「エダニク」「サブウェイ」 公演情報 真夏の極東フェスティバル「「エダニク」「サブウェイ」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    「サブウエイ」を観た
    舞台はかなり抽象的だ。序盤、なんとなく、むちゃくちゃでコント集のような感覚に陥るが、終盤にかけて、彼らの言いたいことはなんだか、神、世界の創世記、バベルの塔を引き合いに出し、観客にエラク壮大に感じるように騙す手法は、案外、レベルが高いのではないかと感じた。笑
    舞台は初心者向きではない。好き嫌いに激しく分かれる表現だ。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    舞台の描写は風変わりだけれど、世界の情勢や世相を映し出す。映し出す、と書くとまるで映像として画面を見るように受けてしまうが、画像は一切ない。役者がスクリーンに映る映像のごとく演じるのだ。どんだけアナログなんだよ。と突っ込みたくなるほどアナログ丸出しだが、表現する情報量は膨大だ。しかもものすっごく早口なので、ワタクシの耳が追いつかない。

    こりゃあ、楽しむ他ないな、とか考えて、腕組なんかしちゃって、ついでに足投げ出して、まるで姐御が若いもんを叱咤してるような体制。笑
    こなると異様なほどの迫力がある、らしい、ワタクシ。(緊張するらしい。(ある役者の後日談))

    そんなこんなで役者らは必死の形相で、一日目から七日、月曜日から日曜日までを台本どおりに演じ、虚構をまるで現実のように表現していた。
    ワタクシが好きだったのは図書館員とじいさんのとぼけた会話劇だ。このとぼけた感じがずっと続けばいいな・・。なんて腕組しながら上から目線でド迫力で観ていたが、新聞紙の紙ふぶきが舞ってきた時には、「やっぱりアナログだ。」なんて妙な親近感を覚えちまったよ。

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    2011/08/26 18:55

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