川口知夏のエチュードやってみよう!
新宿シアター・ミラクル
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/09/05 (土) ~ 2020/09/05 (土)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/08/05 (水) 19:00
ちょっと全体的には荒かったけどこの時期にチャレンジしたことに拍手。
少し女性がおとなしかったかな。第二回に期待。
あとオレの投稿ひとっつも採用されないのが面白かったわ(笑)
はかりしれない光をもつもの
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/11/03 (火) ~ 2020/11/10 (火)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/11/03 (火) 14:00
座席1階1列
価格3,500円
11/3 MarsVersionとVenusVersIon両方を1日で一気に見てきました。
台詞はほぼ一緒。ちょっと足されたりUSBに刺したり刺さなかったり。
立ち位置が微妙に違うのが目立ったのでそれは各座組の解釈なのでしょうか。
茨城に住んでいたものとしては序盤「このモチーフで展開は大丈夫かな?」と心配目線でしたが終わってみたら驚きと楽しさ連続でした。
ロケットがまさかあんなところに!!
残念なのは機材トラブルでVenusVersIonはオープニングタイトルが流れず。後日動画を紹介いただくメールが来ましたが、あのカッコ良さを現地で味わいたかったです。
インテグラルの踵は錆びない‐13人姉妹のモスクワ‐
架空畳
スタジオ「HIKARI」(神奈川県)
2020/10/15 (木) ~ 2020/10/18 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/10/16 (金) 19:30
座席1階
話は難解だったがなかなか楽しめた。
序盤がどうにも頭に入らない。モスクワに行けない理由か猫の話辺りから切り出して欲しい。
あれだけの人数が揃って曲がりくねると「螺旋」をイメージする。
二重螺旋はDNAか。それとも迷宮を示す螺旋か。生命と時間と空間の体現を勝手に感じた。
あと気に入ったのは「ボイコット」。この時期にそのワードは誰もが忘れていたよ。スパイス効いていたね。
苦言としては横幅あるスペースを余すことなく体現したが客席右3列はデッド過ぎ。速い台詞に必然が欲しかった。
『だっと、どこまでもはやく』『ものすごくはやくとぶかめ』
ひみつまたたき
新宿眼科画廊(東京都)
2020/10/23 (金) ~ 2020/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/10/24 (土) 15:00
座席1階2列
価格2,500円
1024 15:00 ものすごくはやくとぶかめ
「誰もいない教室」に忍び込む背徳感。更に秘密を持ち込む二人の生徒。
互いの興味は相手に理解できなくても少しの時間で馴染んでいくのが学生の特権。
さんなぎさんと森さんの二人の芝居は以前から好感を持っていたけど更に増した50分。
この数日後に森さんが所属劇団の次回の肋骨蜜柑の公演後の休養を発表。
また劇場帰ってくることをこっそり祈願。
江戸系 宵蛍
あやめ十八番
吉祥寺シアター(東京都)
2020/11/12 (木) ~ 2020/11/16 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/11/14 (土) 14:00
座席1階F列
価格4,500円
12/14 14:00の公演を観ました。
いままでのあやめさんの公演と比べると「怪しさ」が少なった感がありました。
起用したモチーフの性質もあるでしょうが、大きくは「時代」かも知れません。
休憩を挟み2時間半と長編。
ただ休憩前までの展開にあまり変化を感じず、後半への種まきが少し退屈でした。
印象に残ったのは葬式に行かず叱ったシーン。
誤魔化したり、差別したり、そうではなくてもっと大事なものはあると。
昨今の社会問題にも照らしたシーン。守って、貫いて、輝く、お話でした。
「キズツクキカイ」「お湯で流して」
たすいち
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2020/07/11 (土) ~ 2020/07/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/07/11 (土) 14:00
座席1階2列
価格4,800円
両作品の初日を拝見しました。
見ることが出来るだけでも有難いのにどちらの作品も完成度が高すぎて感謝がぶっ飛びました。
こんな時期だからできた作品かも知れません。こんな時期だから見ることができた作品なのかも知れません。
これだけ豪華なキャストだけどそれに甘えていません。それだけ皆が役に馴染んでいたからでしょうか。関係性を大事に演出し役者さんも気持ちが入って見えました。溜めていたエネルギーか。演じることに枯渇からの反発か。いいものを見させていただきました。
どちらの作品もオススメします。
桜の森の満開のあとで(2020)
Ammo
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/03/12 (木) ~ 2020/03/18 (水)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/03/14 (土) 14:00
座席1階2列
価格3,300円
この作品は4度上演しているが、実は1番最初はたまたまでした。
その直前にたすいち「キズツクキカイ」を見ていまして、その脚本・演出の目崎剛さんが役者として出演すると聞き(友人の誘いもあり)行きました。
