愛のルーシー 公演情報 北京蝶々「愛のルーシー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    案外、暗い。
    勝手にもっと明るい物語なのかと。
    「バイオスフィアJ」の中で息づく8人の男女の人間関係。

    以下はネタバレBOXにて。。

    ネタバレBOX

    地球の環境を再現させようと「バイオスフィアJ」という施設を作った研究者たちが、実験的に8人の男女を住ませて、自給自足の生活を開始させるのだが、現実の社会と同様、そこには恋愛や人間関係の煩わしさが発生する。

    彼らの間では「楽園」と呼ばれる、この施設では自給自足の生活が思った以上に辛く飢えていた。中でも若い男女の事だから、三角関係の恋愛沙汰に発展し、それを面白おかしくかき回す輩も出てくる。

    小さなコロニーで同じ人間とのみしか触れ合って生きることしかできない状況で、そこには閉鎖されたストレスや屈折した精神までが宿る。少しずつ全員が病んでいく環境の中、この8人を監視してるだけが使命の研究員たちは、やがて干渉しはじめ、そして自分達もそこに住み着くようになってしまう。つまり、監視しているうちに、二人の研究員はそれぞれ好きな相手ができてしまった。というオチ。

    病んだ人間関係や閉塞感やどこかねじれた精神の描写が上手い。
    役者もキャラが濃く見応えはあるが、あまり好みの芝居ではなかった。
    どうしようもなく暗く不条理な感情だけが芽生えて、カラッとした夏のイメージが沸かない。
    この物語は好き嫌いに割れるのではないかなぁ・・。

    要するに、そんなちまちました人間関係や、惚れたハレタの三角関係はどーでもよくて、もっと大作を期待していたんだよね。
    だって、CoRich舞台芸術まつり!2009春 最終選考作品!なんでしょ?


    4

    2009/05/20 22:39

    0

    0

  • どぐされ>
    お久しぶりね。(^0^)相変わらず元気そうじゃあないの!
    いあ、相応しくない。というより個人的に勝手にもっと壮大な物語が選考に残ると踏んでたのよ。
    まあ、それなりの観劇数を踏破してるわけだから、芸術まつりには色んな観点からそれなりの物語性も必要かと。
    つまり、世界観が広い方が納得できるかと、考えたのよね。
    そういう大きなテーマを掲げて公演を打ってる劇団はいくらでもあるわけだから。
    それでも、このお祭りに応募しなければ、どーにもならない事だけれどね。

    そんでもって選考は審査員が決める事だから。
    あくまでもワタクシは主観的な意見にすぎない。
    これで宜しい?(^0^)

    2009/05/22 09:44

    ※このコメントはネタバレを含みます※


    「ちまちました人間関係や、惚れたハレタの三角関係」
    を描く演劇は
    「CoRich舞台芸術まつり!2009春 最終選考作品!」
    にふさわしくないのでしょうか?

    昨年はトレンディードラマを標榜する
    劇団競泳水着が最終選考に残っていましたが。

    2009/05/22 04:40

    はい。設定が設定だけに、日常とあまり変わらなかったら、何も「楽園」のなかでなくてもいいんじゃね?みたいな感情になりました。
    ああいう風景って現代社会でも普通にあるし・・。

    なんかもっと、科学的な風景を描写するのかな?っと、思ってました。
    トリカブトとか、普通にみんな知ってるし。
    そんなに斬新なものじゃあなかったですわ。

    ただ、こういうねじれた物語が好きって方もいるかと。

    なんだかねー、ここに登場する男は女なら誰でもいいなんて手合いもいて、こっちが駄目なら、あっちの女・・みたいな状況が好きになれなかったんだよね~。。

    2009/05/21 12:16

    話の設定はなんか興味深いですね・・。

    近未来、あるいはこうゆう時代が来るんじゃないかって、また研究自体はもう既にどこかの国では秘密裏に始めてるんじゃないかって、なんかそんな緊迫感も感じます。

    ただ、閉じ込められた空間での生活となると、そこは好き嫌いや、若い男女だと恋愛感情も含め、描写の焦点がどうしても人間関係に重きを置いたストーリーになるんでしょうね・・。

    そうですね、折角ユニークな状況設定ですから、もう少し大きな展開とか組み入れても面白いのかも・・。

    三角関係や恋愛感情だけでしたら、別に普通の日常生活でも沢山見かけますしね・・。

    2009/05/21 01:46

このページのQRコードです。

拡大