HARD LUCK SHOW
東京ジャンクZ
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2016/04/16 (土) ~ 2016/04/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
最高難易度に挑戦した役者陣!
学生劇団とは思えない高度な演出。(もっとも本人たちには学生劇団という意識はないだろうが。)
学生劇団の水準を遙かに超えた舞台美術、照明、音響、全てが最高レベル。そして、最高難度の演技を見せてくれた役者陣。拍手を贈りたい。
黄金のコメディフェスティバル2015
黄金のコメディフェスティバル
シアター風姿花伝(東京都)
2015/08/20 (木) ~ 2015/08/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
グーチーム初日
今年のコメフェスは注目のPeach boysから始まるという面白さ。
両チームとも持ち味を出し切った。今年は凄い戦いになりそうだ。
黄金のコメディフェスティバル2014
黄金のコメディフェスティバル
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
チョキとパーを見ました。
それぞれの劇団が全力投球する姿勢は感動もの。チョキチームではゲキバカの新原美波、パーチームではおぼんろの若林めぐみに魅力を感じた。
作品は四団体四様で、それぞれの団体の持ち味を出し切った。
シャンタンスープ
バンタムクラスステージ
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
バンタム恐るべし
ハードボイルドな作品を得意とするバンタムがコメディに挑戦というだけでびっくりだが、その水準の高さに驚いた。
まず、脚本がしっかりしている。ストーリー設定だけでなく、言葉のひとつひとつが磨かれている。その上役者のひとりひとりが魅力的で個性的であるうえに、役者としてのスキルが高いのだ。
だから、若い人にはもちろん、鑑賞眼の肥えた大人のコメディフアンにも満足させられる作品である。
お笑いの世界をネタにしながら、演劇の魅力をしっかりと見せつけるというバンタムの力量にしびれたと言っておこう。
出会わなければよかったふたり
Aga-risk Entertainment
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
コメディの王道作品
コメディの定番である設定を使いながら、アガリスクエンターテイメントの作品には品の良さがある。冨坂友の持ち味だ。
登場人物のひとりひとりが人間的魅力のあるところが作品の魅力を増している。
黄金のコメディフェスティバル2014
黄金のコメディフェスティバル
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
去年を超えるスタート!
去年、あれだけ粒ぞろいの劇団が揃っていて、奇跡のような成功をおさめたコメフェスだが、初日にあっさりとその水準を更新してしまった。
アガリスクエンターテイメントの期待を裏切らない安定した面白さ。そしてバンタムクラスステージの予想を大きく超えた面白さ、恐れいった。
これがこのフェスの恐るべきところ。実力のある劇団が、全力投球をして奇跡的な作品が出来上がる。そこに立ち会えることの幸せを感じる。
マナナン・マクリルの羅針盤
劇団ショウダウン
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/05 (金) ~ 2014/09/07 (日)公演終了
TERAMACHI
Baobab
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2014/05/30 (金) ~ 2014/06/02 (月)公演終了
満足度★★★★
人間の魅力を感じた
ダンス公演というより演劇としても楽しめた。
舞台空間から京都の街が浮かび上がり、何より北尾亘がその街を愛しているのだなということが伝わってきた。随所にセンスを感じ、一人一人のダンサーに魅力を感じた。途中まで観て、北尾亘の振り付けは舞台上でダンサー(あるいは役者)がきらめく瞬間を見たいのだなとわかった。
私は残念ながら京都の寺町に行ったことがないのだが、この公演を通じてとても興味が湧き、実はこの夏、行ってこようと思っている。それを感じさせる力がこの作品には確かにあった。
【無事終演しました】荒川、神キラーチューン【ご来場ありがとうございました!】
ロ字ック
サンモールスタジオ(東京都)
2014/05/14 (水) ~ 2014/05/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
猛獣使いのように!
□字ックが公演毎に成長しているのは感じていたが、今回は特に成長を感じた。今までの作品はどちらかというと山田佳奈の思いがあまりにも強く、あまりにも先行しているため、作品が未消化な部分を感じたのだが、今回は見事に仕上がっていた。
作品からはみ出すような個性的な役者を集め、それらを飼い慣らす様子はまさに山田佳奈は猛獣使いと感じた。その中で小野寺ずるの魅力は際だっている。
作品からエネルギーがほとばしり、そのエネルギーが直接心に突き刺さるという作品で、久々に観終わった後に放心状態だった。
ぬけがら
劇団B級遊撃隊
長久手市文化の家 風のホール(愛知県)
2014/05/31 (土) ~ 2014/06/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
完成度の高い名作
名作の再演はやはり名作。
名古屋の魅力的な役者がそろってたっぷりと楽しませてもらった。
特にお父さん一人一人が全く違う個性で、その統一感のなさにもおもしろみを感じた。スタートシーンから衝撃的で演劇の面白さをいっぱい味あわせてもらった。
長久手市文化の家 風のホールが素敵だったことも付け加えておきたい。
ルーシアの妹
ライオン・パーマ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
バージョンアップしたライオン!
