カラス≪終幕!次回公演は、6月末!≫ 公演情報 カラス≪終幕!次回公演は、6月末!≫」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★

    いろんな意味で興味深かった
    今回もHPで「セットがすごい、すごい」と宣伝するものだから
    まあ、いつもの類かと思っていたら、案の定、「へー、これが?」と拍子抜け
    してしまった。みなさん、感心しておられるようですが。
    某大学の学生演劇で狭い会場に本物そっくりの駅のホームを作ったところがあり、それに比べれば別段、夫も私も感動しなかった。
    「新宿ガード下を再現」というからもっと思い切った空間の切り方をするのか
    と思ったら、なーんだという感じ。
    ワダ・タワーという俳優を初めて観ました。凄い迫力。おばさんだけど実はおじさんなんであろう。怪物みたいな役。水野香苗の芝居が肩に力が入りすぎの感も。泥棒学校に劇団運営の内情をパロったような怪人二重面相とゴウダタケシ(ジャイアンの本名の剛田 武?)のやりとりが最高に可笑しかった。書いた清末氏も偉いが、役者として彼を起用した唐ゼミ☆の中野氏もエライ(笑)。ゴエモンの佐丸のアングラっぽい不気味さ、ルパン3世の八重柏氏の
    チープな作りが目に残った。
    壁に吸い込まれてシミを残す「男」は、劇団合体で消え行く劇団サーカス劇場を表現しているのだろうか。
    うーん、意味深。

    ネタバレBOX

    カラスのおばさんが歌う歌詞の中に「三十世紀」というのが出てきます。
    以前、「二十世紀」にさんざんこだわった清末氏は合言葉の「もっと遠くへ
    行こう」のように、今度は一挙に三十世紀へ飛ぼうというわけでしょうか。
    それにしてもこの曲、70年にヒットした新谷のり子の「フランシーヌの場合は」
    にそっくりで笑ってしまった。
    清末氏は本当に「遅れてきた青年なんだなぁ」と実感できた芝居でした。
    「音程が狂ってるのはワダさんの歌唱力、それとも作曲がそうなってるの?
    」と細かいことを夫が気にしていた。どっちでもいい。アングラだから(笑)。
  • 満足度★★★★★

    僕はダメ人間だ・・・
    ダメ人間過ぎて、
    なにもかもが面倒くさくて、
    そのせいで感想すら書かなかった・・・。

    あんなにおもしろかったのに・・・
    観終わった後二週間経った今でもカラスおばさんの歌が頭の中でぐ~るぐる回ってるってのに・・・。

    まったくダメな奴だ・・・。

    ネタバレBOX

    いや、もう最高だった。
    役者さん達うますぎ。

    見入った見入った。

    ひさしぶりにすごい芝居を観た。
  • 初見のため
    もう一度観ないとこの劇団の真価が分からない。今公演だけで言うと「分からない」。しかし、何かひっかかる。

  • 満足度★★★★

    わっかりやすい唐十郎
    論理的な唐十郎というか、セリフの内容が明解で、とってもわかりやすい唐十郎だった。

    第1幕の泥棒コメディが可笑しかった。1幕のラストシーンも好き。

  • 満足度★★★

    最後まで
    展開が読めなくて、なんか良かった。うん、良かった。

  • 満足度★★★

    役者さんの熱演は・・
    素晴らしいな、と思いました・・。

    公演中ですので、以下ネタバレBOXに・・。

    ネタバレBOX

    う~ん、自分にはちょっと・・、ハードルが高かったのでしょうか・・。

    この作品で何を訴えたいのか、どんなメッセージが込められてるのか、自分にはちょっと読み取れなかったみたいです・・。

    役者さんの熱演は、それぞれ見事だな、と思いました。

  • 満足度★★★

    現代都市群像劇
    前回公演までとは異なり
    現代に生きる作家としての必然性のある物語になっていて
    素直に面白かった

    書き言葉体の台詞とあくの強い設定に惑わされず
    ワダ・タワー(クロカミショウネン18)氏と神保良介氏が好演

  • ふんいきは。
    とても好きです。

    おはなしはというと、面白いシーンはあったのですが、行動原理が腑に落ちなかったり、必要ない役が多かったりであんまり性に合いませんでした。

    役者では風琴工房の浅倉さんが素敵でした。

  • 満足度★★★★

    正に演劇
    かなり好きなタイプです。
    正に、演劇、という感じでワクワクしてしまいました。
    冒頭の歌が何故か頭にこびりついてます。

    BGMが、ちょっとオオゲサすぎる気もするのですが内容とはあってて私は好きです。

  • 満足度★★★★

    シュール・・・
    演劇初心者なんで、どんなのだろう??と思いながら雨の中を出掛けたけど、なかなかシュールで考えせられる公演でした。。
    また、次回行ってみたいと思わせる唸らせる演劇でした・・・

