カミキレ
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
区役所窓口への「カミキレ」提出。
様々なドラマの中に、ユーモアと感動。
ミュージカルシーンもあり、多彩な要素が詰まった、素敵な舞台でした。
屋根の上のヴァイオリン弾き
東宝
日生劇場(東京都)
2021/02/06 (土) ~ 2021/03/01 (月)公演終了
満足度★★★★★
日生劇場「屋根の上のヴァイオリン弾き」めっちゃ良かった。
昔観た映画版は文芸作品って感じだったけど、こっちは日本のホームコメディ感が入ってて楽しかった。
その雰囲気を醸し出して全体を支えているのが、市村正親(72)、鳳蘭(75)のベテランコンビ。この安定感凄い。超オススメです🙂
カミキレ
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★
藤原たまえプロデュースは初見なのですが、感じたのはむしろ安定感ある面白さといった印象。
役所の窓口という同じ舞台での3本の短編からなるお話ですが、笑いどころあり、泣きどころもあり。
洞爺丸ものがたり【変更】青森無観客公演をライブ配信
渡辺源四郎商店
渡辺源四郎商店しんまち本店よりライブ配信(青森県)
2021/01/31 (日) ~ 2021/02/14 (日)公演終了
カミキレ
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
1時間15分の舞台なのだが、3つの話それぞれがしっかりとしていて見ごたえのある舞台でした。
特にミュージカル!演者さん達がが楽しそうに踊っているので見ているこちらもついニコニコになっていました。
帰還不能点【3/13・14@AI・HALL】
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2021/02/19 (金) ~ 2021/02/28 (日)公演終了
舞台『菅生ゼミ休講のお知らせ』
【菅生ゼミ休講のお知らせ】製作委員会
新宿スターフィールド(東京都)
2019/11/01 (金) ~ 2019/11/05 (火)公演終了
満足度★★★★
持田千妃来さん出演。
A組を観劇。うみぐちうみ さんが掃除の人で、宇敷浩志さんが生徒役の回。
うみぐちさんは何度も拝見している方。いわゆるおばちゃん役が得意で、とても安定感があります。「BADASS PSY-KICKS!」という舞台で演じた緑の都知事役はお見事でした。
今回最も印象に残ったのは宇敷さん。帰り際に「いちばん良かったですよ」とお伝えできました。「ファントム・チューニング外伝」という舞台で鬼の役を拝見しましたが、メイクが濃くて素顔が分からずでした。今回ちゃんと見れて良かったです。
この公演は再演で、さらに再再演も控えています。そのことからも評判の良さが分かります。9人の生徒それぞれに特徴があって、それぞれのエピソードを交えて、楽しかったです。
持田さんは珍しく「不思議ちゃん」役で。ご自身も初めてだとおっしゃってました。新鮮でした。
鮮かな朝
秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場
青年劇場スタジオ結(YUI) (東京都)
2021/02/10 (水) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★
女性による女性の悲しみを描いた70分の中編。タイトルには「朝鮮」が隠されており、慰安婦問題、日本の在日差別がメインテーマである。小学校の校庭の砂場(4スミを吊り上げることの出来る朝鮮のつぎはぎの白い布=ポシャギ=でできている)だけのシンプルな装置。戦争中に同級生だった朝鮮人の少女二人が、アイコ(五嶋佑菜)は戦後帰国の船が沈んで亡霊になり、ノブコ(蒔田祐子)は日本に残って年を重ねていく。同じ砂場で戦後育った日本人の少女三人。この三人が大人になり、それぞれの女性としての苦しみを吐露するところから、がぜん引き込まれる。
幸せな結婚をしているように見えた孝子(武智香織)は、実は子供はまだかと姑にせっつかれたあげく、せっかく妊娠したと思ったら、病院の誤診で子宮切除され、子供が出来なくなていった。姑が、その病院へ行けと言ったのに、今は姑は医療事故に遭ったのは嫁が悪いとせめる。夫は知らん顔である。友人が「訴訟するんでしょ」といっても、「わざと贅沢な病院に行くから、と周りからどういう目で見られるか」と断る。
里子(岡本有紀)は高校生時代にレイプされたことを隠し、建設業の夫を持ち裕福な暮らしをしている。実は彼女は、朝鮮人の子。先述の二人の朝鮮人少女の同級生が産み落とし、日本人に拾われたのであるが、本人は知らない。
かつてレイプされた時に助けてくれた朝鮮人老婆・ノブコと再会するが、女は「再開発の邪魔だから、立ち退いて朝鮮に帰ってくれ」とひどいことをいう。老女は女の出自を知っていて、近くでずっと見守ってきたのだが、本当のことを言うことはできない。どんな苦しみ・修羅場を生むかわからないのだから。でも亡霊の少女いう「知らないことは罪だよ」と。