そのときからこの作品のファンです。これまでは南さんが本を提供し、池田さんが演出(出演も)されていましたが、今回はAmmoの公演ということで南さん自ら演出。
脚本はかなり加筆されていて、「お兄さん」との関係性が削れていました。
南さんがこの作品を未完ぐらいに思っていたようですので、そのこだわりもあったのかも。
出演者は顔を見ると「あ、どこかで観たぞ」という方ばかり。
それにしても他興行の「いざ、生徒総会」にも出演されていた岡村さんはどうしてもああいった役になってしまうのだろうか(笑)。
優しい顔ぶれ
らまのだ
OFF OFFシアター(東京都)
2020/03/06 (金) ~ 2020/03/11 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/03/07 (土) 14:00
価格3,600円
どの作品も普段使っている何気ない言葉を拾っていたのが印象に残りました。
それと相手を強めに責める台詞がどれにもあり、気づくと眉をひそめ、ちょっと気持ちが辛くなっていました。
生活感があり、どこかにありそうな、自分も体験しそうなシーンも多々ありました。そういった作品を並べたのでしょうね。
Better Call Shoujo
シンクロ少女
シアター711(東京都)
2020/02/20 (木) ~ 2020/02/25 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/02/23 (日) 14:30
座席1階2列
価格3,500円
2018年「Last Night In The City」は私のこの年のベスト1に選出させていただきましたが、それ以来のシンクロ少女さんの本公演の観劇となりました。
すでに行く前から評判が高く、当然期待も大きくなる。
こういうときは大概しくじり「人それぞれの評価がある」ぐらいで感想を濁すが今回はそんなことはなし。期待以上だった。
関係性は非常にシンプルにしていて、とにかく台詞へのこだわりを感じました。
どのシーンも印象的ですが、横手さんの少女との公園での会話。見知らぬ人と接触をしていつの間にか仲が良くなっていく・・・このパターンって横手さんの役多くないですかね。
ラストは衝撃的でしたが、これでいい。救われなくいい。彼女が抱えていたものが一気に客席に押し寄せてきました。少し重めの作品ですが自信をもってオススメできる公演です。
ロケットペンシル×ドレッドノート
やみ・あがりシアター
王子小劇場(東京都)
2020/02/19 (水) ~ 2020/02/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/02/21 (金) 19:30
座席1階5列
価格0円
ロケットペンシル♪ドレッドノート♪
ヘビロテ。しますよねこれ。一夜明けてもしている。
宇宙ものと括るとマルカジット、マーカサイト以来か。アレよりもかっ跳んでいたな。根も葉も漬けて級のインパクト。最近のやみあがりさんのテイストを期待すると火傷します。
しかし加藤さんには毎回驚かされる。
うん、悲しいかな、ちょっとこのお話。
惜しいのは終盤に向けて「なるほど。」という展開がもっとストレートに欲しかったところ。
もう一度みます。
サイキックバレンタイン
たすいち
小劇場B1(東京都)
2020/02/19 (水) ~ 2020/02/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/02/20 (木) 19:30
座席1階1列
価格3,500円
私のホームグラウンドたすいち。劇団員の実力と新たな一面をのぞかせる配役と演出。そして前回同様に贅沢な客演さん。決して甘ったるい仲の良さではなく、しっかり役に徹して目崎作品の中で皆が大きく呼吸をしている。ビターでもなくミルクが強いわけでもなくただただ美味しい作品だった。
トタン屋根でスキップ
ここ風
シアター711(東京都)
2020/02/05 (水) ~ 2020/02/11 (火)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/02/05 (水) 19:00
座席1階2列
価格3,000円
この劇団作品を初めて見たのが「Share-シェア-」でした。先日作・演出の霧島ロックさんがこの作品で「北海道戯曲賞」優秀賞。そして前回公演の「ッぱち!」の好評も重なったのでしょうか。初日から大盛況の客席でした。
私はこの2作品も好きですが今回の作品はこの2作品を掛け合わせたような印象を待ちました。
「何を話しているのかな?」と不思議なシーンも次第に繋がっていく。この積み重っていく具合が何とも心地よく、何か特別な名前を付けたくなる。そんな独特な味のある作品でした。なんでしょうね。「シェア」のときもそうでしたが何か不思議な空気がそこに流れていて、もう1時間50分?とすっかり心は舞台に奪われていました。
よく笑い、よく泣ける。幅広い年齢層に愛されるこれはとてもいい会話劇です。
ゼガヒデモ
CONTE-RIBUTE
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/01/22 (水) ~ 2020/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/01/26 (日) 13:00
座席1階4列
価格3,600円
お客様に「笑っていただく」ことを狙って作ったこの作品は完成度が高い。
チケット代3600円はなかなか強気だなと思ったけ大納得。
芸人と殺し屋は同じカテゴリーで舞台は戦場としっかり笑いながら認識。
なんかハードボイルドなんだけど藤子先生の漫画のような印象も受けた。なぜだろう。
あと「あの窓」。こんな枠一つでキャラクターの個性を知るのがとてもユニーク。
フジタさんがピストルを咥えてワナワナ震えたシーンが頭にこびり付いている。罪だ。
デッドストック・トーキョー
キコ qui-co.
