満足度★★★
『すべての風景の中にあなたがいます』梶尾真治のロマンティック系作品として典型的なタイムスリップもの。主人公1人を中心に描いた原作をどう舞台化するのかと思っていた上に、いざ装置を目にしたら「山の中が大半なのに何で?」状態で「もしかしてタイトルと内容を取り違えて記憶していたのか?」とさえ思ったら、なるほどそうきましたか、な工夫あり。そうすることによって、原作では地の文で語られている主人公の状況などを舞台に「乗せる」のはお見事。とはいえ「いかにもキャラメル」なギャグが浮き気味…と言うよりはウザく感じる。
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2009/03/25 01:58
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