sbunshunの観てきた!クチコミ一覧

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ピース

ピース

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2018/06/13 (水) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★

演劇は難しい。良いと思われる作品でも、人によって相性次第。国家プロジェクトで21日間の船上生活をすることになった6人の男女。なぜか私はピンとこない。この舞台も私にとっては、手強い作品でした。でも面白い舞台セット。次回は期待しようか。。。

POP −Piece of Paper−

POP −Piece of Paper−

Theatrical Magic Project

上野ストアハウス(東京都)

2018/06/12 (火) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

「シアトリカルマジックライブ」、楽しめました。マジックが一流。それに観客が参加する即興劇が融合する。毎日違うんだ。面白い。なぜか私が舞台に上げられ、マジックショーのお手伝い。映像も使い、後方の観客にも見やすい。只、19:30の開演で、終演が21:30過ぎ。その後のトークショーはちょっと遅いのでは。。。

ゲイシャパラソル

ゲイシャパラソル

あやめ十八番

座・高円寺1(東京都)

2018/06/09 (土) ~ 2018/06/17 (日)公演終了

満足度★★★

演劇は難しい。良いと思われる作品でも、人によって相性次第。この舞台は私にとっては、手強い作品でした。舞台を前に出し、3方向から見られる形。「楽隊」と称するミュージシャンが4人。わくわくする雰囲気で始まりました。ただ私は最初の十数分の展開を掴み損ない「乗り遅れ」てしまいました。なぜかなあ。。。それだけの理由で申し訳ありません。

レイニーレディー

レイニーレディー

ことのはbox

シアター風姿花伝(東京都)

2018/06/06 (水) ~ 2018/06/12 (火)公演終了

満足度★★★★

【Team葉】観劇。シリアスコメディーヒューマンドラマということで興味を持ちました。シリアスでヒューマンなドラマでしたが、コメディーの部分は今ひとつ。見た目や面白い動作ではなく、会話の中で笑いを誘ってほしかった。篠田実沙子の熱演が光りましたが、やはり「話」に無理がある。上手く収まったように見えるが、もっとリアリティがほしいと思いました。

翼の卵

翼の卵

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2018/05/29 (火) ~ 2018/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

客演に原田大二郎を迎えての公演。苦難に満ちた「常藤耕作」の人生が滲み出ていました。舞台は九州。炭鉱がまだ勢いのあった時代。「常藤耕作」は、あの『泳ぐ機関車』の赤堀炭鉱でも働いていたんだ。そんな台詞もありました。どの俳優も個性的。主人公「頼子」の板垣桃子の複雑な心の演技、汚れ役「アオイ」の新井結香、『泳ぐ機関車』と同様、強いインパクトがありました。「恵子」の大手忍、私の心を揺さぶる「神」でした。音楽が雰囲気を作ります。そして何回も語られる「詩」が心に強く響きました。私は2回の観劇、2回ともに泣けました。いや、2回目だからこそ深く感じ、また泣けたのかもしれません。

こんなはずじゃなかった!

こんなはずじゃなかった!

知らない星

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/05/31 (木) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

 今日の舞台、1時間45分、考えさせられました。生きている意味、命の短さ、自分だけでなく周りの人にも終わりは来る。私のことか? とは言え、暗い話にならず、とても面白い作品でした。客席はこの作品の制作スタッフ、キャストと同年代の若者ばかり。私だけが場違いの年齢のようでしたが、ジェネレーションギャップを感じさせない、誰にでも当てはまる作品でした。
 昨年の『女子らの時代』も面白かった。Girls Talkの舞台。芝居とは言え、女性3人のおしゃべりをこんな真面目に聴いたのは初めて。男同士と比べて会話内容のレベルが違う。女子の方が遙かに「上」。お互いに気を遣いながらでも厳しく語り合う。男には出来ない「技」ではないかと感じました。

大正浪漫に踊る~天空を翔るハイカラ姫たち~

大正浪漫に踊る~天空を翔るハイカラ姫たち~

劇団Brownie

小劇場B1(東京都)

2018/05/30 (水) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

大正ロマンの喜劇。ダンスもある。殺陣も良い。生演奏も良い。可愛い女の子もたくさん。エンタテインメントとしては面白い。でも喜劇は難しい。客席全体が笑えるようになるまで、少し時間がかかった。初日だから仕方ないか。しかし芝居としては、もう一段上を目指したい。時代活劇なら、時代を感じさせなきゃ。これ、現代ですよ。せっかくの生演奏も名曲をつなぐだけ。場面との関連が今ひとつ分からない。でも、休憩無しの上演時間は適切。十分、楽しめましたよ。

首のないカマキリ

首のないカマキリ

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2018/05/18 (金) ~ 2018/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

