ロマンサー-夜明峠編-
モダンスイマーズ
シアタートラム(東京都)
2012/02/23 (木) ~ 2012/03/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
MSの最高傑作!!
大好きな劇団さんのひとつ、モダンスイマーズ!!
「血縁」からのFAN でその後は ずっと観ているのですが、蓬莱くんの 劇団としては1年半ぶりの新作。
モダンスイマーズとは縁の深い客演キャストさんも魅力的で 楽しみに行ってきました。。
とにかく・・・ めっちゃ良かったーー!!!
今後のMSのライフワークとすべく三部作の序章としての 「夜明け峠編」
最近は ちょっと難しい表現や解釈が必要な作品があった感を持っていたけど、
とにかく 完成度がめっちゃ高んったぁ~。。 クオリティの高さは 凄い!! の一言でした。
全体には ドタバタ感は少なく、笑いの要素も必要最小限、 ゆったりとした口調が お芝居がすすむにつれて
感情の起伏とともに 変化していく様子は どんどん舞台に集中していってしまいます。
さすが伏線の蓬莱 っていう感じでした。
山奥でひっそりと暮らす家族と 里の人間の確執。それは人間のエゴを表現しているようで 自分がどっちの側の人間なのか 問われているような気がしました。
一度も登場はしない ヒグマ を中心に 各人がいろいろな思い・思惑が交錯して展開してゆくストーリーは ムダがなく 完璧でした。
上演時間は2時間ですが、ラスト近くは まさに 鳥ハダもの!!!
時間の経過がまったく意識からなくなりました。。
シアタートラムの広さと高さを旨く利用しての舞台美術・演出も 絶品です。
また、キャストさんたちが これまた すーーっごく良くって 感動しっぱなしでした。
誰がとかじゃなく 全キャスト素晴らしかったです★
そして あのラストシーンは・・・・ これはやっぱり言えませんよねぇ
まだ2月だけど 今年度の優秀作品になるように思います。 モダンスイマーズの公演としは 今後においても 代表作になるにはちがいないでしょうね。
この後の2作品も めっちゃ期待です!!!
狂おしき怠惰
TRASHMASTERS
駅前劇場(東京都)
2012/02/18 (土) ~ 2012/02/29 (水)公演終了
満足度★★★★★
190分 1本勝負!!
「Convention hazard~奇行遊戯」 「背水の孤島」 に続いて3回目となるTRASH MASTERS 本公演。
毎回 あのガチな舞台に虜になっている今回も観ていてひとつとして息を抜けない濃い作品でした!!!
昨年の作品は あの震災へのメッセージ色が濃かったように思えましたが、今回も最後の最後に福島の原発が事の発端だった・・・という伏線がありました。
休憩なしの3時間10分、いつものスタイル、一幕は大学病院を舞台にしたエピローグ的なお話し。中津留さんらしく細部までリアリティを追求した見事なセット。
病室、廊下、流し台、トイレなどなど・・
トイレでの会話にはエコーを効かせてましたよ、それとカゴシマジローくんが30万円くらいの札束を数えるシーンでは、多分本物の万札。
がん患者の家族と大学病院、そして製薬会社という 医療の現在と製薬会社の抱える問題を扱った
社会派としての作品性と 人間の"エゴ" をうまくMIXされたものだと感じました。
いつもながら 中津留さんの おそらくかなり調査をしたであろう 台詞や事実 が 難しい単語が多い割には とてもわかりやすくなっていて 難しさを感じませんでした。
人間の”死” と そこには必ずあるであろう 営利的利害 表裏の立場を旨く 表現されていたことに
やっぱり すごいぞ!!!! と思ってしまいます。
ベルが鳴る前に
ペンギンプルペイルパイルズ
本多劇場(東京都)
2012/02/16 (木) ~ 2012/02/22 (水)公演終了
満足度★★★
初PPPP
初PPPPでしたが、ストーリー的には近未来の感じだけど シチュエーションは ちょっと昔の日本の田舎町なのかなぁ??
