曳舟湯の怪人
シアターキューブリック
曳舟湯(東京都)
2010/06/26 (土) ~ 2010/07/18 (日)公演終了
満足度★★★★
この会場ならではの残響が効果的
銭湯の脱衣所と浴場を使っての55分。
この会場ならではの残響が幻想譚的な内容によく合い、内容も好みのタイプなので楽しむ。
Wannabe
柿喰う客
アトリエ春風舎(東京都)
2010/06/29 (火) ~ 2010/07/19 (月)公演終了
満足度★★★★
解釈・想像の余地が大きく糸を引くようなラスト
謎気味なある人物の存在と終わり方は想像・解釈の余地が大きく、糸を引くよう。
出演者全員が登場してのアフタートークも3ヶ国混成なメンバーの和気藹々ぶりが伝わってきて心地好い。
女ともだち
劇団競泳水着
「劇」小劇場(東京都)
2010/06/30 (水) ~ 2010/07/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
やはり「珠玉」
10年の歳月を100分間に凝縮して、それゆえ最終場で2人の胸に去来するモノが目に見えるよう。(今回は上手側だったのでなおさらか?)
また、場が移った時に髪型・服装・SEなどで時の隔たりがすぐに掴めるのも上手い。
やはり「珠玉」という語が相応しい1編、リピートできてシアワセ!
幸せまであと少し
赤堤ビンケ
荻窪メガバックスシアター(東京都)
2010/06/30 (水) ~ 2010/07/05 (月)公演終了
満足度★★★★
終盤の減速が惜しい
猫っかぶりでなかなか本音で人と接することができないアラサー女性(合コン場面の心の声が特に愉快)が三十路を迎えて“脱皮”し、本音を口にするラストとコミカルな前半はイイが、交際相手に想いの丈をぶつけて止まらなくなるクライマックスからラストにかけて急に減速…どころか停滞感まで漂ってしまうのが惜しい。
そこもテンポ良く見せれば満点だったのに…
イエ・ドロ立体落語
イエロー・ドロップス
らくごカフェ(東京都)
2010/07/04 (日) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
満足度★★★
毎度お馴染みの…
時節柄、怪談系の噺も交え、お馴染みの白塗りスタイルでの4編。
新ネタの「そこつ長屋」で熊公の名が出る度に「がおー」と合いの手が入るのも愉快。
ラストにアイデンティティについての一言を附加して考え落ちにしたのは賛否両論あろうがこれもアリと思う。
ゴジラ
“STRAYDOG”
池袋GEKIBA(東京都)
2010/07/04 (日) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
満足度★★★
若々しく、アレンジも愉快
研究生たちの卒業公演だけに若々しく、しかしすでに“STRAYDOG”らしさを身につけたメンバーやコメディエンヌぶりがステキなメンバーもいて今後が楽しみ。
また、元ヤンのピグモンなどのアレンジも楽しい。(青島ネタはびみょーだが…(笑))
夏宵漫百鬼夜行
リブレセン 劇団離風霊船
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2010/06/26 (土) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
満足度★★★
若干散漫気味な憾みアリ
見世物小屋から逃げ出した4匹の妖怪も3年後には人間界にすっかり馴染んで…な設定と満載の江戸情緒は楽しいが、ストーリーが散漫になってしまった憾みあり。
盛り込み過ぎという訳でもないのに何故だろう?
あなたのひとみにうつらない
たすいち
王子小劇場(東京都)
2010/07/01 (木) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
満足度★★★
良薬は口に苦し?
「見る」あるいは「消える」をキーワードにタテ軸となる1つの物語にかすかにリンクする3つの短編を配した構造だが最終的にはビターエンド。
お子ちゃまテイストの身としてはもっと甘口希望だが、「良薬は口に苦し」ってことか?(笑)
女ともだち
劇団競泳水着
「劇」小劇場(東京都)
2010/06/30 (水) ~ 2010/07/06 (火)公演終了
満足度★★★★★
リピート確定
前作の反動?(笑) 従来の「月9」から「木10」への路線変更?(笑) いずれにしても(いや、しなくても)「珠玉の一編」。
10年(or more)にわたる女性たちの「ともだち関係」を時にみずみずしく時にホロ苦く、全体的にはユーモアをまぶして描いて見事。
また、佳世さんの愛情に泣かされる。
かくて月曜マチネの追加公演を予約。
音楽劇『巨人達の国々』 ご来場ありがとうございました☆小説化決定しました!!
舞台芸術集団 地下空港
ザ・ポケット(東京都)
2010/06/30 (水) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
満足度★★★★
寓話的幻想譚
アングラ気味の薫りも伴う寓話的幻想譚。
ギリシャ神話系のキャラがいるかと思えば終盤では日本神話ネタにも繋がるクロスオーバーぶり、巨人も登場する(!)ダイナミックさ、「夢のヨダレ」を筆頭とした暗喩の数々(勝手に解釈する楽しさ)などが印象的。
また、5人組ながら多彩な音を聞かせた「表現hyogen」の生演奏も◎。
鏡花水月
ハグハグ共和国
新宿シアターモリエール(東京都)
2010/07/01 (木) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
満足度★★★
主人公の内面を…
…RPG的世界として見せるアイデアがステキ。
欲を言えば各局面が彼女のどんな部分かワカればより良い気もするが、これはこれで楽しい。
また、キャラ設定やネーミングセンス、衣装、武器の意匠(鏡面仕上げの刀なんてあまりないのでは?)などもなかなかに見事。
チアローダー! 〜みちなる人々〜(御来場ありがとうございました!)
