ベンジャミン2号の観てきた!クチコミ一覧

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ラーメン

ラーメン

宇宙論☆講座

スタジオ空洞(東京都)

2018/04/27 (金) ~ 2018/04/30 (月)公演終了

開場直後から場内に入って、約30分あれを眺めることになった訳ですが、正直言ってこういうことをやって成功した舞台を見たことがないので、開演の時点で期待度はほぼゼロに。

前回の公演もそうでしたが、上演中のスマホ等による撮影はOK、むしろ積極的に撮って欲しい云々という案内があるのですが、困ったことに、これは撮ろうかなと思う瞬間がまったくなかった。前回は、なんだかんだいって10枚くらい撮った記憶があるのに。観る前は、帰りにラーメン食って帰ろかなと思ってたけど、食欲なくなってそのまま帰宅しました。

美愁

美愁

The Vanity's

APOCシアター(東京都)

2018/04/24 (火) ~ 2018/04/28 (土)公演終了

満足度★★★★★

会場のAPOCシアターは別の劇団の公演で1度だけ入ったことがありますが、そのときはこじんまりとした長方形ステージを囲むようにスペースが仕切られて、四方に席が組まれており、場内も薄暗くて狭っ苦しいイメージしかなかったため、今回入ってみて、ここはこんなスペースだったのかと驚きました。そもそもこんなに天井までの高さがあったことすら、前に入ったときは気付かなかったくらいで。

お話そのものにはそれほど目新しい要素はないのですが、そのビジュアル、演技、音楽、演出と、おそろしく完成度が高く、最後まで見入ってしまいました(怒りを覚えるようなお客さんがいましたが、それは☆には関係ないものとして、ネタバレで愚痴ります)。チラシの写真、タイトルにもちゃんと意味があったのだなと感心。恒例のアフターライブもあって、贅沢な時間でした。

ネタバレBOX

これは舞台には関係ないというか、演者やスタッフには全く責任がない話ですが、私が観た回、久々に酷いお客さんにあたっちゃったなと。団体でいらっしゃったのか、開演前の二胡の演奏も、大声での世間話が最後までやむことはなくてお気の毒でしたし、上演中はひっきりなしに椅子をギシギシと。他にも終盤で、メールでも来たのか携帯を取り出し、暗転しても平気でそのまま操作する人(端の席とはいえ最前列)がいて唖然。面会のために場内に残っていたようですから出演者の知人なのでしょうが、彼らが終演後に「よかったよ!」「また来るよ!」とか言ってるのかなと思うと、なんともはや…。
青春超特急

青春超特急

20歳の国

サンモールスタジオ(東京都)

2018/04/19 (木) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

満足度★★★★★

2度目。公演中、カラオケナイトと称する回が3度あり、この日はその3回目。湯口光穂さんのカラオケから始まるという、先日とは違う演出。この前観たときには、とにかく序盤の勢いに圧倒されて、その分後半ではちょっと疲れも感じたのだけど、今日改めて観て、それは高校生活の後半のシーンの数々、もう新入生の頃のように無邪気なだけではいられなくなってきた苦さが、自分の胸を刺してたのだなと。それでも☆5つ付けたくなるのは、批評めいた御託云々じゃなく、単純にこの芝居が大好きだから。登場人物みんなが愛おしい。

リチャード三世

リチャード三世

芸術集団れんこんきすた

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/04/19 (木) ~ 2018/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

先日、久しぶりに読んだ漱石の『倫敦塔』に「帝王の歴史は悲惨の歴史」云々とか、沙翁(シェイクスピア)の『リチャード三世』の描写に触れているくだりがあったりして、そういえば『リチャード三世』は、30年ほど前に斜め読みしたことがある程度だったなあ、しかし何故自分はこれを手にしたのだろうとしばらく考えていましたが、藤木孝さんが80年代半ばに『ロッキー・ホラー・ショー』のフランクを演じた際のインタビューで、今後演じたい役は?の質問に、いつかリチャード三世を演りたいと答えていたのがきっかけだったと、ようやく思い出しました。何れにしても、内容はおぼろげにしか覚えておらず、今回の舞台、休憩なしの2時間半と聞いて不安もありましたが、非常に面白く感じました。特に女優さんがみな素晴らしかった。

