飛んでる最高
艶∞ポリス
駅前劇場(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
ロケットペンシル×ドレッドノート
やみ・あがりシアター
王子小劇場(東京都)
2020/02/19 (水) ~ 2020/02/24 (月)公演終了
満足度★★★
スムーズな出ハケを可能にする舞台構造(美術)はシンプルながらもスピーディな場転と相俟ってこの芝居の要となっていたと思う。以前観た当劇団の作品では後半わちゃわちゃして疑問符が沢山残ったが、今回はある程度ゴールが見えていたのでどんなラストになるのかワクワク出来たし意外なラストもひとり合点した。場内暖房効きすぎ、上着脱いでいたが汗ばんだ。
私の家族
トリコ・Aプロデュース
シアター風姿花伝(東京都)
2018/01/18 (木) ~ 2018/01/21 (日)公演終了
満足度★★★★
作者は「私が加害者だったかもしれないと」と考えるらしいが、私は加害者にもあるいはこういう事件の被害者にもならないと思う。が、100%自信をもってそう言えるだろうか。私も含め誰にでも起こり得ることなのだろうか。なあなあの人間関係は続けない方がいいし出来れば断つべきと私自身の他人との関係性を見直してみようと思った。
泥の中
VAICE★
駅前劇場(東京都)
2017/06/27 (火) ~ 2017/07/02 (日)公演終了
レモンキャンディ
匿名劇壇
王子小劇場(東京都)
2017/05/26 (金) ~ 2017/05/29 (月)公演終了
満足度★★★★
唐揚げにレモンの言い争いはドラマ「カルテット」を連想させ、しかもそのやりとりがドラマよりおもしろくなかったので、冒頭から観に来て失敗したと思う。作者はドラマのことは知らなかったらしいし、もし私がそのドラマを観ていなければそんな負の感想は持たなかっただろうが。しかしそんな不安を払拭するかのように芝居は否応なく私を落下中の飛行船の中に引きずり込む。ここはどこなんだ?本当に数日後には死んでしまうのか?だったら何がしたい?何をしなければならない。出演者と一緒になって考えてしまう。空席があるのと笑いが起きないのが不可思議だった。八百屋舞台は時々見かけるが、横に斜めってるのははじめてで入場したときは何じゃこりゃあと思ったがその形状から劇中舞台が動く(揺れる)ものだと思ったからずっと固定されていたのは残念だった。小気味よく面白い会話は芝居に疾走感をもたらしたし、ラストのカオスでは人間ってバカだけどやはり愛おしいと思えた。大変だろうがまた上京してほしい。続ければ数年後には本多劇場だ!
メロン農家の罠
桃尻犬
OFF OFFシアター(東京都)
2017/01/12 (木) ~ 2017/01/18 (水)公演終了
遠い国から来た、良き日
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2016/10/14 (金) ~ 2016/10/23 (日)公演終了
満足度★★★
刺さらない
他の人の高い評価に驚いてる。招待してもらったから評価が甘くなっているのだろうか。ありきたりだが壮大で永遠のテーマ「戦争と平和」ならばこそ、いろんな面でもっともっと踏み込んでほしかったし踏み込めたはず。
CRANK UP
PLAN N
シアター風姿花伝(東京都)
2016/06/29 (水) ~ 2016/07/03 (日)公演終了
アンコールの夜★ご来場ありがとうございました★
KAKUTA
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2016/05/07 (土) ~ 2016/05/22 (日)公演終了
満足度★★★
しっぽがいちばん
演劇の短編集はその合間に客電がついたりセットを直したりして中断を余儀なくさせることが少なくなく弛緩してしまうものだが、そういうこともなく合間だけの寸劇があって退屈させない構成が良かった。とは言えタイトルが付けられてはいるものの内容がまったく異なる作品群なので集中しにくくいまいち作品世界に入り込めないのは、通常の芝居ではなかったからではなく単に私が演劇の短編を好きではないからだろう。たとえばテーマを絞り込んだオムニバス形式の小説だったら・・・と思う。各作品は、個人的には取り上げる小説?と疑問に思うがこういう表現に向いているものを選んでいるのだろうと当パンの桑原氏の文章からそう感じたし、感動的とは言い難いが楽しい時間は過ごせた。
神芝居
X-QUEST
王子小劇場(東京都)
2016/04/20 (水) ~ 2016/05/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
超ブラボー
「観たい」「観てきた」の上位に入る作品のほとんどがチケプレしてる(チケプレする代わり投稿を促すから。)ものだが、この作品はチケプレしていない。にもかかわらず1位を堅守してるってことは凄いことだ。そういう作品なのだ。すなわち観るべき作品ってことよ!
