最新の観てきた!クチコミ一覧

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ときめく医学と運命的なアイデア

ときめく医学と運命的なアイデア

匿名劇壇

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2020/02/14 (金) ~ 2020/02/29 (土)公演終了

満足度★★★★★

休演日はあるものの16日間のロングランの舞台の始まりの1ステ目
まず入って目を引くのは舞台全体
可愛さがいっぱいって感じの風船とバランスボールそしてテーブルと大量の服
今からどんな世界が広がるのかと期待がさらに膨らむ感じ
そして始まるのは前回の大暴力と同じフラッシュフィクションの舞台
しかしその感じは全く違いメインの物語が存在
それがあらすじに書かれてる流れですかね
そこから広がる人間関係、そして展開する短い短編の集合体
それぞれが相反する、独立するようで融合し、さらに人間関係を複雑にしていく
それぞれの短編はそれだけで面白いんだが、さらに全体的な関係性で奥深い楽しみが湧き出てくる感じ
この辺りはなんとなく 佐々木誠 さんの素粒子のセリフのあたりも関係するのか、考えすぎなのか(笑
かなり情報量は多い作品
だからといってあまり考えずに楽しむこともできるそんな両極端な楽しみ方ができるような素敵な作品
ガッツリやと3回は観たくなるのかもしれないなって印象
ときめく医学編 は 匿名劇壇 さんやと #杉原公輔 さんが中心
しかし客演さんが印象に残るそんな印象
坂口修一 さんのしっかりしてる様で少しアウトローな感じ
宮本弘佑 さんのカッコ良さと可愛さ、そして優柔不断なんだけど強気ってアンバランスさ
女優陣がそれぞれ個性的で光る
北山聖佳 さんの夏菜子は最初そんなに惹かれる印象でなかったんですが、いつのまにか世界観に引き込まれる素敵な演技
かなりいい表情なんです
本多晴奈 さんの愛は逆に最初からいい表情を観せる女優さんやなって印象
千紗都さんとのシーンもいいが、杉原さんとのシーン凄いです
小野村優 さんの純子はかなり病んでますねw
そしてこんな感じの優さんの演技は初見って感じかもしれないレアな役な印象
この人の振り幅の大きさを今回も目の当たりにするのがあゆみ役の 佐野あやめ さん
年齢設定もなかなかにレアな印象
しかしその設定からの振り幅の大きさは凄い
坂口修一 さんとのシーンは圧巻
やはりこんな空気感ほんと似合うんですよね
日替り出演の 吉本藍子 さんのシーン好きなんですよね
この感じの藍子さんは自劇団でしか観られない印象
しかしこんな感じがいい
これを観られるチャンスは残り2回
次の 松原由希子 さんも気になるな
いよいよ始まった 匿名劇壇 さんの2ndでのロングランの舞台
明日 #運命的なアイデア編 が初日を迎える
フラッシュフィクションって言うオムニバスや短編集とは違った違った作品
この空気感、魅力的な劇団員と客演さんで作る世界
なんと言っても 福谷圭祐 さんが作る世界いいですね

お通夜イレブン

お通夜イレブン

なにわニコルソンズ

TORII HALL(大阪府)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/11 (火)公演終了

満足度★★★

高校サッカー部の監督そして教え子の元マネージャーの2人の殺人、そしてそのお通夜から始まる物語
1ステは2幕から構成されてて間に5分の休憩
2幕ともコアなストーリーは同じ?で構成が男1女12と女1男12と変わる
メインは1人の方なので男女でガラッと雰囲気が変化
高校サッカー部の監督と歴代マネージャー、元マネージャーと歴代サッカー部員
1幕が監督、2幕がマネージャー
そんな説明があるんだが、この説明も見終わった後には巧みだなって思うんですよね
確かに同じと言えば同じ、しかし別モノの素敵な物語を堪能した印象
男女の差でこれほど雰囲気が変わるのか、かなり演出もそしてキャラ設定も変わってるので当然と言えば当然
1幕を観てるからこそ2幕がさらに楽しめるのはかなり凄い
そしていい舞台やなって印象
コメディなんですがミステリーそんな融合の素敵な作品でした

