Koujiの観てきた!クチコミ一覧

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カウラの班長会議

カウラの班長会議

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2013/03/08 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

30周年おめでとう!
なにより30年の重みを感じた。しかも戦い続けての30年である。
この作品も燐光群ならではの作品、戦時中の悲劇を取り上げながら、実は現代の日本を批評しているという構造は見事。

ネタバレBOX

当日パンフで懐かしい如月小春の名前を発見した。早稲田と東女と大学は違えど、同期の演劇人として協力しあった仲間である。彼女もまた戦い続けた演劇人だった。

懐かしさと寂しさを改めて感じさせてくれ、想い出に残る作品となった。
「男の果て」全公演終了いたしました。ご来場ありがとうございました!

「男の果て」全公演終了いたしました。ご来場ありがとうございました!

元東京バンビ

OFF OFFシアター(東京都)

2013/03/09 (土) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★

愛すべき劇団
熱く無鉄砲で破れかぶれで、でもそこが素敵で誰からも愛されるという劇団。その劇団の個性がそのまま舞台に上がったような作品。

未完成な部分や破綻しているところも含めて素敵だ。

ネタバレBOX

瀬尾会もなかなかいい。
夜明けのスピカ

夜明けのスピカ

LIPS*S

LIVE-BAR The DOORS (東京都)

2013/03/13 (水) ~ 2013/03/16 (土)公演終了

満足度★★★★

新しい音楽劇の誕生!
新しい形の音楽劇を吉田武寛が作り出した。アクターとシンガーとダンサーがコラボして、素敵な物語が出来上がった。

アクターは歌が弱く、シンガーは演技が弱いという弱点はあるものの、チームワークでそれをカバーしていた。むしろ長所が目立って、弱点を感じさせなかった。

ともかく楽曲が素晴らしく、それを暖かい物語が包み込み、素敵なエンターテイメントが生まれていた。

『                        』

『 』

荒川チョモランマ

日本基督教団 巣鴨教会(東京都)

2013/03/11 (月) ~ 2013/03/11 (月)公演終了

満足度★★★★

三人とも上手くなっていた。
荒チョモの三人の役者をたっぷりと堪能できた。三人ともひとまわり大きくなって帰って来たという感じ。

311の呪縛を解き、荒チョモがこれから本格的に活動を再開してくれることを期待する。

脚本も演出もさすが。今回は三人の出演者のために書いたような作品。それぞれの個性がうまくひきだされていた。

ネタバレBOX

タイトルを探したが最後までわからなかった。
気になって帰り道の後味が悪かったので、星ひとつ減点。
月の剥がれる

月の剥がれる

アマヤドリ

座・高円寺1(東京都)

2013/03/04 (月) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

全てが洗練されていた。
この劇団にしかできないスタイルで、完成度が高い作品を楽しませてもらった。まず会場に入るやシンプルながら存在感のある素敵な舞台美術が目に入る。舞台に引かれたラインにすらセンスを感じた。

この劇団はスタイリッシュな役者の動きと想像力を掻き立てる詩的なセリフが売りだが、テーマ性もあり、それらの調和が見事である。

当日パンフレットから受け付け会場整理に至るまで気が配られており総合的な劇団力にも高い評価をしたい。

虚言の城の王子

虚言の城の王子

空想組曲

吉祥寺シアター(東京都)

2013/03/03 (日) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

新たなステージへ
ほさかようが小劇場の枠を飛び出して、新たなステージに飛び出しているのが良くわかる。近い将来、パルコやコクーンで、名前で客が呼べる脚本家&演出家になっているだろうことは容易に想像できる。

数少ない、大人に通用するファンタジー作家だ。

「隠し剣鬼ノ爪」「盲目剣谺返し」

「隠し剣鬼ノ爪」「盲目剣谺返し」

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/02/23 (土) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

キャラメル味の藤沢周平
藤沢修平とキャラメルボックスって会うのかなとおもっていたが、杞憂だった。
しっかりとキャラメル作品になっていた。

とても暖かい終わり方もうれしかった。

「ジャパニーズ・ジャンキーズ・テンプル」

「ジャパニーズ・ジャンキーズ・テンプル」

ハイブリットハイジ座

シアター風姿花伝(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

随所に才能を感じた。
ただ、初日らしいドタバタが多数あり、もっともっと面白くなる作品とも感じた。
もう1回観に行って確認したい。
そう思えるだけの魅力を持った作品。

千秋楽に気になってもいう一度観た。
見事に修正されて何段階もレベルアップしていた。
さすがである。

ネタバレBOX

ラストの繰り返される踊りに彼らの本気度がわかる。
お遊びであそこまでは出来ない。
そして単に頑張っているということではなくて、クオリティの高さに感心した。顔の表情も含めた彼らの踊りは天野作品の笑いと哀しさを見事に体現していた。

騾馬が地球を回してる

騾馬が地球を回してる

早稲田大学演劇倶楽部

早稲田大学学生会館(東京都)

2013/03/01 (金) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★

これぞエンクラ。
久しぶりに懐かしいエンクラ節を見せてもらった。満足。

~メタモルリバース~

~メタモルリバース~

おぼんろ

新宿眼科画廊(東京都)

