電車は血で走る 公演情報 劇団鹿殺し「電車は血で走る」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    楽しくて切ない!
    ホント、素晴らしいですわ!確かに舞台はノスタルジックで賑やかでした。

    大切にしまっておいたブリキのおもちゃ箱を開けると中から飛びでてくる古い絵本や三次元が見える鏡や何かのスペアキーや端っこがさび付いてしまったハーモニカ。それらを見つけたような感覚のお芝居です。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    大阪梅田と宝塚を結ぶとある路線沿線の「庄内」が舞台。

    扉が開くとそこには汽車の最前にある大きな一つのライトを思わせるような光が飛び出す。やがて電車は登場する。ここでの電車は楽隊なのだ。円形劇場を巧みに利用して円を描きながら電車楽隊は踊りながら、ちんどんやのように練り歩く。ラッパやアコーディオン、笛を吹きながら。サーカス団の行進のようだ。そう、おもちゃのマーチ!(^0^)

    電車が大好きな少年・鉄彦は 線路脇の工務店の仕事場に迷い込んだ。そこでは大工さんや電気屋さんが夜な夜な集まって歌劇を繰り広げている。彼らは「宝塚奇人歌劇団」という劇団名で舞台に立つ。そして少年は歌劇団唯一の客になり、やがて歌劇団の一員となり、舞台を踏む。

    宝塚奇人歌劇団、流石に大阪からやってきた鹿殺しだけに、衣装は阪神タイガースのハッピ、それからTシャツの柄は虎!おまけに虎柄のタイツときてる。

    あー、たぶん、アレだなっ!途中で帰ってしまったお客さんはGファンなんだと思う。関東に住み着いて関東で営業するならGシャツにGロゴ、Gキャラをプリントするくらいの気の使いようがないとダメですわ。やっぱ、野球はGでしょ、G。
    関東では六甲おろしも歌わない。ってか聞いたことがない。そんな地域性で虎はないよね?思わず一休さんを差し向けたくなりました。


    で本題、血で走る阪急電車は『宝電鉄』、桃鉄ではありません。
    物語は突っ走って行くような勢いのある歌劇団としっとりした場面の展開を織り交ぜ魅了します。鉄彦は小学2年生で電車に轢かれて死んでしまった黄泉の国の住人だったことが物語が進むうちに解かれる。自分が死んでしまっていて現実の世界の住人ではない。という事が解りきってる鉄彦だったがそれでも、こうやって黄泉の国から楽隊電車を走らせてやってくる。小さい頃の夢だった運転手になって・・。


    いじめられっこだった鉄彦とかつての同級生の絡みや7000系の絡みが切なく心に沁みました。ワタクシにとっては舞台というネバーランドを充分に楽しめた舞台!役者たちのエネルギーが満ち溢れて紫煙のように地面に垂れ込め、円形の舞台から流れ出るさまを想像した。

    いあいあ、素晴らしいです!

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    2008/10/31 22:48

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  • だよねー、宝電鉄も懐かしいっしょ?(^0^)

    たぶん、舞台の設定が大阪だからトラだし、鹿もトラファンなんだよね。
    おーじもトラファンでしょ?ワタクシGファン。

    関東で六甲おろしなんか歌う輩おりませんて。喧嘩になるでー(^0^)

    はい、次回は応援してトラ止めるように言ってくだされ!(^0^)

    2008/11/02 01:13

    おぉ・・庄内、阪急宝塚線・・、懐かしい・・。

    ほぉ・・、鹿殺しさん、大阪出身、トラファンですか・・。
    球児ファンの自分としては、親近感がわきますね・・。

    確かに・・、こちらでは六甲おろしは聞きませんから・・。
    ハイ、さぞかし、肩身の狭い思いをしてらっしゃるかと・・。

    う~ん、マイノリティに肩入れしたくなる自分としては、鹿殺しさん、次回は応援したいですね・・。

    2008/11/01 02:10

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