満足度★★★★
鑑賞日2021/02/19 (金)
価格4,330円
19日初日の舞台(2時間弱)を拝見。
終戦から5年。病死した同期を偲ぶため、その妻の営む居酒屋に集った「総力戦研究所」の研究生達が、日米開戦の意思決定までの経緯を振り返り…。
登場人物達によるロールプレイング的な進行で訴えかける、実に見応えのある2時間だった。
それから、本題からはそれるが、劇中、ちょっとだけ登場する広田弘毅の印象が、私が承知していた『落日燃ゆ』(城山三郎著)でのそれと正反対だったのに、少なからずショックを受けた。
軍部や松岡洋右への見方が劇中でも揺れていくのと同様、歴史上の人物・組織を評価することの難しさを、改めて思い知らされた。