2013/03/01 (金) ~ 2013/03/06 (水)公演終了

満足度★★★★

精力的な活動
ほとんど毎月のように活動を続けている。その活動力に驚。おぼんろは自分の世界感があり、それが魅力的なのでどの公演も水準が高い。

あんかけフラミンゴ2

あんかけフラミンゴ2

あんかけフラミンゴ

王子小劇場(東京都)

2013/02/28 (木) ~ 2013/03/05 (火)公演終了

満足度★★★★

魅力的な役者揃い。
この劇団に、いい役者がどんどん集まってくる。また劇団員の成長ぶりも著しい。
これからがますます楽しみだ。

ギプス不動産

ギプス不動産

あひるなんちゃら

駅前劇場(東京都)

2013/02/27 (水) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★

安心して観られる。
いつもながらのあひるワールド。
ここにしかない楽しい世界がある。


発情ジュリアス・シーザー

発情ジュリアス・シーザー

柿喰う客

青山円形劇場(東京都)

2013/02/21 (木) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★★

深谷vs七味が圧巻
柿的様式美がどんどん確立していくのを楽しみに見ています。

focus#3 円

focus#3 円

箱庭円舞曲

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/02/28 (木) ~ 2013/03/11 (月)公演終了

満足度★★★★

フアンにはたまらない。
豪華な役者陣を使って箱庭フアンにはたまらない作品に仕上がっている。

ネタバレBOX

シンプルだけど舞台美術も素敵だった。
フレネミーがころんだ

フレネミーがころんだ

熱帯

駅前劇場(東京都)

2013/02/07 (木) ~ 2013/02/12 (火)公演終了

満足度★★★★★

ブラックが心地よい。
あるあると思いながら、すべてのシーンが楽しめた。
作家の人を見る目の確かさに感動。

世界を終えるための、会議

世界を終えるための、会議

タカハ劇団

駅前劇場(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

お見事。
作りが上手くなったなあと感心しながら見ていた。

ネタバレBOX

コンピューター役にアナログ的な役者をたくさん配置し、個性を殺しながらそこから滲み出ていくキャラクター性を見せるという演出術に痺れた。

個々はどう見てもコンピューターとは思えないメンバー。しかし、コンピューターがこんなはずないじゃんという破綻の一歩手前で見せ切る腕力に演劇性を強く感じた。
僕が甘やかしすぎましたもので

僕が甘やかしすぎましたもので

Moratorium Pants(モラパン)

渋谷センター街の洋服屋ARTON(東京都)

2013/01/16 (水) ~ 2013/01/31 (木)公演終了

満足度★★★★★

素敵な会場
渋谷の駅近のおしゃれな洋服屋が劇場。
それだけで素敵だが
物語も素敵だった。

ネタバレBOX

特に始まりかたが素敵だった。
夢幻泡影江戸川乱歩【アンケート即日公開!】

夢幻泡影江戸川乱歩【アンケート即日公開!】

劇団バッコスの祭

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

心温まる物語
劇団バッコスの祭が作風をがらっと変えて上質なエンターテインメントを作り上げた。いつもは感動巨編を得意とする劇団が肩の力を抜いて誰でも楽しめる作品を作った。
それが逆に新鮮で良かった。
よく練り上げられた上質な作品に仕上った。久しぶりにこの劇団の看板役者丹羽隆博と辻明佳がコンビを組み、さすがの演技を見せた。

ネタバレBOX

どんでん返しの繰り返しが楽しかった。
一見、作家とその作家の作品を劇中劇というありがちの構造に見せて、劇中劇と現実が絡んでいくところは見事。

そして、そういったことを含めて作家と作品の物語と見せかけて、最終的には夫婦の物語だったんだという構成が秀逸。

ラストシーンも、カーテンコールの後の一芝居も全てが良くできていた。
「テヘランでロリータを読む」

「テヘランでロリータを読む」

時間堂

シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)

2013/01/19 (土) ~ 2013/01/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

意欲作、完成度も高い。
まず登場するメンバーの声の美しさに感動した。しかもひとりひとりが美しいだけでなく、全体の調和が見事だった。

シンプルななかによく訓練されていることがわかる良質の作品だった。

【舞台版】絶体絶命都市  ー世界の終わりとボーイミーツガールー

【舞台版】絶体絶命都市 ー世界の終わりとボーイミーツガールー

劇団エリザベス

ワーサルシアター(東京都)

2013/01/13 (日) ~ 2013/01/16 (水)公演終了

満足度★★★★★

素敵な役者たちのショーウインドーのように
名古屋で両バージョンを観、東京で両バージョンを観、既に4回この作品を観ているが観れば観るほど、心に沁みこんでくる。

是非、両バージョン観てほしい。何故なら、魅力的な役者だらけだからだ。

ゲームが原作なだけに、ストーリー的には荒唐無稽、意味不明であったり、破たんしていたりする部分がある。この作品ではそこにこだわってはいけない。

世紀末な世界の中で愛が芽生え、明日への希望が見える。そのシンプルな構造の中で、若くて才能ある魅力的な役者たちがきらきらと光る。素晴らし舞台美術と照明の中、あまりにも美しいステージだった。

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