演劇集団キャラメルボックス 2009 ハーフタイムシアター
演劇集団キャラメルボックス 2009 ハーフタイムシアター
演劇集団キャラメルボックス 2009 ハーフタイムシアター
実演鑑賞
新宿FACE(東京都)
他劇場あり:
2009/03/05 (木) ~ 2009/03/29 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.caramelbox.com/stage/halftime2009/index.html
期間 | 2009/03/05 (木) ~ 2009/03/29 (日) |
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劇場 | 新宿FACE |
出演 | 岡田達也、温井摩耶、岡田さつき、細見大輔、左東広之、他 |
脚本 | 成井豊+真柴あずき |
演出 | 成井豊+真柴あずき |
料金(1枚あたり) |
4,000円 ~ 8,000円 【発売日】2008/12/21 料金〈全席指定・税込〉4,000円 通し券 8,000円 ※通し券は、同じ日の両方の公演を同じお席でご覧いただけます。 【「通し券」とは?】 1枚のチケットで、同じ日の両方の公演を同じお席でご覧いただける便利なチケット。キャラメルボックスの他、すべてのプレイガイドでお買い求めいただけます。2作品連続で上演するので、せっかくなら一日で両方とも観てほしい! 次の回の開演までの【60分】は、客席で休憩、ロビーでお買い物、外出もOK、時間の使い方は自由自在。 |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | 【「すべての風景の中にあなたがいます」】 ■ストーリー 4月、イラストレーターの滝水浩一は、熊本と宮崎の県境にある、白鳥山に登った。山頂近くで、突然の雨。上から駆け下りてきた女性とともに、洞窟に飛び込む。女性は、滝水がいれたコーヒーを飲むと、また雨の中へと去っていった。一冊の手帳を残して。手帳の最後のページには「藤枝沙穂流」と書いてあった。数日後、滝水は手帳を届けるため、沙穂流の家を訪ねる。ところが、その家に住んでいたのは、「藤枝詩波流」。よく似た名前だが、沙穂流とは全くの別人だった。はたして、沙穂流はどこに? ■原作者からのメッセージ 平成19年の五月、九州公演を終えた成井豊さんは、私のいる熊本まで足を伸ばされた。 その機会を利用して、私は成井さんを白鳥山へとご案内した。 本作の舞台となる山である。 それまで、風水害ですべてのルートが絶たれていたのだが、奇跡的に復旧していたのだ。 だから、熊本市から片道三時間の登山口までお連れする価値があると信じていた。 登山口に到着。そしてひたすら登った。成井さんに見せたかった風景が、そこにあった。 主人公、滝水と沙穂流が初めて出会ったときに山の斜面一面に咲き乱れていた可憐なヤマシャクヤクの群生。 二人が心を伝えあった大自然の手になる岩屋。 私はただ、何故、白鳥山を舞台に幻想譚を書かずにいられなかったかを理解して頂きたかった。 それは叶えられたと信じている。 そして、その時成井さんはどのようなイメージで白鳥山を捉えられたのだろう。 その答えを今度の公演で知ることができる。 期待せずには、おれないではないか。 梶尾真治 【「光の帝国」】 ■ストーリー 小学4年生の春田光紀には、読んだものを「しまう」力があった。古事記も枕草子も平家物語も、一度読んだだけで完璧に暗記できるのだ。実は、光紀の両親も、姉の記実子も、同じ能力を持っていた。記実子は中学1年生で、近頃はシェイクスピアの原文を「しまう」のに凝っている。10月、光紀は学校から帰る途中で、一人の老人が道端に倒れるのを目撃する。慌てて駆け寄り、老人の肩を支えると、様々な映像がドッと流れ込んできた。それは、老人の七十年に及ぶ、人生の記憶だった……。 ■原作者からのメッセージ 子供の頃、よく雑誌の後ろに「睡眠学習」という広告が載っていた。ある特殊な枕を使えば、眠っている間に楽々と暗記ができるというものである。誰もがその枕について知っており、何組の誰々が買ったらしい、という噂が飛びかった。結局、誰もその枕を見たことがなく、使った人にも会ったことがない。やがて広告は日ペンの美子ちゃんに取って代わられてしまった。今でも時々、あの枕が気になる。本当に存在していたのだろうか? 中はどういう仕組みだったのだろう? こうしてみると、春田一家の枕も怪しい。「虫干しする」なんていって、実は年に一度、あの枕を使っているのかもしれない。いや、きっとあの枕は、元々春田一家伝来の、特殊な枕だったのだ。その技術が民間に間違って流出してしまったため、常野一族が慌てて回収したのかもしれないのである。 恩田陸 【「ハーフタイムシアター」とは?】 「小説に短編があるんだから、演劇にだってあってもいいんじゃないか」と思いついて始めた、キャラメルボックス独自の上演方法。【60分】に凝縮されたストーリーで、全編がクライマックスの短編演劇。時間が空いたら、ふらっと劇場に遊びに来てください。 今回のハーフタイムシアターは、二つの小説を舞台化します。一本目は、梶尾真治さんの『未来のおもいで』。タイムマシンは出てこないけど、一組の男女の、時を超えたラブストーリー。二本目は、恩田陸さんの短編集『光の帝国』に収録されている『大きな引き出し』。不思議な力を持つ少年が、ささやかな冒険を通して、成長する物語。二つの作品に共通するのは、「一途な思い」。人の心は、時として、宝石よりも美しく輝くことがある。そんな心を、とびっきり楽しくお見せしたいと思っています。 成井豊 |
その他注意事項 | |
スタッフ | 「すべての風景の中にあなたがいます」 ■原作 梶尾真治『未来(あした)のおもいで』 (光文社文庫刊) ■脚本・演出 成井豊+真柴あずき ■CAST 岡田達也 温井摩耶 岡田さつき 細見大輔 左東広之 多田直人 久保田晶子 稲野杏那 「光の帝国」 ■原作 恩田陸『大きな引き出し』 (集英社『光の帝国』所収) ■脚本・演出 成井豊+真柴あずき ■CAST 畑中智行 岡内美喜子 坂口理恵 大内厚雄 阿部丈二 小林千恵 小多田直樹 井上麻美子 鍛治本大樹 |
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■ストーリー
4月、イラストレーターの滝水浩一は、熊本と宮崎の県境にある、白鳥山に登った。山頂近くで、突然の雨。上から駆け下りてきた女性とともに、洞窟に飛び込む。女性は、滝水がいれたコーヒーを飲むと、また雨の中へと去っていった。一冊の手帳を...
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