満足度★★★★
19日13時開演回(58分)を拝見。
とあるダンスカンパニーの主役オーディションに臨む少女の心象をダンス・ダンス・ダンスで表現した舞台。
『TAKE FIVE』やウエストサイドストーリーのナンバーなど聴き覚えのある楽曲に合わせて踊る4人のダンサーに心から魅了された、コンテンポラリーな1時間。
チヒロ役・横関友希さん。
この公演に足を運ぶきっかけとなった、面識のある方。
確か絵空箱ぶりかなぁ、キッチリ踊られるのを見たのは…ダンスは勿論だが、表情の端々に
役者・横関友希が垣間見えたのは、以前の舞台を知っている者には素直に嬉しいものがあった。
それから先生役・山下夏さん。
TACCS1179での『ピアノの部屋』で拝見したことがあるかなぁ(←自分にしては珍しく⁈記憶が合っていたそうですw)
【配役】
ミミ…MEIさん(本カンパニーの主宰さんです)
ユナ…高野萌さん
レイカ… 塚本芽衣さん
先生…山下夏さん
チヒロ…横関友希さん
満足度★★★★★
12日20時回が良かったので、おかわり!で、18日15時回を拝見。
ネタバレBOX
12日(陪審員2号~6号の後部座席)、18日(8号~12号の後部座席)と、席の位置を180度変えてみて得られた感想2点。
まず第一に
既知の6人(安藤悠馬さん、神野剛志さん、夛華正幸さん、長野耕士さん、村松ママンスキーさん、吉田覚丸さん)は勿論のこと
本公演が初めての6人(金田一央紀さん、小林勇太さん、坂本七秋さん、たかぐちさん、田中零大さん、服部紘二さん)も含めて
小劇場演劇のフィールドで(も)トップクラスのチカラを有するだろう役者さん達の存在を、改めて認識させられた。
それから、(これをやると作品のテーマがブレるんだが…)「陪審員5号」役の役者さんに、役柄としては登場しない「スラム街育ちの容疑者の少年」役との二役で演じるバージョンも観てみたいな、と劇中何度も感じた。そう思わされるほどに、セリフの無いときでも、同じスラム街育ちの者が世間からの冷たい眼差しに対して有する葛藤のさまを醸し出していた、安藤悠馬さんの「存在感」を高く評価したい。
【配役】
陪審員1号(陪審員長。学校の教師でフットボールのコーチ)
…吉田覚丸(よしだ・かくまる)さん(3号、10号ほどの確信はなかったものの、やっぱり1号役だった♪)
2号(気弱だが、冷静な判断もできる銀行員)
…たかぐちさん
3号(会社経営者。絶縁中の息子への愛憎が、容疑者の青年に重なってしまう)
…神野剛志(かんの・たけし)さん
4号(常に物事を冷静に判断する証券ディーラー)
…小林勇太さん(はまり役!)
5号(容疑者と同じスラム育ち故に、容疑者の出自に対する10号の偏見に徐々に怒りを募らせる)
…安藤悠馬さん
6号(塗装工。討議が進むにつれて冷静な判断を下すようになる)
…田中零大(たなか・れお)さん
7号(容疑者の運命よりもヤンキースの試合が気になる)
…金田一央紀(きんだいち・おうき)さん
8号(建築家。容疑者の有罪に合理的な疑いを抱いた唯一の人物。米国民主主義の体現者的キャラ)
…坂本七秋(さかもと・ちあき)さん
9号(原作では高齢者だが、本作では高齢者の父親を持つ壮年の男性)
…村松ママンスキーさん(原作と異なる人物設定で、どうやって高齢者の心情を説明できるかな?と心配したが…杞憂でした)
10号(中小企業の経営者。スラム街出身者や移民への偏見に満ちた人物)
…長野耕士(ながの・こうし)さん
11号(移民の機械職人。米国の民主主義に理想を抱いている)
…夛華正幸(たか・まさゆき)さん
12号(人の意見に流されやすい付和雷同な広告マン)
…服部紘二さん
係官…池田智哉さん
満足度★★★★
17日19時開演回(135分)を拝見。
ネタバレBOX
街の少年2人がセニアを巡る騒動に巻き込まれていく序盤から、不死の怪物・カーナ姫登場!以降の終盤に向けて、舞台上でのテンポや緊迫感、空回りや拙速・停滞に陥ることなく、加速度的にボルテージUP!
