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月曜日の朝、わたしは静かに叫び声をあげた
甲斐ファクトリー
ラストシーン、あまりにも美しい照明で彩られた舞台で、運命の渦に巻き込まれていく二人。
いつの間にか、泣いている自分に気が付いて暗転がもっと長ければと思った。
主役の二人はもちろん、劇団のトラ丸さんは貫禄の演技。悪魔なのかな。。。
前回観た「八月のモンスター」を超えた!以下、ネタバレへ。
世界の作家へのオマージュと当日パンフに書いてあったけど、あるある、いっぱい仕掛けが。
筋を追うのと、仕掛けを探すのと、困るほど詰め込まれていて、それを感じさせないのは流石!!
いつもの、甲斐ファクトリーの芝居だな。
LGBT、日常の消滅、コロナの蔓延、世界は不条理でいっぱいで、そのどうしようもない問題を
面白く観させてもらいました。
なるほど、静かな叫び声はこういうことか。やられたな。大声で叫ぶより心が痛くなった。
次回作は「愛犬家」とのこと。
必ず観に行きます!