とにかく良い作品です。脚本が秀逸。こんなに言葉に魅了される芝居は、鈍感な私には珍しいのです。また劇団俳優座の俳優陣が魅力的。久々にお会いできた岩崎加根子。俳優座劇場プロデュース『十二人の怒れる男』に出演の塩山誠司。On7(オンナナ)の保亜美。内面の気持ちをにじみ出す清水直子ほか、誰もが素晴らしい演技なのです。そして、まだ準座員の後藤佑里奈の頑張りがとても面白かった。生きることを真面目に真正面から考えさせる舞台。しかし堅苦しくならず、時々笑いを誘う芝居づくりが上手い。今年観た舞台の中でも、トップレベルであることは間違いありません。

夜明け前、私たちは立ち上がる。

夜明け前、私たちは立ち上がる。

TOKYOハンバーグ

サンモールスタジオ(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

真面目な良い舞台でした。最後の場面、印象的でしたね。セットが今ひとつ。。。

日の出政府のW杯

日の出政府のW杯

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2018/05/16 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

演劇は「嘘」である。実際のことでは無い。それだから楽しめる。でもリアリティは必要。その点から言えば、この話はちょっと苦しい。首相官邸新任秘書の主人公のサッカー好きは良いのだが、彼がテレビの前でかじりついていたり、ワールドカップの日本戦当日の国際的な大事変と官邸の対応には無理がある。私は戸惑った。話の中に入っていけない。もちろん私の感想であり、大笑いしている人もいた。創設25年ですか。頑張っていますね。今後に期待します。

共感

共感

劇団時間制作

劇場MOMO(東京都)

2018/05/09 (水) ~ 2018/05/20 (日)公演終了

満足度★★★★

「共感」が得られたかって? 「人を○○するのが夢」とは。現実化されない「仮説」であれば、言いたいことを考える意味がある。それにしても、演劇というのは不思議な世界。話の内容、表現方法、演じ方など様々。そしてファン層も様々。客席の雰囲気も本当に異なる。人それぞれ好き嫌いがある。うん、私は、ちょっと、、、と思ったけど。このようなことが現実的になっている今の社会を考えると、重大な問題提起をしているのだろうか。。。

サイキックバレンタイン

サイキックバレンタイン

たすいち

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2018/04/29 (日) ~ 2018/05/06 (日)公演終了

満足度★★★★

芝居はいろいろありますね。設定が面白い。超能力研究所。そしてバレンタイン。客層も様々。私のような歳の人間にはついて行けない所もありました。しかしながらテンポの良い脚本、パワー溢れる演技、誠実なスタッフに満足。また新しい世界を知りました。

星の王子さま

星の王子さま

もぴプロジェクト

アトリエファンファーレ高円寺(東京都)

2018/04/04 (水) ~ 2018/04/08 (日)公演終了

満足度★★★

『星の王子さま』の舞台は多い。でもなかなか満足できるものは少ない。今回の作品、「飛行士」が4人に驚いたが、「花」が男の役者とは。意図はあるのだろうが、私には分からなかった。どこかで、そのヒントがほしかった。

Yellow Fever

Yellow Fever

劇団俳小

d-倉庫(東京都)

2018/03/21 (水) ~ 2018/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇は作品の出来とは関係なしに、好き嫌いがあります。『刑事コロンボ』のパロディというのは、やはり古い。興味を持つのは、やはりお年寄りでしょう。サスペンス。エンタテインメント性はあるのですが、どんでん返しが起こる山場の場面で、リアリティが無いようにの思えたのは私だけでしょうか。

奴碑訓

奴碑訓

Project Nyx

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2018/03/09 (金) ~ 2018/03/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

いや、美女、美魔女、女装の林勇輔ANGELA、凄い、凄すぎる。よくこれだけの個性派を集めたものです。プロデューサー=水嶋カンナの力量です。作品の内容をあれこれ言う教養は私にはありませんが、いつもの「寺山語録」のみならず、「宮澤賢治の世界」も登場。『伯爵令嬢小鷹狩掬子の七つの大罪』の延長上の作品のよう。そしてジャン・ジュネの『女中たち』が出発点であることは分かりましたが、舞台は「演劇」と言うより「個性のパフォーマンスの爆発」でした。

今回は、今までのような童話を元にした作品ではなく、妖艶な大人向きの作品。美女が脱ぎまくっていました。でも決して下品なものではなく、幻想的な雰囲気。黒色すみれの歌がこの独特な世界を作り出しているのです。クラシックの名曲がいつもより多く流れます。特に、カッチーニ「アベマリア」、『魔笛』の夜の女王のアリア「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」、これを聴けるだけでも満足ですよ。

カチナシ!

カチナシ!

