どうしようもないひと
とどのつもり
新宿眼科画廊(東京都)
2018/06/08 (金) ~ 2018/06/10 (日)公演終了
鑑賞日2018/06/09 (土) 13:00
価格2,000円
13:00の回(晴)
12:33受付、開場。手前と奥の対面席、奥に座ります。
役者さんは舞台に。
白。薄布が天井に、デザインは違うけど白い衣装、真中に小さな脚立、色とりどりのリボン。
黒電話にも白いカバー(?)。
やはり薄布で覆われて一人、床に仰向け。
バラバラになったノートの頁を自由に手に取って語っているような印象。
行きつ戻りつ、感情の揺れに任せて。
日芸の2~3年生で構成されているとのことで、そういえば日芸と意識して観たのはたぶん「生活図鑑」2013/9月のこと。5年弱。世代交代を感じるわけです。
前日、王子で「ふわふわ中毒」を観ていて、また新しいユニットが出てくるんだろうと期待。
脚演、役者、全員女性。
12:43、開演前、セリフ...恋をすることは幸せかと問いかける。
個人的にはちょっと違うような(恋をすることが目的のようにきこえる)気もする。
13:03前説(身を乗り出さないように...たしかに。オムニバスではなく合作とのこと)
13:08開演~14:21終演
世代の違いもあり、やや展開に遅れ気味での観劇。
ダンス的な動き、繰り返されるコトバ、バラバラになったようなセリフ、ずれる発声。
なんとなく(おそらく、あるいは、たぶん?)感じる展開、そういうことなのか自信がない。
脚演の下くらりささんは、下倉理紗さん?
※「美しきものの伝説」は観たいと思っています。
できれば(主宰、あるいは脚演出の方は)後説ででも公演についてひとことふたことあるといいなと思いました。
開場前にもお伝えしましたが、事前に「上演時間」の問合せメールを(gmail宛)送ったのですが返信がありませんでした。gmailには以前にも同様の例があったのでもし理由がわかれば。みなさん終演時間が気にならないのでしょうか?
僕らはいつもふわふわ中毒
ふわふわ中毒
王子小劇場(東京都)
2018/06/06 (水) ~ 2018/06/10 (日)公演終了
価格2,800円
18:00の回(晴)
17:31受付開場。
翌日も日芸の公演があり、数年前の日芸とは世代交代の感あり。
ビジュアルはツイッターにあり。
エッシャーの階段の家にも似た舞台、四隅、中央、模様が異なり、灰色の鉄板のようなものに囲まれている。
3列目に座ります。
こちらは2公演目、「すくすくのびのびしくしくよぼよぼ(2017/8@BASE)」。
大西一希さんは「このために生きている(2015/10@王子)」。
東祐さん「タマシイ(2018/2@BASE)」。
飯野萌さん、田村真帆さん「明日になるまえに(2018/2@テルプシコール)」。
飯村樹さん「たった それだけのこと。(2018/2@テルプシコール)」。
山日涼夏さん「Location←→Connection(2016/7@千駄木空間)」「いとのまなざし(2017/10@王子」「タマシイ(2018/52@同)」。
渡邊和さん「すくすく~」。
新田千佳さんは「手、向ける(2017/4@CCAA)」から。
18:02前説(兼開演? 大西さん、飲み物可)~20:29終演。
本年度上半期、最長か?
基本、繰り返しの人生。半歩先にある(あるいは踏み出した)「社会」の天気はひとそれぞれ。
大人数のうねり、(揺れる)映像、ちょっとした照明効果、弾き語り(どうしてもどこのメーカーか気になる)などが舞台空間に拡がる。
人生、どう店じまいするか、という領域に入った身として、そういうこともあったもんだと思うこと多し。
帰宅後、「劇団さんいらっしゃい」を観ましたが、これは、観劇前にみたほうがよかったのかな、といつも思うのでした。
ボーダーリング
やみ・あがりシアター
アトリエファンファーレ高円寺(東京都)
2018/06/07 (木) ~ 2018/06/10 (日)公演終了
価格3,000円
19:30の回(晴)。
19:02受付、開場。15人くらい並んだでしょうか?
