白々しさは否めない。そこを軽くスルーすれば中々楽しい良い舞台であった。
観客の平均年齢は50歳以上ではないだろうか。そして開演前にパンフレットを買って読んでいる姿がかなり目立つ。この2,000円のパンフレットは読みどころが多くておすすめである。席は飛ばしなしのベタ詰めだがこの劇場特有の左右の横向き席を除けば9割くらいは入っていただろう。こういう演目はやはり強い。
途中でダンスが始まるかと思わせるシーンがあったがすぐに通常モードに戻ってしまった。まあこの配役では無理がある。しかしミュージカル「オリエント急行殺人事件」はありだなあと思わせるに十分な盛り上がりを感じた。このことを含めて全体におしゃれで軽いのは主催がエイベックスだからなのだろう。
*なお、この作品では誘拐殺人事件の犯人は逃げおおせているという前提になっているのだが実際の事件では犯人は捕まり無実を主張したが死刑が執行されている。
エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜
劇団印象-indian elephant-
駅前劇場(東京都)
2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
文豪とは言えたけど剣豪ではないのだから....
命大事にしての国への抵抗は
こーゆーことだよなぁと思えた重厚な作品でした
2時間10分~休憩無し
2020
劇団肋骨蜜柑同好会
サンモールスタジオ(東京都)
2020/12/03 (木) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/12/12 (土)
価格4,500円
3日夜で味を占めて、12日19時開演回をおかわり♪
今宵の舞台では、何故、この役にこの役者さんが配役されたのか?が、いちいち納得させられる160分だった。
なお、今回は、藤本悠希さん・アンディ本山さん・佐々木なふみさんの週刊「太陽」組が印象に残った。
おじいちゃんとけものたち
遊気舎
八尾市文化会館プリズムホール 小ホール(大阪府)
2020/12/11 (金) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
満足度★★★★
いやー良いお話でした♪絵本みたいなお話やけど子供より「大人向けの絵本」て感じ☆切ない運命に翻弄される苦悩を描く一面もあれば家族や人との繋がりが絆となって前向きな気分にさせてくれる物語でもあります♪老若男女問わず全ての世代に共感出来る名作でした!そして久保田浩さんのカテコでの涙にジーンときて僕も涙が滲みました★
妄ソー劇場・すぺしゃる
イッセー尾形・ら株式会社
有楽町朝日ホール(東京都)
2020/12/10 (木) ~ 2020/12/12 (土)公演終了
オリエント急行殺人事件
エイベックス・エンタテインメント
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2020/12/08 (火) ~ 2020/12/27 (日)公演終了
エーリヒ・ケストナー〜消された名前〜
劇団印象-indian elephant-
駅前劇場(東京都)
2020/12/09 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
「女がつらいよ」「パンダが降る日」
MCR
OFF OFFシアター(東京都)
2020/12/02 (水) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
“烏丸ストロークロックと祭『祝・祝日』”
烏丸ストロークロック
THEATRE E9 KYOTO(京都府)
2020/12/11 (金) ~ 2020/12/13 (日)公演終了
鑑賞日2020/12/12 (土) 17:00
神楽は神事であるからこういった祭事に評価をすることは間違っていると思うので、星をつけるのを拒否します。
こういった神聖なものをエンターテイメントとして舞台に提示して成立させた柳沼さんの力量は認めるべきだと思う。
無料だったのもある種頷ける。