戯曲は93年に書かれた。91年に韓国の元慰安婦当事者が初めて名乗り出たことがモチーフにある。戯曲は後半の作りが非常に緊密で、多くの問題を考えさせる。そのシンプルさをストイックな舞台に仕上げて、男の「罪」(不作為の罪も含め)を突きつけられるような思いがした
オペラ『森は生きている』
オペラシアターこんにゃく座
世田谷パブリックシアター(東京都)
2021/02/19 (金) ~ 2021/02/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
有名だが見たことはなかった「森は生きている」。しかも林光のオペラ版の新演出。期待にたがわぬいい舞台だった。前半・第一幕はスローテンポで話が進み、音楽も現代音楽風の響きと旋律で盛り上がりを抑え気味。薪拾いに生かされる継娘(鈴木裕加)、農夫出身の兵士(大石哲史)、12月の精たち、という森の人々が出る。からす(泉敦史)と、うさぎと、リスの追いかけっこも(子供が楽しめる場面)。宮廷に場面は移って、「シャクホウより短いから」と「シケイ」を言い渡す怖ーいわがままな女王(熊谷みさと)が、「大晦日に(春に咲く)マツユキ草をカゴいっぱい持ってきたら、カゴいっぱいの金貨を褒美にやる」という気まぐれなお触れ。それを知ったおっかさん(斎藤路都)と姉娘(沖まどか)が継娘を、厳寒の森にマツユキ草とりを言いつける。
後半は、物語が一気に加速し、音楽も一気に親しみやすく、盛り上がる場面が続く。音楽は、オペラ化以前の劇中曲がそのまま使ってあるそうだ。12の月の精たちが1月から2月の嵐へ(精たちの動きが秀逸)3月から、一気に4月になって、舞台一面にマツユキ草が咲き乱れる演出は華やかで驚きがあった。
場面変わって宮廷。舞踏会の場面も華やかさとコミカルさがあり、おっかさんと姉娘が女王に「どこでマツユキ草をとって来たか話しなさい」と詰められて、大雪の中を森の奥の不思議な湖で、とその場しのぎの出鱈目を真剣に映じるのもおかしかった。
女王一行の森へ行くそりのスピード、カーブ、勢い。継娘の「指環よ転がれ」の長めの呪文はハイライト、大変光った。第一幕では耳打ちだったので、言葉は分からず、オケだけで予告してあった。森の精たちが季節を変えてみせて女王を懲らしめるのがまた、盛り上がる場面。転じて、女王たち3人(博士と兵士)が森に迷子になり「三人乗った難破船」とよたよたさまよう歌も哀れでおかしい。こうしたローテンションが、人間の信頼と森の讃歌を歌い上げるフィナーレを際立たせる。「これまで取ってきた以上のものを森から取らない」という姿勢は、気候変動の危機に立つ現代に通じるメッセージだ。
12人で全ての役をとっかえひっかえ演じて、面白い。森の精の人数が場面場面で変わっても(しかも最初とラストをのぞけば、最大11人で一人足りないのだが)全然気にならない。
12の月の精たちが、色違いの裾長の衣装と冠で季節を示し、女王が金ピカの衣装で、娘がみすぼらしい服から最後は白銀の衣装にかわり新しい人生の門出を示す。動物たちの扮装も、その特徴を示しつつ、やりすぎず品があった。美術、衣装、演出、音楽、歌があいまってよかった。
就学前や小学生の子供連れの観客も多く、子供が集中してみていたのも感心した。大人も子供も楽しめる、とは言うは易く行うは難し。カーテンコール後、4歳くらいの女の子がピットに駆け寄って、桶メンバーに手を振ってた。ほほえましい。休憩15分込み2時間35分(前半60分、後半80分)
「その鱗 夜にこぼれて」
空宙空地
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2021/02/18 (木) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
振り返ると飛ぶように過ぎていった日々 嬉しかったこと 悲しかったこと いろんな人が、そのようにしか生きられない 幸せって何 ふと自分を見ると、そこに居るのは、誰。 父 母 安売り ごつ盛りラーメン タイムセール そのようにしか生きる事ができないけど、言わないけれど大切な何かをもって生きている。 普通の人が、ふと気が付いた時 エールを送るような冬の花火が、上がる 皆が見た。 家族の背中にも映る花火、今の自分の背中にも花火が映ってほしい。
先の綻び
劇団水中ランナー
サンモールスタジオ(東京都)
2021/02/17 (水) ~ 2021/02/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
久しぶりの小劇場。この空気と空間、やっぱ好きだな。観劇後の夜の街は真冬の冷たさだったけど、色んなものが綻ぶお芝居に自分の心が一番綻んだお芝居でした。ありがとうございました。また、会いましょう!
