カラス≪終幕!次回公演は、6月末!≫ 公演情報 劇団サーカス劇場「カラス≪終幕!次回公演は、6月末!≫」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    アニメちっく!
    とにかくセットが凄い!臨場感ありまくり。
    コレ、他の劇団の演出家に見せたいくらいです。
    いあ、観て勉強したら?って言いたい。そのくらい、すんごいセット!リアルでまんまです。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    盗賊の物語。

    主役はカラスおばさんでも、カラスでもない。
    意外なことに、自分自身が誰なのか、何をしたいのか、誰と会う約束だったのか忘れてしまって思い出せない青年が主役。

    この物語には大群のカラスを描写する言葉の説明がかなりの頻度で投入される。それは30世紀の黒い森の描写、空を覆いつくすカラスの大群である黒天上の描写、手品師や観覧車がある遊園地の描写・・・それらを観客に想像させるように巧みな文字が飛び交う。

    だから、目の前では芝居を演じてるのに、頭の中では小説を読んでるような感覚に陥り、視覚、聴覚、想像、思考・・・全てが満たされる舞台。

    泥棒学校では二十面相を筆頭に、ルパンやら、五右衛門、鼠小僧が生徒として登場する。彼らは世界に名だたる大泥棒なのに、ここでの彼らは貧相で弱弱しくマヌケなのだった!そんなアニメチックな彼らに合わせ、舞台で使われる選曲も素敵だ。

    コメディとして観た方が楽しめる。普通のコメディではない。ブラックコメディ。
    だがだがしかし、だがしかし・・、不条理劇ともとれる。薄汚い壁に付いたシミがこの芝居のキーとなる。ニンゲン、生きてりゃどこかにシミは付くものだが、そのシミが生きてた証にもなるという刹那さ。

    血塗られたシミを残す事で、自分を忘れないで欲しい。と言い残した青年。
    あれ程青年に拘っていた二十面相は死んだと解った瞬間、あっさりと諦める。そのどうしようもないほどの孤独と不条理にゾクゾクした。

    演出には唐十郎の影響がここそこに現れる。個人的に愉快で楽しく切ない舞台だったが、一つ難点を言うなら、カラスの被り物が登場した瞬間はサーーー!っと血の気が引いた。をいをい、それはどーかな?みたいな。
    それから前列の観客にシートを張るなら、ちびた酒での展開ではなく、もっとドデカイ水物を使って欲しかった~。。スプラッシュマウンテン!

    ほぼ満足で躍動感のあるパラダイスな舞台でした!(^0^)

    4

    2009/03/06 18:59

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  • おーじ>
    貴方はふざけたアメニチックな芝居はきっと好まないのでしょうね。
    ワタクシはこのようなアホで不思議な感覚、案外、好きです!(^0^)

    どれどれ、感想を見に行きましょうね♪

    2009/03/12 11:54

    今夜(と言うか例によって昨夜ですね・・)観てきました・・。

    う~ん・・、自分にはちょっと・・。

    あんまし合わなかったかも・・。

    2009/03/12 02:16

    おーじ>
    おお~、観るのね?したらおーじの感想も楽しみにしてるです。

    ところで・・・夜、コメントしたくてうずうずしてるでしょう?(日記でおなじみの霊媒師!^0^)
    我慢しなくてもいいのよ~。夜も書き込んでちょーだい!(^-^)
    夜は夜でいじり甲斐があります♪

    2009/03/09 16:52

    なるほど・・、セットが・・。
    これは楽しみですね・・。

    この作品は自分も観劇予定なので、例によってまだネタバレ開けてません。

    みささまの評価も高いようですし、益々楽しみ・・。

    2009/03/09 12:27

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