ハルカのすべて

ハルカのすべて

ももちの世界

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2020/02/07 (金) ~ 2020/02/09 (日)公演終了

満足度★★★

この舞台がまず他とは違うのは、役者が一切舞台からハケない、ハケないってのはかなり微妙かもしれないが、カテコが終わるまで観客の前にずっと存在する感じなんですよね
そしてSEなんかが全て役者さんの声による演出
これも斬新な感じ
ハルカという存在を中心に、それと同じぐらいの存在としてその父?を中心に描かれた物語
かなり後半まで意味が分からないってなるんですが、ラストあたりでいい感じに回収してくれるのは見事な展開
照明などの演出もかなり見事で美しい世界を作り出してる
しかしメインは音なのかな?そのこだわりは観る?聞く?感じる?ものに伝わってきてた印象
雑踏なんかの表現、自動ドアの開閉に至るまで見事なポテンシャルで再現
後、時間の進み方の表現もかなり良かった

0番地

0番地

幻灯劇場

京都府立文化芸術会館(京都府)

2020/02/08 (土) ~ 2020/02/08 (土)公演終了

満足度★★★★★

幻灯劇場 さん総出演で作り上げられる舞台
初めから言っておきますが、これはほんとにもう一回観たかった
そんな一夜限りの舞台
『バンチ』は労働力として『いつかの日本』に連れて来られた民族
彼らには身体的な特徴があってそれは目の色が薄く、それを隠すのにカラコンを使っていた
そんな少しSFっぽい要素や近未来ものそして過去をも思わせる設定の作品は 松本真依 さんの歌声から始まる、生演奏と共に♬
使われてる楽曲はオリジナル
そんなこだわりもこの作品を盛り上げる
シーンは過去 橘カレン さんと 藤井颯太郎 さんの2人がその先にトラウマになる感じのエピソード、それが全ての始まりなんです
かなり複雑に無関係な様に複数の物語が並行で進む
微妙な時間をズラしながら巧みに
1つのストーリーはおばあちゃんと孫
最初は??ってなるシーンがいっぱい
それはおばあちゃんの容姿、この部分も計算なんだろうな
可愛いおばあちゃん、可愛いらしいではなく可愛いい
それはおばあちゃんが死んでてそこに見えるのは若い頃の姿
今井春菜 さんの可愛さがそう思わせる
1つはファッションショー
そこにはランウェイを彩るモデル達が
そしてメインの服のデザイナーとモデル…の代役が…しかもモデルの彼女まで…
この彼女がかなりギャル?
そんな感じで笑いを作ってたのが 鳩川七海 さん
ぶっ飛んでるけど魅力的な彼女は違う物語との橋渡しのキーマン

スーパードンキーヤングDX

スーパードンキーヤングDX

ヨーロッパ企画

AI・HALL(兵庫県)

2020/01/30 (木) ~ 2020/02/03 (月)公演終了

満足度★★★

ある男が事故に遭い目を覚まさず10年の時が過ぎる
急に目覚めた彼が元々生活、接してた人のところに戻ると…って感じに展開する物語
ヤンキー、サブカル、ビレバンなんてあいいるような、相反するようなワードが飛び交い軽快なテンポで進む物語
最初のシーンは病院なんだが、そこから笑いの要素は満載
いいテンポで笑いのタイミングがあるのもいいんですよね
舞台装置、舞台美術にも凝ってる感じは流石やなって印象なんですよね
あまり印象に残らないかもだが早着替えとかもお見事ですね

華よ咲け

華よ咲け

ステージタイガー

近鉄アート館(大阪府)