ステージの中央にドーンと置かれた大きなマシーン。 これがいろいろなシーンで転換されていくものでしたが・・
観ながら なぜだかとっても ナイロン100℃っぽいなぁ~・・との印象を受けました。。
設定をなかなか飲み込めずにいたので お芝居の中に グッと引き込まれにくかったみたいです。
その分、キャストの演技とか表現とか 演出の意図 なんかをちょっと引いた感じで観れたので別の意味で 興味深かったです。
ラストは "ノアの箱舟" みたいなエンディングでしたが 盛り上がりも それほどは感じられなかったかも・・
初PPPPだったので、かなり期待していたので 少々拍子抜け・・感が正直残ってしまいました。
でもでも、奥菜恵ちゃんは やっぱり かわゆす でした☆
洗濯(パルレ)
PureMarry
三越劇場(東京都)
2012/02/04 (土) ~ 2012/02/16 (木)公演終了
満足度★★★★
楽しめました
田舎からでてきて、夢をみながら暮らす ナヨン とモンゴルから 家族のために出稼ぎにやってきた ソロンゴ の とってもシンプルかつ美しいラブトーリー・・
楽曲も 心に沁みるものばかりでした。。
韓国の低層社会に存在する 様々な社会問題や偏見、優しさ などがベースにある物語でした。
ミュージカル系には、疎い *papasan*にも 十分楽しめる作品でした!!
ヒロインのナヨン役は、木村花代&野呂佳代 のWキャストでしたが
もともと この作品を観よう!! と思ったきっかけが、AKB48の2期生 現SDNキャプテンの野呂ちゃん がお目当て
AKBの中では、姉御キャラだけど この作品では なかなか初々しいキャラで 生歌も なかなかのものでした。。
共演キャストも ミュージカル界の実力派の面々(たぶんそうなんでしょう??) 途中休憩20分があっての 2時間40分 見応えある舞台でした!!
主役の2人以外は ひとり何役もこなしていて 8人で演じているとは、とても思えないくらい。
*papasan*的には 大鳥れい さん。最初 ふたつの役は、別のひとかと思ってたくらいでした。。
でも、この日は平日とはいえ、三越劇場の半分も入ってなかったのが ちょっとさびしい感じでした・・
まあ 本格ミュージカル好きの人はスルーなのかもしれないんでしょうね~・・
しかし、ミュージカルも なかなかいいっすねえ-
ロゼット〜春を待つ草〜【ご来場有難うございました!】
ハイリンド
「劇」小劇場(東京都)
2012/02/03 (金) ~ 2012/02/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
あったか~い
気持ちになれました。
毎回、色々な表情を魅せてくれるハいリンド
今回の作品はまたまた、心暖まる作品でした。
中学時代からの親友との友情、亀裂。離婚・恋愛・不倫 などなど女性の目線で描かれたストーリーを軸に 兄妹の家族愛・・などなど
男子としても「なるほど~」「わかる、わかる」みたいなシーンが満載でした。
出演キャストは5人、主人公が経営する小さな会社の事務所でのワンシチュエーションドラマ。
ごくごく身近な題材を 面白く、おかしく、そしてジーンと魅せてくれました。キャラメルの岡内さんは小劇場の雰囲気にもぴったりな感じだったし、萌さんは いつも通りにキャラの喜怒哀楽を見事に演じられてました。
伊原くん多根くんの男性陣は今回は笑いの部分が多くて、めっちゃ楽しめました。
と初見だった高安智実ちゃんもgoodjob !!
上演時間、1時間40分 シンプルなステージの使い方も工夫されていて、やっぱり観に行って良かった~☆
URASUJI~幕末編II~「仇花」
敦-杏子(TON-ANZU)プロデュース
本多劇場(東京都)
2012/01/25 (水) ~ 2012/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★
迫力満点!!
舞台や映像でも活躍してる深沢敦さんと元バービーボーイズの杏子ちゃんのプロデュース公演。
もともとはカムカムの松村さんの作・演 キャストとしても藤田記子ちゃんや亀岡くん。そしてgoodmorning No5 でもつながりのある岩崎大くん、加藤亜依ちゃんも出演ってことで 観に言ったのです。
上演時間 2時間15分の 大作ミュージカル、音楽劇でした!!
