あひ 公演情報 多少婦人「あひ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    かんなりハマル!
    不思議な空気感。いわば、天国と地獄の中間地帯。
    よくわかんないでしょ?ーーそう、この芝居は普通の感覚で観ちゃダメ。


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    ストーリーは3本立て。

    ①すごく曖昧にした結果、逆に、なんか。

    ズバっ!っと物事の核心に触れないまま、誰かが誰かを好きなんじゃないか?と思い込み、それをまったく核心のないままに、本人に伝えてしまう。伝えた輩も本人に「彼らは貴女に気があるようだけれど、断るにしても相手が傷つくから、ここは曖昧に断るように。」なんて忠告をしたから、話は核心がないまま、どんどん違った方向に流れていく。どこまでも曖昧に。

    誰かがこんなふうに言ってた。というネタを実際の話に被さるように二重に見せる手法、とにかく楽しい。噂話を実際に演技してみせてるところに、噂の主が重なる。新しい演出方法に脱帽!


    ②藹(あい)の在る場所

    母親の葬式に集まった姉妹8人。彼女達は母が死んだ悲しみのあまり、普通の神経状態ではないことから、なにかとぶつかり合う。それぞれが勝手に勝手なことをしているようだけれど、お互いを少しずつ許しあい、結果、それが和気藹々的な画となり、うまく収まる。


    ③eye-xi

    夫婦が離婚裁判になった時、女の母の弁護士が女側につく。男には妻の父が男側の弁護士となる。最初から不利な男が裁判も人生もサイコロで決着しようとするが、負け越す。弁護士の母も父も、最終的に自分達がサイコロの目となって娘を勝たせるように仕組む当たり風刺的で面白い。


    総括 ③番目がワタクシ的にはツボ。過去の出来事を根掘り葉掘り、穿りだされ、それを演じる役者の動きがコミカル。まるで操り人形のような動き。
    セリフも巧妙で笑える。全体的な空気は不思議な世界だが、それがまた心地いい。



    2

    2009/01/27 15:46

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  • おーじ>
    とにかくね~、面白かった!(^0^)
    そんでね~、馬鹿馬鹿しいのよ。だけれど、見事な演出。

    そうそう、ユニークという言葉がぴったり。
    3作とも作家が違うのに、センスは3人とも似ていて、なんだろー、芝居を作ってる段階で物凄く楽しみながら作ったんだろうなー。って想像できるのよ。

    最後の作品なんか、妻の両親がサイコロ目を出すのに身体をゴロリとサイコロのように転がって、しばし・・フラフラ安定しないで揺れてるんだけどねー、そのうち、ゴロリ、と背中に書かれた大きな一つの目を出すのよ。(苦笑!)

    それがなんとも可笑しくて可笑しくて、笑っちまいました!(^0^)
    それを大真面目にやるのよねー。マジ、まじかよ?!って叫びたかったー!!

    いあいあ、今、思い出しても笑える。笑えるよー。おーじ!(^0^)うはっ!

    2009/01/28 01:14

    公演タイトルもフライヤーデザインも、何とも個性的ですものね・・。
    さぞかし、摩訶不思議な空間だったのでしょう・・。

    こういうユニークな劇団は、センスが合えばハマルのでしょうね・・。
    3つの作品とも何とも言えない雰囲気。
    作品説明にある主宰の紹介分にも、思わず笑ってしまいました。

    楽しめたようで良かったですね・・。

    2009/01/27 17:12

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