2020/02/01 (土) ~ 2020/02/02 (日)公演終了

満足度★★★

江戸のとある剣道場でめっぽう強い少女の桜、その周りには彼女には勝てないんだが心強い4人の仲間たちが
そんな5人を中心に進む物語
その江戸には最近手当たり次第に人を斬る人斬りが…そしてトラブルメーカーの彼女は…ここから大きく物語は動き出す
そしてもう一つの物語が並行して進む
それは御神木、それを守る少女、そんな彼女に一目惚れしてしまう男
男は大都から来た軍隊のリーダー、そんな彼は偉ぶるわけでもなく少女と触れ合っていく
そんな感じにこちらの物語も進んでいく
2つの物語は接点も共通点もないように感じるのだが…
ステタイさんらしく運動量は多目の舞台なんだが今回は殺陣をふんだんに取り入れての演出
途中に木刀のシーンがあるんだが、これは相当な迫力で、もしかすると剣の戦い以上伝わるのかもしれない
照明、転換も見事にこの舞台を盛り上げてる
かなり切なくて、しかしその先を感じる素敵な舞台

RE:PLAY track.1 『三人分の欠陥』

RE:PLAY track.1 『三人分の欠陥』

劇団 右脳爆発

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2020/02/01 (土) ~ 2020/02/02 (日)公演終了

満足度★★★

劇場に入ってまず足を止めてしまう、それは予想外の2ndでの2面舞台
T字に組まれたステージの両脇に客席ってイメージに悩むかも
そして物語はお葬式から始まる、しかしそのシーンはここから始まる濃厚で複雑な序章にしかすぎない
序盤はかなりインプットが多くてついていくのに必死
後半に向けてかなりテンポ良く丁寧にそれらが回収されていくのが、かなり心地いい印象
リズムがもの凄くいいんですよね
メインになるストーリーは4つ
微かな関係性、しかしそれらは想像以上に複雑に絡み合って本当の姿を現していく
シーンを演じる場所までもズラしながら、上手く絡めながら展開されていくのは見応え充分です
これだけハケ口を多く使って効果的に観せてる舞台は珍しいかもしれない
頭をかなりフル回転の舞台なので観る人を選ぶのかもしれない
しかし推理ものなんかを好む人であればかなりおすすめな作品なのかもしれない
サスペンススリラーと銘打たれた舞台
個人的にはかなりミステリー要素が濃い気もする

『国府台ダブルス』

『国府台ダブルス』

filamentz

新宿村LIVE(東京都)

2020/01/22 (水) ~ 2020/01/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

舞台は国府台高校『自主自律』を旨とするこの高校で今度は『卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱問題』が勃発する
もう始まった瞬間からアガリスクさんの世界観が満載
最初から全開の舞台に引き込まれるしかない感じ
食い違う学校側と生徒側の主張
その落とし所を探る卒業式実行委員会
ある意味で三つ巴、そんな感じが微妙に変化したり、いがみ合いが増したりする展開は完全に時間を忘れて引き込まれる
初演とはやはりかなり変わった印象
キャストの変化もあるが、いい進化を見せてもらった様な印象
本編の前後にあるサイドストーリーは 古屋敷悠 さんと 星秀美 さん
これがなかなかにメインストーリーを盛り上げる感じ、特にラストいいんですよね
秀美さんのほんとはそうやったんかいってツッコミ入れたくなる感じいいですね
初演も良かったですが
やはり最初から全開の狂犬 熊谷有芳 さんいいんですよね
この熱量が出せる役者さん数えるほどしかいないって印象
個人的にはもうワンランク上いけるかなって思ったかも
やはりメインは 榎並夕起 さん
好きな人を思う感じ、可愛さは初演を凌駕って印象
そして今回も報われない恋をする 津和野諒 さん
この人の作る空気感も好きなんですよね、しかしほんと報われませんねw
そして先生側の斬り込み隊長的な存在が 鹿島ゆきこ さん
この存在、過去があるからこそ膨らむ世界観
そして美しさ増してます?
斉藤コータ さんの暴走気味の役もいいスパイスなんですよね
伊藤圭太 さんのかなり硬いんやけど、ちょつぴり乗せられやすい感じも効果的
矢吹ジャンプ さんは今回セリフはそこまで多くないんですが、やはりこの人しか出せない空気感を作られますよね
式次第を今回も書き続けるのが 前田友里子 さん
破られても、破られても書き続ける
破られてた瞬間の表情はほんと切なくなります
ほんと個性的な役者さん揃いの中でも独特な 淺越岳人 さん
今回もある意味同じセリフなのに引き込まれるいい空気感
しかし今回もしかしたら夕起ちゃんに1ヶ所救われました?
今回初見でしたが魅力的やったのが 雛形羽衣 さん
声がいいんですよね、そしてセリフのないところの表情もかなり魅力的
伊藤さんを手玉に取るあたりもほんと良かった
他の感じも観てみたいです
今回少し無理やりなスケジュールで弾丸で観させていただきましたが、両作品共に極上
やはり 冨坂友 さんの作る作品が好きなんだなって思わされた公演
そしてこのメンバーを揃えられ、そして観に行けたのはほんとに良かった
最&高でした