セットらしいセットもない中、主に役者陣の力量のみで観客の想像力を膨らませるファンタジー活劇として、この団体さんの今まで観てきた舞台の中ではベストの出来栄えだと思う。
【配役】
チェスター(スリで生計を立てる不良少年だったが、セニアと出逢ってからは…)
…末次由布子さん
セニア(伝説のカーナ姫の復活と封印の鍵を握る姫)…小泉靖子さん
モレ(チェスターを慕う弟分)…蝶乃円香(ちよの・まどか)さん
ジェンマ(代々、セニアの血筋に使える神官?)…SINさん
バーグマン(秘密裡に活動する「王国」側の戦士)…大西青樹さん
キャロット(秘密裡に活動する「王国」側の戦士)…あおいはるとさん
テレネ(「帝国」軍の副官。密かにフォーゲルに恋心を抱いている)…績利(せきり)さん
フォーゲル(職務に忠実な「帝国」軍の現場指揮官)…古川創太さん
ボルドール(「帝国」軍の副官。名門の出だが短慮が欠点)…吉田紳(よしだ・しん)さん
カレン(謎の組織のメンバー)…鈴木みゆうさん
シャリー(謎の組織のメンバー)…藤安多音(ふじやす・たお)さん
セロー(謎の組織のメンバー)…新勝洋(あらた・かつひろ)さん
ビラーゴ(セニアの家系と因縁のある一族の末裔)…中村太郎さん
カーナ姫(呪いによって、不死の殺人鬼となった古の姫君)…ROBINさん(好演!)
ミラ(著名な女性パイロット。セロー達の「謎の組織」と何か関連が?)…ぱにこさん
満足度★★★★
16日・青キャストの19時開演回(2時間)を拝見。
ネタバレBOX
『売春捜査官』『飛龍伝』はお馴染みだが、『ストリッパー物語』は初見。
だが、やはり、そこは、つかこうへい作品。
観客にグイグイ迫って来る展開の中、明美役の月海舞由さんや、明美のヒモ・シゲ役の高橋ひろしさんを初めとする座組の皆さんの汗と熱気に只々圧倒され、しまいには、隣りの席の方につられて、エエ歳こいたオッサンまでもらい泣きの120分だった。
【配役~青キャスト】
シゲ(元・高校教師だが、妻子を捨て、教え子の明美と駆け落ちした挙句、今では明美のヒモに)
…高橋ひろしさん
明美(同僚である緑やマリを庇って、自分だけ終演後の「本番」を引き受けているストリッパー。以前にシゲの子を流産し子供の産めないカラダに)
…月海舞由(つきみ・まゆ)さん
美智子(シゲの娘。米国に渡り本格的なダンサーの道を歩む彼女に、明美は自分の果たせなかった夢を託す)
…酒井瑛莉さん
誠(緑に恋している座のボウヤ)
…林信希さん
緑(明美の先輩ストリッパー。姉御肌)
…林彬さん
マリ(明美の後輩ストリッパー。センターをとる明美に嫉妬+憧れ)
…鵜濱咲紀(うのはま・さき)さん
ヒロ(昔は大劇場の、今はストリップ一座の振付師)
…阿久津紘平さん
智也(照明担当の大学生。後に弁護士になり、明美にプロポーズしに来る)
…森勇介さん
ストリップ一座の支配人
…小山修平さん
満足度★★★
Aチームの13日14時開演回(115分)を拝見。
ネタバレBOX
交通事故で早逝する運命にある桃花の命を救うため、未来の真白から当時の真白や望、千秋宛にメールが送られる。ただ、一人の運命を変えようと当時の真白たちが行動することで、サークルの他のメンバーの人生にも微妙に変化が生じていき…パラレルワールドが幾重にも重なった、ミルフィーユ構造の世界観の中で育まれる純愛ストーリー。
手のひらでフッと解けてしまいそうな淡雪のような繊細なものがたりを、役者さん達が丁寧に・丁寧に演じているさまに好感を持った2時間弱だった。
ところで…シロとポポの位置づけ、残念ながら、自分には最後までわからなかった。
観て来られた方の感想ツイートを一通り拝見してみたが(13日22時時点)、シロ・ポポ・泥棒の意味合い、わかっていた方はおられないように思われる。
【追記】
シロ役・金森優依さんのツイート「シロのシーンは真白が見ている夢の中なんです! シロ=桃花の時間、ポポ=真白。桃花が助かるための真白の行動が、ポポにとっての仕事で、結果的に桃花とシロの周りからみんな居なくなってしまったんです…」でシロ・ポポの意味合い、漸くぼんやりとだが理解できた。
【配役(Aチーム回)】
桃花(街に雪が舞った日に交通事故で亡くなる運命にあるヒロイン)…関根万菜さん
真白(桃花たちのサークル仲間で彼氏。未来では物理学者?)…西本銀二郎さん
純一(サークルの創設者。真白の兄。物理学者?)…小川富行さん
莉里(サークル仲間。密かに望を慕っている)…田中愛実さん
二ノ宮(サークル仲間。美良に猛アタック中)…中村勝也さん
美良(サークル仲間。基本となるパラレルワールドでは二ノ宮と…)…五十嵐美優さん
