Big Tree 公演情報 ThreeQuarter「Big Tree 」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    クローン人間の物語
    オープニングが素敵です。それにあわせた音楽も!

    ちょっと中だるみな部分もあったけれど・・。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    クローン人間の話題がでて久しい。だから、ただのクローン研究の話題を物語りにしたところで私たち観劇人の興味を誘う事はできない。

    だから、この物語はクローン人間になりきれなかったクローンとクローン研究所、そしてとあるモーテルに集まる人達の人間模様を芝居にした作品。

    クローン研究所では戦争に借り出す為のクローン人間を大量に創作していた。ある研究者は二酸化炭素を増やしてしまう人間に対して酸素を吐き出すクローンがいたら地球上の空気が綺麗になるのではないかと考え、植物の遺伝子を持った二酸化炭素を吸って酸素を吐き出す光合成で生きるクローン人間の実験をしていた。この実験段階途中のクローンが自分を代理出産した母を捜すために逃走した。

    この逃走した植物クローン人間を探す為に研究所は動き出す。

    脱走した植物クローン人間はあるモーテルに匿って貰い、世話になっているうちに、人間としての心や感情が宿っていくが、実はこのモーテルのオーナーの子供は人間とクローンの間に生まれた子で、その宿命は人間を全うした後、植物に戻ってしまうという命だった。

    人間とクローンが共存していく思いや混ざってしまう血の系統。遺伝子の記憶を織り交ぜ、物語は進むが世界はいつの日かクローンが人間の指示から離れて人間よりも優れたものになってこの世を支配するようになってしまう。

    全世界のあちこちで戦争は大規模になり世界の果てが近づいたその時、ノアの箱舟なる船に乗って人間とクローン人間8名は他の星に向かって地球を脱出する。

    いつかきっと、何もない地球に戻って生命の営みが出来るようになるその時まで。

    笑いのネタは古かった!(^0^)しかし、全体的に格闘シーンなど見せ場は多く上手くまとまっていたと思う。
    ストーリーを無理に収束させた感があり違和感を覚えた場面もあったが、まあ、そこは最後のシーン、植物と化したノアの切ないシーンで全ては相殺される。

    マスターはもうちょっと痩せないと格闘シーンの動きがヤヴぁイ!です(--;)

    ちなみに会場に3~4歳くらいの子供が居て私語を満遍なく発してました。役者のセリフと被って、まったくもって劇中の空間に感情移入できませんでした。そういうう子に対してのスタッフの対応が悪い!ドア際に座らせてぐずってきたら出させるか、最初から入場させないようにするべき。あの年齢の子が黙って2時間も座っていられるはずがないです。親の常識も疑いますがスタッフの常識がないのにも呆れてしまった。

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    2008/11/03 18:27

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  • クローン物語。今年になって何作か観てます。

    おっしゃる通りです。衣装・ライト・セット・・・。それらも重要です。

    以前ジュラシックパーク、ご覧になった?あの映画の最後の場面で氷に閉ざされた蚊が映し出されたでしょう?細胞が分裂される前の段階、つまり核からもクローンは作れるから、死んだ後の、冷凍保存の状態が完璧なら出来るってことよね?
    マンモスは勿論、自然の冷凍保存みたいなものだからOKなんでしょうね。科学は素晴らしい。
    ただ、大抵の科学者はそれだけでは終わらせたくない。もっともっと・・・と研究を重ねていくうちに倫理の分野を侵してしまう。科学者とはそうゆうものかと。

    実際、どうなんでしょうね?現実の世界でも既にクローン人間は普通に生活しているように思います。

    2008/11/05 11:09

    クローンをテーマにしたストーリーって、結構演劇や映画の題材にしやすいでしょうね・・。
    少々SFチックで、話の展開も作りやすい・・。
    で、大抵オチは、人類の生命、倫理観みたいな感じになるんでしょうけど・・。

    それだけに、フォーカスの当て方はやっぱり工夫が必要でしょうね・・。
    でないと十把一絡げの作品に埋没してしまう・・。


    ところで、実際の科学の分野ではどんどん研究が進んでいるようで、もちろんマウスなど人間以外の動物ではあるけど、死んだ細胞からその種を再生できる研究も成功した、とか・・。
    近い将来、シベリアの土深く眠っているマンモスまで蘇らせることができるんだとか・・。


    満更クローンも、SF映画やお芝居の世界だけの話題ではないのかも知れませんね・・。
    そうゆう時代まで生きてたくない気もするけど・・。

    2008/11/05 00:17

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