jokermanの観てきた!クチコミ一覧

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明けちまったな、夜。

明けちまったな、夜。

ゴセキカク

王子小劇場(東京都)

2022/08/13 (土) ~ 2022/08/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/08/16 (火) 17:00

初見のユニット。面白いが、既視感は否めない。(8分押し)91分。
 高校の演劇部の卒業生が、同級生の結婚式に出た2次会でカラオケに行って徹夜する…、の物語。30を前にした世代の苦悩や葛藤を丁寧に描いているとは思う。ただ、演劇や近似する分野を題材にした演劇は、しばしば自己弁護的になるのだが、本作もその傾向は否めず、特に終盤の奥川と松村の長セリフには、どこかで観た(聞いた)ことがある展開になり、やや残念に感じた。それでも最後まで緊張感を持って観ていられたのは、個々の役者の力量が素晴らしいことか。特に、事情が分からないゆえに空気を読まない発言をするカラオケ店員の杉山が見事だった。

月虹の宿 (げっこうのやど)2022 東京公演

月虹の宿 (げっこうのやど)2022 東京公演

日穏-bion-

シアター・アルファ東京(東京都)

2022/08/05 (金) ~ 2022/08/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/08/14 (日) 14:00

お気に入り劇団の一つだが、本作でも、とてもいい芝居を見せてもらった。(5分押し)117分。
 ロビーからの月が美しく見える、過疎化で寂れた温泉宿の「月の屋」。末っ子の長男と、助産師である長女が何とかやっているところに、アメリカに行った次女が娘を連れて帰ってくるが…、の物語。話に無駄がなく、伏線をしっかり回収した上でいい話にするというところが気に入っているのだが、本作もその展開。家族の話を扱うことが多い岩瀬が本作でも家族の話を扱っているが、そこに「生」の問題を関わらせたあたりはやや新しい。終盤の柴田理恵の演技はさすがと言うしかない。

鎌塚氏、羽を伸ばす

鎌塚氏、羽を伸ばす

森崎事務所M&Oplays

本多劇場(東京都)

2022/07/17 (日) ~ 2022/08/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/08/02 (火) 18:00

鎌塚氏シリーズの第6弾。やはりとても面白い。115分。
 貴族社会が残り執事という職業がある、という世界観が面白いんだが、完璧な執事とは何かということの設定がすごくて、三宅のキャラクター作りが本作も成功してる。ある意味「お約束」の面白さだが、爆笑というより苦笑という感じになっていた。本作では玉置孝匡の役割が重要な気がした。それと二階堂ふみも見事だし、初登場の西田尚美が○○○というのがハマった。シリーズ全作を観ているのだが、本作は過去の作品の余韻を活かしているので、観てない人がどれだけ理解できるのか、ちょっと気になってしまった。

ネタバレBOX

○○○=鉄ヲタ
ザ・ウェルキン【7月21日~24日公演中止】

ザ・ウェルキン【7月21日~24日公演中止】

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/07/30 (土) 18:30

2度目の観劇。内容が分かって観ても、しんどいエンディング。65分(15分)70分。
 12人の「女性陪審員」の役割やキャスティングの妙も分かる。理不尽に晒されるのは常に女性、という構造が見える。

世の中と演劇する The three plays

世の中と演劇する The three plays

オフィスプロジェクトM

アトリエ第Q藝術(東京都)

2022/07/28 (木) ~ 2022/07/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/07/29 (金) 14:00

短編2本と中編1本の上演だが、3作品が有効にからみあって余韻を残す。非常に面白い試み。104分。
 冒頭、鈴木一功が犬の気ぐるみで登場しイントロを語る。その後も、各話の繋ぎとエンディングで語り、3話を繋げるという型式が面白い。(それぞれ4分,2分,2分,3分)
 まず『茶色の朝』(フランク パヴロフ作)。丸尾聡のほぼ一人芝居(21分)。茶色の猫以外は殺さなければならなくなった世界でシャルリーと「俺」が話す物語。こうなるだろうな、と予測はできるが、恐ろしい展開。
 続いて『23分間の奇跡』(ジェームス・クラベル)。松坂わかこのほぼ一人芝居。「新しい先生」(松坂)が語る学校の授業。これも予想できる恐ろしい結末に。
 最後が、これがやりたかった、と言う『明日のハナコ』。江花実里と斉藤沙紀によるアクション付きリーディングだが、ト書き等を大島寛史と丸尾聡も一緒に語る(45分)。いわずと知れた、福井県高校演劇で「なかったことにされかけた」戯曲で、結局いろいろな所で上演されていて、梅ヶ丘BOXでの公演も観てるが、緊急公演的だったものが、本作では丁寧に稽古したと見えて膨らみを感じた。
 3話とも、「恐ろしい」状況を描いて、全体でザワザワした感情を引き起こす。観てヨカッタ。