ここは初めて。パイプ椅子席のひな壇、最前列は少し小さい。どういうわけか用をすませる(舞台下手に1つ)人の列が開演間近までとぎれない。
2年5ケ月で8公演目になるのに同じ会場を使わないのにはなにかこだわりがあるのだろうか。
舞台は白/黒模様の世界(徹底感が潔い)。
19:23前説、19:28は笠浦さんの前説(通路にも椅子をだします)、100分。19:34開演~21:17終演。
婚活のお話。
婚活(横糸)と忍者(縦糸)とのつかず離れずの展開とシーンの展開(再現)が巧い。
目立つ目立たない、消された気配(今でも空気を読む技として伝わっているらしい)、見ているもの、見たいもの、見ていると思っていたもの。
ゴールへ至る道の保証がない婚活ロードの悲笑/悲哀。
齋野直陽さん「鴉神話(2017/6@小空間)」。
蓮尾武治さん「スピークイージー(2017/12)」。
加藤さん、さんなぎさん、こうこさんは「マルカジット、マーカサイト」の抱腹絶倒女性陣。
軽快な口調で語られるお話にはたくさんの香辛料がまぶしてあり、お客さんの中には笑いの中でも胸の内を刺激された方もいらしたのではないかと。
就活にも似たような面がある気がする。
今回もさんなぎさんの瞬発力は冴えていました。
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しあわせ学級崩壊
ART THEATER 上野小劇場(東京都)
2018/05/30 (水) ~ 2018/06/03 (日)公演終了
鑑賞日2018/05/31 (木) 19:30
価格3,200円
19:30の回(晴)
観劇数を減らしているのでなかなか決めきらず、結局、当日券で。
18:30当日券、キャンセル待ちの受付。
スタッフの方、とても親切。
19:00開場、舞台セット(机と椅子/糸/衣装)の様子ははツイッターにあります。
高橋花生さん「現っ、(2018/4@王子)」「家入るものは入る 借るものは借る(2017/11@中野)」。
堀紗織さん「HAMLET be(2017/11@王子1)」。
ちなみに、僻みひなたさんではまるで作風が違う「マルカジット、マーカサイト(2016/10@こった)」。
どういうわけか、馴染んできたのか、共鳴したのかリラックスして観ることができました。
19:18前説、19:31開演~21:11終演。
マイクを通したセリフはもっと(音量や残響)際立たせてもいいのではないかと思いました。
メロディアスな曲調に合わせてトーンを変えるなども。
喉を切り裂くような絶叫、悲哀と絶望、それは渇望か。なんども繰り返される再生への道。
押し寄せる空間に飲み込まれ一瞬にして消えた世界。
祈りのお話か。以前だったらリピートしている。
エンゼルウイング シングルウイングズ
Sky Theater PROJECT
駅前劇場(東京都)
2018/05/31 (木) ~ 2018/06/03 (日)公演終了
鑑賞日2018/06/02 (土) 13:00
価格3,800円
13:00の回(晴)
12:15受付(半券に整理番号シール)、12:30開場、12:49前説、13:02開演~14:51終演。
久しぶりの下北沢、駅の出口で迷う。
こちらは初めてですが、佐藤美佐子さん出演ということで観に来ました。
瀧澤千恵さん、石井卓真さん、丸山小百合さん、四方田直樹さん(脚演出)のみなさんは「THETRICKTOPS」の公演(懐かしや、八幡山のまちづくり)。
石塚あつこさんは「東京カンカンブラザーズ」(ダンデライオンから4作)
受付補佐、望月さんの場内誘導はいつものようにテキパキ、清々しい。
ということで開演前からアットホームな気分。
「1995」と「2011」が織りなす家族のお話。「時間」物。
親子、夫婦、兄弟姉妹、家族、強いつながりのはずが、どこかずれてゆく関係。心の重荷を分け合う勇気はどこに。思うが故の言い出しにくさ。
鳩サブレーが家具の上にみえる。
下手のお店、電器屋仕様の切替にも感心。
アップデイトダンスNo.51「青い花」