マニラ瑞穂記
新国立劇場演劇研修所
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2021/02/19 (金) ~ 2021/02/24 (水)公演終了
満足度★★★★
戯曲には運・不運があるとつくづく思う。あまり上演されない、いい作品を見た。
秋元松代の「マニラ瑞穂記」は、64年の「ぶどうのの会」の初演。「村岡伊平次伝」の続編のような作品だが、ほとんど再演されていない。前の芸術監督の栗山民也演出でここで再演(2014)されたときも珍しいものをやると思った記憶があるが、結局見なかった。今回はこの劇場の研修生の卒業公演で、研修所長を務めた宮田慶子の演出である。
感想をいくつか。
改めて、秋元松代の戯曲のち密さにおそれいった。この作者の場合は、演出を兼ねる事がなかったために戯曲に全力投入されている、内容はもちろんだが、場割の構成から、登場人物のキャラ、セリフ、俳優の出ハケ、まで考え抜かれている。
日本帝国主義の拡大期を舞台にしているが、南方を舞台にした作品は珍しい。時は20世紀にはいる直前、アメリカの統治時代になろうとするころのマニラ日本領事館が舞台である。スペインからアメリカへ、その争いの中で独立運動や割って入ろうとする日本の思惑など、歴史的にもなじみのない背景が、あまり説明セリフがないのによくわかる。登場人物は日本領事館の領事や駐在武官と、内乱を畏れて逃げ込んできた南方進出の女衒と女たち。上部構造と下部構造。約二十人の登場人物が巧みにかき分けられて、研修のテキストにはもってこいの本である。だが、それだけではない、今見ると、南洋に売られた日本の女性たちが、男どもの小賢しい政治を乗り越えていく逞しさが心に残る。さすが、日本の女性劇作家の先陣を率いた作家である。向こう気の強い作家だったから、当時、ぶどうの会のみならず、日本演劇界の精神的支柱であった劇作家木下順二への対抗心が内心あったかもしれない(ただの個人的推測だが)。劇がしなやかで強い。
演出の宮田慶子にとっては自分の生徒たちの門出の公演なのだが、昔の宮田演出らしい、優しいタッチだ。生徒たちもそれぞれ持ち味を引き出されてのびのびとやっている。この研修所は全国から俊英集う演劇の東大みたいなところ、と聞いているが、なるほど、皆うまい。普通、こういう卒業公演だと、幾人かの力不足があからさまに出てしまうのは、やむを得ない、となるのだが、一人もいない。これも恐れ入ったところで、もう、どこでも使えそうだ。俳優は経験が大事で、研修所は囲い込む必要もないのだから、これから、積極的にいろいろな舞台で見てきたいものだ。
舞台は、卒業公演と言えないような本格的な舞台作りで、装置、音響、それぞれお金もかかっていて、観客もこの料金では贅沢に芝居を見物できた。
最遊記歌劇伝-sunrise-
最遊記歌劇伝旅社
ステラボール(Stellar Ball)(東京都)
2021/02/18 (木) ~ 2021/02/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
お話が最初からざっと判る構成で良かったです。そうだったのか、ということもあって。そして歌やアクションがレベルアップしてて感心しました。特に驚いたのは唐橋充さん。ふだん3枚目キャラだと思うのですが(笑)この舞台では声も見た目もふだんよりずっと若くさらに信じられないアクションを披露していて見間違いかと思うレベル。本当に驚きのラスボスでした。エクソシストの法月康平さんも印象的でした。他のキャラもそれぞれ素敵でした。DVDを買おうと決心するレベルで楽しかったです。会場は2階席までフェイスシールドを着けろと言われ視界はいよいよ狭く暗くなるしオペラグラス使いにくいし意味あるのかと疑問でしたがお芝居が良かったので全て忘れました(笑)
今日もしんでるあいしてる
悪い芝居
本多劇場(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★
鑑賞日2021/02/19 (金)
正直長い...