ドキドキしていた

ドキドキしていた

情熱のフラミンゴ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/07/23 (土) ~ 2022/07/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/07/25 (月) 14:00

名前は知っていたが初見のユニット。不思議系不条理劇とでも言おうか。105分。
 会話が成立しているようで実は不条理。唐突に照明が落ちて暗転するという特徴的な演出。ザワザワする。

『The Pride』【7月23日(土)公演中止】

『The Pride』【7月23日(土)公演中止】

PLAY/GROUND Creation

赤坂RED/THEATER(東京都)

2022/07/23 (土) ~ 2022/07/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/07/24 (日) 18:00

side-Bチームを観た。ゲイカップルの過去と現在(?)を巡る壮絶な会話劇。(5分押し)81分(休み11分)57分。
 1958年、シルヴィア(福田麻由子)は同僚のオリヴァー(岩男海史)を夫のフィリップ(池岡亮介)に紹介する。2人はゲイカップルになる。2008年、オリヴァーは同棲していたフィリップと別れ、シルヴィアの救いを求める…。同じ名前を持つ2組のゲイカップルを時代を越えて登場させ、それぞれの時代の「標準」の違いを見せる。時代の違いは当パンやチラシを読んでいないと分からないが、演出上はシルヴィアのキャラクターで区別される。セリフ量も膨大で、やや長い芝居だが(当初は休憩込み2時間20分と言われていたが、初日あるあるで休憩込み2時間30分)、役者陣も好演し長さを感じない。舞台美術と、特に照明が秀逸。
 若手中心のside-Bを観たが、10歳程度年長のside-Aも観たくなってしまった。

『二人で狂う……好きなだけ』

『二人で狂う……好きなだけ』

髭亀鶴

スタジオ空洞(東京都)

2022/07/21 (木) ~ 2022/07/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/07/22 (金) 14:00

髭亀鶴の山森信太郎とアマヤドリの中村早香による2人芝居不条理劇。面白い。(6分押し?)57分。
 イヨネスコの不条理劇だが、興味深いオープニングから演出家による前説を経て(ここまでで6分)芝居が始まる。男女が「亀とカタツムリは同じか」を論争するが、外での騒ぎが激しくなり…、の展開。筋が通るわけではないが、何だがホッとする瞬間もあり、エンディングもかなり不思議な終わり方で、何だかだまされた気分だが、ザワザワの気分も起きる。

ザ・ウェルキン【7月21日~24日公演中止】

ザ・ウェルキン【7月21日~24日公演中止】

シス・カンパニー

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/07/16 (土) 19:00

強烈なメッセージ性のある作品。うーむ。65分(休15分)70分。
 物語は、あらすじに書かれているとおり、女性殺人犯が妊娠しているかどうかを12人の女性陪審員が検討する展開だが、1幕で緊迫した状況が説明された後、2幕では一定程度予想される展開や予想外の展開など複雑な展開を見せる。「12人の怒れる男」の女性版という形を取りつつ、18世紀という時代の背景と女性ということによる特殊性を扱っているが、冒頭のシーンなど意味を考えるといろいろな隠されたメッセージがありそう。1回では素直に理解できないとも思う。役者陣は膨大なセリフを確実に発し、それぞれの立ち位置をしっかり演じる。

雨降る正午、風吹けば

雨降る正午、風吹けば

SUPER NOVA

王子小劇場(東京都)

2022/07/13 (水) ~ 2022/07/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/07/16 (土) 14:00

初見のユニット。「春組①」を観劇。いろいろと残念な作品とも言える。98分。
 関西を中心に活動してるユニットで、何回も上演されている作品らしいのだが、所々に見られる独特のセリフ回しや衣装・BGM等、いろいろなところでチグハグな印象があり、役者の演技や演出などはかなりしっかりしているので勿体ないという印象である。
 いつもの王子の客層とはちょっと違った感じも気になる。

TSUYAMA30-津山三十人殺し-

TSUYAMA30-津山三十人殺し-

PSYCHOSIS

ザムザ阿佐谷(東京都)

2022/07/14 (木) ~ 2022/07/19 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/07/15 (金) 19:00

