LAST & SEX ~終焉と悦楽~【公演延期】
文化芸術教育支援センター
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2020/04/15 (水) ~ 2020/04/19 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
予定2020/04/17 (金) 15:30
プロジェクトの経緯は失礼ながら存じ上げないのですが、中短編4作の上演というのは、さながら楽しみです。縛りとしては石田衣良さん原作とのこと。石田衣良さんのことですから、自作を思いっきり壊してくれる、あるいは想定外に外れてくれるような脚本を選んでいるような気がします。
ただただ、翻案、改案、逸脱、飛躍何でもありかも。(と思わせておきながら、かなり石田さんの目論見通りだったりして)
「終焉とSEX」という言葉に秘められた意図は?
だって「※本作品は「R15」指定となります。」と書いてあるのだもの、嫌でも気になります。
死神は桜の下で舞う
GHETTOプロデュース
シアターブラッツ(東京都)
2020/03/18 (水) ~ 2020/03/22 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
死神が自分の死体を探してくれって、どいうこと?
それを3日の期限で探さざるをえないと、なぜなると。説明書きを読めば読むほど、予測不能な舞台建て。
解決するには、観るしかないか。
プレイルーム
ピウス
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2020/03/11 (水) ~ 2020/03/22 (日)公演終了
期待度♪♪♪
予定2020/03/17 (火) 19:00
ピエス企画としては、再再演か。
繰り返される脚本には、劇団の魂が宿る。それは、自らが演じる使命をそこに感じるから。
殺人ゲームの様相は見て取れるけれど、豊島区という制限、1時間という時限はどのように物語の中に織り込まれているのだろう。未見の立場としては、まずはそこに興味が引かれる。
物語するといっても、参加者全ての行動を捉えられるわけではなし、間違いなく知りえる情報は、彼彼女らが死にゆく時を見つめる殺人者の視点からのみ。
往転
KAKUTA
本多劇場(東京都)
2020/02/20 (木) ~ 2020/03/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
予定2020/02/21 (金) 19:00
失礼を顧みずに申し上げると、KAKUTAの舞台に興味を持ったことがなかった。
『愚図』のフライヤーの正蔵が気にかかったくらいだけれど、正蔵ならいいや、と思って食指が伸びなかった。でも、今回初めてフライヤーがとても気になった次第。
何ともタイトルがよい。造語「往転」。
ストーリーは、、、、この夜行バス、乗車客少なすぎない?
配役は、、、、とても面白そう。でも、生存者5名らしくて、この人数はなぜ?
設定についても深くは考えられずで、まだ半信半疑。観るべきか、観ざるべきか。
どうしようか。
THE STORIES
東京ストーリーテラー
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2020/03/04 (水) ~ 2020/03/08 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
2017年の朗読劇「三編の様々な結末」が鮮烈だった。
こちらの朗読劇は、劇伴もよく工夫されていて、イメージの展開がとてもナチュラルに推移していく。朗読劇なのに、場面場面をよく覚えているもの。朗読というより、身体表現を極力削り取ったセリフ劇といった趣がある。
今回で第三弾ということだけれど、今回観てよかったら、やはり第一弾を観れなかったことを後悔するだろうな。それほど、ハイスペックな朗読劇だと思う。
2舞台を通しで観たい。
野鴨
ハツビロコウ
シアター711(東京都)
2020/03/24 (火) ~ 2020/03/29 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
イプセンの「野鴨」、ハツビロコウらしい選択だと思う。イプセン作品には、この「野鴨」しかり「幽霊」しかり、忌まわしい遺伝というものが付いて回る。遺伝に象徴される、抗いがたい業というものを描くには、ハツビロコウは適任だろう。
配役は記されていないけれど、松本光生さんの役柄は、エクダル老人?だとすれば、これもさもありなん。(何となく目に浮かぶなあ)
演出の欄には、わざわざ「上演台本」と書いてある。過去の鐘下作品以外では、この記述を端折ったのか、それとも敢えてこう記述を要するほどに、松本演出の色濃い舞台となっているのか、興味は尽きない。
イヨネスコ『授業』
楽園王
サブテレニアン(東京都)
2020/01/21 (火) ~ 2020/01/26 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