千秋(サークルの1年生。姉が純一のカノジョで既に死去? 桃花の運命を知り、真白に協力)
…岡田千優季さん
望(サークル仲間。桃花の運命を知り、真白に協力)…種田柊斗さん
シロ…金森優依さん
泥棒…伊藤貴史さん
ポポ…小南優花さん
満足度★★★★★
12日20時開演回(115分)を拝見。
ネタバレBOX
※「十二人の怒れる男」を全世界に知らしめた、ヘンリー・フォンダ主演の映画版(1957)を、以下、「原作」と呼称する。
討議劇の教科書ともいえる、コテコテの古典だけあって、作・演を担当する誰もが、細部をイジりたくなりがちな題材だろうが…劇伴無し、簡素なセット、陪審員9号(演・村松ママンスキーさん)の年齢設定が若いのを除けば概ね「原作」に忠実で、個々の役者の力量に信を置いた、直球ど真ん中の脚本・演出は、予想をはるかに超えて見応えがあった。
役者陣。
3号役・神野剛志さん、10号役・長野耕士さんは、配役も含めて予想通りの熱演。
絶縁状態にある実の息子への愛憎を、刺殺という形で父親を裏切った容疑者の少年に重ねた3号の心情、他人事には思えない程に共感を覚えた。
散々、怒号を轟かせた挙句、他の全員から見放され、呆けたように椅子に身体を預けるままでいた10号には、昨今の我が国における中高年ネトウヨの姿を見るような思いがした。
また、5号役・安藤悠馬さんが劇中見せた貧乏ゆすりからは、容疑者と同じ境遇の5号が抱える内面の葛藤がよく伝わってきた。
あと、個人的には久しぶりな、吉田覚丸さん(1号役)・夛華正幸さん(11号役)の演技、じっくり拝見できたのは良かった。
劇中、多少のセリフの噛みはあったものの、『十二人の…』という何のケレン味も効かない舞台作品に真っ向勝負を挑んだ役者さん達に敬意を表して、ちょっと甘いかもしれないが、☆5つを進呈させて頂きたい…そんな思いを抱く程の熱い・熱い舞台だった。
【配役】
陪審員1号(陪審員長。学校の教師でフットボールのコーチ)
…吉田覚丸(よしだ・かくまる)さん(3号、10号ほどの確信はなかったものの、やっぱり1号役だった♪)
2号(気弱だが、冷静な判断もできる銀行員)
…たかぐちさん
3号(会社経営者。絶縁中の息子への愛憎が、容疑者の青年に重なってしまう)
…神野剛志(かんの・たけし)さん
4号(常に物事を冷静に判断する証券ディーラー)
…小林勇太さん(はまり役!)
5号(容疑者と同じスラム育ち故に、容疑者の出自に対する10号の偏見に徐々に怒りを募らせる)
…安藤悠馬さん
6号(塗装工。討議が進むにつれて冷静な判断を下すようになる)
…田中零大(たなか・れお)さん
7号(容疑者の運命よりもヤンキースの試合が気になる)
…金田一央紀(きんだいち・おうき)さん
8号(建築家。容疑者の有罪に合理的な疑いを抱いた唯一の人物。米国民主主義の体現者的キャラ)
…坂本七秋(さかもと・ちあき)さん
9号(原作では高齢者だが、本作では高齢者の父親を持つ壮年の男性)
…村松ママンスキーさん(原作と異なる人物設定で、どうやって高齢者の心情を説明できるかな?と心配したが…杞憂でした)
10号(中小企業の経営者。スラム街出身者や移民への偏見に満ちた人物)
…長野耕士(ながの・こうし)さん
11号(移民の機械職人。米国の民主主義に理想を抱いている)
…夛華正幸(たか・まさゆき)さん
12号(人の意見に流されやすい付和雷同な広告マン)
…服部紘二さん
係官…池田智哉さん
満足度★★★★
11日17時開演回(130分)を拝見。
ネタバレBOX
素人が言うのもおこがましいが、よく練られた脚本。
各所に仕掛けられたくすぐりも効果的だったし(とりわけ、梅里アーツさんの「ラグビーW杯日本代表」は大反則w)、落としどころも綺麗に決まっていた。
終演後の観客の声に耳を傾けてみても、泣き笑いの舞台だったことが改めて肯ける130分。
役者陣。ベテラン・若手の別なく好演。個人的には、橋爪渓さん・細川遼さんのMRコンビに特に好感を抱いた。
なお、板の上に立つ演技陣は勿論のこと、受付、会場案内のスタッフに至るまで、(目に見える範囲内だが)座組みのチームワークの良さが伺えて好印象。
【配役】
田布施美波…八木さおりさん
田布施剛太郎…野崎数馬さん
高橋ゆかり…春山椋さん
越本みそら…ツチヤナナミさん
越本はじめ…西川浩幸さん
磯山仁子…橋爪渓さん
角田靖司…細川遼さん
大門寺知子…竹内晶美さん
真池利一…梅里アーツさん
浅沼知代…渡邊杏奈さん
石黒玄…NORIYASUさん
井上光…吉田雄樹さん
神谷詩織…大久保聡美さん
山田花代…嶺岸加奈さん
三枝和彦…なすびさん
チトフナマンさん(千歳船橋のご当地ヒーロー?)