ネタバレBOX

他の方のコメントにもあったように、私が観た回でもセリフの噛みが、やや気になる頻度で出ていたのは残念。あと、会場のステージ横にトイレ(男女兼用で1つ)があり、開演20分前ほどから黒マントの男が薄暗いステージ周りを徘徊する趣向だったのですが、トイレ待ちのお客さんと黒マントがたまに相対することになり、そこにトイレのドアが開いて、中の明かりが場内を照らすという光景が。上演した舞台そのものとは関係ないこととはいえ、客が会場に入ってから出るまでを1つの回と考えるのなら、こうした会場の構造も、演出プランと照らし合わせて検討すべきではないかと。
青春超特急

青春超特急

20歳の国

サンモールスタジオ(東京都)

2018/04/19 (木) ~ 2018/04/29 (日)公演終了

最初のシーンからどこか青臭くて懐かしく、ニコニコしながら観てしまった。いい舞台。来週もう1度観る予定なので、☆はそのときに。

メリー・ポピンズ

メリー・ポピンズ

ホリプロ/東宝/TBS/梅田芸術劇場

東急シアターオーブ(東京都)

2018/03/18 (日) ~ 2018/05/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

4月14日17時の回
メリー:平原綾香、バート:柿澤勇人、ジョージ・バンクス:駒田一、ウィニフレッド:木村花代、バードウーマン/ミス・アンドリュー:島田歌穂

ミス・アンドリューは映画には出てこないキャラクターだが、トラヴァースの原作2作目『帰ってきたメアリー・ポピンズ』に登場する、父親ジョージ・バンクスが子供の頃に恐れていた子守。楽曲は映画版のものが全て使われているわけではなく、何曲かカットしている代りに新たに曲を追加し、曲順なども再構成。3階のB席で観たが、サービス満点の舞台で、これならリピーターになる人が出てくるのも分かる。

ネタバレBOX

映画版の曲でカットされたのは、「Sister Suffragette」「The Life I Lead」「Stay Awake」「I Love to Laugh」「Fidelity Fiduciary Bank」の5曲で、代りに冒頭などのモブシーンの曲や、銀行絡みの曲、映画版には出てこないミス・アンドリュー(ジョージ・バンクスの元・子守)の歌などが追加されているが、これらはシャーマン兄弟が書いたものではないので、若干の違和感はある。もちろん聞き覚えがないせいもあるだろうが、どこか比較的近年のミュージカルっぽい曲というか。

「鳩に餌を」や「スーパー~」などの曲のシーンも映画版とは違うし、ジョージの銀行でのトラブルも設定が違う。でも「踊ろう、調子よく(Step in Time)」なんかは映画版以上の見せ場になっていると感じたし、ここでのバートの○○○なんて、予備知識なしで観たのでびっくり。舞台セットにトリックアート的なデザインがされていたのも印象的。3階から見下ろす角度だと、道具の横移動のレールとかがはっきり見えすぎるのが難だが、最後にとんでもない特典が(これに☆1つ追加)。自分の席は上手寄りだったけど、下手寄りだったら、もっと感激しただろう。
組曲~touch 2 you~

組曲~touch 2 you~

touch my brassiere? company

上野ストアハウス(東京都)

2018/04/13 (金) ~ 2018/04/15 (日)公演終了

満足度★★★

正直なところ途中までは、うわー、面倒臭い登場人物ばかりで、人の出し入れも含めて面倒臭いお話だなあ(失礼)と思いながら観てたのですが、不思議と観終わったあとの印象は悪くなく、気持ちよく帰途につけました。

ネタバレBOX

あの妹さんの話題で歌が云々というのが度々出てくる割には、実際に歌うシーンはほんの少し。でも、おっ?と思うような歌声だったので、もう少し彼女の歌があってもよかったのになあと。
誰も寝てはならぬ

誰も寝てはならぬ

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/04/12 (木) ~ 2018/04/18 (水)公演終了

満足度★★★★

挑発的ともとれる惹句にタイトル。ラストはもっとキマりそうに思えたのですが、初日だからなのか、そこは惜しいと思いました。

ネタバレBOX

最前列に座ったのですが、ステージとの境界線になる黒カーテンの近さ、そこに映る反転したタイトル。ラストに至って、そういうことだったかと思い知らされました。
ピヨピヨレボリューション公演『Gliese』

ピヨピヨレボリューション公演『Gliese』

オフィス上の空

ザ・ポケット(東京都)

