4.48サイコシス(演出:飴屋法水) 公演情報 フェスティバル/トーキョー実行委員会「4.48サイコシス(演出:飴屋法水)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    肌に合わない
    この作品に関してはキャストは4人まで。そんな思い込みをずっと前から持っていたものだから、こうも多い登場人物に面食らう。
    でもって、たどたどしい日本語をしゃべり、はちゅおんもちっと違うんじゃね?なんつって聞き取り難い外人のセリフに閉口してしまったのだった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    開演と同時に舞台上空で逆さ宙吊りに浮いている謎の男。「ワシ、インディアン!」なんつってセリフが聞こえてきそうな雰囲気。その異様なくらい髪の長い男の髪が真っ直ぐ下に伸びて男の顔全体を隠す。あまりにも異質な空気感が漂う。と、同時にその男の後方、高いところではドラムのセットが2つ。このドラムの音が響き、やっぱアパッチじゃね?なんて観客椅子に響く音響に興奮したのもつかの間、奇妙な日本語をしゃべる外人が・・。

    これはないよなー、興ざめしちゃうじゃん!英語で話して字幕の方が良かったような気がする。物語の筋は元々の原本「4.48サイコシス」自体が遺書のようななぶり書きと・・・・・・・・。が続くわけだから、この舞台ほど演出家の感性が試される本はない。生きてることへの罪悪感と罰を常に心に持ち続け、その精神的不安から自分を責め、人として生きていてはいけないんじゃないか?と思い込み、自分を殺したいと考える。その考えの元は孤独であり、満たされない愛であり、誰も愛せない心であったのだと思う。人間、人よりも頭が良すぎると稀にこうなる。あまり物事を考えすぎない愚鈍のほうが案外、幸せに生きてるのだ。

    最後は神に懺悔して自害するが、今回の演出の奇抜な部分は、この吊り下げられた人体と赤いプールに入っていく男と壊れた電話BOX,、そして髪の長い男がプールに沈む場面は衝撃的だったが、他の場面ではまったくのれなかった。ワタクシの感性には合わなかった。という事だけだ。

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    2009/11/22 16:08

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