満足度★★★★
4日19時開演回(110分)を拝見。
ネタバレBOX
歌唱やパフォーマンス、モブシーンに至るまで、男優陣が発するエネルギーに圧倒され、作品の随所に仕掛けられた小技に声を上げて笑いつつも…
長女が残った三姉妹の故郷の村で、次女が目指した都会の片隅で、三女が辿り着いたローソンの無い街で、それぞれに只ひたすら穴を掘り続けていく人々との交流を通して、三姉妹の各々が…なぁ~んて、ひと言ではとても言い表せない、地中の奥底まで掘り進んだ穴のような、深淵な哲学の存在さえ感じさせた110分。私の理解力では充分消化し切れていないのを弁えた上で、2020年の観劇初めに相応しい舞台だったと断言したい。
それから、宮下真実さん演じる家出娘を最後、落ち着くところに落ち着かせておきながら、青柳糸さん・田村友紀さん・西連寺亜希さん演じる三姉妹のラストシーンでは、観客の多くが予想したであろう予定調和的な結末を敢えて取らなかったところに、作者の想いがとても・とても込められていたように、自分には感じられた。
満足度★★★
26日19時半開演回(130分)を拝見。
ネタバレBOX
まず第一に挙げたいのは、御歳71歳の藤川修二さんのチルチル起用。
事前情報なしで舞台に臨んだので、当初は大層たまげた…が、いつの間にか、エエ歳喰ってる我が身を重ねて拝見。勝手な解釈だが、まるで人生の最晩年に、「青い鳥」に象徴される幸福を求めて、自身の歩んできた過去を振り返っているようにも感じられ(注.ストーリーでは「未来」のエピソードもあり)、終演時、言葉が出ない程、胸にしみた。
このため、本来、妹のはずのミチル(演・宮﨑優里さん)が、終始、(「夢」の中では走り回れるものの)車椅子の老父を支える20代の実の娘に見えて仕方なかった。
作品自体に関して。
舞台装置、照明、音響、衣装、演じ手達のコンテンポラリーな所作、等々、作品の幻想的な世界観の創造によく資していた。
ただ、あくまでも私個人の感覚だが、シーンが変われど、基本、同じテイストに感じられ、終盤、いささか飽きが来たことも追記しておきたい。
それから、観客へのポンチョの着用、終演?後も延々続く演じ手のパフォーマンス(見とれていたら、係の方から退席を求められた。それならば明確に芝居の「ピリオド」を打つべきかと)については、意図はわかるものの、演出効果としては空振りではなかったかと思われる。
満足度★★★★
20日19:45開演の、A面『水曜、19時、スターバックス』(70分)を拝見。
ネタバレBOX
かってはNHKの手話番組で司会まで勤めていた宮嶋清香(演・加藤なぎささん)。だが、とある事情から、今では手話の個人レッスンで細々と生計を立てていた。
今日も一流企業勤務の丸山綾太(岸田大地さん)相手にレッスンを開始しようとしたその時、いきなり春日優里子(斉藤麻衣子さん)が首を突っ込んできた。実は彼女、聴覚障がいに生まれた子供に手話を教えようと…。
殿様ランチの公演でお馴染みの斉藤麻衣子さん
『瞑目のパノラマ』以来の岸田大地さん
何度も舞台を拝見している加藤なぎささん
の3人による70分の会話&手話劇。
三人三様の登場人物たちが、ときには衝突しながらも、互いに影響し合い、前に進んでいく様子を描いた本作。とりわけヒロインのかたくなだった心が打ち解けていくさまには胸打たれた。
なお、終盤にかかる直前、加藤なぎささんが魅せてくれた手話による「独唱」、私にはフィギュアスケートの演技を目の前で披露されているように感じた。まさに圧巻!…このシーンを目撃しただけでもAPOCシアターに来た甲斐があったというものだ。
実演鑑賞
満足度★★★★
DULL-COLORED POP 福島3部作の第1部『1961年:夜に昇る太陽』(2時間)
28日の福島三部作通し上演で拝見。
さすがにジャストでないものの、ほぼ同世代の人間なためか、三部作のうち、本作に一番親近感を覚えた。
ネタバレBOX
高度経済成長・所得倍増計画への明るい希望
(全国で公害問題が露呈する前の)『鉄腕アトム』に象徴される科学への万能信仰
かといって、戦争の惨禍の記憶は未だ生々しく…
誰もが先の大戦を忘れ去ろうと・貧困から抜け出そうと、がむしゃらに上を向いていた、当時の空気感が実によく再現されていた2時間。
ただし、後年の3.11の悲劇を知る者として、ラストシーンには薄っすらと涙が浮かんだ。
【追記】
挿入歌共々、本作の牧歌的雰囲気を構成した、マペット操作で演じられた子供たち、やっぱり『ひょっこりひょうたん島』のオマージュかぁ…と世代がバレる感慨に耽っていますw
【配役】
穂積孝(東大の理系の学生22歳。本編の主人公)
…内田倭史(うちだ・まさふみ)さん
穂積忠(孝の弟19歳。町の青年団の青年部長。後の双葉町町長~第二部の主人公)
…宮地洸成(みやち・ひろなり)さん
穂積真(孝の3歳の末の弟。第三部の主人公。第一部では『ひょっこりひょうたん島』風のマペットで演じられる)
…井上裕朗(いのうえひろお)さん
穂積豊(孝たちの母45歳。夫・一(はじめ)は常磐炭鉱に出稼ぎ中で不在)
…百花亜希(ももか・あき)さん
穂積正(孝たちの祖父。田舎にいがちな、家長意識の残る、昔ながらの農家の主)
…塚越健一(つかごし・けんいち)さん
美弥(孝を慕っている双葉町在住の19歳。太田裕美『木綿のハンカチーフ』のイメージ)
…倉橋愛実(くらはし・まなみ)さん
佐伯(大学の先生風…実は東電の原子力開発部長兼主任研究員。広島の惨禍を経験、原子力の平和利用に心血を注ぐも…)
…阿岐之将一(あきの・まさかず)さん(『みのほど』の青年紳士役以来の方)
三上(東電の原子力開発部の職員)
…大内彩加(おおうち・さいか)さん(第一部終演後、客席を出たら、もう売り場に!…あまりの驚きに台本を第一部だけのつもりが、まだ観ていなかった第二部・第三部まで購入!)