時は、徳川の時代から明治へと移り変わった維新の直後、必殺仕置き人 のごとく 弱きを助け悪を退治する URASUJI の一団の 勧善懲悪・幕末ドタバタ活劇 といった感じでした。
今回のゲストは木の実ナナさん、 いやぁ、貫禄ありました!!
立ち姿ひとつ 仕草ひとつが 存在感がハンパじゃないッス!!
ストーリー的には維新の新政府の岩倉具視を抹殺する という依頼で 後半は大立ち回りの連続。
そんな中、プリタさんは あの超怪しげな演技を 本多劇場でも余すところなく発揮!!
笑いの中にも 歌あり(マイクを使っての さながら歌謡ショーみたいだった!!) 、人情あり、ダンスあり と はちゃめちゃ感たっぷりのお芝居でした。
客席には いろいろな関係の方が多かったのかな? 比較的に年齢層が高めでしたねぇ。
ただ 開演時間を過ぎても ぞろぞろと入ってくる人が多かったせいか 開演が10分くらい遅れました。。
しょうがないとは思うけど 時間にまにあうように 一生懸命に着ているお客さんに対しては どうなんだろう・・?
まあまあ、とっても楽しかったし、終演後役者さんにもご挨拶できたし、良しとしますかっ。。
青春のプロ
ライオン・パーマ
王子小劇場(東京都)
2012/01/26 (木) ~ 2012/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
初見でしたが・・・
今年は、まだ観ぬ劇団さんなどを積極的に見てみよう と思ってるんでしが、こちらも初見の劇団さん。
タイトルからしてノスタルジックなイメージだけど、いやいや めっちゃ面白かった~!!!!
思春期に悪いことをしないで育ち、大人になってから道を踏み外さないように現れたヒーロー 自称 "青春のプロ"。
それは SMクラブから逃げるように出てきた 自分のお父さんだった・・・
そんな はちゃめちゃな設定のお話しなんだけど、とにかく面白い!!!
シンプルなステージですが、各シーンがめっちゃ面白いコントのような作り。
それでいて 全体はやっぱりお芝居になってます。それぞれのキャラ説明的なサイドストーリーも無駄に多くなく、少なくなく、絶妙なバランス!!!
二時間を少し超える作品でしたが、全く時間を感じさせずに、次のシーンを期待しちゃう面白さ。
ぐっとくるシーンも用意されているんだけど、そういう時にも、笑いの要素を忘れてません。
ベタなシーンは期待どおりに進んでくれるし papasan的には 年に2~3度出会えるか出会えないか くらいの 極上な舞台でした!
ライオン・パーマ 絶対に◎
寿歌(ほぎうた)
シス・カンパニー
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2012/01/05 (木) ~ 2012/02/02 (木)公演終了
満足度★★★★★
大満足!!!
なんともとても魅力的なキャストを小規模な劇場で観れる ということでチケットをとりました。
上手バルコニーの真ん中くらいだったけど、ほとんど見切れることもなく観劇できました。
いくつかの劇評で わりと辛口のコメントが多かったみたいだけど・・ *papasan*的には 十分満足できました
なにしろ 1979年の作品ということだけど 時代がいつなのか? どこの国なのか? はじめはピンとこなかったのですが・・
核兵器の最終戦争によって ボロボロになった世界・・
きっと東西冷戦の真っ最中であったろう この時代の未来への黙示録的なメッセージがたぶんに含まれているのでしょう。
その絶望的な空間の中で ただ "ひたすら明るく 生きる" ひたすら "前へ進む"
希望と生命力 というものが後半にわかってくるにつれて 「すごいなぁ」 と思いました。
堤 真一、戸田恵梨香 の なんとも明るい軽快な関西弁の理由もラストにはうなずけます。 これが標準語ではダメたったのでしょうね。
おりしも 昨年の大震災からの原発問題とも 絡みがあって あえて今 これを上演したのかな!?とも思えます。。
この手の作品は ストーリーの良さではなく、作者の訴えたいものが 感じ取れればいいタイプのお芝居だろうけど 今回は とってもピタッときた感じで 上演時間が1時間20分 という小作品ながら 満足度がとってもありました。
とーーってもシンプルなステージだったけど衣装やあのリヤカーの中のものの色彩感がとっても印象に残りました。
そして、なんだか あの「猿の惑星」のラストシーン 自由の女神が砂浜に横たわっているシーンとシンクロしてしまったのは *papasan*だけでしょうか??
