kouji21の観てきた!クチコミ一覧

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いつも誰かのせいにする

いつも誰かのせいにする

箱庭円舞曲

駅前劇場(東京都)

2011/11/03 (木) ~ 2011/11/13 (日)公演終了

満足度★★

あえて・・・
やはり大賞劇団なので厳しく評価させてもらいますが・・・設定があまりに、学生演劇っぽいというか。取材ってガッチリやられたのかな??用語は確かに業界用語使ってるんだけど、ディティールや問題に対する解決策にいたっては吉本新喜劇並の浅はかさ(新喜劇はそこをあえてやって設定で無駄に悩ませないようにして笑いに特化させてるわけだからいいんですが)正直ないと思いますよ、この脚本は。セットも素敵だし、役者さんも良い芝居されてる方いっぱいいらっしゃいましたし。(個人的には小林タクシーさんが好きです、あの感じで空気を抜ける役者さんは小劇場界で中々いないんじゃないですか?もっと色々に出て欲しいです・・・)箱庭は何回か観させてもらってるんですが、だいたい悪い時は、1個の台詞で説明した気になってる時が最悪だと思うのです。だから、他の人の感想読んでも(人のせいにしてすみません)ちゃんと理解してる人が全然いなくて、敢えて言わせてもらうと、雰囲気なんですよ全てが!!空気を伝って感情や情景を客に届けずに、台詞の意味だけで話を進めてるから、雰囲気は分かるんだけど、ちゃんとした核の部分は伝わらない。☆5個つけてる人も感想読むと、「それ☆5か!?」と思わずにはいられない(また人のせいにしてますが)逆に言うと、その雰囲気力が半端ないってのは確かです。だから、観れることは観れるんです。楽しいような気にもなれるんです。それは凄いとは思います、思うんですが・・・もう1段上に行けるはずなんですよ!!台詞でどんだけ、「何を見ていたんですか」って言ったって、こっちも意味としては分かってるけど、気持ちは全く動かないんですよ!もったいなさすぎですよ!!ほんとに!

ネタバレBOX

冒頭の沈黙のやつなんて、雰囲気オンリーじゃないですか?あれ、どういう意図あるんですか?いや、意図というか説明は色々できるんですけど、今回の芝居のどういう役割を担ってるんですか??マイケルジャクソンが冒頭フリーズするのには、むちゃくちゃ意図がありますよそれは!!でも、あの2人があそこまで沈黙でひっぱって、結果男が女を引っ叩く・・・いやいや、どうなんですか?手っ取り早い裏切り&インパクトの一番近いところ。というか、本当に意図が知りたいです・・・演出自体は凄く面白いんですが、時空が飛ぶときのあの扉ドン!とか、ああいう表現は露骨すぎるというか、これ雰囲気云々と結びついてくるんですが、今回の演出は、演出してますよ!!っていうのが伝わりすぎてる気がして・・・酔ってる感じが。セットも素敵なんですが、そういう目で見ちゃうと・・・酔ってる感じが・・・ラストなんて極みだし・・・革命とか・・・ちなみに、そういう映画が当たると思ってるのが、残念すぎます・・・興収いくらいくと思ってるんですか?すみません、何か変ないちゃもんみたいになってきたので、ここらで・・・本当は☆3.5なのですが、大賞受賞後ということで厳しくさせてください。すみません。
Caesiumberry Jam

Caesiumberry Jam

DULL-COLORED POP

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2011/08/20 (土) ~ 2011/08/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

まぁ、そりゃあもう
恐ろしいほどの完成度。劇場の中と外をくっつける演出(始まり方も終わり方)は良くも悪くも効いていた。おもしろかったか、どうか。そっちじゃない感想ばかりになっちゃうのがある意味残念だけど、それだけでは語れない内容であることは確かだし、どこの演出が駄目でとか、どこが良くてってのも語れないほどきっちりと完成されている。そういう意味では遊びの部分が少ないのかもしれない。観てる側の想像で遊ぶ部分。まぁ、この芝居にはそんなのはいらないのかもしれないけれど。

ネタバレBOX

時が経つに連れて、あまりにも性格が豹変し過ぎていると感じる役柄の人もいたけれど、それも狂った日常にい続けたら、そうなるのかも??という範疇。ただ、一個気になったというか、それはどうなのだろう??と思ったのは背景映像に写真を使ったところ。この意図だけはどういう狙いだったのか聞いてはみたい。あれだけ、個人的には違和感があったんですよね。でも、やはり言えることは素晴らしかった!!
15 Minutes Made Volume8

15 Minutes Made Volume8

Mrs.fictions

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2010/04/29 (木) ~ 2010/05/02 (日)公演終了