田中(双葉町の町長。田中建設社長)
…大原研二さん
酒井(内密で原発施設の立地調査をしている福島県庁の職員)
…東谷英人(あずまや・えいと)さん
満足度★★★★
22日17時開演の千穐楽の舞台を拝見。
ネタバレBOX
ハリウッド映画並みの(☜少し褒め過ぎw)音響と照明の下、総勢19名の役者達が間断なく、舞台上で躍動し・花道を行き来する…只々、圧倒されっ放しの2時間弱だった。
ホンマ、凄いモン、「魅」せてもらいました。
演じ手について。
大人数の座組なので、一回観ただけでは全員を把握するのが難しかったことを踏まえた上で、敢えて名前を挙げると
実は(いや、やっぱりw)父子だった
つよし太郎役の永嶋柊吾(ながしま・しゅうご)さん
ひでさん役の岸本武享(きしもと・たけゆき)さん
のお二人に
女神メグミ役の浅利ねこさん
がとりわけ強く印象に残りました。
【配役】
つよし太郎(母親と2人暮らしの小学5年生。父親は蒸発した?)
…永嶋柊吾(ながしま・しゅうご)さん
男市(つよし太郎のクラスメイト。ゲーム命!)
… 林廉(はやし・れん)さん
悪魔王子(つよし太郎等が取り込まれた?RPGでの最強の敵、だが…)
… 山咲和也さん
みかん(悪魔王子の腹心)
…中村猿人さん
カメック(悪魔王子を支える魔女)
… 玉一祐樹美(たまいち・ゆきみ)さん
ひでさん(RPG内の剣豪。実は、つよし太郎の…)
…岸本武享(きしもと・たけゆき)さん
王様… ムトコウヨウさん
女神メグミ…浅利ねこさん
スカッシュ…青沼リョウスケさん
ホシ… 杉本惠祐さん
ベルー… 梶川七海さん
はらぺこゴブリン… 佐野晋平さん
つよし太郎の母親…福冨宝さん
エリコ先生… 太田ナツキさん
担任の先生…石澤希代子さん
ちはたん…北原葵さん
クラス委員長… 末松律人さん
晃…佐々木タケシさん
エリマキトカゲ…平林和樹さん
満足度★★★★
千穐楽の20日20時開演回(60分)を拝聴。
依田さん自作の『Wait』、太宰治原作『ヴィヨンの妻』の2本立て。
後半の『ヴィヨンの妻』に入ってからは、時折、疲れが垣間見えたものの、身振りも気持ちも概ね軽やかで愛らしくもある、依田さんの語りを堪能、良い時間を過ごせた。
満足度★★★★
19日19時半開演回(60分弱)を拝見。
ネタバレBOX
ナイゲン2018での文化祭実行委員会・議長(菊池泰生さん)と文化副委員長(川口知夏さん)のペア、年齢的にも背格好もお似合いで、荒唐無稽なw 設定にも関わらず、ストーリーに現実味を与えていたと思う。
ところで、出演舞台を観るのは、菊池さんは『ナイゲン2018』から数えて4本目、川口さんは『ニジイロ ニンゲン カガク』から6本目となるが、お二人共、豊かな表情の変遷が大変印象的。客席との距離が近い小劇場の世界では強力な武器だなと、今宵のイズモギャラリーで改めて認識させられた。
さて、熱演の役者さん達への言及はここまでとし、肝心の作品自体について。
劇中では「ウルトラマン」の名称で通していた、ウルトラセブンから引いてきたエピソード、若いヒト達に通じるのかなぁと危惧していたが…杞憂だった。ストーリーの背景云々に関係なく、終始、ウケている客席の光景に、マンやセブンの本放送を視聴していた世代の人間は内心安堵していたことを白状しよう。
ただ、「ウケている」とは言ったものの、アガリスクの冨坂友さん作・演の舞台にしては、笑いを取るよりもストーリーに重心が寄っていて、普段の「不断の屁理屈コメディー」の影が薄く感じられた。演じ手のお二人が持つ情感?佇まい?に作劇をアジャストさせたのかなぁ?