時刻表のない駅
メガバックスコレクション
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2012/01/21 (土) ~ 2012/01/29 (日)公演終了
満足度★★★★
好みが別れそう
ひとりの国会議員が自殺をする とい場面からはじまります。
女性記者とカメラマンが 彼の故郷である「子出村」で取材をはじめると 次第に その村の 変な部分が明らかになっていく・・・
今では廃線となっている「子出駅」を舞台に その村に古くから つづいている 普通ではない真実・・
というようなストーリーだったのですが、 テーマや廃駅 という時間の止まった場所での設定ゆえでしょうね、
2時間という時間全体に ゆっくりと展開されていきます。
後半の真実が徐々に明らかになってくるにしたがって ようやく 「そうなんだぁ!!」 的に納得できるのだけど
65%くらいまでは きっと個人的な好みなんだろうけど やや まったり過ぎたのかなぁ・・ と感じてしまいました。
最近は 台詞も早口で 若さガンガンタイプのものを多く観ていたからかもしれないけど。
ラストの とっても真摯なテーマ を際立たせるために あえて前半部分は もっと軽いノリ のほうが良かったのかなぁ・・・ なんてえらそうに言ってしまった(焦)
でもでも 駅舎のセットなどなかなかしっかりとしていたり、作品としの芯はビシッとしていると感じられたので、
また次回作品などチェックしたいなぁ と思いました。。
愛と平和。【ご来場ありがとうございました!!】
バジリコFバジオ
駅前劇場(東京都)
2012/01/19 (木) ~ 2012/01/23 (月)公演終了
満足度★★★★
外は寒かったけど・・・
去年の「ここは世界の果てっぽい」からのバジリコさん。
今回はめっちゃスピーディーかつアクティブな作品でした!!!
駅前劇場では珍しい(?) センターステージ形式の舞台。
役者さんたちが 上・下手のほかに正面奥からの出、ハケなので 展開が早い!早い!!
映像ならCGを使うようなシーンも かぶりものや小道具でイメージを増幅して攻めてきます。
笑いと 「大切な人守る」というメッセージのバランスが絶妙な感じで、 いくつかのサブストーリーと絡みあいながら、"愛" をテーマに
「これでもかっ!!」 て攻めてきます。
『ヒーローは格好わるくても、汚い手を使っても何と言われようとも、ただ愛するものを守ればいい!!』、
大切なものだけを守る 世界の平和を守らない リアルなヒーロー。 にとっても共感しちゃいました☆☆
*papasan* ご贔屓の阿久澤菜々ちゃん 「時計しがけのオレンジ」ばりのメイクとステッキなどなど・・
本当はとっても小柄なのに とっても大きく見えました!!
もちろん 他のキャストさんたちも それぞれ めっちゃ キャラ立ちしてたし、上演時間 2時間10分 時間を感じさせないものでした☆
懐かしいメロディーとともに 繰り広げられた とっても熱い舞台でした★
誰かの星空
冬の公会堂企画
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2012/01/18 (水) ~ 2012/01/22 (日)公演終了
満足度★★★★
良質!!