KARAS
KARAS APPARATUS(東京都)
2018/05/17 (木) ~ 2018/05/25 (金)公演終了
鑑賞日2018/05/22 (火) 20:00
価格3,000円
20:00の回(晴)
19:40会場着、受付、19:50開場、20:05開演~21:07終演、21:17トーク終了。
アップデイトダンスNo.50「ピグマリオン」からNo.51の本作まで4ケ月のブランク、その間の特別公演とシアターXは観に行けず。
アップデイトダンスはなんとか初見から通い続け5年目に入りました。
開演前はじっと息をひそめているような舞台、真っ暗闇のなかから音もなくおぼろげに現れる像、ダンサーを青く染めるあかり、自然の恐ろしさを感じる音、繊細で力強い楽曲。どれもが体の中に緊張感を生み出し、客席から飢えたような感覚で観ているその像はあるときは動かず、あるときは空間を激しく撹拌する。
すべての動きが美として結晶し、闇に溶け込んだのかみえない表情、眼は何も語らないようでまた深い洞察を繰り返しているようにもみえました。
これは白い山でなく
文学座附属演劇研究所
文学座新モリヤビル(東京都)
2018/05/17 (木) ~ 2018/05/20 (日)公演終了
鑑賞日2018/05/19 (土) 17:30
価格1,000円
17:30の回(曇) Aチーム
16:45着、受付、17:00開場。会場は隣の文学座新モリヤビル(初めて)でした。研究所公演は9公演目くらい。
脚本の鈴江俊郎さんは「宇宙の旅、セミが鳴いて」を観たことがあります。
工場らしい美術、片隅のスチール机が止まった時間のようにみえてきます。
場内誘導をする方をみると名札を下げていて帰宅後確認すると57期演劇部、制作部の方でした。
17:30開演~19:32終演。
劇中でてくる文庫は「チェルノブイリの祈り(スベトラーナ・アレクシエービッチ著)」(未読)だった理由はなんでしょう。
「宇宙の旅」のときも本作でも鈴江さんの戯曲(お話/設定)には所々「?」なものを感じるのですが、役者さんが奮闘。いろいろな ものを背負ってひとつの「場所」に集まる、というのは定番の設定なのか前日観た公演でも怪しい人たちがコテージにやってきて...というお話でした。(戯曲にそうあるせいなのか)観ていてややオーバーアクション気味なところがあるように感じました。「そういう会話(台詞、タイミング)になるかなぁ~~」という思い。突然全員が背すじをすっと伸ばし高らかに歌い上げるシーンは、シーンとしてはなかなかの盛り上がりでした。
真夏の夜の夢
ヨハクノート
王子小劇場(東京都)
2018/05/17 (木) ~ 2018/05/20 (日)公演終了
鑑賞日2018/05/18 (金) 20:00
価格2,500円
20:00の回(晴)
19:15受付、階段で待ち、19:30開場、左の扉から中へ。
ミニ椅子が一列+ひな壇。
黒い場内に白い美術、天井から糸カーテン(?)、涼しげな雰囲気ながら物語の舞台となる「森」らしさはなさそう、流れる白い水..滝、下には同じく白い滝つぼ、天井を覆うカーテンは夢の中の妖精たちの登場を感じさせます。
ヨハクノートは4公演目。
神山慎太郎さん「スケルトンの呼吸(2016/8@BASE)」。文学座研究所の時はちょうど都合がつかなかった頃で未見。
武村理子さん、黒川知樹さん「曾根崎心中(2016/12@眼科画廊)」。
依田玲奈さん(変な子ちゃん/根も葉も漬けて他)、太田ナツキさん(舞☆夢☆踏他)、内山茜さん(人肌くらげ/妖精大図鑑他)。
「(真)夏の夜の夢」は「青年団リンク(2017/3サンモール)」を観ていて(実に)おおよその内容は知っている程度。
19:45、19:55前説(臼杵さん 110分)
20:02開演~21:43終演、21:50~22:10(共有の場)トーク終了。
お客さんいっぱいの初日。前口上に続いて本編&劇中劇。物販(台本)あり。
