1
ジレンマジレンマ
ワンツーワークス
白チーム初日を観劇。
3組の事情聴取状況を巧みに組み合わせた独特の緊迫感が漂う会話劇。
再演とは知らずに観に行きましたが、これはたくさんの人に見てもらいたい芝居だと思いました。
東日本大震災のことが全体の話のベースにあるのですが、あくまでも登場人物一人一人の心象に焦点を当てた話だと理解しました。
個人的には政治的、社会的メッセージ性を強調した作品にはあまり惹かれないのですが、本作は純粋な会話劇としても良質です。
あと、ストップモーションみたいなオープニングも面白い。
2
『布団漂流記』
尾米タケル之一座
千秋楽を観てきました。
笑いあり、涙ありの素晴らしい舞台。
2時間20分という長尺ですが、テンポも良くて、長く感じさせない。
基本的に舞台は生で観たいタイプなので、滅多に映像化した作品は買わないのですが、ついDVD予約してしまった。
3
鏡ニ映ラナイ女 記憶ニ残ラナイ男
企画演劇集団ボクラ団義
事前情報ゼロで観劇。
凄いミステリー作品。
周到な伏線と言い、観客を良い意味で裏切ってくれる展開と言い、素晴らしい。
役者陣の演技も水準以上と思いますが、この作品は脚本がやはり神がかっていると思う。
4
林檎の軌道
とくお組
火星の基地を舞台にした謎解き的な要素もあるコメディ。
登場人物のキャラも立っているし、徐々に明らかとなっていく真相といい、とにかく目が離せず、面白い。
劇団としては6年ぶりの公演(私は初見)だそうだが、そんなブランクを感じさせない。
楽しい・面白い芝居を観たいという人なら、ぜひオススメ。
なお、上演時間は1時間40分(休憩なし)。
5
エレモア・ムーブ
バンタムクラスステージ
個人的な事情で半年程劇場から足が遠のいていましたが、当日券で飛び込み実演鑑賞。
映画的演出の喜劇ですが、終盤に伏線がきれいに回収されていき、見ていて、違和感や疑問点が残らず、とても面白かった。
各々のキャラも立っていて、細かい台詞回しもキャラクターの個性作りに効いている印象。
とくにギャング陣の演技は揃って好演だったと思います。
6
アイネ・クライネ・ノスタルジック
こちらスーパーうさぎ帝国
観劇初めに観てきました。
謳い文句は「ポップでロックなノスタルジック爆笑劇」とのことですが、前半は合ってるとして、爆笑劇というほど笑い所が多い芝居でもないような(もちろん所々でそういう場面や台詞はありますが)。
ただ、芝居そのもの出来はとてもよいと思います。
どっちかというと大笑いしたいという向きよりも人の絆とか暖かみといったものを感じたいという向きにあった芝居かな…と。
7
虚言癖倶楽部
ピウス
Bチームを観劇。
ネタバレなしに感想は語り難い会話劇。
ただ、初演も含め、4度も公演されているだけあると思いました。
笑いどころもあり、ウルっとくるところもあり。