KAEが投票した舞台芸術アワード!

2010年度 1-10位と総評
目を見て嘘をつけ(再演)

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目を見て嘘をつけ(再演)

KAKUTA

登場人物一人ひとりの、舞台で描かれない日常までが垣間見える、秀逸な脚本演出と、キャストの演技力に脱帽でした。

心で何度も共感して泣きました。

遠ざかるネバーランド

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遠ざかるネバーランド

空想組曲

ネバーランドが、まさか学校だったとは!
空想組曲初見、衝撃で、しばらく、席を立てませんでした。

兵器のある風景

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兵器のある風景

俳優座劇場

難しいテーマを、兄弟愛に集約した脚本が素晴らしく、本当の演劇の力強さを体感しました。

プランクトンの踊り場

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プランクトンの踊り場

イキウメ

ストーリー作り、構成の巧みさに、前川さんの演出にスタイリッシュな味付けが加味し、より、舞台の進行に目が離せなくなった作品。
イキウメに安井さんは不可欠だと思い知った作品でもあります。

BLUE/ORANGE

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BLUE/ORANGE

シーエイティプロデュース

キャスト選びの目の確かさが、舞台をとてもレベルアップしていました。
客席のギシギシ音がなければなあと、それが残念!

夕立【作・演出 赤堀雅秋(THE SHAMPOO HAT)】

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夕立【作・演出 赤堀雅秋(THE SHAMPOO HAT)】

劇団姦し

素敵な演劇ユニットが誕生したと小躍りしました。
赤堀さんの秀逸な脚本構成も素晴らしく、是非、近い将来、再演を希望したい作品でした。
キャスト全員が演技賞もの。

めぐるめく

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めぐるめく

KAKUTA

素舞台を、仮定の場面が目に見えるかのように、随所に演劇マジックが炸裂していました。
数年前より、KAKUTAの役者力も確実にアップ。自分にとっては、今、一番期待を裏切らない劇団です。

ネバーランド

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ネバーランド

少年社中

青山円形劇場を隅から隅まで、無駄なく使った、若さと疾走感溢れる舞台に、終始ワクワクし通しでした。
最後は、年甲斐もなく、泣いていました。

元気で行こう絶望するな、では失敬。

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元気で行こう絶望するな、では失敬。

パラドックス定数

アレだけの人数の登場人物の全てに、愛情を注ぎ、見事な群像劇を仕立て上げた野木さんの職人芸に脱帽しました。
少年役のキャスト、全員がとても魅力的でした。

乱歩の恋文

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乱歩の恋文

てがみ座

また新境地を開いた、長田さんの才気に感動しました。
いつも、その度、新鮮な作劇を見せてくれる劇団で、これからも、期待せずにはいられません。

総評

自分の勘を信じた観劇で、ほぼ後悔する作品に出会わなかったのが何より嬉しく思いました。

たくさんの初見劇団に、一目惚れしたのも、数知れず。
私生活も、観劇も、波乱万丈でしたが、振り返れば、それも全て勉強でした。

演劇が、自分にとって、最高にかけがえのない存在だと思い知らされた1年でした。

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