生まれつき耳に障害があって手術すれば治るといい聞かされ、そしてその時には 外国に行っていてなかなかあえない父親も戻ってくると きかされている10才の少女が・・・
おかまの患者や くせのあるおじさん、同じ年のお金持ちの娘 のいる大部屋に入院してくるところから はじまります。
最初の暗転で 「これは!!なかなか良さそうだぞ!!」 を感じました。
病院を舞台に繰り広げられる とってもファンタジーな作品、前半はコメディタッチで すんなりと この小学生のお話に入っていけました。
そして、家族・人の温かさ などを展開するエピソードの中に さりげなく折り込まれていて
ラストには*papasan* 2012年 初涙・・となってしまいました。
脚本がとってもしっかりしていて、90分という時間を どんどん 引き込まれていく演出。
大人はもちろん 子供さんとか中・高生なんかにも是非観てもらいたい作品ですね。
寒空の帰り道 心がほっこりと暖かくなれて 帰れました。。
イエスタデイ
ブラジル
座・高円寺1(東京都)
2012/01/18 (水) ~ 2012/01/22 (日)公演終了
満足度★★★★
やっぱり!!
毎回観たい!! 劇団さんのひとつ ブラジル
2012年の最初の作品は キャストもめっちゃ魅力的なメンバーで とっても期待しつつ行ってきました。
"苦笑系"のコメディ ということだったけど・・
ある日 それぞれ独立していた三姉妹が実家に戻ってくる。
ひとり暮らしの父親と久しぶりの家族が揃って・・・
なとどと 出だしは あったか系ホームト゜ラマっぽく始まりますが、 そこは、ブラジル
それぞれが みんな 問題を抱えていて それが なんとも普通にありそうなリアルな諸事情。
人とか家族の繋がり とかを ブラジル風に "苦笑い"系のコメディに仕立ててありました。
とにかく三姉妹のキャラがめっちゃ立っていて それだけでも 十分成り立つところに さらに 色々なサブストーリーが絡んできて テンコ盛りなお芝居でした。
逆を言うと・・ いろいろありすぎて 軸がブレ過ぎた・・感が*papasan*的には少し・・・
あと、座・高円寺という ステージの幅と高さがある劇場がゆえ ドタバタ感がより増幅されてしまっていたのかもしれないなぁ。。
でもでも 一番印象に残ったのは やっぱり近藤美月ちゃん 3-4回くらい彼女の舞台は見ているけど インバクトありすぎ
今回は 心に残る作品というよりか、役者さんの個性的な持ち味を十分に出せていた ことがとっても印象に残る タイプのお芝居でした。
軽快にポンポコと君は
ぬいぐるみハンター
OFF OFFシアター(東京都)
2012/01/06 (金) ~ 2012/01/15 (日)公演終了
満足度★★★★
おもしろかった!!ポンポコ
ぬいぐるみハンターさん 初見だったみたいです。
あのフライヤーのイメージはよく見かけていたんですけども・・
大昔は人間と共存していた「ポンポコ」 狸ではないらしいですが・・(笑)
長い歴史の中で 自ら 地下に潜んで いつか人間に復讐をしようと その時 を待つ ポンポコ一家のお話。。
BGM それもプチ懐かしいナンバーにあわせてのダンスあり、笑いありの めっちゃスピーディーかつ エネルギッシュなお芝居でしたぁ。
とにかく 声がデカイ!!
たちあがりは ばかばかしいー 雰囲気から ただちゃんと伏線も張ってあり ストーリーが進むにつれて ポンポコ側の意識にさせられていきました。。
ラストの 壮大な シチュエーションに ずっぽしハマっちゃいました。
ポンポコ を通して 人と人の愛 なんかも感じられた作品でした。
神戸アキコ ちゃん コントのような笑いもうまいし ダンスのキレもgood いい役者さんでしたねぇ!!
110分の作品でしたが、中盤からは、時間を感じさせない なかなかのお芝居でした。
ピカレスク・ホテル
ジェイ.クリップ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/12/13 (火) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
上質な大人のコメディ
イケメンのドアボーイがお出迎え ってあったけど、確かにイケメン君がふたり丁寧にお出迎えしてくれました。
ステージは赤と黒で統一されたセット。まさにREDシアターにぴったり。
会場全体がモダンなホテルの一室といった感じです。
そこにピアノの生演奏とくれば、テンションもあがっちゃいますよねぇ!
