1
婦系図
花組芝居
原作のある舞台と朗読劇が苦手なんですが、このリーディング公演は、そんなことなんにも関係なかった。そういうくだらないレベルの問題じゃなかった。
台本を読まなくてはいけない、っていうことが逆に制限になっていることによる高ぶり、とか。男物の衣裳のままでこそ際立つ技術、とか。スーツ姿で大見得を切るだなんて発明ですよほんと。
2
連続おともだち事件
クロムモリブデン
大迫力の音響のお陰もあってか、恐怖のあまり涙が止まらなくなるという前代未聞の事態に襲われ…大満足でした。
忘れてはいけないこと、たいせつにしたいこと、一度にたくさんの想いが胸に溢れました。「今だから見てほしい」がいつもここにある、クロムモリブデン。
3
怪誕身毒丸
花組芝居
花組芝居の毒気に当てられてヨレヨレ。でもこの毒がたまらなく癖になる。
この名作を目の当たりに出来ている有り難さとか、巡り会わせでこの配役になってるんだっていうタイミングにも感謝しています。いつだって想像を絶する、唯一無二の世界を生み出しているな、と実感し続けています。
4
淡仙女
あやめ十八番
どれだけ期待して観にいっても、自分が期待していたことすら忘れるくらい、凄まじいものをくれる。
異界とも呼べるほどの異様な「場」が、劇団の稽古をしている光景と繋がって、物語世界へ伸びていく。この「場」と物語の一体感は、稽古場での公演だからこそだろうなーと味わい深くて、一番大好きなところです。初見でパニックになるほど骨太な構造も大好き。
5
鉄瓶
西瓜糖
なんだかすごい芝居をみたなー。という最初の印象からあれこれこねくり回したものの、結局同じところに戻ってきました。
苦手なはずのお話なのに、そして想定通りに明るいお話でもなかったのに、不思議と不快感はなく。こういうがっつりしたお芝居もみないと。ほんとすごかった。
6
変則短篇集 組曲『空想』
空想組曲
初日からバキッと完成しつくされたお芝居が提供されるにも拘わらず、公演期間中にもめりめりじわじわ生き物のように膨らんでいくのが分かるところも好きだったりするのです。
それが、ロングラン公演で、宝物を詰め込んだ小箱からこぼれるくらい、表情豊かになり。セットも衣裳もモノトーンなのに、随分と見える色も鮮やかになったし。ゲストとのハーモニーもたっぷり堪能しました。
7
BONE SONGS【本日23日(土)13時&18時開演、当日券あります!】
劇団鹿殺し
苦しいことも楽しいこともあれもこれもフルボリュームで満載。パワフルな歌とダンスを楽しんで、見終わったあと血行が良くなる感じが大好きです。
8
宝塚BOYS
東宝
こういうしっかりしたお話だって知って、もっと早く見にいけばよかったと思った。キャストとか関係なく、見ておきたいお芝居だった。更にもう、宝塚を見た後特有の、あの茹で上がったみたいな高揚感を、好きな俳優さんで味わえる喜びたるや!
みんなころころ転がってめためた可愛いし、それでいて悔しさに片腕引きちぎられるくらい悔しくなったり、甘いのとしょっぱいののおバランスが最高でした。
9
みてみぬふりするな
コロブチカ
コロさんが好きなのはもちろんだけど、作演陣もライブパフォーマーも気になりすぎて仕方がなくて!特に、活動休止中の黒色綺譚カナリア派の作品がずっと見てみたかったので、赤澤ムックさんのご参加はとても嬉しかったです。クリスマスにとってもスペシャルな企画をありがとうございました!
10
【3日間終了!!】鬼FES.2013【またいつか会いましょう!】
ロ字ック
みるみる観劇にハマっていって、まさかこういう演劇フェスティバルまで見に行くようになるなんて!と感慨深かったです。
文化祭みたいにわっしょいできて本当に楽しかったです。演劇のお祭りがあったって、いいよね。すごく、いいよね。