満足度★★★

企画として成熟してきた模様。
この企画は出来る限りずっと続けてほしい。今後も小劇場界で有名な劇団から、そうでない劇団まで幅広く取り上げていってもらいたい。
今回観るのは初めてだったが、中々にシャレていて全体的には楽しめた。
人はやはりオシャレじゃないものにはなびかないもの。とかく野暮ったいイメージをもたれがちの演劇界に置いて貴重な企画でもあると感じた。
ただ、何とも言えない消化不良感が漂ったのも事実。

ネタバレBOX

全体演出としては、休憩は必要か?と感じた。実際あるとありがたいのだが、休憩があるせいで少し消化不良が起きているようにも思うのだが、みなさんはどうなのだろう?私は無くてよいと感じた。テンポが悪くなる。同様に、毎度1団体終わるたびに挨拶をするため、テンポは悪い。しかし、なくなると企画の意図と変わってくるかもしれないため、仕方なしか。好感がもてるというのもあるから、よしなのかもしれない。
映像はカッコいいのだが、劇団名とタイトルを出すタイミングをもう少し精査する必要があるだろう。転換がダラダラするため、映像でリズムをつければよいものを、なし崩し的にしてしまっているため、テンポが作れずに消化不良感を増す。特に、前説の時に1組目の団体名を出していたが(ミスなのか?)あれはひど過ぎる。各団体の後説(転換)を含め音楽と映像をうまく使用することで公演としてもっと良くなるはずだ。今のままだと各団体が可愛そうに思う。
1話づつを大切にするのも当然大切だが、個人的には全体で1つに感じさせて欲しかった。

各団体の内容としては、イイものあり、そうでもないものあり。当然の話だが。

主催団体の内容は、各公演によって反応が違ったのではないか。私の見た回は非常にはまっており、楽しく見れたが、ヒカル君の一言目で空気感をうまくつくれなければグズグズで終わってしまうのではと感じた。色ものと見る向きもあるだろうが、けしてそうではないと私は思う。ただ、ヒカル君のしゃべっている内容が周りの人間は理解できていないというロジックはもっと明確に提示する必要があったのではないか。そうすることで、会話だけの面白さではなく構成的な面白味がもっと伝わったのではないだろうか。


時間堂は、構成的な視点が他の団体より優れているように感じた。しかし、本の中身はもう少し作り込めたのではないだろうか?同一場所で時間軸が異なる人間の対話劇なのだが、会話にイマイチ面白味がない。ただ、同じ人間の未来と過去というトリックのみに頼ってしまた感がいなめない。私がそのトリックに気づいたのは、巣鴨あたりだったが、分かろうが分かるまいが楽しめる演出にしてほしい。対話のリンクの仕方がもっと複雑になり、人間のしぐさだったり、癖だったりともっとリンクできた部分はあったはず、それをわからないよう散りばめ、分かッ田人間にはニヤリとさせ、分からない人間には不思議な気持ちにさせる。もっと捻れたはずだ。今でも十分には楽しめたが、演出の人間が演出に専念していればもっと良くなった類のジャンルだと思う。

PLAT-formanceも楽しかった。言ってしまえばコント的笑いだが、この企画のにピタリとはまっていた。オシャレな感覚。少し、笑いに走りすぎてしまう時間もあったが、落ち着きを与える吉田さんと芸達者で器用な安藤さんのコンビはまた観たいと思わせるコンビだった。ただ、こちらも回によって違った印象を与えたのではないかと思う。


国道五十八号戦線・芋屋の2組は15分という短い時間のため多少雑になった部分があったように思う。

TOKYO PLAYERS COLLECTIONはもっと映像を多用しても良かったのでは。演出的にスタイリッシュさとスピード感がもっと必要な気がした。

エ キ ス ポ 【満員御礼!!】 

エ キ ス ポ 【満員御礼!!】 

トランジスタone

ザ・ポケット(東京都)

2010/03/31 (水) ~ 2010/04/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

安定した面白さ。
相変わらず松下氏の芝居が良かった。昭和のレトロ感も出ており(もう少し雑然とした雰囲気があっても良かったかもしれないが)2時間超えても長く感じず、私が生まれる前の時代を描いてはいるが懐かしいと感じることが出来たのは脚本が良いからだろう。次回以降も楽しみな集団だ。

松山流

松山流

シガラキ

RAFT(東京都)

2010/04/16 (金) ~ 2010/04/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

構成が変更しているようだ。
谷氏目当てで他はあまり期待せずいったが、予想外に面白くビックリだ。
公演後前日に行った人と飲んで話をしたら全体の構成が変わっていた。
斬新な形への変更の仕方。1日でよくそこまで変えられたものだ。俳優さんの演技が良く、それだけでも見応えは十分あるので良しだが。初見だった細居大輔さんの『あがったりさがったり』は格別に面白かった。1人芝居でああいう形の笑いを生み出せるのは別畑の人だからか。谷氏のはさすがの一言。期待してなかった分満足度は5。

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