さてお芝居はというと・・
男女を描いた二つのお話。脚本が堤泰之さん とTRASHMASTERSの中都留さん。
ゴージャスナ作家にも期待していたんだけど・・
期待通りの 上質な大人のコメディでした~。
タイプの違う二つの男と女のストーリーを楽しめました。
ネタバレはあまりにも無粋なので触れないけど、一本が40分くらいなので、 えー、もう終わっちゃうの~ くらい作品とキャスト そしてピアノの音色が満足度をアップしてくれました。
どちらも ホテルの一室を舞台に1組の男女が繰り広げるワケあり物語。
第1話は ベテラン おかやまはじめさんと内田慈ちゃんの とっても意味深な物語は 結構笑いもありで とっても楽しい大人のお話でした。 内田慈ちゃんは 何度か舞台を観てるけど じつに 魅力的な雰囲気でした!!
第二話は いかにも いそうなカップルがかもし出す 絶妙なやりとりがメインのお芝居だったけど、
江口のりこちゃんの あのぶっきらぼうだけど愛嬌のある演技がとっても良かったなぁ。。
『タンバリン・スナイパー』
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
ワーサルシアター(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/18 (日)公演終了
満足度★★★★
楽しい!!
主宰の鈴木雄太くんが 演出に徹して 石原美か子氏の作品と絶妙なコラボだったと思います。
いつもの8割世界とはちょっと違ったイメージが観れて それもよかったと思います。
奇想天外的なシチュエーションだけでも笑えるんだけど くだらなさの中には いろいろとメッセージなんかも盛り込まれていて 一本ビシッと芯がる そんな作品でした。
諭す のでなく あえて笑いの中に忍ばせている雰囲気が いいですねぇ。。
ステージの狭さをアイディアで 面白い作りをしていたし、結構ある転換も 流れるようなテンポで まったくブツ切りっぽくなっていなかかったのは よーく練られていたと感じました。。
前作の『そこで、ガムを噛めィ』 の日高ゆいちゃん も違った雰囲気でgooood だったし、
今回は8割世界ではおなじみの 奥山智恵野ちゃんが言ってみれば主役なのですが、彼女の持ち味の一生懸命な演技が存分に観れて 大満足でした。
平日は19:30開演っていうのも勤め人には有難いし、今回は2週間の公演なので ぜひオススメな一品ですよ☆
初夜と蓮根【終演!ご来場ありがとうございました!】
劇団俳協
TACCS1179(東京都)
2011/12/07 (水) ~ 2011/12/11 (日)公演終了
満足度★★★★
初日に行きました!!
始めて訪れたTACCS1179 とってもきれいなシアターでしたねぇ。
係員のスタッフの応対も丁寧で さすが俳協 って感じでした!!
この作品は2009年に 演劇集団円で上演されたねの(たぶん、間違ってたら ごめんなさい) ですが、
翌月に結婚を控えた娘と 引きこもりの弟 そして とっても仲睦まじい夫婦一家のストーリー
立ち上がりは いかにも幸せそうな雰囲気がいっぱい。
しかし、徐々に それぞの秘密が明かされていく というほんわかコメディなんだけど サスペンス風味で味付けされていて しり上がりに 引き込まれていきました!!!
土田氏の作品自体がとっても 面白いのですが キャラ設定とキャストさんがぴったりきていて 上演時間 約2時間 楽しめました☆
基本的にはワンシチュエーションなんですが、 これは僕だけなのかもしれないけど 暗転がちょっと長めなのと やや多いのかな・・・ って感じましたけと゜ あくまで私見です。
キャストさんとしては、お母さん役の 今泉葉子さんがとっても素晴らしかったなぁ!!
ミュージカルなどにも出ている方なんですね!? シリアスとボケを使い分けて この舞台には 絶対不可欠な存在であったと思います。
ホームグラウンドなのでしょう舞台美術も きっちり作りこまれていて いい作品を紹介していただいた制作さんに感謝です☆☆
往転―オウテン
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2011/11/06 (日) ~ 2011/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
グイグイ!!