シェイクスピア作品は、「鮭スペアレ」「獣の仕業」が上演するのを観に行きました。今夜は、「HAMLETbe(2017/11)」が面白かった、加えて何回か舞台を観にいった役者さんが出演、ということで初日にやってきました。
ヒューマンゼミナール
劇団SM広場
ワーサルシアター(東京都)
2018/05/11 (金) ~ 2018/05/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/05/11 (金) 19:00
価格3,500円
19:00の回(晴)
18:15受付、18:30開場。ここ(劇場)は3年ぶりらしい。
こちら(劇団)は初めて。演出の神山一郎さんは演出作「Oleanna -オレアナ-(2016/8@キッド・アイラック)」から6作品目になりました。
テーブルと椅子だけの舞台、さまざまな人生をかかえている受講生たち。(実在)ヒューマン話し方教室(捨田利裕氏)をモデルとしたお話。
スピーチに対する反応は人それぞれ、あがる人、緊張し過ぎてしまう人、無意味な強制と感じる人。
そういった人たちが、超えたい、克服したいと思い集まったゼミナールが舞台。
初めて観る役者さんたちでしたが、鈴木里久さんは早稲田の現役ということで、とても「普通」の人たちの集まりで、ひとりひとりが背負っている重荷につぶされようとしている姿は、多くの人にとって重なる部分もあるのではなかったかと思いながら観ていました。
もちろん、お話は明日に向かって進めるように背中を押してくれる展開。それはありきたりなのかもしれませんが、そういう関係になることができるということ、そういうことかなと。
BATIKレパートリーズvol.3
BATIK(黒田育世)
六行会ホール(東京都)
2018/05/05 (土) ~ 2018/05/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/05/05 (土) 19:00
価格3,000円
19:00の回(晴)
いつものように品川駅から歩いて会場へ。18:20着、受付は始まっていてロビー開場中。
18:30開場。4列目やや上手側に座ります。
脚立とイントレ(パイプ組)だけの舞台、奥までオープン(真四角ではなかった)、かなり広く感じます。
黒田さんのお名前がある公演というと...たぶん「『白夜 -BYAKUYA-』 奥秀太郎×黒田育世(2011/10@原美術館)」が初めてで、このときの音楽が松本じろさんでした。その後、4~5回観ていると思います。
19:00前説(アナウンス)
19:05開演~19:33終演「テトラヘドロン(3名)」より抜粋、休憩、19:51~20:32終演「ラストパイ(21名)」。
テトラヘドロン→四面体?、というのがどういう意味なのかわからず、儀式的なものを観続ける。
床にあった「布」は衣装で首からすっぽりと、一人ずつ。二人が口に加え、逆三角形になるシーン(画像有)は悪意に満ちた「仮面」にみえる。
二人が三人になるのはどうしてなのか。威嚇するような、身体を大きく見せるような仕種はとても原初的&動物的で、纏うというのはより大きな力を身に纏うということなのか。などなどいろいろ想像してみる。
休憩が入りそろそろ始まるかと舞台をみるとイントレの上に松本さん。
下手舞台前面におひとり(ずっと踊り続ける)、ワークショップ受講生が燃え盛る火の粉のように大きく揺れる。
再生倶楽部『埜日』(2017/11@眼科画廊)、戯れの会「RUR」(2018/2@学習院大)で観た平澤萌花さんが受講生として出演されるということで観に来ました。最初、これだけの人数と照明の加減でご本人とわかるかと思いましたがすぐにわかりました。
松本じろさんは、笠井瑞丈×上村なおか「奇跡の星」(2018/3@d-倉庫)でも独特の雰囲気を漂わせていました。
何度も繰り返される群舞は何かにとり憑かれたような、意識をなくした不気味さか、一種のトランス状態か。踊る、というのはこういうことから始まったのか、などとも考えるのでした。
三歩進んで二歩下がれっ!