2018/04/03 (火) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★★

前説もよかったし、本編に入ってからはまず冒頭の歌でグッともっていかれた。歌・ダンスだけじゃなく、登場人物の出し入れなども含めて素晴らしいと思ったが、ここで期待が膨らみ過ぎてしまい、それ以降も面白かったんだけど、冒頭部分の出来に比べるとやや物足りなさも。主役の子の声質がちょっと弱くて(といっても、この面々の中ではということですが)、群唱のときなどは埋もれ気味だったのは残念。Wキャストの東理紗は本日のこの公演が楽日。明日からは同役を春名風花がやるのだそうだが、こちらも観てみたい。

高校演劇マルシェ

高校演劇マルシェ

高校演劇マルシェ

中野スタジオあくとれ(東京都)

2018/03/30 (金) ~ 2018/03/31 (土)公演終了

満足度★★★★

考えてみれば「高校演劇」っていうものをこれまで1度も観たことがないので、所謂高校演劇らしい芝居というのがそもそもよく分からないのだが、『※この高校4年生はフィクションです。』の話の中に出てくる審査員みたいのがいる世界なのかと思うと、これまで接してこなかったのは正解のような気がする…のに、今日のような舞台を観るとそれもまた違うのかなと。

ネタバレBOX

『※この高校4年生はフィクションです。』、楽しい話とは言い難いが、セリフの端々から滲み出てくるリアル感。『絶対恋愛王政』、冒頭でニーノ・ロータが流れてきて(それもあの映画のメインテーマじゃない方だし、サントラでもない音源)、まさか途中からそういうことになるとは思わず、この選曲にはやられた。観終わったあとの幸福感。
漂流

漂流

HitoYasuMi

ワーサルシアター(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★

HitoYasuMiさんは今回初めて観ましたが、以前のチラシや公演記録などの印象から、(こちらの勝手な思い込みなんですけど)ここまでシリアスなものをやるとは思っていなかったので、その点では想像と違ってました。川村さんは、以前水中ランナーの舞台を観たことがありますが、大村さん、飯坂さんも魅力的でした。

ネタバレBOX

あらすじ通りにシリアスに展開されたのですが、これも勝手な思い込みとはいえ、何かひっくり返しがあるのかなと余計な身構えをしてしまい、終演後は素直に観りゃよかったと反省。ただ、そう考えてしまった理由は、無人島の生活感が今一つ説得力に乏しかったからかも。私は、エンディング好きですけどね。
彼女は二度ベルを鳴らす

彼女は二度ベルを鳴らす

空想実現集団TOY'sBOX

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2018/03/28 (水) ~ 2018/04/01 (日)公演終了

満足度★★★★

序盤からしばらくはどうもノレず、これは自分には合わないのかもと思っていたら、小説が動き始めてから、それも暴走し始めてから舞台が活き活きしてきて、ぐっと引き込まれました。

ネタバレBOX

まあ、あの小説が賞に応募するようなタイプのものかというのはおいといて、作者に忘れられてしまった書き損ね小説の登場人物などが登場して、予定調和的な方向でまとめようとしていた作者の思惑をどんどん超えていくというのが面白かったです。終演後に劇中シーン再現撮影会もあったし、役者さんとハイタッチ退場して、役者さんのサイン入りキャスト早見表ももらえて、とても得した気分。
人間になったらしい

人間になったらしい

サッピナイ

ひつじ座(東京都)

2018/03/24 (土) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

初日マチネ。「札比内」という地名につられて、美唄とかあっちの方だったかなと思いながらチケプレ応募してしまいました。席について、まずセットのチープさに愕然としたものの、これは芝居が進むうちに何故かあまり気にならなくなってきました。「日常にちょっとしたSFを」がコンセプトとのことですが、ここでの「SF」は(言い方は悪いけど)ヘンテコな前提とでもいった要素なので、所謂「ザ・SF」的な舞台を想像するとあてが外れるかも。何というか、仄々と可笑しかった。

ネタバレBOX

顔の青い人は何だかよく分からなかったけど、旗揚げなので星1つオマケ。
うみべのクロノス

うみべのクロノス

人間機械

遊空間がざびぃ(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★

好きなタイプの話かと言われれば決してそうではなく、個人的にはどうしてこういうお話を書きたいのかなあと思ってしまうような、よく言えば重たいテーマ、早く言えば嫌な話ですが、スペースを上手く使った配置などは面白かったです。椅子席は2列ありますが、上段の席は照明等に頭をぶつけやすいのでご注意を。