イヨネスコの「授業」は、過去数度拝見したが、何とも陰鬱でどろどろとした雰囲気が、教授の狂気の高揚と相まって生徒を覆いつくしていく様が、何ともいやらしくて、気持ち良く悪くて、癖になる。
家政婦のヒステリックな嬌声とサディスティックな言動、ぬめっとした舞台に、鋭い毒矢が飛び交うようだ。
そんな舞台を、女性だけでやるという。どろどろ、ぬめぬめ、キンキン、ぐさぐさ、どんな舞台になるのだろう。悪食な私は、興味津々。
リャ・リャ・リャナンシー
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2019/11/13 (水) ~ 2019/11/17 (日)公演終了
期待度♪♪♪
「とりかえこ」「るさあるかゔぉじゃのおい」と、オカルトホラーの続く思春期公演。とにかく、展開が読めない舞台で、時として「あれ!」「?」「ほう」と、いろいろな感情とも言えない感動を招いてくれる。
一応公演の在り方としての仕切りが設けられているのだろうけれど、「偏執狂短編集」のよりも自由度を生かし、長編としてもっとはじけてほしい、というのが、毎回の感想。
設定とか、とても面白いのだけれど、カオス度がもう少し足りない。どことなく、納得度にまだまだ軸足が置かれている感がする。
とにかく、今回も期待して観てみます。期待度低めは、期待の証し。
悲しき天使
“STRAYDOG”
浅草九劇(東京都)
2019/12/11 (水) ~ 2019/12/15 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
「皆殺しの天使」以来の観劇になりますかね。あちらはルイス・ブニュエルとすれば、「悲しき天使」はメリー・ホプキンかな。さて、どちらもタイトルは同じでも、内容には大きな隔たりがある。(それはそうですね)
説明書きを読む限り、ちょんの間の話らしい。となれば、浅草での上演も納得。
廓を舞台にした演劇数あれど、情緒にながれる作品がどうも多いような気がする。客と娼婦の禁じられた恋うんぬん。永井荷風だとそうはならないんだけれど。
酷薄で無情で、それでいてしっかりと娼婦の日常を描いた、笑顔の多い作品を期待します。
世界はあまりにも
劇団 脳細胞
アトリエファンファーレ高円寺(東京都)
2019/11/20 (水) ~ 2019/11/24 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
自ら「わけのわからない舞台」と言い切り、それを絶対に面白いと大言壮語するこの劇団、かなりの自信家ですね。
稽古場で死んだ1人の女性の身の上に何があったのか、「世界はあまりにも」に続く言葉は何なのか。諧謔?不条理?寓話?どんな芝居なのか想像もつきませんが、楽しませていただきたいものです。
燃えつきる荒野
ピープルシアター
シアターX(東京都)
2019/10/30 (水) ~ 2019/11/04 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
ついに「満州国演義」3部作ここに完結!!!
予想した通り題名「燃えつきる荒野」でした。(まあ、誰でも予想つくかな)
太郎は満州国崩壊とともに、その命運はどうなるのでしょうか。終戦後、戦犯になるのかな。
次郎は新たな人生も目的を見つけられるのか。
三郎はどこまで昇り詰めるのか。しかし、太郎同様、終戦後が心配。
四郎は鬱屈した生活から立ち直れるのか。
今回は、満州国での次郎と四郎の邂逅に期待します。
この作品、話の骨子しては男臭いのだけれど、出てくる女性が結構魅力的。
もちろん、多者多様で、悲劇的な末路をたどる者、逞しく生きる者、幸せを手に入れる者等々といるのですが、満州国崩壊→敗戦という流れの中で、運命がどう変わるのか、興味は尽きません。新たな女性像の登場にも期待しています。
また、壮大かつ緻密な舞台を魅せてくださいね。
Dear...私様
グワィニャオン
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/11/27 (水) ~ 2019/12/01 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
「六月の斬る」から、もう1年経つのか。早いなあ。
あの時は、平成最後の公演と銘打っていたっけ。「令和」という称号になるとは露の先とも知らず。西村大祐さんの作品は、えらい久しぶりな気がするのだけれど。
記念すべき40回公演。練られたリメイクに期待大。
肉体だもん・改
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
ドガドガの夏がまた来た。
夕涼み、浅草でアツアツの天婦羅を冷たいビールで流し込み、涼を取った足取りで東洋館に向かうひと時。
その後の楽しみに、思いを馳せながら、浅草演芸場横のエレベータに乗り込む。
今回こそ、開演前の男気ジャンケンで、缶ビールゲットだぜ!