ナルペクト
劇場HOPE(東京都)
2010/06/30 (水) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
満足度★★★
終わり良ければすべて良し?
どことなく既視感があったり前半が冗長だったりするものの、ホームレス版「ダ**リ。」となったり予想外の展開があったりの終盤によって終わり良ければすべて良しというか勝ち逃げというか…(笑)
いや、前半もホームレスたちと編集長のキャラと演技でつないでいると言えるか。
あと、意図してベタにした選曲も愉快。
Seventies Boogie
YANKEE STADIUM 20XX
シアターサンモール(東京都)
2010/06/26 (土) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
「夢麻呂マジック」っっ!!!
笑わせどころ・泣かせどころを心得て配した上に独自のアクションも見せて休憩込み200分(!)を一般的な芝居1本分程度にしか感じさせない「夢麻呂マジック」はいつもながら見事。
浦島氏の教訓 公演終了 ご来場御礼
殿様ランチ
サンモールスタジオ(東京都)
2010/06/23 (水) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
満足度★★★★
そこはかとなく可笑しい会話
基本はシリアスな張り込みの現場でのドラマながら時折そこはかとなく可笑しい会話が挟まれるのが楽しく、かつリアリティを与えている、的な。
また、中心となるアパートの一室以外の場を見せる時に使う手法が独特にして愉快。
水×ブリキの町で彼女は海を見つけられたか【ご来場ありがとうございました!!】
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2010/06/25 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
満足度★★★★
『ブリキの町で…』
エコとピースの会話を筆頭にしゃべくり漫才のようなあるいは「あーいえばこーゆー」的な軽妙な台詞のやりとりが小気味よく、かつ大いに笑う。
そんなことに乱舞の度合いも加えて『水』と好対照を成しており、この2作のカップリングの意図にニヤリ。
…とさ!
水×ブリキの町で彼女は海を見つけられたか【ご来場ありがとうございました!!】
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2010/06/25 (金) ~ 2010/07/04 (日)公演終了
満足度★★★★
『水』
冒頭で「ハッピーエンドの1つ前」を見せておき、以降でそこまでを埋めて行くスタイル。
最初は悲劇では?と思われたが「ある視点」では確かにハッピーなことに目からウロコ状態。
また、切なさたっぷりの余韻にリピートまでした『プラスチック・レモン』と共通する匂いを嗅ぐ。
『春、桜に象徴される様々な・・・』
楽園王
タイニイアリス(東京都)
2010/06/26 (土) ~ 2010/06/27 (日)公演終了
満足度★★★★
長堀ワールド健在
このシリーズではお馴染みの30分ほどのウォーミングアッブパートに導かれて語られるのは桜にまつわる5つの短篇。
1編目の「不眠症」というキーワードに暗示されたこともあってか漱石の「夢十夜」的に感じられ、いわば「櫻五夜」な印象。
白日夢を見ているように幻想性とリアルさが同居し、時にユーモラスでもある長堀ワールド健在。
Reverberate【御好評頂き終了いたしました☆】
岩☆ロック座
ギャラリーLE DECO(東京都)
2010/06/26 (土) ~ 2010/06/27 (日)公演終了
満足度★★★★
2バージョンの配置にも納得
リミックス(BeBe⇔ビビ Ver.)が先で原曲(岩☆ロック座 Ver.)が後、な構成はどーよ?な気がした(『Celemony』初演を観ていないのでなおさら)が、通して観てこちらの方がすわりが良いので納得。
また、先に観たリミックスの膨らませ方や抽象表現への昇華のさせ方が後から「なるほどぉ」と判るのも面白い。
ただ、「完璧に俺のミス」という矛盾した語(原曲版)にはひっかかる。
不滅
鵺的(ぬえてき)
「劇」小劇場(東京都)
2010/06/23 (水) ~ 2010/06/27 (日)公演終了
満足度★★★★
「ねたこのおこしかた」…
…あるいは「さ***きのつくりかた」。基本的には静かな会話で進みつつ、奥で蠢くものが何とも薄気味悪い。
また、揃いも揃ってどこか壊れている登場人物それぞれに共感する点があり、そんな部分は誰しも持っているのか?と思わせるのもコワい。
さらに上下に引き裂いて戻したような装置も印象的。
がしかし、後味はさほど悪くないのがまたフシギ。
掃除屋
マグネシウムリボン
王子小劇場(東京都)
2010/06/23 (水) ~ 2010/06/27 (日)公演終了
満足度★★★
終盤の凝縮されたドラマは良いが…
舞台を覆いつくしていたガラクタ類がすべて片付いた後のがらんとした部屋で展開する凝縮された人間ドラマは良いのだが、そこに至るまでが起伏に乏しく冗長。
物理的に片付ける手間もあろうが、その結果140分近い長尺(休憩なし)となったのはこの小屋でなくともイタい。
ガラクタが本心を覆ったり隠したりしているもので、それが無くなって初めて本音で語り合えるという比喩がいいだけにもったいない感じ。