モダン・ガールはネコを探して

モダン・ガールはネコを探して

劇団レトルト内閣

HEP HALL(大阪府)

2020/01/24 (金) ~ 2020/01/26 (日)公演終了

満足度★★★

世界観のベースは大正、ハイカラさんって言葉が似合う感じ
そん中にミステリアスなテーストを加えた感じの作品
身上調査、ディテクティブ(探偵)って言葉が浮かんでくる様なお話
そこにはスパイものって感じのティストまで入って流れる様に引き込まれていく展開
レトルトさんらしい音楽やダンスを効果的に取り入れながらの演出が魅力的
完全な暗転てもしかしたら一回だけですかね?
演出見応え十分
青木道弘 さんが最初?ってなるインパクトの大きさ、さらに 石原正一 さんと…
たはらもえ さんの可愛らしく強気な感じ似合いますね
安東利香 さんの雰囲気の変化の多さは見応え十分、最初の好きですw
ほんと振り幅大きい
寺井竜哉 さんの渋さが光ってますね
相変わらずのかっこよさ
アフターイベントがあって、それが サラリーマン講座 出世した後輩編・ファーストサマーウイカの下剋上
ご出演は
ファーストサマーウイカ さん
こみたお さんと聞団員による、短い演技とトーク
劇団員さんとの関係性や最近のご出演を笑へって楽しい時間になりました

第5回 30GP

第5回 30GP

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2020/01/17 (金) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★

三等フランソワーズ さんは決勝第1試合までは青い恋人たち
そして2試合目から演目を変えてきたんですよね
クリスマスの夜に起きる心温まる物語
30分にギュッと凝縮されたこの作品はやはり引き込まれて時間を忘れてしまいますね
そして後で発表がありましたが6分ほど超過w
結果的にはバラバラだった3つの人間関係が複雑に絡み合い、そしてそれぞれで結果に向かっていく様な作品
メインの一果の物語も素敵なんですが、それだけではないのが凄いんです
今回少し珍しくカテコ?終演後まで澤井さんの涙が止まらなかったのは役への思いかな
劇団乱れ桜 さんは夫婦未漫談
本日2回目のこの作品
やはり凄いのは変化さえ想定された脚本やってことですね
この作りを思いつき、そしてこなせる2人の役者のポテンシャルは高いなって印象
そしてこの回はゼクシィも見事にクリーンヒットやったんですが、ビンタが恐ろしいほどクリーンヒットやったんですよね
あまりに綺麗に入りすぎて『おっ!!マーク』って声が出そうになりました
そしてそれさえも笑に昇華するそんな事もnapomidoriさんの計算なのかもしれません
1勝ずつでむかえた決勝ラウンドの第3試合
総当たりではあるものの、結果的にはこの試合の勝者が王者になる展開
甲乙つけがたい2作品ではあったが、結果は2年連続で三等フランソワーズ さんの勝利
結果的に作品自体の超過分とカテコのトークで-8ポイントでの勝利は圧巻の一言