月蝕歌劇団の高取英が書いた戯曲を森永理科が演出しての上演だが、月蝕版は観てない。面白い!(3分押し)100分。
 冒頭、いきなりの虐殺シーンでビックリするが、有名な津山事件の犯人・トイムツオの生涯と、彼が誘因だと語った阿部定の生涯、そしてムツオが書いてた小説の登場人物達の物語が交錯する展開は、高取らしい作りと言える。月蝕版を観ていないのでハッキリとは言えないが、森永の演出はより現代的で、ハードロックをBGMに使うなどのことも含めて、世界観をより広げる方向にいっている気がした。ある意味で、すごくオシャレな芝居になっていると思う。
 お目当ての大島朋恵は阿部定の少女期と乱堂博士を演じ、年齢不詳な感じが非常に良かった。他に柴泰花のヴィジュアルが気になってしまった。

出鱈目

出鱈目

TRASHMASTERS

駅前劇場(東京都)

2022/07/14 (木) ~ 2022/07/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/07/14 (木) 19:00

所謂「社会派」の中でも独特の作劇のトラッシュだが、本作はまた別格の出来だった。観るべし!(2分押し)155分。
 X市の市長・広末孝雄(カゴシマジロー)は、妻・すみれ(藤堂海),息子・洋一郎(長谷川景),秘書・木嶋(安藤瞳)と話す内、市民の意識向上と町起こしのために芸術祭を行うことにする。いろいろな困難を乗り越えて実施した芸術祭だが、グランプリ受賞作が問題になり…、という展開。市が主催する芸術祭、というので、「表現の不自由展」をベースにするのかと思ったが、もう少し深く、芸術とは何か、まで踏み込んで、公共性と公益性という要素と表現の自由を扱っているところが、すごく面白かった。芸術祭の審査委員長・大久保(ひわだこういち・ひわだとカゴシマの共演は10年ぶりだろうか、古いファンとしてはワクワクした)が語る言葉が重みを持つ。さらに物語は今起きている戦争と将来起こるかもしれない戦争に踏み込み、物語の深みを増す。強烈なセリフが続くが、観客の意識も問われるような作品だった。
 アフタートークでは作・演出の中津留と、弁護士の馬奈木が語ったが、馬奈木が、憲法の前文を思い出した、と言い、確かにそうだ、と思わせてもらった。中津留もそう言っていた。

ランボルギーニに乗って

ランボルギーニに乗って

劇団鹿殺し

あうるすぽっと(東京都)

2022/07/08 (金) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/07/13 (水) 19:00

有名な劇団だが実は観るのは初めて。長く続く理由が分かる芝居ではあったが、私のテイストではない。125分。
 オープニングはカッコよく、全体にテンポよく物語が展開される。現在から始まり、中学生時代の回想、その頃書いてた物語、の3つが絡み合う展開で、歌・ダンス・生演奏など盛り沢山だが、ストーリーが今一つピンとこなかった。

abc♢赤坂ビーンズクラブ

abc♢赤坂ビーンズクラブ

エヌオーフォー No.4

赤坂RED/THEATER(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/07/09 (土) 13:00

とってもお洒落なショーだった。85分。
 さまざまな経歴を持つ20代の女性10人(1人は10代)による盛り沢山の舞台。ショートコント風の芝居から始まり、歌ありダンスあり演奏ありシリアスドラマありで楽しむ。10人の個性がだんだんと分かってきて、とても楽しく過ごせた。ショートコントは「考えオチ」みたいなのが多く、客席からの笑いが今一つだったのが惜しい(しりとりネタは秀逸)。ダンスや歌の後は拍手してもいいんじゃないか、と思った。客の入りが今一つなのはもったいない。
 最年少の唐澤ひなたのダンス力(身体能力)には驚かされた。リーダーの里奈の個性的な振る舞いが魅力的。

きゃんと、すたんどみー、なう。

きゃんと、すたんどみー、なう。

やしゃご

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/07/08 (金) 19:00

重い題材を淡々と描く秀作。115分。
 知的障がいを持つ長女とその次女・3女を軸に、彼女らを取り巻く人々の物語。「やしゃご」になる前の2017年に上演した作品を改訂して上演で、初演は観てない。当事者ではないのでエピソードがどれだけリアルかは分からないが、ありそう、とは思える展開に息を飲み続けた2時間で、時に笑いが起きるが、私は笑っていられない気がした。ただ、ちょっと盛り込み過ぎで集中しきれない印象はある。特徴的なエンディングも適切かどうかはわからない。