天ノ川最前線
ART THEATER 上野小劇場(東京都)
2018/05/03 (木) ~ 2018/05/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/05/03 (木) 19:00
価格1,500円
19:00の回(晴)
18:33受付開場(靴を脱いで)、ベンチシート&椅子席。
「リゲイン」が鳴っている。そんな時代だった...
ベンチのようなソファのような家具、卓上テーブルランプ、下手に格子(内と外)。
18:46/55前説(アナウンス75分)。
19:05開演~20:20終演。
初日です。よく観に行く上智大の関口美幸さんが外部公演、というので観に来ました。
過去みた公演では
岩崎雅高さんは「いとのまなざし(2017/10@王子)」
國井さえさんは「Replace Grace(2017/7@空洞)」
綺畸は「鴉神話(2017/6@小空間)」
だと思います。
男3+女3の同期旅行、一夜劇にして良質なコメディ。
それぞれの挫折(諦め)と復活(希望)。恥ずかしさが露呈しながらもキャラクターの人の好さは深まってゆき、スピード感ある展開、決してうまくゆくことがない「人生」それが等身大の不器用なカッコよさなんだろうと思うのでした。
楽屋は踊る
大石めぐみ組
吉祥寺スターパインズカフェ(東京都)
2018/05/01 (火) ~ 2018/05/01 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/05/01 (火) 20:00
価格3,000円
20:00の回(曇)
通りではデモ、街宣車も。19:30受付(この時点で10名位か)、チケット代+1ドリンク。
20:06開演~21:10終演。
2017/8に上演された作品のパワーアップ版。
幸いなことに清水邦夫さんの「楽屋」はいろいろな劇団が上演している(動画も多数あり)こともあり、お話は知っているのでセリフがなくとも問題はありません。
大石さん、かさいみよさんは「clubC」の「マクベス(2013/1@SPC)」から。
柏崎絵美子さんはガラ劇の振付「キューブ(2016/7@萬)」「人魚秘め(2017/9@同)」、出演「女城主直虎(2017/11@同)」。
水野伽奈子さんは「神と遊べば(2014/8@B1)」「40minutes VOL2(2015/5@TABACCHI)」「arriving 2015(2015/8@SPC)」。真中にどーんとテーブル、その上下左右が舞台(=楽屋)。広くはない...いや動き回るには狭いはずの舞台。そこでシーンによっては4名がかなりのスピードで舞う(闘うに近い)ので観ていて冷や冷やですが、終わってみればそんな心配は無用でした。
基となった戯曲の構成を保ちながらダンスの要素をふんだんに採り入れた作品。4人のダンサー達による4人の『私は女優』という身体による爽快なメッセージでした。
Eve
ファッションショー企画
PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)
2018/04/27 (金) ~ 2018/04/29 (日)公演終了
鑑賞日2018/04/27 (金) 19:00
価格1,000円
19:00の回(晴)
18:15受付、18:30開場。
ランウェイ(T字)を挟んで対面の客席、入口側(手前)の席へ。上手には大きな樹(葉は布で表現)。
ファッションショーは観たことはありませんが、劇団奇虫の「JAMBALL(2017/6@SOOO)」公演が近いでしょうか。隣駅(矢部)に用事があったこともあり、その前に寄ってみました。
18:58前説(スモークマシーン使用のためマスクの用意あり)。
19:04開演~19:52終演(フィナーレは撮影可)。
「Eve」は旧約聖書にあるイブのようで、最後に「8日」がありました。
演劇(会話劇)よりは身体パフォーマンスに近いような気がします。骨格となる枠組みがあるんだろうと思うのですが、すみませんそのあたりはよくわかりませんでした。
会場の空間的広がりに対してそれを埋め尽くすはずのランウェイ上の熱量が少ないように感じました。音と光の乱舞/沈黙と静寂の間合い、ここらのバランスもこの作品に必要な要素ではないかと。天井が高いのでどうしても「空間」を意識してしまいました。
