あひ 公演情報 あひ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
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  • 最後のやつが好きでした。
    彼らの母体となる明治劇研時代に主となって作・演出をしていたのは渡辺さんなので、やはり彼の作品はメンバーに定着している気がします。長く観ている身としても安心出来るし。電動夏子安置システム+タカハ劇団÷2みたいな印象。既存の何かに当て嵌めるのは本人達にとって本望ではないだろうけど、未見の方に伝えるには適切な手段という事で御容赦を。
    あ、ウチの作家と役者もお世話になりまして。かねてから御覧の方々にも受け入れられていれば何よりです。

    ネタバレBOX

    岡野くんの提供脚本は彼らに良い一石を投じたんじゃないかなー。「あー、多少婦人ってこういうのも出来るんだー」って思いました。これまでコメディばかりだった酒井さんの演出能力への可能性も垣間見たし。
  • 満足度★★★★

    かんなりハマル!
    不思議な空気感。いわば、天国と地獄の中間地帯。
    よくわかんないでしょ?ーーそう、この芝居は普通の感覚で観ちゃダメ。


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    ストーリーは3本立て。

    ①すごく曖昧にした結果、逆に、なんか。

    ズバっ!っと物事の核心に触れないまま、誰かが誰かを好きなんじゃないか?と思い込み、それをまったく核心のないままに、本人に伝えてしまう。伝えた輩も本人に「彼らは貴女に気があるようだけれど、断るにしても相手が傷つくから、ここは曖昧に断るように。」なんて忠告をしたから、話は核心がないまま、どんどん違った方向に流れていく。どこまでも曖昧に。

    誰かがこんなふうに言ってた。というネタを実際の話に被さるように二重に見せる手法、とにかく楽しい。噂話を実際に演技してみせてるところに、噂の主が重なる。新しい演出方法に脱帽!


    ②藹(あい)の在る場所

    母親の葬式に集まった姉妹8人。彼女達は母が死んだ悲しみのあまり、普通の神経状態ではないことから、なにかとぶつかり合う。それぞれが勝手に勝手なことをしているようだけれど、お互いを少しずつ許しあい、結果、それが和気藹々的な画となり、うまく収まる。


    ③eye-xi

    夫婦が離婚裁判になった時、女の母の弁護士が女側につく。男には妻の父が男側の弁護士となる。最初から不利な男が裁判も人生もサイコロで決着しようとするが、負け越す。弁護士の母も父も、最終的に自分達がサイコロの目となって娘を勝たせるように仕組む当たり風刺的で面白い。


    総括 ③番目がワタクシ的にはツボ。過去の出来事を根掘り葉掘り、穿りだされ、それを演じる役者の動きがコミカル。まるで操り人形のような動き。
    セリフも巧妙で笑える。全体的な空気は不思議な世界だが、それがまた心地いい。



  • 満足度★★★

    あなぐらの世界
    OFF・OFFでやるっぽい作品。っていうとわかりやすでしょ。ネタバレで書きたい。

    ネタバレBOX

    3話オムニバスですが、1話目と2話目はほとんど退屈でした。いや、構成とか、発想とかは、演劇的で面白く、人との意見のすれ違いの一話の表現も、8人の姉妹の危ない話も、最初は興味を惹きます。でも最初だけで、最後まで牽引して行く決め手がなかった。ただ、3話目にきて、いい意味でパワーアップして見えました。目玉とか、なんだか「××少年」みたいだったし、ダンスはアングラそのものだったけど、小劇場を楽しむ、というか、通が楽しめるヒントはそこにあったと思います。好きな人は大好きなんじゃないかなあ。ボクはニンマリしてしまいまいた。

    役者さんで、際立った存在感の人がいないのが残念。存在感でキャラとしてとらえるのが難しい分、あまり大勢で一斉に出てくると混乱してしまいます。3話目にして、やっと慣れて来たということかも知れません。
  • 満足度★★★★

    うん
    面白かった。★3.75個。前作も観たかった。

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