  • 満足度★★★★

    ピンクの豹。
    観て香って楽しいグラグラあんぐらあっちょんぶりけ 天に昇ってカラスと祝杯 公園に夜な夜な集い黒いカーテン敷き詰める ざますざますでちみって優秀 タイピンなんて3本つけちゃう スナップきかしてステッキぐるぐる ・・・な、雰囲気。あんぐら過ぎるわけでもないです。

    こんなこってりしたのを目と耳が欲していたのでちょうど良かったです。
    HPの雰囲気と煙草の香りと座敷席の多さが嫌でなく色々寛容な方に。
    二丁目にぴったりの公演でした。休憩10分入り約二時間。

    ネタバレBOX

    休憩で流れる曲はピンク・パンサーやコナンのテーマ。
    70年代、もしくは昭和初期、大正の匂いもする言葉の連続。葉っぱの香りのバニラが充満。

    五右衛門がハットリくんの獅子丸みたいで面白いのでずっと注目。五右衛門はハマってしまった葉っぱを、人が吸うのを恨めしそうにくんくんしながらゲットした後、後方で堪能してから下駄の裏で火を消していましたね。なんかじっとみちゃう獅子丸のこと。
    後、登場する度に少しずつ衣装に身につける小道具が増えていたように思うのは気のせいかしら・・・・淋しいと身につけるモノが増えるということなのかな。

    途中長く感じるシーンはあったものの、まだこういう雰囲気をやっている劇団があるとは興奮します。新宿御苑に行けばカラスおばさんに会えそう。私は70年代のアニメらしさを色濃く感じたんですけど、カラスおばさん役のワダ・タワーさんの口が四角く開くせいもあるかな。

    座敷席に座ったので背もたれにマフラーを挟み足を伸ばして観劇。
    この劇場血生臭くて好きです。面白かった。
  • 満足度★★★

    とても良かった
    舞台の使い方がとても斬新的でした。

  • 満足度★★★★

    アニメちっく!
    とにかくセットが凄い!臨場感ありまくり。
    コレ、他の劇団の演出家に見せたいくらいです。
    いあ、観て勉強したら?って言いたい。そのくらい、すんごいセット!リアルでまんまです。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    盗賊の物語。

    主役はカラスおばさんでも、カラスでもない。
    意外なことに、自分自身が誰なのか、何をしたいのか、誰と会う約束だったのか忘れてしまって思い出せない青年が主役。

    この物語には大群のカラスを描写する言葉の説明がかなりの頻度で投入される。それは30世紀の黒い森の描写、空を覆いつくすカラスの大群である黒天上の描写、手品師や観覧車がある遊園地の描写・・・それらを観客に想像させるように巧みな文字が飛び交う。

    だから、目の前では芝居を演じてるのに、頭の中では小説を読んでるような感覚に陥り、視覚、聴覚、想像、思考・・・全てが満たされる舞台。

    泥棒学校では二十面相を筆頭に、ルパンやら、五右衛門、鼠小僧が生徒として登場する。彼らは世界に名だたる大泥棒なのに、ここでの彼らは貧相で弱弱しくマヌケなのだった!そんなアニメチックな彼らに合わせ、舞台で使われる選曲も素敵だ。

    コメディとして観た方が楽しめる。普通のコメディではない。ブラックコメディ。
    だがだがしかし、だがしかし・・、不条理劇ともとれる。薄汚い壁に付いたシミがこの芝居のキーとなる。ニンゲン、生きてりゃどこかにシミは付くものだが、そのシミが生きてた証にもなるという刹那さ。

    血塗られたシミを残す事で、自分を忘れないで欲しい。と言い残した青年。
    あれ程青年に拘っていた二十面相は死んだと解った瞬間、あっさりと諦める。そのどうしようもないほどの孤独と不条理にゾクゾクした。

    演出には唐十郎の影響がここそこに現れる。個人的に愉快で楽しく切ない舞台だったが、一つ難点を言うなら、カラスの被り物が登場した瞬間はサーーー!っと血の気が引いた。をいをい、それはどーかな?みたいな。
    それから前列の観客にシートを張るなら、ちびた酒での展開ではなく、もっとドデカイ水物を使って欲しかった~。。スプラッシュマウンテン!

    ほぼ満足で躍動感のあるパラダイスな舞台でした!(^0^)
  • 満足度★★★★

    濃厚で破天荒
    演技の気迫から、客席にいて危機感を感じられるほどの臨場感のある芝居はそうそうない。まだ初見の劇団なので独自のカラーを抽出するほど読み解けなかったが、十二分にエキサイティングで血湧き肉躍る観劇体験だったし、こういう(本当の意味で)個性的な集団が生き延びてくれることは頼もしい。次回作にも期待。

    つづき:
    http://www.playnote.net/archives/001205.html

このページのQRコードです。

拡大