ラビット番長

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2018/03/01 (木) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★

「介護×将棋」がテーマの作品。将棋界は藤井聡太で盛り上がっています。そして介護も大切な現実的な問題。それを繋げてレベルの高い作品を作り出しました。私が何より感心したのは、小さな舞台なのに、舞台上に3つ場面を作り、それを瞬時に展開しているところです。展開の速さが作品にリズム感を与えています。劇団のスタッフさんもとても丁寧な対応、良い劇団だと思います。

真実

真実

文学座

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2018/02/24 (土) ~ 2018/03/05 (月)公演終了

満足度★★★★

今回は文学座では珍しいダブルキャスト、私は「ボルドーチーム」を観ました。そしてさらに珍しいことに、小劇場的な作品。シャンソンが流れる雰囲気は、歌手でもある古坂るみ子に合っています。なぜかいつもより大人しい演技に見える斎藤志郎。郡山冬果は私には初めてかな、主演の渡辺徹の演技の上での慌てぶり。対照的に、一見落ち着いて見える女性たち。やはり女性の方が「役者が一枚上」というのは世の常かと思ってしまいました。

日々の生活の中で、人は「嘘をつくこと」があります。他人との関係を上手くやるには必要なテクニックでもあります。この作品は、そのことを不倫を通して面白可笑しく舞台化しました。主人公の焦る気持ち、男なら分かるでしょう。そして女性の発言や行動も、女性なら心当たりがあるかも知れません。今日は私と年令の近い熟年チーム。身近な感じがします。ぐっと若い「シャンパーニュチーム」の舞台、多分「違う味わい」を楽しめると思います。観たくなりました。

疫病神

疫病神

ピヨピヨレボリューション

北とぴあ つつじホール(東京都)

2018/02/21 (水) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★


テーマは分かります。歌、ダンス、台詞にのせての表現。音楽ライブのような雰囲気。なかなか面白い。単なる私の趣味で申し訳ないのですが、ペンライトを振りながらの観劇は初めての経験、どうも私には合わないのです。

卒業式、実行

卒業式、実行

Aga-risk Entertainment

サンモールスタジオ(東京都)

2018/02/17 (土) ~ 2018/02/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

「屁理屈シチュエーションコメディ」と言うのですね。多くの登場人物がごちゃごちゃ理屈をこねたり議論をするコメディ。主宰の冨坂氏の母校、千葉県立国府台高校を題材にした作品。代表作の『ナイゲン』の再来。『ナイゲン』では、開演前に「文化祭実行委員会資料」が配られましたが、今日は「卒業式 式次第」が配られました。それも学校側と生徒側の二通りの物。いや、芸が細かい。

「卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱問題」、公立学校では、以前はよく議論された問題でした。若い人には一度は学んでほしいテーマです。そして、もし『君が代』を歌うとすれば、「♪さざれ石の」のフレーズで、「さざれ」で息継ぎをしないでほしいといつも聞くときに思ってしまいます。蛇足でした。

生徒が運営する文化祭実行委員会はどこの学校でもあるのですが、卒業式実行委員会って、実際にある学校もあるのですね。「全校生徒で決めた案の通りに準備する」、国府台高校は生徒の自治活動を大切にする素晴らしい学校なのです。いや、でしたかな? 勿論、このコメディは実際にあった国旗国歌問題を元にした作り話です。『ナイゲン』同様、個性溢れる様々な登場人物が面白い。最後までどんな結論になるかが見通せません。緊迫します。でも最後は上手いまとめ方でした。演劇によっては、若い観客と笑いのタイミングが合わない場合が私にはよくありますが、今日は若者と一緒に大いに笑えました。

見よ、飛行機の高く飛べるを

見よ、飛行機の高く飛べるを

ことのはbox

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2018/02/14 (水) ~ 2018/02/18 (日)公演終了

満足度★★★★

私はこの作品を何回か観ています。もちろん劇団青年座の舞台が最初でしたが、前回のことのはbox、他の劇団、高校演劇なども観ました。今日の芝居を含め、概ね、どの舞台も満足できるものでした。良い脚本だからこそ、何回観ても面白い。そして新たな発見があります。一方、今日感じたのですが、何回か観ていることによって、「役」に対する私の思い込みが出てきました。別にその俳優が下手な演技をしているのではないのですが、自分には合わないと思うことも気になるようになったのです。杉原の雰囲気はOK。光島は人気者に見えましたが、優等生には見えませんでした。中村先生、良いですね。この作品の最大の見せ場は、「聞こえない飛行機が飛んでいる騒音」が、杉原には聞こえる場面です。ここで観客が「その音」を感じることが出来るかどうかです。私はこの重要な布石は、北川操だと思っています。彼女が最後の二人の同調者。1年生ですよね。悩んで運動会に行く場面、とても重要だと思っています。3時間の作品を2時間半でまとめた舞台、長く感じさせませんでした。丁寧に作った良い舞台でしたよ。

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