満足度★★★★★
鑑賞日2018/05/05 (土) 19:00
価格3,000円
19:00の回(晴)
いつものように品川駅から歩いて会場へ。18:20着、受付は始まっていてロビー開場中。
18:30開場。4列目やや上手側に座ります。
脚立とイントレ(パイプ組)だけの舞台、奥までオープン(真四角ではなかった)、かなり広く感じます。
黒田さんのお名前がある公演というと...たぶん「『白夜 -BYAKUYA-』 奥秀太郎×黒田育世(2011/10@原美術館)」が初めてで、このときの音楽が松本じろさんでした。その後、4~5回観ていると思います。
19:00前説(アナウンス)
19:05開演~19:33終演「テトラヘドロン(3名)」より抜粋、休憩、19:51~20:32終演「ラストパイ(21名)」。
テトラヘドロン→四面体?、というのがどういう意味なのかわからず、儀式的なものを観続ける。
床にあった「布」は衣装で首からすっぽりと、一人ずつ。二人が口に加え、逆三角形になるシーン(画像有)は悪意に満ちた「仮面」にみえる。
二人が三人になるのはどうしてなのか。威嚇するような、身体を大きく見せるような仕種はとても原初的&動物的で、纏うというのはより大きな力を身に纏うということなのか。などなどいろいろ想像してみる。
休憩が入りそろそろ始まるかと舞台をみるとイントレの上に松本さん。
下手舞台前面におひとり(ずっと踊り続ける)、ワークショップ受講生が燃え盛る火の粉のように大きく揺れる。
再生倶楽部『埜日』(2017/11@眼科画廊)、戯れの会「RUR」(2018/2@学習院大)で観た平澤萌花さんが受講生として出演されるということで観に来ました。最初、これだけの人数と照明の加減でご本人とわかるかと思いましたがすぐにわかりました。
松本じろさんは、笠井瑞丈×上村なおか「奇跡の星」(2018/3@d-倉庫)でも独特の雰囲気を漂わせていました。
何度も繰り返される群舞は何かにとり憑かれたような、意識をなくした不気味さか、一種のトランス状態か。踊る、というのはこういうことから始まったのか、などとも考えるのでした。