満足度★★★★
18日20時開演回(60分)を拝見。
依田玲奈さんの一人芝居、just a Wait の初日は、自作の『Wait』と太宰治作『きりぎりす』との2本立て。
落語のマクラみたいな導入部から始まる『Wait』。
今宵と同じ兎亭で2017年の年末に拝聴して以来の『きりぎりす』。
共に、依田さんの巧みな話「芸」に只々聴き惚れてしまいました。
最後に。
世渡り下手で清貧に甘んじながらも無心で演劇に打ち込む…売れない役者の下に転がりこんだ、押しかけ女房の視点で語る、小劇場役者版の『きりぎりす』で、数年先に再演してもらいたいなぁ、と今から勝手にリクエストしておきますね。
実演鑑賞
満足度★★★★
大千穐楽の15日17時開演回(100分)を拝見。
先週の金曜日(13日)、別の団体さんで『彗星はいつも一人』を観たばかりだということもあってか、SF的な斬新な設定、駆け抜けるようなテンポ…キャラメルボックスさんみたいな、あらゆる層の観客が愉しめる舞台だったなぁ、というのが第一印象。
その「駆け抜けるようなテンポ」に関してだが、本来、バックステージで行うはずの早着替えの様子を客席から可視化させたのは、まさしくナイスアイデア!
「舞台」上から役者がハケても、作品全体を貫く進行のテンポが途切れずに済んだのは、『グッドバイグッドボーイ』の世界観の創造に大いに貢献していた。
さて、今回、もう一つの工夫⁈が、一人二役どころかマルチタスクな配役。
1人で複数の役柄をこなすのは小劇場演劇ではよくあることとはいえ、それが3役、4役、5役ともなると…私個人は、顔と名前が一致する役者さんが4人(幾世さん、伊藤さん、沼田さん、見米さん)いたおかげで、大した混乱もなく終演まで過ごせたが、もし、劇団ミックスドッグス・初観劇のお客様がおられたらどうだっただろうか?と少し心配したことも付記しておきたい。
ネタバレBOX
【配役】
IROHA(いろは。AIキャラクター)
夏未(なつみ。良輔のかっての研究パートナー)
井上(翔馬の部下のデジタル管理局局員)
2030年の少年
…幾世優里さん
立川良輔(老人となった今もAI技術を違法に研究)
デジタル管理局の新人
…伊藤貴史さん
KOKI(AIキャラクター)
(時代の流れで、すっかりアナログ人間になった)コンビニ店員
撮り鉄
VRやARの機器を使いこなす、2025年の女性
ナレーション
…鈴木美咲さん
立川楓(翔馬の子であるが、祖父の良輔と会うのは今回が初めて)
電車オタク
アイパッドやスマホを使う、2019年のサラリーマン
…沼田天音さん
WANBO(AIドッグ)
デジタル管理局の局長
高齢者養護施設の職員
…多嘉良荒さん
立川翔馬(デジタル管理局の局員)
隼人(良輔のかっての研究パートナー)
…見米克之さん
満足度★★★★
13日19時開演回(2時間)を拝見。
「SF的設定」と、「作品全体を通しての軽快なテンポの良さ」と、「たとえ何かの行き違いがあっても、いつかは互いにわかり合える日が来る、という人間性への絶対的な信頼感」に立脚した、キャラメルボックス作品らしい、心地良い2時間を過ごさせてもらった。
ネタバレBOX
まるで、素のご本人?が当て書きされているみたいに「朝倉ヒカリ」に成り切っていた
廣瀬響乃さん
泣いたり・笑ったり・スネたり・おどけたり…と変幻自在⁈の表情・所作に芸達者ぶりが光る
朝倉ナオ役・木村望子さん
(自分の)世代的に、過ごしてきた人生への悔い・プライドの内に隠された人間的弱さ…シンパシー抱きまくりの
佐々木岳彦役・加藤大騎さん
を初めとする実力派の皆さんと、若手?の役者さん達との座組が織りなす作品の世界観、ご本家とはまたひと味違った魅力が感じられた。
それにしても、ことのはboxさんとキャラメルボックス作品との相性がこれ程までにいいとは!…キャラメルボックス作品による更なる公演を希望する観客が出てくるのもむべなるかな、かと。
【配役】
北条雷太(土方歳三と共に函館五稜郭で戦った新選組隊士。だが、ヒカリ達の前では土方と名乗る。朝倉家の人々とは以前から何かのご縁が…)
…原弘さん(本作品での「殺陣振付」も兼務)
朝倉ヒカリ(東京で高校の教師を勤める傍ら、小劇場の女優としても活動。明朗快活)
…廣瀬響乃さん
朝倉ナオ(ヒカリの実家・下関に住む、お茶目な祖母。実は北条と過去に面識がある)
…木村望子さん
酒井しずえ(故郷でのヒカリの親友。彼女に頼まれて世話を焼いているうちに、ナオとすっかり仲良しに!)
