PerformenⅤ~Purgatorio~ 公演情報 電動夏子安置システム「PerformenⅤ~Purgatorio~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    律動人型のダンスが素敵
    オープニングに律動人型、つまり操り人形が踊るシーンがなんともダイナミックで楽しい。実はこのダンスは随所に盛り込まれていた。

    以下はネタばれBOXにて。。


    ネタバレBOX

    愛する妻を失った錬金術師は、その遺体を糸で繋ぎ合せて神経を作れば元通りの人間になると信じ実行する。しかしそんな錬金術師はその行為を罪だと咎められてゴルゴダの丘に連れて行かれ十字架に張り付けられてしまう。ゴルゴダの丘というとキリストを思うが、このお話はキリストの教えとこれから登場するキャラクターたちの生きざまを描いたお話だ。

    人々はみな、天から与えられた運命という糸に操られてるだけだという風景を示すかのように舞台を3パターンに分けて、どのパターンも同じ動きで律動人型は動く。だからキャラクターのセリフと動きが状況に合ってないが、むしろそこがオモチロ可笑しくコミカルなのだ。言ってることとやってることがチグハグ!笑
    そんでもってセリフを拾って繋げていく手法も非情に面白かったのだが、なんせ、その風景が延々と続くわけだ。だから、面白いのだけれどちょっと飽きる。

    物語はそんな錬金術師を父に持った娘が父を探しに煉獄の山を修行さながら登る。といういかにもキリストなのだ。笑    娘は様々な出来事に会いながら、自分を見つめ直す。娘は失ったものをなげいてばかりで自分の意思で行動を起こさず、見ようとしなかったことに気付く。結果、精一杯考えて精一杯死んでいこうと決意する。「覚悟を持ってパフォーマーだーーー!!」と。

    音楽、衣装、照明、全てが本当に素晴らしい舞台だった。全体的にコメディ感満載で、喜劇だと感じた。

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    2010/04/22 17:06

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