駅前劇場(東京都)
2020/01/23 (木) ~ 2020/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/01/24 (金) 19:30
座席1階1列
価格4,000円
4つの時代。展開とつながり。
輪廻転生ではない。水の使い方。このテイストが私好み。
「神の左手」も同様に思ったが小栗さんは「水」にこだわりがあるのだろうか。
最後の小口さんの演技には震えたよ。あんなんひたすら凝視するしかないじゃないか。
恋も芝居もどこまでいってもアナログ。
『国府台ダブルス』
filamentz
新宿村LIVE(東京都)
2020/01/22 (水) ~ 2020/01/27 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/01/25 (土) 14:00
座席1階
価格7,600円
ダブルスどちらも1日で堪能してきました。
■いざ、生徒総会
両作品だけで比べるとこちらのほうが満足度が高かった。
初回公演と比べると「大きな箱」であり、そこが気になり最後方から拝見。会場に見合った演出になっていた。他の方も高好評しているが池内会長が十二分に存在感を出していた。このメンバーがそっくりスライドして「卒業式、実行」を演じたらどうなるか?フト気になった。
■卒業式、実行
他の国府台作品と比べると大人と子供の関係性が色濃い。かなり初演から加筆されたが対立ギリギリなシーンよりももっと笑えるシーンが私は欲しかった。プロローグとエピローグに星さん起用は大ヒット。今回美術部員の土橋さん。沈さんとは違う味がありとてもよかった。
十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men-
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/01/10 (金) ~ 2020/01/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/01/10 (金) 20:00
座席1階1列
価格3,000円
セットも含めてシンメトリーな立ち上がりは「公平性」や「法の上の平等」を連想させるが、本題は一気に「有罪」か「無罪」かの主張が飛び交う。
「無罪」少数も徐々に変化していくのだが、そこに人の心理やパーソナリティが見えてくる。
一見ムカつく人もよくみるとすぐに寝返る人よりパーソナリティが色濃く見えたときに「はっ!」としたものを感じました。
これは面白い。新年最初にこの作品を選んで正解でした。
グレイト・ホリデイ
少女東京奇襲
シアター711(東京都)
2019/12/19 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/12/21 (土) 14:00
座席1階1列
価格3,200円
奇襲さんの直近2作品とはまた違う味付け。
今回の見所は母親役であろう。姉妹それぞれの母親への思いや関係性を色々想像させていく。この演出はいままで経験なかった。凄くシンプルな演出であるが、何か特別な情緒を感じた。
髙橋咲貴子さんの演じた三女の何もやらない感がとても笑えた。ドーナツやパスポートの使い方は遊び心があってとても好き。花岡さんのセンスがしっかりと表面化されたいい作品。
ひとつ残念なのは「コメディ」と言われるとこのカテゴリでは他の団体と比較すると評価は下がる。何かこの劇団特有のジャンル名を付けてもよいのではなかろうか。
THE ROLE OF
埋れ木
Geki地下Liberty(東京都)
2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/21 (土) 19:00
座席1階1列
価格3,000円
前回の北池袋の公演よりも奥行きも幅も使ったセット。
もどかしいセリフ回しをどの演者さんもきっちりこなすのがここの公演の見せ所。今回も凄い。
スーツを見てからの二人の会話が私の好きなシーン。超能力を持ったばかりに背負う「宿命」への向き合い方がそれぞれ違うところも。埋れ木さんに出るたなべさんが理由なくとても好き。
宇宙からの婚約者
川口菊池の二人芝居
イズモギャラリー(東京都)
2019/12/18 (水) ~ 2019/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/20 (金) 19:30
価格2,400円
これは傑作。二人でやろって決めて企画書書いて冨坂さんに提出して演目決めて演目変えて(笑)よくここまでたどり着きました。
ホントに面白かった。
あまり書くとネタバレになるから控えるけど、彼女の告白はそりゃ相手はまず信じない。でも彼女は・・・。ここね。
ここからもう面白いんだもの。助走なしで楽しい。そして疑問に思うことを散りばめてそれをきっちり回収する。これは冨坂さんの作品だわーと実感しました。
グッドバイ,グッドボーイ
劇団ミックスドッグス
東京アポロシアター(東京都)
2019/12/12 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/15 (日) 13:00
座席1階1列
価格2,800円
今年期待していた劇団のうちのひとつ。今作品は期待以上でした。これは「とても面白い」。
主催の奥田さんがSFがお好きと聞きましたが、それをここまで表現できて飽きさせない完成度。
幾世さん見米さんの早着替えのシーン。あそこは印象に残っているお客様も多いはず。
このスピード感にミクドクを感じ、CGにすればもっとリアル!いやこのどこまで行ってもアナログこそ演劇!と感じたお客様も多いはず。
これをメンバーだけで演じ、何か一つ上の自信を掴んだのでは。
伊藤さんの演技がとても良かった。後日ご本人に伝えることができてよかった。
次回公演は津山さんも加えてフルメンバーの予定。待ち遠しい。