…篠田美沙子さん(2018年2月の『見よ、飛行機の高く飛べるを』以来、出演舞台を5作品拝見してきたが、これまで一番、今回の役柄が引き立っていたように感じられた)
丹羽和生(ヒカリの同僚教師。ド素人なのに剣道部顧問。実はヒカリのことを密かに…)
…大河日氣(おおかわ・はるき)さん(篠田さんとお二人、私も拝見した『タイタス・アンドロニカス』での演出助手コンビの再来か!)
鳥居洋子(ヒカリの高校の教頭先生。佐々木の事情を承知したうえで「取材」を許可する)
…光希(みつき)さん
佐々木岳彦(新聞記者。ヒカリへの取材を口実に高校に出入りするも、実は隠された目的が…)
…加藤大騎さん
村越恭子(ケーキ屋を営む、大地の母親)
…新井利津子さん
村越大地(ヒカリのクラスの高校2年生。佐々木とは何やら因縁が…)
…佐藤ケンタさん
井沢薫(高校1年生。大地のことを大っぴらに慕っている。歴女)
…田中菜々さん
柳生宗太郎(大地が属する剣道部のキャプテン)/朝倉トクゾウ(北条と親友だった、ナオの夫)
…岡崎良彦さん
遠山陣八(函館五稜郭での雷太の戦友。幕府の御家人)
…星藍徳仁さん
大岡騎一郎(函館五稜郭での雷太の戦友。儒学者の家の出故か、大の読書好き)
…西村尚恭さん
満足度★★★★
12日19時半開演回(100分)を拝見。
ここ二か月の間、アンティークスさんを含め、2桁の公演回数を誇る複数の団体さんの舞台を拝見させてもらった。いずれも、昔からある洋食屋さながらに、行く度に日替わりメニュー(作品)の目先は違えど、そのお店(劇団)のベースとなる(固定客から支持された)味つけは変わらぬさまを再確認。
あとは、その味つけが好みか否かという、専ら個人の嗜好の問題なんだろうな、と。
ひねくれ者のワタシには、アンティークスさんの味はいささか甘過ぎるきらいはあるものの、恐らく年齢を重ねて来たせいか、頭で思っている以上に、身に染みる度合いが高まって来たようだ。
『一滴のしずく』、以前に観た『君がいた星』『この星に生まれて(Bプロ)』から変わらぬ、「絶対的性善説」&「多少都合の良過ぎる人物設定」の味つけで、いろんな野菜(登場人物)が互いの持ち味を引き出すように煮込まれた、アンティークス家流・ホームメイドのポトフを振る舞われた気分。
身も心もすっかり温まりました、とさ。
ネタバレBOX
【配役】
<民宿経営の田村家>
さやか(長女。民宿を手伝う)
…坪和あさ美さん(役柄の雰囲気、なんか当て書きみたいに感じられた)
美樹(次女。小学校?教師)…小林美樹さん
ゆり(三女。大学生)…田村優里花さん
しげお(父親。民宿経営者)…田中重実さん
はるか(母親。故人。以前、教師をしていて、実はゆうさん、その頃の教え子だった)
…中沢志保さん
愛子(沙也加の後輩。夫からのDVに悩んでいる)…仲村愛香さん
さくら(沙也加の後輩。ブラック企業に勤めている)
…小林桜子さん(エンれば!Vol.7『つくりばなし』の妻役の方だ!)
沢村慎次郎(腕のいい「ケーキ職人」だが、お人好し過ぎて人に騙される)
…兼本得義さん
沢村さちこ(夫の抱えた借金に悩み、夫婦共々、自殺を図ろうと考えている)
…杉崎智子さん(マッサージが上手いらしい)
右田美里(美樹の友人。精神科医だったり、有能な弁護士を知っていたり、ゆうさんと母親が知り合いだったり…と、本作におけるワイルドカード(万能カード)な役柄)
…こすぎちかさん
<星野家>
雄三(父親。酒好き)…早井麻琴さん
さや(妹。さやかが弾くのと同じピアノの曲を好んで弾いていた)…秦さやかさん
やすお(実は、この男の子こそ…)…兼本徳義さん
ゆきの(母親。保険外交員他パートを多数こなしている)…長沢彩乃さん
ゆうさん(孤児。家族のことも・自分のことも記憶がない。美樹の勤める学校の給食職員から田村家の民宿手伝いに)
…髙橋慶太さん
満足度★★★★
11日初日の舞台を拝見(130分)。
なお、この回の観客、上演中は舞台への集中度高く、同じ客席で観劇している者にとっては、とても有難い皆さんだった。あと、終演後にアンケートに答えている方の多さに(自分は棚に上げています、汗!)感心させられたことも付記しておきたい。
ネタバレBOX
(主人公の洋一郎が自ら招いた部分も多であろう)家族崩壊の現実世界を描いたメインストーリーの酷薄さを、彼の意識の奥底であろう牧歌的な夢の世界を描いたサブストーリーでかなり和らげだ、130分の家族の歴史。
メイン・サブの(違和感を生じさせない)スムーズな切り替え、劇団員だけで固めた演じ手達の(初日とは思えない程の)チームワークの良さなど、さすがは34回目の公演を迎える団体さんだけあって、観客の誰もが安心して舞台上の出来事に身を委ねられたんではなかろうか。うーむ、手堅い・手堅い!
