かもめ‐愛を紡ぐ人‐」 公演情報 六舎企画「かもめ‐愛を紡ぐ人‐」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    かみまくる主役
    むしろ脇役の演技が秀逸!

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    美しい湖のほとりにある伯父ソーリンの田舎屋敷が舞台。
    そこへ著名な作家トリゴーリンを連れて、モスクワから有名女優である母アルカージナが華やかな空気と共に帰ってくるところから始まる「かもめ」のストーリーは知らない方は居ないと思うので割愛。

    「かもめ」の最大の見せ場は苦悩だ。だから、心理劇にふさわしい物語の舞台化を何度となく観ている。
    トレープレフの苦悩は、アルカージナやトリゴーリンが少々の才能で華々しい成功を収めていることに対する不満と、自分の愛するニーナがそのアルカージナやトリゴーリンにあこがれて自分を捨ててモスクワへ行ってしまったことを主な内容としているが、彼は変化のない草深い田舎でこの単純な不幸に繰り返し浸っていただけでこれ以外何も経験することがなかった。

    雑誌に取り上げられて小説家として、そこそこ有名になってはいたが、ともかくこういう環境の中で書斎にひきこもり、ニーナに対する愛情だけをたよりに生きていたトレープレフは妄想と幻影の混沌のなかをふらついて、ただただ、出口のない単調な苦悩で神経をすり減らしてしまったのだった。

    今回はこの主軸となるトレープノフ役のセリフの噛み(とちり)が多かった事と演技力がまだ未熟だったことから、その世界観に浸れなかった。しかし、脇に徹するキャストらの演技が秀逸だったので、救われた舞台だった。

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    2010/05/17 14:45

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  • きゃる>
    >一般の大衆的な商業演劇ではよく、そういうことがありますよね。

    同感です。
    「いい加減にしてくらさい!」byマルクル。笑
    商業演劇を観ながら突っ込みいれてると、ごはん3杯イケマス。

    2010/05/17 21:50

    みささま

    >ワタクシはこの主役は存じ上げなかったですが、客寄せパンダだったんでしょか?

    私も存じ上げない俳優さんなので、たぶん、このお芝居は違うと思いますが・・・。
    一般の大衆的な商業演劇ではよく、そういうことがありますよね。

    >ゲド戦記の冒頭の裏路地で出てきた、妙ちくりんな飲み薬?の売人の爺さんが
    「金はいらんからァー、いヒー気分になるずォう~」 の薬でも飲みたい気分でした。笑

    あははは・・・。

    2010/05/17 21:09

    きゃる>
    ワタクシはこの主役は存じ上げなかったですが、客寄せパンダだったんでしょか?

    ゲド戦記の冒頭の裏路地で出てきた、妙ちくりんな飲み薬?の売人の爺さんが
    「金はいらんからァー、いヒー気分になるずォう~」 の薬でも飲みたい気分でした。笑

    2010/05/17 19:15

    みささま

    かみまくる主役かぁ、こわいねぇ(笑)。
    脇役でもってる芝居なんですね。
    よく、商業演劇などで、客よせにネームバリューがあるタレントを主役にして、その主役の芝居がひどいってときがありますが、商業演劇のばあい、この主役のおかげで料金高いわけで、その場合はお金返すべきだと思う公演がありますねぇ。まあ、そういうところには最近、出かけていかないけど。

    2010/05/17 16:16

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