せっかく18時開演にしているのに20時をオーバーするのはいかがなモノなのでしょうか?
帰還不能点【3/13・14@AI・HALL】
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2021/02/19 (金) ~ 2021/02/28 (日)公演終了
帰還不能点【3/13・14@AI・HALL】
劇団チョコレートケーキ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2021/02/19 (金) ~ 2021/02/28 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2021/02/19 (金)
価格4,330円
19日初日の舞台(2時間弱)を拝見。
終戦から5年。病死した同期を偲ぶため、その妻の営む居酒屋に集った「総力戦研究所」の研究生達が、日米開戦の意思決定までの経緯を振り返り…。
登場人物達によるロールプレイング的な進行で訴えかける、実に見応えのある2時間だった。
それから、本題からはそれるが、劇中、ちょっとだけ登場する広田弘毅の印象が、私が承知していた『落日燃ゆ』(城山三郎著)でのそれと正反対だったのに、少なからずショックを受けた。
軍部や松岡洋右への見方が劇中でも揺れていくのと同様、歴史上の人物・組織を評価することの難しさを、改めて思い知らされた。
十二夜
文学座附属演劇研究所
文学座アトリエ(東京都)
2021/02/18 (木) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
#新訳、十二夜、あるいは、お好きなように
#月チーム
若者の公演であることで、選曲やいくつか台詞に現代にアジャストしようとした演出の試みが見られた。ただ、賑やかす声や音で必要な台詞が聞き取れず残念。大好きな作品だから、もう何度も観て知っているからいいけれど、知らないで観たら、話を理解できるだろうか?
演技にも演出にも隙間が見えて粗さを感じた。
キャストの力量にも、随分と差があるように感じられた。緊張はあるだろうけれど、もう少し楽しんでくれたらいいのに。
オリヴィアの大木あゆみさんの存在感が群を抜いていた。特に恋に落ちていく表情の変化が一番の見どころ。台詞もよく届いた。
アントーニオの藤田侑乃さんの声は張りがあってよかった。
先の綻び
劇団水中ランナー
サンモールスタジオ(東京都)
2021/02/17 (水) ~ 2021/02/23 (火)公演終了
先の綻び
劇団水中ランナー
サンモールスタジオ(東京都)
2021/02/17 (水) ~ 2021/02/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
最後のクライマックスがすごかった!!!
もう、動けなくなり、お芝居のなかに、どっぷりはまってしまった。
観て良かった。本当に心から、そう思った。
正直、最初は、話がよくわからなかった。だんだんわかってくると、どんどん引き込まれていった。
劇場は、満席で、熱心なファンと思える人たちが、身動きもせず、真剣に観いっていた。
次回も観たい、と思える劇団さんに出会えて良かった。
カミキレ
藤原たまえプロデュース
小劇場B1(東京都)
2021/02/14 (日) ~ 2021/02/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても良かったです。最高!!!
日常の中に、ドキッとすることってありますよね。そんな、役所のウラ街風なお芝居でした。
今回の目玉は、ミュージカルでしたね。オペラ、ミュージカルが大好きな私には、すごーく嬉しいサプライズでした。
市役所の男性職員、ズレてるけど、妙に可愛い、憎めない、いいキャラでした。
真面目な女性との対比が実におもしろい。
藤原たまえさんプロデュース作品は、ほっこりしてて、観るとクセになります。
また、次回も期待ですね。