ネタバレBOX

開演前の案内で、物販は上演前と終演後にとのことでしたが、終演後は皆さんお友達と話すのに忙しいのか、物販のテーブルには誰もいませんでしたね(笑)。アンケートも誰に渡せばいいのか分からず、テーブルの上に置いて引き上げました。
To all passengers

To all passengers

製作委員会

明石スタジオ(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

22日19時の回を観ました。

ネタバレBOX

おっ!と思った役者さんもいましたが、正直自分には判定不能。せっかくチケプレ当選させてもらいながら、こんな感想で申し訳ありません。開演直前の「42番街」にはちょっと高揚したのですが…。
ロミオとジュリエット=断罪

ロミオとジュリエット=断罪

クリム=カルム

スタジオ空洞(東京都)

2018/03/20 (火) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★

ロミオがジュリエットに出会う前、恋焦がれていた女性ロザラインは、シェイクスピアの戯曲では名前しか登場しないそうですが、例えばゼフィレッリ版の映画ではクレジットに役者名こそ出ないものの、ちゃんと登場するし、その名前も記憶していたので、今回の舞台の説明文にロザラインが「劇中には登場しない人物」と書かれていたのを読んだときは、「へっ!?そうだったっけ?」と原作ちゃんと読んでないヤツ感が丸出しになってしまったわけです。そういえば6~7年前に、このロザラインの視点でアダプトして、舞台を現代に置き換えた小説の映画化で、キーラ・ナイトレイに交渉中とかの話が出ていたけど、その後ニュースを聞かないから頓挫したのかもね。今回はそのロザラインが重要な役どころで出てきて(代わりに出てこない原作の登場人物も)、ベンヴォーリオとの関係なども含め、全体の人物関係もやや改変。

ネタバレBOX

序盤のロミオとベンヴォーリオのやり取りなど、早口なのはいいですが、何を言ってるのか分からないのではちょっと困りもの。他の方たちも書かれていたように、囁くようなセリフも、ぼそぼそと言ってるだけのようにしか聞こえない人がいて、その辺もイライラ(ただこれは、私も観た回が23日マチネだったので、他の方も書いていた妙な反応をするお客さんの影響があったかも)。運命に左右される4人、ロミオ、ベンヴォーリオ、ジュリエット、ロザラインの中では、私はもっぱらジュリエットの味方として舞台を観てました。
プープーソング

プープーソング

劇団きらら

北とぴあ カナリアホール(東京都)

2018/03/16 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

池田さんの挨拶というか、この公演の内容説明みたいな話があり、そこからとても自然に舞台が始まるので、まるで落語のマクラのようでした。役者さんがみな達者だなあと思いましたが、はまもとゆうかさんという若い女優さんが特に印象的でした(名前を覚えときますね)。

廃墟

廃墟

ハツビロコウ

シアターシャイン(東京都)

2018/03/13 (火) ~ 2018/03/21 (水)公演終了

満足度★★★★

敗戦の翌年に発表された戯曲とはいえ、劇中の議論の内容は(お花畑的発言でイライラさせてくれる発言者の存在も含め)現代と大差ない。以前ネットで戯曲をざっと眺めただけなので、今回の上演台本がどの程度手が入ってるのか分からないが、とにかく最後まで見入ってしまった。決して好きな話ではないけど…。

亭主学校~ルイ14世に捧ぐ~

亭主学校~ルイ14世に捧ぐ~

劇団 現代古典主義

劇団現代古典主義アトリエ(東京都)

2018/03/12 (月) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

同時進響劇とはどういうものなのかという、素朴な興味から拝見しましたが、なるほど、こういう風に場を同時展開していくのかと合点がいきました。単に短くするだけなら、究極はコントでしょうが、演劇としてどう成立させるかという試みがとても面白かったです。逆に広いスペースだと、どんなレイアウトでこれをやるのかという興味も。

秘密公表機関

秘密公表機関

劇団あおきりみかん

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/03/16 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★

何だかよく分からない話だなと思っていたのが、だんだんそういうことなのかと分かってくる。その過程が、スリリングとも違う不可思議な感じで描かれる。説明文は、あれだとちょっとズルい気もするけど。

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