わたくしごと2本立て[はくちょうたちの、/ closets]
waqu:iraz
神奈川県立青少年センター(神奈川県)
2018/04/26 (木) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/04/28 (土) 15:00
価格2,500円
15:00(快晴)
ちょうどよい機会なので先に横浜美術館「NUDE」を観に行く。ロダンの「接吻」は撮影自由。絵画、彫刻、写真などいろいろな表現方法による「NUDE」、神話からリアルな描写までいろいろ。
紅葉坂をのぼり会場である青少年センターへ。ここは高校演劇「秋季大会」の県大会会場となったところ。
14:15受付、14:30開場、L字の客席、入って右の中ほどへ。15:00前説(110分)、15:03開演「はくちょうたちの、」~15:43、休憩、15:55「closets」~16:55。
waqu:irazは「01」の「短篇集:ノスタルジア(2014/7@APOC」から「closets(2017/7@せんがわ」「プラスチックプール」上映イベント(2015/12@十色庵)」をいれて6公演目。
「はくちょうたちの、」は女子高生のお話。1週間前、埼玉の深谷へ高校演劇「春季」を観に行きました。高校生が演じる同世代と本作ではその上の世代が演じる高校生。その異なるアプローチからの表現、演じている物語のなかの時間の人物(高校生)たち、終演後の素顔の違いなどとても不思議な感じがしました。
制服の細かいところに違いが。靴とソックスは同じ。セーター、スカート、タイ、ヘアスタイル。劇中、中野さんのシャツも白かと思っていたら薄い青色でした。近くで観ればみな個性的、離れるとその違い(輪郭)が曖昧に(ぼんやりと)なってゆくように感じました(未分化に近いか...)。それは後半の「closets」と比べるとより鮮明に。いやでも個々の人生/生活がにじみ出ざるを得ない年代との比較。
観た公演:
小川碧水さん「りんぷん手帖(2017/5@王子)」「男子校にはいじめが少ない?(2016/11@のげと王子)」。
中野志保実さんは「バストリオ」の作品、「ドッグマンノーライフ(2016/6@ST)」、「夏の夜の夢(2017/3@サンモール」では小林さんと競演。
※一旦ここまで
イースト・サイド物語(ストーリー)
CAT-A-TAC
東京ミッドタウン日比谷6F Q HALL(東京都)
2018/04/29 (日) ~ 2018/04/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/04/29 (日) 14:00
価格3,000円
14:00(快晴)
GW中なのでたいへんな混雑、という案内があったため14:00開演←12:00整理券配布←6Fまで上がる時間←若干の余裕。という計画でしたが、結局10:50頃、東京ミッドタウン日比谷入口着。中に入るにもそれほどのことではありませんでした。パーティションポールで進路が示されているので何度も折り返し、まっすぐエスカレータへとはいきませんが立ち止まることはありませんでした。
6Fまで上がり「パークビューガーデン」で周囲の景色を一望。
12:00整理券配付、13:30開場。桟敷2+椅子。椅子席前後の段差は小さい(但し、固定席ではない)。
今まで観た方
宮本悠加さんは、こりっち登録作品では11公演目。
高間淳平さんは「第13回埼玉大学ダンス部公演(2014/3@さいたま市)」にOBとしてお名前あり、渡邉未有さんは「踊る酸素」の公演、関口奈々さんと一緒にMariage(2017/6@セッションハウス)」で。
客層が広く、ご高齢の方から小さなお子さんまで。舞台、中央奥に台があるだけで、仕掛らしいものは何もありません。どんな内容か知らないまま観に来たのでキョロキョロしながら開演を待ちます。
14:15開演~15:31終演
チラシのイラスト、屋根の上に人物。手ぬぐいを鼻下しばりしていそうな雰囲気。ドロボーと十手とヤブ医者が狙い狙われる人情コミカルコンテンポラリー創作劇でした。
障子を屋根や籠や呑み屋に見立てたり、傘や和服の鮮やかな色彩、言葉に依らない表情と身振りによる展開は小さな子どもさんにも十分伝わります。
※舞台に上がったホントに小さな女の子の側方倒立回転にビックリ!