たちまちの流(ながれ)

たちまちの流(ながれ)

ソノノチ

京都芸術センター(京都府)

2020/01/16 (木) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★

9のシーンから構成された、基本的にはセリフがない人の動きと表情だけで作り上げられていく世界観
観るものが感じるままに物語を想像していく感じの舞台
シンクロした動きもあれば、何かを起点にそれぞれの動きが始まったり
広い舞台をめいっぱい使った感じ、ほぼ音響もなしといった独特な演出で作り込まれてる
そこには空気の動き、川の流れなんかが浮かんでくるそんな舞台

「友達を、焼いた。」

「友達を、焼いた。」

無名劇団

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2020/01/16 (木) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★

去年の中之島春の文化祭作品をブラッシュアップ
ペット、いやもう1人の家族
当然のことなんですが別れたくはない、少しでも長く…
しかしそれにはリスクも、そして別れの瞬間に自分の行動がその家族にとってほんとに幸せだったのかという葛藤に変わる
複雑な気持ちそんな感情に揺れ動きながらさらに成長していくのかもしれない
そんな感じが伝わってくる素敵な作品
基本的なお話の構図は全く変わってないんですが、ラストの感じは全く別物になってた印象
この感じにはさらにメッセージに込められたもの、考えさせられるものが強くなってた印象
照明がかなり良かったかも

成井豊と梅棒のマリアージュ

成井豊と梅棒のマリアージュ

NAPPOS UNITED/dynamize

サンシャイン劇場(東京都)

2020/12/17 (木) ~ 2020/12/27 (日)公演終了

【 plat d’ 梅棒】ほぼ台詞なしのいつものスタイルが中心でした。やっぱり梅棒は元気出る。
<BBW>15Minutes Madeで上演した演目の再演。見たとたんに「これこれ!」ってなる感じ健在。
<Y>演歌の世界観。Y役の櫻井竜彦さん、冒頭の煙草のシーンから凄く格好良くて、持っていかれました。ツボ。
<CROSSROADS>成井さんらしい「SF]「親子」がモチーフの作品。梅棒のがっつり台詞劇は貴重なのでは?
<End ofF Story>ひとりの男の人生を振り返る。面白いそしてしみじみ。

【plat de 成井豊】
15Minutes Madeで上演した『ラスト・フィフティーン・ミニッツ』から始まるその後の世界。
残された娘「雪ちゃん」の人生を、その他の短編を絡めて。
思った以上にキャラメルボックス。年末にキャラメルボックス、この感覚久しぶり。

マッチ売りの少女

マッチ売りの少女

劇団不労社

studio seedbox(京都府)

2020/01/10 (金) ~ 2020/01/13 (月)公演終了

満足度★★★

そんなに広くはない会場
そこに入った瞬間に目に止まるのが吊り下げられた枠
そして大きめのテーブルとそれぞれの辺に備えられた椅子
そんなに凝った感じではないが、気になる方配置から物語は始まっていく
初老の夫婦が夜のお茶会のセッティングをしている、そこに女が訪ねて来るんだが…
その女とのやり取りから混迷を極めていくんだが、進めば進むほどに謎は深まっていく感じ
ラストのシーンでほんとはこうなのかなって少し考えに変化があるかもしれない
映像、光を巧みに使ってかなり魅力的な演出が印象的
反転させる配置転換もあまり観ない展開でした
そしてこの作品には声の出演として幻灯劇場さんの藤井颯太郎さんがご出演されてるんですよね
これがなかなかにストーリーのポイントで入ってる感じで存在感がなかなかでした
かなり静かな感じが多いんですが、それだけではなく荒々しかったりの魅力的な舞台でした

