青い鳥 公演情報 世田谷シルク「青い鳥」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2019/12/26 (木)

    26日19時半開演回(130分)を拝見。

    ネタバレBOX

    まず第一に挙げたいのは、御歳71歳の藤川修二さんのチルチル起用。
    事前情報なしで舞台に臨んだので、当初は大層たまげた…が、いつの間にか、エエ歳喰ってる我が身を重ねて拝見。勝手な解釈だが、まるで人生の最晩年に、「青い鳥」に象徴される幸福を求めて、自身の歩んできた過去を振り返っているようにも感じられ(注.ストーリーでは「未来」のエピソードもあり)、終演時、言葉が出ない程、胸にしみた。
    このため、本来、妹のはずのミチル(演・宮﨑優里さん)が、終始、(「夢」の中では走り回れるものの)車椅子の老父を支える20代の実の娘に見えて仕方なかった。

    作品自体に関して。
    舞台装置、照明、音響、衣装、演じ手達のコンテンポラリーな所作、等々、作品の幻想的な世界観の創造によく資していた。
    ただ、あくまでも私個人の感覚だが、シーンが変われど、基本、同じテイストに感じられ、終盤、いささか飽きが来たことも追記しておきたい。
    それから、観客へのポンチョの着用、終演?後も延々続く演じ手のパフォーマンス(見とれていたら、係の方から退席を求められた。それならば明確に芝居の「ピリオド」を打つべきかと)については、意図はわかるものの、演出効果としては空振りではなかったかと思われる。

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    2019/12/27 09:01

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