ハヴ・ア・ナイス・ホリデー

ハヴ・ア・ナイス・ホリデー

第27班

こまばアゴラ劇場(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/18 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/07/07 (木) 19:00

本劇団観劇は3作目。いつもとは少し違うテイストらしいが、面白い。121分。
 細胞を老化させない薬が見つかり、病気や事故では死ぬが老衰では死なないことになった近未来。その薬を希望する人は過疎地に住まなくてはならない、ということで、不老を希望して集まる人々の物語。生と死、子どもを残すこと、など、シリアスな話題をソフトに扱っているのがスゴイ。それぞれが少しずつ変な中で、一人常識人のタクシー運転手と、役場の職員で薬を飲まない女、そして蜂という設定の役の3人が面白い。
 アフタートークでフラメンコから発想したと作・演出の深谷が言っていたのは印象的。どういうわけか当パンに作・演出の名前がないのだが、何か意味があるのだろうか。

天の河原の川下で・・・

天の河原の川下で・・・

LUCKUP

王子小劇場(東京都)

2022/07/07 (木) ~ 2022/07/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2022/07/07 (木) 14:00

七夕に上演する意味がある芝居。(6分押し)85分。
 舞台を上手・中央・下手の3つに分けて、それぞれの芝居が徐々に繋がるという構成の作品で、織姫(と彦星)に願いをかけることに関する話が軸。構造は考えられているが、セリフがねられていない印象がある。そして終盤、オチがこれか、という感じも…。当パンがないので、役名や役者名が分からないのは残念。また6分押すのに一言もないというのも、いかがなものか。

『Drunk-ドランク-』

『Drunk-ドランク-』

singing dog

サンモールスタジオ(東京都)

2022/06/30 (木) ~ 2022/07/04 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/07/03 (日) 18:00

第1回公演『ブラックアウト』でアルコール依存症を取り上げたユニットが、その前日譚とでも言うべき依存症たちのさまざまを描く。(3分押し)115分。
 大崎(楢原拓)がマスターを勤めるバーに集まる依存症たちとその妻・恋人らのあれこれを描く。当パンによれば、作・演出の藤崎自身が依存症を離脱して20年だそうで、描かれるリアルな物語には笑える面もあるけど笑ってはいられない感じも強く持つ。面白い、という表現が適切とは思えないけれど、興味深い題材を描いて役者陣も巧みに演じる。チャリT企画の主宰・作・演出の楢原がここまでしっかり役者をやるのも面白い。

連結の子

連結の子

ONEOR8

すみだパークシアター倉(東京都)

2022/06/30 (木) ~ 2022/07/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/07/03 (日) 13:00

ONEOR8らしい、よくできた芝居。観るべし!(3分押し)118分。
 作・演出の田村が2011年に文学座に書き下ろした作品を自劇団で再演。ブラレールを配した舞台に電車を走らせてオープニング。一人暮らしの老人・直哉(高橋長英)のところに、前科者となった長男・進(恩田隆一)の長男・由紀夫(つまり孫・佛淵和哉)がやってきて一緒に暮らすことになる。保護司(小林美江)が仕事を探すけど、前科者であるということは秘密にしたくて直哉の恋人ということにするが、直哉のダメ男な次男・篤(伊東俊輔)が訪ねて来たことから、事態は動く……。悪意でデマをバラまくなど、現代でもありそうな状況から、家族がバラバラになるのだが…、な物語は、いかにも、な展開で予想通りの最悪の状況になる。しかし、進・篤・由紀夫の3人が趣味の話をすると…、という展開も巧く、そのシーンでは3人の話を聞くだけの高橋の表情による演技にシビれた。隣の米屋の姑・寿子を演じた藤田弓子もいそうなキャラを好演、いや若手も含めて、皆好演の舞台だった。ただし、タイトルの意味など、とても分かり易くて、ちょっとばかり拍子抜け、の感もある。でも、いい舞台だった。

もんくちゃん世界を救う

もんくちゃん世界を救う

U-33project

王子小劇場(東京都)

2022/06/22 (水) ~ 2022/06/26 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2022/06/25 (土) 19:00

桃太郎の構造を使いつつ、全く違った話になっている。面白い。102分。
 本ユニットは4回目。初体験の『むむちゃん』や次に観た『コロス県…』は私にフィットしなかったが、『嫉妬深子…』はそれなりに面白かった。それと同じテイスト。テーマ性があると言うより、思いをそのまま舞台に乗せたという印象か。一定程度巧妙な脚本と役者陣の演技力、そして、舞台美術の使い方が巧い。route(c)との次回作に期待したい。

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