音楽や照明も賑やかさに一役買っていて、MetallicaやZeppelin(すぐには気づかず)まで登場。
お客さんを巻き込んでの大捕り物に客席も賑わい、とても楽しい、笑いながらの観劇でした。
人生劇場
マドモアゼル・シネマ
神楽坂セッションハウス(東京都)
2018/04/28 (土) ~ 2018/04/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/04/29 (日) 18:00
価格3,000円
18:00「C→A」の回(快晴)
17:30受付、開場。桟敷+椅子。
18:03前説(榑松さん)、Cプログラム「her life」18:05開演~18:44、休憩、Aプログラム「人生劇場・そらの街から」19:03~19:53終演。
「her life」は、須川さん、中島さん、竹之下さん、豊永さんの順。
マドモアゼル・シネマは「アンソロジー(2013/5)」からだと思います。
独特の振付、叩きつける波頭のような激しさ、しなやかな集合と離散。それでも大らかな優しさを喪うことのないカンパニーではないかと。
GREEN GRASS
埼玉県高等学校演劇連盟
正智深谷高等学校(埼玉県)
2018/04/22 (日) ~ 2018/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/04/22 (日) 10:00
価格0円
10:00の回(快晴)。
2017/9/24の秋季大会、半年ぶりの深谷は好天、少し暑い。
会場となった正智深谷高校は駅から歩いて5分ほど。
既に10名ほどの方が並んでいる。靴を脱ぎ、スリッパをお借りして「コミュニケーションルーム」へ。
こじんまりした部屋に舞台と椅子席。校内公演らしい雰囲気。
お客さんはご家族、演劇部、友人、無関係なのはきっと私一人。
10:00開演、休憩を挟んで15:10終演。
持ち時間60分、戯曲は既製か創作か。音響も照明も、舞監もみんな高校生たち。
昼食休憩を挟んで4作品。いずれも今の私の感覚にぴったり。
巧い(上手い)/下手とは別の感覚。商業演劇とも、小劇場とも、大学生とも違う独特の「何か」
今年もきっと忘れがたき作品に出逢えると思っています。
凡人の言い訳
小田尚稔の演劇
新宿眼科画廊(東京都)
2018/04/14 (土) ~ 2018/04/25 (水)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/04/15 (日) 16:00
価格2,300円
16:00の回(曇)
山下智代さんの回。
15:20受付、15:30開場。
入って左に客席(前後2列)。
本作、ちゃんと数えたら4公演目でした。
※サイトに抜粋版映像あり
2016/3(眼科画廊)山村麻由美さん
2017/4(眼科画廊)豊島晴香さん
2017/12(どらま館)山村麻由美さん
2018/4(眼科画廊)山下智代さん(今回)
※山下さんは大学の頃から観ています。
ということで珍しくお話は知っているので、演者による違いがみどころかなと思いやってきました。
入口側にテーブル(いつものちゃぶ台)、ハンガー(つり革)、奥が本棚でプラトンやノルウェーの森、タバスコ、折りたたみ傘。
満員電車、駅前の風景、寮、実家のことなど。
誰にでもありそうなことがいつの間にかひとり(自分)のこととして伝わってきます。
五分咲き、不恰好で、中途半端な自分が後ろについて歩いていたのが、いつのまにか横に並び、重なり、共感してゆくような錯覚。
余談1 たしかに荻窪に「ぎょうざの満州」があり、いつもそれを横目に勅使川原さんのダンス公演に行くのでした。
余談2 さっき、wikiっていたら→「めぞん一刻」の高橋さんは日本女子大卒でした。
WS 象をなでる↔魔王を倒す
アムリタ
