満足度★★
あえて・・・
やはり大賞劇団なので厳しく評価させてもらいますが・・・設定があまりに、学生演劇っぽいというか。取材ってガッチリやられたのかな??用語は確かに業界用語使ってるんだけど、ディティールや問題に対する解決策にいたっては吉本新喜劇並の浅はかさ(新喜劇はそこをあえてやって設定で無駄に悩ませないようにして笑いに特化させてるわけだからいいんですが)正直ないと思いますよ、この脚本は。セットも素敵だし、役者さんも良い芝居されてる方いっぱいいらっしゃいましたし。(個人的には小林タクシーさんが好きです、あの感じで空気を抜ける役者さんは小劇場界で中々いないんじゃないですか?もっと色々に出て欲しいです・・・)箱庭は何回か観させてもらってるんですが、だいたい悪い時は、1個の台詞で説明した気になってる時が最悪だと思うのです。だから、他の人の感想読んでも(人のせいにしてすみません)ちゃんと理解してる人が全然いなくて、敢えて言わせてもらうと、雰囲気なんですよ全てが!!空気を伝って感情や情景を客に届けずに、台詞の意味だけで話を進めてるから、雰囲気は分かるんだけど、ちゃんとした核の部分は伝わらない。☆5個つけてる人も感想読むと、「それ☆5か!?」と思わずにはいられない(また人のせいにしてますが)逆に言うと、その雰囲気力が半端ないってのは確かです。だから、観れることは観れるんです。楽しいような気にもなれるんです。それは凄いとは思います、思うんですが・・・もう1段上に行けるはずなんですよ!!台詞でどんだけ、「何を見ていたんですか」って言ったって、こっちも意味としては分かってるけど、気持ちは全く動かないんですよ!もったいなさすぎですよ!!ほんとに!