シラノ・ド・ベルジュラック 公演情報 メジャーリーグ「シラノ・ド・ベルジュラック」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    いい女の条件

    『シラノ・ド・ベルジュラック』は言うまでもなく、エドモン・ロスタンの戯曲作品として、映画にもなったし、本も出版されてるから、みんな、知ってるよね?(・・)


    『しらねーー!!』っつーお人、前に出なさーーーい!!
    お仕置きですっ!

    Σ(゜□´(┗┐ヽ(.◇.´)ノ ライダーキック!!






    ~~あらすじ~~

    ネタバレBOXに・・・

    開ける前によっく考えて。(・・)よっくよっく考えて。(・・)じー。。(パンドラの箱)










    この芝居が優れているのは、その会話である。実に会話が見事なのだ。

    ロクサーヌに愛を捧げる言葉の巧みさ。
    言葉が音符になって舞踊ってる感があるのだ。

    楽しくておしゃれでチャーミングなのだ。




    この物語のテーマは純愛です。
    シラノの人生の全てをロクサーヌに捧げた。。



    素晴らしかったですっ!

    純愛ものに大抵の女性は弱いっしょ?(・・)






    『いい女というのは自分に正直で、誰にも負けない我が儘で強い女なのだ。
    男を見事にふって、それでも男はその女に永遠に恋し続ける、そんな女こそいい女なのだ。
    ロクサアヌはつまりはそんな女である。』

            ↑

    これがいい女の定義らしいが・・・どーなんでしょ?


    どんあ女がお好み?(^-^)/






    ネタバレBOX

    1640年。雑多な人で溢れ返るブルゴーニュ劇場の中で、ひときわ目立つ大きな鼻の持ち主、詩人にして剣客とその名も高いガスコンの青年隊の偉丈夫、シラノ・ド・ベルジュラックが大声を上げた。

    今しも彼が秘かに思いを寄せる従妹のロクサーヌに色目を使ったモンフルリーを舞台から引きずり降ろし、それに言いがかりをつけてきたヴァルヴェール子爵(かねてより妻ある身でありながらロクサーヌを狙っているギッシュ伯爵の手先となっている男)と決闘しようというのである。


    騒ぎの夜、シラノはロクサーヌから伝言を受けるが、それは彼女の慕う美青年クリスチャンがガスコンの青年隊に入隊するので、彼女の思いを伝えてほしいというものだった。


    自らの鼻にコンプレックスを抱くシラノは従妹のロクサーヌへの恋心をじっと胸の奥に押し隠している。


    同じくしてクリスチャンもまたロクサーヌに想いを寄せており、シラノは心ならずも二人の恋の仲裁役をつとめることになる。

    口下手で文才のないクリスチャンに代わり恋文を代筆し、告白の後ろ盾をするシラノは同時に自分のロクサアヌへの想いを重ね合わせているのであった。


    ここのシーン・・・ロクサーヌを相手にクリスチャンの陰でクリスチャンの変わりに愛を囁くシラノのシーンが面白い。。


    一方シラノに怨みを抱くギッシュ伯爵は仕返しのためガスコンの青年隊を戦場に送ることにするが、それを知ったシラノの機転でロクサーヌとクリスチャンは出陣の前夜に、にわか仕立てながら結婚式を挙げることができた。


    そして、ロクサーヌの『あの人を守って、私の愛するあの人を。そして、手紙を書くように、あの人に伝えて。』の言葉どおり、シラノは陰になり戦場でクリスチャンを守る。


    シラノはクリスチャンにも無断でどんなに戦闘が激しくなってもロクサーヌに一日2通の恋文を届けることを忘れなかった。


    それを知ったクリスチャンは危険を省みず戦場にやって来たロクサーヌに、シラノも愛を告白すべきだと言うのだが、しかしロクサーヌの目前で夫、クリスチャンが敵弾に倒れてしまう。

    ロクサーヌはシラノが書いたとも知らず、手紙を恋人の思い出と共に胸にしまう。


    15年の歳月が流れ、夫を失ったロクサアヌは修道院で暮らしており毎週土曜日に訪ねてくるシラノとの面会だけを楽しみにしていた。

    そして、シラノはロクサーヌに物語を聞かせる。


    相変わらず敵の多いシラノはその途中で頭上から材木を落とされて重傷を負うが、はうようにしてロクサーヌのもとへ向かう。


    あのクリスチャンの恋文を読んでちょうだい、とロクサーヌに頼まれ、シラノは朗読を始めるが、夕闇の中にもかからわず一言一句間違いなく諳んじる聞き覚えのある声に、ロクサーヌははじめて手紙の主が彼であったことを悟る。


    だが瀕死のシラノはロクサーヌに己の秘めた想いを決して告げることなく、最後の力を振り絞り勇姿をみせる。


    ロクサーヌの『なぜ、なぜ、今まで黙っていたの?!もっと、早く言ってくれたら・・また違った人生があったのに・・』



    シラノの最後の言葉『いや、これで良かったんだよ、ロクサーヌ、君が居てくれたお陰で自分の人生が何と華やかだったことか・・・人生は心意気だっ!』





    しかし時すでに遅くシラノはロクサーヌに看取られて息絶えるのだった。






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    2007/09/06 18:50

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  • こんばんは。お初です~(^0^)
    うんうん(。。)(・・)(。。)(・・) キャストによって確かに全然ちがいますねっ。

    ただ、あの連日の恋文には・・・そしてその内容には・・・ロクサーヌだけでなく大抵の女性は落ちるでしょうね~。。
    実はそんな角度から観てました。。すると、余計に思い入れが強くなって、終いにはロクサーヌと自分が重なってました~~(^0^)

    くうぅ~~~!祐一郎さまと、まりさま・・・最高のキャストですわね?


    観たら、倒れますわねっ!?(^^#)

    2007/09/10 23:42

    こんばんは、はじめまして。この作品、確かに戯曲は素晴らしいですよね。
    映画にしても舞台にしても。シェークスピア同様スタンダードな作品だから、
    こちらはは「比較」しちゃうから、おのずとハードルが高くなるんだよね。
    いろんな人がロクサーヌやシラノを演じていて、「自分のお気に入り」のキャストや演出と
    同じレベルを期待しちゃうから、ついつい見る目も厳しくなっちゃいますね。
    山口祐一郎のシラノと花総まりのロクサーヌのミュージカル版なんかで、見てみたいなぁ。

    2007/09/09 00:26

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