死ヌ事典

死ヌ事典

壱人前企画

ザ・ポケット(東京都)

2020/11/10 (火) ~ 2020/11/15 (日)公演終了

5つ~ぐらい短めの劇の構成でしたが、どれも“死ぬ”事に関してのまざまざとした現実を表していたところは興味深かったです。

劇の劇

劇の劇

壱劇屋

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2020/01/10 (金) ~ 2020/01/13 (月)公演終了

満足度★★★

3人で紡ぎだす10の劇で構成された物語
最初この10の劇からオムニバスっぽいものをイメージしてたんだが、観たらそれは全く別物
流れるように展開していくそれぞれの劇
流れがスムーズすぎて変化を意識させない展開
動きの美しさ、基本的にはマイムをベースにダンスを織り交ぜながら、四角を上手く利用し、時間と空間が歪んでいくような印象
セリフもキッチリときかせて、この少し不思議な世界観を膨らませていく印象の舞台
照明、音響がバツグンに良く、効果的に活かすのは流石の壱劇屋さんやなって印象
大熊隆太郎 さんの巧みな演出、そして動き、マイムなんかを根底に置きながら井立天さんを中心に作り上げられているこの作品
そこに高安智美さんというポテンシャルの高いスパイスを入れることによって驚くような化学反応が起きてる感じの印象の舞台
繰り返す様なズレてく感じ見事な展開
アフターイベントまで設定されてて、本日は壱劇屋新年会
スタッフさんとして入られてる壱劇屋さんのメンバーもご参加されてのトークイベント
今年の抱負なんかを話された後に少しドキドキの展開が、それは劇6のくっころを…
プレゼント抽選もあってありがたいことに小吉をいただきました

リバーシブル小父さんは~こう語った。~

リバーシブル小父さんは~こう語った。~

劇団第二黎明期

シアター西堀DOMO(新潟県)

2020/05/21 (木) ~ 2020/05/31 (日)公演終了

満足度★★★★

5月の公演は延期されたが、9月に無事上演された。直前のキャスト降板により、期せずしてファン待望のシダジュン・高橋景子二人芝居が誕生したことは、コロナ禍の新潟演劇にあって、うれしい出来事だった。
いつもながらの練られたセリフと言葉遊び。けむに巻かれつつも、シダジュン演じる小父さんの、ちょっと恥じらいながらも堂々とした立ち姿に目を奪われた。

ハロー、アイザック あるいは 雲母さん家の四姉妹【一部公演中止】

ハロー、アイザック あるいは 雲母さん家の四姉妹【一部公演中止】

劇団@nDANTE

新潟古町 えんとつシアター(新潟県)

2020/09/19 (土) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

面白かった! 作者の実感であろう、犬のハチ(実際はホームレスの男性)のセリフ含め、キャストはみな等身大であり、それぞれの悩みをくっきりと体現していて、荒唐無稽な設定と裏腹のリアルが胸に迫った。

真夏の夜の夢

真夏の夜の夢

東京芸術劇場

りゅーとぴあ劇場(新潟市民芸術文化会館)(新潟県)

2020/11/07 (土) ~ 2020/11/08 (日)公演終了

満足度★★★★

驚くほどスピーディーなシェイクスピア。野田秀樹の潤色、意味深長な言葉遊びが楽しい。鈴木杏の溢れる情念に惹きつけられた。

JACROW#29「闇の将軍」シリーズ第3弾

JACROW#29「闇の将軍」シリーズ第3弾

JACROW

りゅーとぴあ能楽堂(新潟市民芸術文化会館)(新潟県)

2020/11/13 (金) ~ 2020/11/14 (土)公演終了

満足度★★★★★

3作とも本当に面白い! 政治の駆け引き、人と人との力関係、男女の機敏。大きな志と、昔ながらの方法、その効果。時代を駆け抜けるような疾走感。そして何より、俳優陣の素晴しさ! 堪能させていただきました。

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