一人芝居ミュージカル短編集vol.5 公演情報 一人芝居ミュージカル短編集「一人芝居ミュージカル短編集vol.5」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    今日観た演目は、「私の旦那はモーツァルト」(題材:コンスタンツェ・モーツァルト/出演:原田智子)、「世界一美しい発明家」(題材:ヘディ・ラマー/出演:澤井里依)、「魔女のついた嘘」(題材:ラ・ヴォワザン/主演:石井絵理佳)、「ただ一人、たった一人」(題材:木戸松子/主演:陽花灯里)。

    ネタバレBOX

    コンスタンツェは悪妻として有名なのでいいとして、ヘディ・ラマーは、見た映画は『サムソンとデリラ』とかボブ・ホープとの共演作ぐらいですが、ハリウッドに渡る前『春の調べ』という映画で全裸になったという話は知っているものの、大戦中に無線技術で特許を取っていたとは知らず。しかもこの原理は、現在のWi-FiやBluetooth技術にも取り入れられているのだとか。ラ・ヴォアザンは17世紀のフランスの黒魔術師で、当時フランスで流行していた数々の毒殺事件の主犯ともいえる女性で、1680年に火刑となった人。木戸松子は、桂小五郎(後の木戸孝允)の妻で、桂が命の危険に晒されていた時代に彼を庇護し、支えつづけた女性。

    これら実在の人物をテーマにした、各30分ほどの一人芝居ミュージカル。ステージ左右にギター(及びベース)、サックス(及びフルート)、客席側のキーボード、この3名による生演奏。ミュージカルとして上手く作られており、題材の人物の個性が4人とも違うので曲調も異なり、観ていて楽しかったです。正直これだけのレベルの演目が揃っているとは思っていなかったので、欲を言えば、役者のセリフの声と歌に替わったときの声の出方の差やその安定性など、更に上のレベルを望みたくなりますが、☆5つにしていないのは、その期待ゆえと思っていただければ。

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    2018/05/07 00:26

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