新宿眼科画廊(東京都)
2018/04/14 (土) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
鑑賞日2018/04/13 (金) 20:00
価格0円
20:00の回(曇)公開ゲネ
19:30受付(チケット代わりのサイリウムは手首に、また手持ちライトを受け取る)、19:45開場、案内には1,500円とありましたが事情により無料となっていました。
入って左右の壁際に客席。中央(舞台部分)椅子が4つ、縦(あるいは横)長の舞台。いつのまにか客席に素足の方。
ライトは基本自由に使うがひとつ約束あり。
20:02開演~21:09終演。
ずいぶん空いてしまいました。
「死に至る眼、光る(2015/9@サブテレニアン)」「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話(2015/6@プロト)」「廻天遊魚(2013/8@@眼科画廊)」「演習3 第七官界彷徨(2011/6@学生会館)」。
振り返るとなかなかの異色作揃いで、本作も違わず。
・出演者
「白いブラウス」の紺さんは「佐伯紺さん」とのことですが、初めて。田中晶子さんは「誤解です。(2011/12@バビロン)」のスタッフにお名前がある方?
・ワークショップの案内に
「魔王、勇者、異世界ファンタジー、RPGに親しんでいる人」とあります。ここらは私が苦手とする(剣と魔法もの的)領域...。
道程が繰り返されている感があるもののどこから→どこへが直感的につかめず。篭ったというよりは少し開放したような感覚。
ライトを点け、対象に向ける。という行為(観劇中、そのことに意識を振り向けるリソースが足りていない)に馴染めないような気がする。少しのことで覚醒してしまう体質なのかもしれません。
ここらでようやく、照らす人(観客とスタッフ)を含め、照らしたものが(お客さんそれぞれの)作品なのかもしれないという気がしてきました。
現っ、
中野坂上デーモンズ
王子小劇場(東京都)
2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2018/04/07 (土)
価格2,800円
14:00の回(曇)
13:15受付(整理券あり)、13:30開場。
13:58前説(90分)、14:06開演~15:32終演。
踊り子ありさん「タイトル、拒絶(013/9@サンモール)」
きずきさん「戦禍の華(2017/5@ゴールデン街)」
石井エリカさん「ラフレシア(2017/2@王子)」
古田希美恵さん「あおみのことづて(2016/7@RAFT)」
高橋花生さん「家入るものは入る 借るものは借る(2017/11@SF)」
予約返信メール:受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前
こりっち:当日券販売・受付開始は開演の1時間前。開場は開演の30分前となっております。
フライヤー:受付時間なし。
このあたりは改善をお願いしたいです。
舞台装置は、かつてフルタ丸が「パラレル」でやっているので経験済み。但し、お話はまるで違います。
ちなみに、こりっちの「説明」→「何度めくってもまた4日」は誤り。戯曲と舞台は一致。
すぐにネタバレとなりそうなのですが、領域の崩れが生じるあたりから面白くなりました。それまでは普通にユニゾンしているような感じ(これはこれで面白いのですが)。
染色体のごとく2つで1つ。但し、性染色体はペアがことなる、に似ているか?
SFのお話し(小説、映画、アニメーション)ではよくあることで珍しくもない設定ですが、これを舞台でリアルタイムで生身の役者で音がついて照明がついて、目の前で演じられるからこその感激という観劇が生まれるのだろうと思うのでした。