今回も楽しみしております。(期待度は、いつもマイナス1、でないと、「観てきた」で星が増やせない)
前回公演が、観に行けなかったので、1年振りとは長いな。
千年ユニコーン
東京演劇アンサンブル
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
ブレヒトの芝居小屋を出た東京演劇アンサンブル。
今後の展開はどうなるのかな、と思っておりましたら、今度は壮大なバーチャル創作劇ですか。
小屋以外では、拝見したことがなかったので、新しい門出として、楽しみにしたいと思います。
ねずみの亡骸を抱いた猫
フェルフェン
ひつじ座(東京都)
2019/07/23 (火) ~ 2019/07/28 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪♪
「賢い猫は仲間に入れない」これって、「はいれない」「いれない」どちら?
不可抗力と仲間外れ。絶望と悪意。愚かな猫なら大丈夫なの?愚かな猫は、鼠捕れないだろうし。
鼠の遺骸は、どうしてあるの?
母殺しの話は、ちょっと嫌だけれど、2人の話は知りたいな。
無伴奏~消えたチェリスト
劇団東京イボンヌ
サンモールスタジオ(東京都)
2019/07/17 (水) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
思わせぶりな説明文です。
常連さんだと、この文章だけでストーリーイメージがつくのかしら。
短期での再演となれば、よほどやりたいことがあったのだろうと推測して、ブラッシュアップ版から観れるのは幸せかも。チェロしかなければ、チェリストが消えた段階で無伴奏。さて、どんなストーリーなのでしょうか。
まずは、観てみないと。
しだれ咲き サマーストーム
あやめ十八番
吉祥寺シアター(東京都)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/24 (水)公演終了
期待度♪♪♪♪
「サマーストーム」=「夏の嵐」旬な題名ですね。
「しだれ咲き」という言葉にも、ワヤワヤ感満載。
私も「嫐打ち」という言葉は知りませんでした。(なぜか「嬲る」は知っていたけれど)でも、意味はわかったけれど、どんな設定の話なのか、興味深いですね
あやめ十八番となれば、小股の切れ上がった粋な騒動劇を見せてくれると期待しています。
座・高円寺が似合う劇団なので、吉祥寺シアターもきっと似合うと思います。(下北沢や、池袋、新宿ではないんだよね)
マチネで観て、日が残るうちに、舞台を肴に夕涼み、と行きたいと思います。
『シェリングフォード・ホームズの論理的推論~第三楽章a study in crimson~』
黒雪構想
APOCシアター(東京都)
2019/06/26 (水) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
予定2019/06/28 (金) 15:30
「第三楽章」とあるのは3作目ということなのですね。
シャーロック・ホームズを題材にした舞台というのは、たまに見かけるのだけれど、推理劇というよりも、
ホームズというキャラクターを活かしたミュージカルだったり、活劇ものだったり、コメディだったりすることが多い(と思う)。しかし、「論理的推理」とあるからには、正統派推理劇なのだろうし、3作も続くとなれば観客の納得度、作・演出の自信がなければありえない。
ダイイングメッセージ、連続殺人、果たしてどんな感じに出来上がっているのだろう。
ラストでストーンと、推理を胃の腑に落としてもらいたい。
トレイントレイン〜10人の嘘つき〜
制作「山口ちはる」プロデュース
「劇」小劇場(東京都)
2019/06/26 (水) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
期待度♪♪♪♪
喫茶店の女性店員、仕事中にどうして下着が盗まれたことに気づいたのか?
どっかに脱いで置いておいたのか?それとも、諸事情あって、どこかに干していたのか?
仕事中に、下着の盗難って、、、、
そして、誰に嫌疑がかかったの?
ミステリーになること自体がミステリー。
赤い唇から吐かれる言葉は何???
芙蓉咲く路地のサーガ
椿組
新宿花園神社境内特設ステージ(東京都)
2019/07/10 (水) ~ 2019/07/22 (月)公演終了
期待度♪♪♪♪
夏の花園、椿組の季節ですね。
そしたら、今年の演目は中上健次とのことで、一層暑くなりそうですね。
天動虫のジョニーさんも2年振りの登場とのこと、夏の夜の冷えたビールを堪能しながら観劇させていただきます。