HARD LUCK SHOW
東京ジャンクZ
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2016/04/16 (土) ~ 2016/04/24 (日)公演終了
満足度★★★
長いとは感じない
が、もっと凝縮できたはずでその方が私好みになった気がする。演劇を観たという印象がない。(会話劇とも呼べないよね?)何かのショーを観てるのだがこれが何のショーなのかよく分からない。(これは何?)という思いは良くも悪くも終演後も続く。
対岸の永遠
てがみ座
シアター風姿花伝(東京都)
2016/03/04 (金) ~ 2016/03/30 (水)公演終了
ザ・ドリンカー
浮世企画
駅前劇場(東京都)
2016/02/17 (水) ~ 2016/02/22 (月)公演終了
満足度★★★★
役者の今城さん
(どうだい?この芝居おもしろいだろう?)と言いながら登場してこなかったか。狂斎にはあの男が実際に見えていたのだと思う。死んだ妻も見えたのだと思うし、あの男がいてこそこの芝居は成り立ってたように思う。空席があったが、この芝居で空席出しちゃだめだよね。国周を調べたら当芝居でもその片鱗は窺わせていたがどうしようもなさでは狂斎を凌ぐ。次回作は国周を主人公にしてはどうだろう?
ドキドキぼーいず#06『じゅんすいなカタチ』
ドキドキぼーいず
調布市せんがわ劇場(東京都)
2016/03/10 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★★
ひらがなやカタカナ
意味をぼやけさせるには有効で、この芝居を象徴してるように思う。あの会話はこの内容だったからかあるいはこの演出家は常にあの会話をさせるのかが気になるのでまた違う演目で東京公演(きついとは思うが)やってほしい。場転のドラムが、あまり他の芝居では聞かないこともあってか新鮮であり、その前後のシーンを惹起させ芝居にのめりこませた。
もしも、シ〜とある日の反射〜
空間交合〈アサンブラージュ〉リジッター企画
吉祥寺シアター(東京都)
2016/03/06 (日) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
赤い竜と土の旅人
舞台芸術集団 地下空港
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2016/03/03 (木) ~ 2016/03/13 (日)公演終了
満足度★★
窯が眼前に立ち上らず
そのことはこの芝居を観る者にとって残念で悔しいこと、窯を空目できなければ果たしてこの芝居は観なかったも同然。椅子でいろんな表現(手抜きに見えないこともない)していたことも含めて美術をもっと大掛かりにしてほしかった。震災の年に恵比寿で観たやはり核を扱った作品の方を観ており当然それを超えてくるだろう期待したのだが、前観た作品の方がおもしろかったしそっちの方がいろんな意味でレベルが高かったように思えた。
クラッシュ・ワルツ
刈馬演劇設計社
こまばアゴラ劇場(東京都)
2016/02/26 (金) ~ 2016/02/29 (月)公演終了
満足度★★★
何度息をのんだことか・・・
トラフィック・サスペンスという言葉から設定は疾走する車の中で殺人が起きてさて犯人は?みたいなもののを想像したら全然違ってた。ノンストップという説明ははずしてないが、トラフィックとサスペンスという言葉はこの芝居には似つかわしくない。終演後出演者のトークがあったが、加害者役の方がきれいな方だったのでビックリした。この作家の作品はまた観てみたい。また東京おいで。
ありがとねえ!
梅舟惟永企画
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2016/02/11 (木) ~ 2016/02/14 (日)公演終了
満足度★★★
楽しかった!
こっちからも「ありがとよ」と返したい。最後のは当初は二人芝居の予定だったみたいだけれど四人全員の出演にして正解。今回は梅舟さんのコメディエンヌっぷりがいかんなく発揮されてたけれど好評だからってお笑いの道に行きませんように。
奴らの影踏む千葉
MCR
シアター711(東京都)
2016/02/03 (水) ~ 2016/02/07 (日)公演終了
満足度★★★
安定のおもしろさも
マンネリ化と言えなくもない。いつになくヒリヒリしたのは本妻と愛人の対決が本当のことのようだったからだろう。全体的に絶えず笑いがある芝居でそのシーンだけ笑いがなかったからかもしれない。櫻井氏は笑いを排除したシリアス芝居も書けそうでそういうのも観てみたいと思ったけれどきっと書かないだろう。もっと主人公のダメっぷりを徹底してほしかったしそうすべきだったと思う。
不完全な己たち
gojunko
スタジオ空洞(東京都)
2016/01/20 (水) ~ 2016/01/25 (月)公演終了
満足度★★★
されど人間
恐らくは主人公がもっとも不完全な人間なのだろうけどなにゆえ不完全なのかは最後まで明かされず、でも不完全であることが一目瞭然で最初は当然違和感を伴うしやはりそれは変でずっとおかしみを携えつつ、だが劇が進むにつれその違和がほどけていく。それは周囲により不完全な人間がいるからなのだが、外見の不完全さは内面の不完全さに較べれば取るに足らぬことだからなのかもしれない。とは言え作者はよほどブサイクなのだろうかなどと勘ぐってしまうわけで終演後多分作者であろう方をじっと見てしまった。もっと客が入っていいと思うのだが宣伝が足りないのかなあ。