引き込まれていきました~☆
B列が最前列というステージプラン、ほぼセンターだったので しっかりと観させてもらいました☆
7月17日 福島へ向かう夜行バスが山道で横転する事故を起こしてしまった・・・
たまたま乗り合わせた乗客6名と運転手。 それぞれには それぞれの人生があった。。
バスの横転事故をメインに、4つのドラマが時間軸とともに交錯していくというドラマです。
単独で観たらオムニバスとも思えるのだけど、ちゃんと4つのストーリーは繋がっているのです。
時間が行ったり来たり そして場面の転換も頻繁に行われるけど、回転舞台を巧みに使って ブツ切れ という印象はありませんでした。
ほどよく映像も用いられ 上演時間2時間20分 サスペンスっぽい仕上がりになっていました。
キャストのみなさんが とーーっても素晴らしく ナイロン100℃の 峯村リエさんは まさに拍手喝采の演技だったと思います。
柿丸ねえさんは 何役もこなしていましたが、いつもの雰囲気で これのたgood!!
尾上寛之くんも双子の役を演ったんですが、いい役者さんですねー!!
4つのストーリーがバラバラにならずに そしてしっかりと それぞれのメッセージを残してくれる、素敵なお芝居だったと思います。。
「ひとよ」といい桑原裕子 ノッテル感じですねー。。
天守物語
新国立劇場
新国立劇場 中劇場(東京都)
2011/11/05 (土) ~ 2011/11/20 (日)公演終了
満足度★★★★
篠井さんにうっとり~
ついた席が1階10列 最前列の下手ブロックでした。
そうなんです、10列目が最前列ということは そこまで客席をつぶして舞台が広がっているとうシチュエーションでした。
奥行きが 観客席の2倍以上はあろうかというステージは迫力満点☆
舞台の設備も すごい ってイメージでした。
前衛的な演出は好みが分かれるかもしれませんが・・・
しかしながら ステージのスケール 衣装のすばらしさ はまさに圧巻です。
それにもまして やはり 篠井英介 さんの美しさはハンパないですよねぇ~!!!!
夢か現か幻か・・ 姫路城の天守に巣食う魔界の一族のおはなし。
艶やかで 怪しくもはかない純愛をベースにした悲恋ものでした。
上演時間は1時間50分 平日のソワレ 空席も目立っていましたが、浮世離れな感覚に浸るには良いお芝居ですよ。
面白い!! というよりは 高尚な作品に触れられたといったイメージですかねぇ・・
かざかみパンチ
カムカムミニキーナ
座・高円寺1(東京都)
2011/11/03 (木) ~ 2011/11/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
待ってました!!
去年の『水際なパン屋』も良かったけど、今回の作品も めっちゃ楽しかった~ ☆
八嶋智人くんや藤田記子ちゃんもやっぱり巧い !!
空気をいっぺんにもっていくのはさすがです。
八嶋・松村のいつものアドリブはとにかく爆笑でした。。
そして客演の河野洋一郎(南河内万歳一座)さんと久ヶ沢徹くんが これまたいい味で絡んでくるんですよね~
劇団員では今回は長谷部洋子ちゃんが めっちゃ良かった。
さすが、カムカムの層の厚さですかねえ。
休憩10分はさんで2時間40分
一幕はオーソドックスなコメディタッチ、二幕は異次元に飛んで行ってしまったかのような まさに松村ワールド。
座・高円寺1 の空間を考えての演出は見応え十分でした。やっぱりカムカムミニキーナ 面白いですわ!!
そして今回はB列が最前列、しっかりセンターの席だったので とっても楽しめました^^
桃ノ木高原SA
ENBUゼミナール
笹塚ファクトリー(東京都)
2011/11/02 (水) ~ 2011/11/03 (木)公演終了
満足度★★★
フレッシュ!!
MONOの土田英生氏の作品ということで行った感はありましたが、いわゆる役者養成所の卒業公演的なものでした。
ストーリーはとある高速道路のサービスエリア(SA) そこで たまたま出会った それぞれの事情をもった3組のお話でした。
コメディタッチで進んでいきますが、ちょっぴりサスペンス的な要素もあったりして、でも なかなか楽しい感じのつくりになっています。
役者さんも これからの演劇界を担う 若手たちの精一杯の演技をこれからも応援したい気持ちになりました。
会場の誘導などもスムーズで気持ちが良かったです。