【配役】
若松洋一郎(進行中の痴呆の影に怯えつつも、自分にとっての家族の意義を見出そうともがく)
…和田裕太さん
若松みゆき(洋一郎の妻。客観的には相当の苦労を重ねていながら、夫への想いは抱き続けている)
…杏泉しのぶさん
若松達也(若松夫妻の長男。自分の会社の経営不振のことで頭がいっぱい)
…斧口智彦さん
若松南(達也の妹。独身。あることが原因で男性不信に!)
…佐佐木萌英さん
若松若葉(達也の妻。ヤバい投資話にのめりこんでいる)/南が可愛がっていた飼い犬のキュウタロウ
…大島翠(おおしま・みどり)さん
若松寛次郎(洋一郎の弟。客観的にみれば、とんでもない野郎だが、演じ手の魅力で、どこか憎めない人物に)
…小玉雄大さん
橘小五郎(小劇場役者上がりの司法書士)…石津雄貴さん
ペリエ(洋一郎の脳内での登場人物)/丹下沙織(司法書士事務所所長)/箱族
…斉藤範子さん
ウィルキンソン(洋一郎の脳内での登場人物)/木村マリ(司法書士。有能だが男性を見る目は…無い)/箱族
…三上彩音さん
ミジンコ(洋一郎の脳内での登場人物のリーダーであり、狂言回し役)/箱族
…高島大幹さん
満足度★★★★
8日12時開演回(110分)を拝見。
フィリピンの廃棄物処分場で拾ってきた有価物の販売で生計を立てている少年少女達を中心に描いた「パヤタスに降る星」の舞台化。
ありきたりの「泣かせる話」「心温まるエピソード」のショーウインドウではない、ドキュメンタリー映像作家・ボランティア・就活生等を絡ませた社会的風刺がかなり効いた、胸にぐさりと突き刺さる作品。
慈善でも偽善でもない(私の言語感覚だと)「奉仕」の意味合いを深く考えさせられた。
ネタバレBOX
【配役】
住谷菜月(売れない劇団のマネージャー)
…来栖杏夏さん(本公演のプロデューサーお二方のうちのお一人)
久保田白球(同劇団の役者。初めはパヤタス・ダンプサイトの暑さと臭いに不満タラタラだったが…)
…藤井弘平さん
落合満月(同劇団の役者。温厚)
…小林大祐さん
さとうとしお(同劇団の一番新入りの役者)
…須賀大輔さん
的場和彦(CSR(企業の社会的責任)活動として、パヤタス・ダンプサイトにボランティアを送っている企業の重役)
…黒岩徹さん(本公演のプロデューサーお二方のうちの、もうお一人)
好美よしお(かっては世良について社会派のドキュメンタリー映画製作に従事。しかし、今は父親の不動産会社を引き継ぎ、経営者の立場に)
…小川ガオさん
世良正(以前は社会派のドキュメンタリー映画製作者だったが、今は…)
/メルバの父親(障がい児故にパヤタス・ダンプサイトに拾いに行けないメルバを殴る)
…三宅重信さん
豊田翔子(慈善団体の責任者?だが、今は鶴を折るだけのヒト)/メルバの母
…井上ゆかりさん
鈴木レイナ(的場の会社の社員)/メルバ
…上石 裕己(あげいし・ゆうき)さん
フィル(パヤタス・ダンプサイトでの日本語堪能なコーディネーター?)
…金井賢一さん
コニー(現地のタクシー運転手。パヤタス・ダンプサイトの子供たちへの理解がある)
…中西琴さん
広瀬智行・理沙夫妻(特に考えもなく、パヤタス・ダンプサイトへのボランティアに応募)
…夫・阿久津京介さん、妻・星いくみさん
田中鹿伏兎(就職しか頭にない就活生)
…柴田塔さん(拝見するのは『天使の事情、悪魔の言い訳。』以来)
高橋ココア(就職しか頭にない就活生)
…野村香奈さん(この公演、野村さんが出られるということで予約しました)
柏原悠一(2人の就活生の世話をする人物。大学の学生課のヒト?)
…立花伸一さん