劇場を変え、スケールアップしたライオンパーマが楽しめた。
随所にゆるい笑いがふんだんにあるのがこの劇団の持ち味だが、中心となるストーリーは骨太で、ディズニーアニメにでもなりそうな壮大さを感じた。
王子小劇場から劇場サイズが一回り大きくなったが、もっともっと大きな劇場が相応しい作品だったかもしれない
3 crock
演劇集団 砂地
吉祥寺シアター(東京都)
2014/05/09 (金) ~ 2014/05/12 (月)公演終了
満足度★★★★
三人吉三の現代版が、、、
歌舞伎で有名な三人吉三。それの現代版というより、全く新しい作品として楽しめた。
過去の作品を近未来を舞台にして描くというというところに面白さを感じた。ただそれだけに吉三という名前にこだわる必要がなかったのでは無いだろうか。違う名前にした方が感情移入しやすかったのではと思う。
舞台の奥に広がる闇の表現が見事だった。
迷迷Q
Q
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/04/24 (木) ~ 2014/05/01 (木)公演終了
満足度★★★★
不思議な世界、不思議な魅力
一歩間違えばグロくなったりしそうな倒錯の世界を、ときにかわいく、ときにおかしく、しかしどこまでも自然体でひょうひょうと描く作家の手腕に感心した。
始まった瞬間から空間がゆがんでいくような不思議な感覚がある。何か酔って不思議な世界に連れ込まれたような感じ。それも麻薬でもなければ、強い酒でもない。ちょっと梅酒を飲み過ぎたというような感じか。
私の趣味かどうかは別にして、また見てみたいと思わせる魅力は確かにあった。
痒み
On7
シアター711(東京都)
2014/03/25 (火) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
現実と非現実の狭間で
若い女性が、しかも新劇の明日を担う女優たちが、自らの団体を立ち上げ、身体をはって、美しい顔を汚して全力投球をしている。
それだけで快かった。
物語はサリngROCK独特の毒のある世界。現実か夢かお伽話か、そんなことを考える暇もなく物語は展開していく。
現実世界への違和感を痒みで表現してそれでもしたたかに生き抜いている女たちを見事に描いた。
チームワークにも拍手を贈りたい。
グローバル・ベイビー・ファクトリー Global Baby Factory
劇団印象-indian elephant-
調布市せんがわ劇場(東京都)
2014/03/26 (水) ~ 2014/03/30 (日)公演終了
満足度★★★★
主人公の今後が気になる。
オープニングはどんなお芝居になるのか想像がつかなかったが、よく出来た社会派のホームドラマ。
取り上げたテーマがとても的確で、他人事に出来ない重さを持っていた。その重いテーマを主人公夫婦が好演。見終わった後になんとも言えない引っかかりが心に残るのは演出家の狙いだろう。
この後の人生が気になってしょうがない。砂子の幸せを祈りたい。
緑子の部屋
鳥公園
3331 Arts Chiyoda(東京都)
2014/03/26 (水) ~ 2014/03/31 (月)公演終了
満足度★★★★
五感に刺激的
ひとりの画家の画集に触発されて、そこから不思議な世界が繰り広げられる。
大事件が起こるわけでも、ドラマが展開されるわけでもないのに、とてもハラハラドキドキさせられるのが不思議だった。
視覚聴覚臭覚、さまざまな感覚が刺激されて、私の中で緑子の存在がどんどん不思議な魅力を増福していった。
3人の役者は3人とも身体が鍛えられていて素敵だったことも付け加えておきたい。
江戸系 諏訪御寮
あやめ十八番
小劇場 楽園(東京都)
2014/03/12 (水) ~ 2014/03/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
不思議な魅力に包まれて
見る前は、江戸時代かなんかをテーマに、不思議な能力を持った人たちの物語を見せてくれるのかと勝手に思っいたが、いい意味で裏切られた。
和のテイストとオールディズなPOPSが見事に調和しているところに堀越マジックを感じる。
役者が適材適所。特に笹木皓太がすごい、わざとだと思うが、あの絶妙の下手さ加減、あれがとてもマッチしていて、そういう演出をした堀越涼の遊び心とバランス感覚に拍手を贈りたい。
途中からぐいぐい引きこまれた。
ツレがウヨになりまして
笑の内閣
KAIKA(京都府)
2014/02/28 (金) ~ 2014/03/04 (火)公演終了
満足度★★★★★
笑の内閣の真骨頂!
社会を風刺するとか批評性社会性よりも、笑の内閣の遊び心に感心した。同じ遊ぶならちょっと危ない遊びをしたいというような感じ。後一歩踏み込んだら危険というぎりぎりのところを絶妙なバランス感覚で切り抜けているところにこそ高間響の真骨頂がある。
あれだけ話題の時事ネタを使いながら、そこに主義主張は(あえて)盛り込まず、右を切り左を笑い、縦横無尽に笑い飛ばすその切り口はお見事。
しかし、その裏で主宰の高間響の冷徹な眼が気になった。客席で笑っている観客さえも、冷静に観察しているようなまなざしは役者の眼ではなく、舞台上でも演出家であり脚本家のまなざしだ。私は客席で大笑いしながら、笑っている観客こそがこの作品における最も風刺の対象ではないのかと背筋が寒くなった。
アクアリウム
DULL-COLORED POP
シアター風姿花伝(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了
満足度★★★★★
たくさんの人に見て欲しい。
小劇場でロングラン公演はめずらしい。いい作品はやはりたくさんの人に見てもらいたもの。
今後小劇場にロングランシステムが根付くためにも是非とも大成功させたい作品。演劇の持つ面白さが凝縮されている。
Crossing,Christmas,Clearance.クロッシング クリスマス クリアランス
バンタムクラスステージ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/12/06 (金) ~ 2013/12/09 (月)公演終了
満足度★★★★★
素敵なクリスマスプレゼント
まるでディズニーの名作映画を見ているような心温まる美しい物語。
シーンのかっこよさと、洒落た台詞の連続にしびれる。