さめるお湯
あひるなんちゃら
OFF OFFシアター(東京都)
2011/02/09 (水) ~ 2011/02/14 (月)公演終了
満足度★★★★
雪の千穐楽
毎度ながらのゆる~いぬる~い笑いに加えて「第三の目」に関するシュールかつトボケたパートも可笑しくて、これもまたその思いもよらない発想に感心するやら呆れる(←良い意味)やら。
それにしても劇中設定通り雪になった千穐楽、電車が運休にならずヨカッタ。
悟らずの空
Jungle Bell Theater
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2011/02/10 (木) ~ 2011/02/14 (月)公演終了
満足度★★★★
妖怪と五行説の取り合わせが巧み
妖怪たちを「木・火・土・金・水」の五行説にあてはめ、それによって妖怪たちの「三すくみ」的な力関係を作り出して対立・共闘させているのが上手い。
また、同じ村の者を妖怪にすることで己の利益を得ようとする村長、導師などにより「人の心の中の妖怪」にも言及したのもイイ。「妖怪」というのは「人の心の中にある邪悪なもの」であって「化け物の形で現れるもの」はあくまで「単なる象徴」、的な。
らんでぶ~
LIVELIKELIFE
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2011/02/08 (火) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★★
黒版、白版は完全反転ではなく…
15年の時を経て解明される行方不明事件の真相。
男性キャストの黒版、女性キャストの白版は完全反転ではなく異なる点もいくつか。
黒は行方不明者の見せ方・出し方、白は想定外の人物の正体と6人目の設定(黒との対比において)などが特に面白い。
サイキックバレンタイン
たすいち
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2011/02/11 (金) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★★
「NHK少年ドラマシリーズ」のノリ
昔懐かしい「NHK少年ドラマシリーズ」のノリにラブコメディを絡ませて、「七瀬ふたたび」と通ずるテーマにも触れた娯楽作。
スピード感のある導入部やセンス良いオープニング映像、瞬間移動や透視を「見せる」装置なども◎。
グレート、ワンダフル、ファンタスティック
ロロ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2011/02/09 (水) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★
印象派の絵画、的な
喩えれば印象派の絵画、混ぜ合わせることで新たな色を創るのではなく、色を並べて置くことによって新しい色や全体像を創り上げる、みたいな。
あるいはリニアに繋がっているアナログではなくデジタルな感じ?
ChocoLate
7contents
アイピット目白(東京都)
2011/02/10 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★★
カーテンコールの後に…
登場人物が多いためにその紹介に充てる序盤は冗長な感があるが、中盤以降はもともと好きな題材でもあり引き込まれる。
また、カーテンコールの後にもう1シーン設けて最後の謎を明かす構造には「そのテがあったか!」と。
恋する、プライオリティシート
コメディユニット磯川家
王子小劇場(東京都)
2011/02/05 (土) ~ 2011/02/14 (月)公演終了
満足度★★★★
ビアノの生演奏がミソ
終盤で将棋倒しのように諸々が一気に丸く収まって行くシーンにビアノの生演奏をかぶせたのがミソで、そのイントロ的なサックスとホルンを加えての三重奏も素敵。
また、ホテル高層階のバー・ラウンジを再現した装置も見事。
イエスタデイズ ヒーロー
SPANK YOUR MONKEYS
d-倉庫(東京都)
2011/02/09 (水) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★★
旗揚げからクオリティ高し
ヒーローものやマスコミ報道を茶化しながらも思いもよらぬ元ネタをヒーローものの王道的に仕立てて愉快。
また、前説も愉しいし、オープニング映像や衣装のセンスも良く、旗揚げからクオリティ高し。
※ より詳細なものはmixi日記をご参照下さい
ピッキングストーリー
天然工房
ザ・ポケット(東京都)
2011/02/09 (水) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★★
奇想天外な発想
霊や転生をネタにしながらも、奇想天外な発想がユニークなコメディ。
まさに思いもよらぬ方向から弾が飛んできて「そう来られちゃあ仕方ない」みたいな?(笑) 一体どこからそんなアイデアが浮かんで来るのやら?
バレンタイム・パラドックス
演劇配合サプリメンツ
荻窪小劇場(東京都)
2011/02/08 (火) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★
タイトル通りの時間もの…
…で、歌あり、アクションあり、どんでん返しありと盛り沢山。
主人公の努力(?)にもかかわらずかも過去は変えることができないという結末も『時をかける少女』(2010年版)と比べて説得力あり。また、梶尾真治作品もチラリと連想。
ロクな死にかた
アマヤドリ
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2011/02/03 (木) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★★★
死の受け止め方
死に方というよりは死の受け止め方、な感覚。
あるシーンでは自分の死後の友人たちのことなど考えてしまう。
また、弱点の1つである生死関連ではない意外な部分で涙腺を刺激されて堤防決壊。
それに続くあの台詞はもはや「凶器」!(笑)
※ より詳細なものはmixi日記をご参照下さい
ひとひらの犯罪
ジ~パンズ
銀座みゆき館劇場(東京都)
2011/02/07 (月) ~ 2011/02/13 (日)公演終了
満足度★★★
静馬主宰の得意分野
チラシなどに「ブラック・コメディー」とあったが、そう謳うほどにはブラックではなく、むしろラブコメディに近い感じ。
その意味では静馬主宰の得意分野で、晏子のワケアリな部分を中心としてバラ撒いておいた複数のピースを組み上げるようにまとめてハッピーエンドに導くのは鮮やか。
がしかし、椋一(豊永伸一郎)が連続婦女暴行未遂事件の犯人であったかどうか明らかにせず、連行された彼のその後がどうだったか明らかにされないのは片手落ち気味。
リ:ライト
トツゲキ倶楽部
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2011/02/03 (木) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
満足度★★★
余韻を残す幕切れもイイ
同じ時間の中をループして事態をより良い方向に導こうとするパターンのバリエーションだが、予知夢としたことで肝心の部分が思い出せない、なんてあたりが上手い。
また、語り過ぎずに余韻を残す幕切れもイイ。
ますく
劇団言葉座
タイニイアリス(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★★
中・上級者向け?
言葉座を名乗るだけに時に文語に近くなることも含めて台詞・会話が巧く、凝った照明や各人物の心理を象徴するかのような軋み音なども良い。
が、過去に何があったのかを「寸止め」状態にとどめて明確にせず、事後も観客の想像に委ねるスタイルは中・上級者向けか?
マッチ売りの少年だった男の結末の最後の幸せ
劇団40CARAT 【第36回公演『ダーリン×ダーリン×ダーリン』9月15日[金]~9月17日[日]阿佐ヶ谷アルシェ】
阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★
期待が裏目に
「40CARAT版クリスマス・キャロル」という惹句に期待したのが裏目に出てしまい、原典と比べるまでもなく後ろ向きで自己完結的なストーリーが好みに合わず。
さらに中日で気が緩んだのか言い直すほど露骨に噛む(それも2~3回)役者がいて気持ちが折れる。
ただ、少なからざるすすり泣きも聞こえたのであくまで個人的な好みの問題かと思われる。
仮面音楽祭
江古田のガールズ
「劇」小劇場(東京都)
2011/02/03 (木) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
満足度★★★★
平均年齢22歳の人々
合コンでいかにもありそうなあれこれを組み合わせた展開が愉快(時にはコワい?(笑))な上に既製曲をそのままだったり歌詞を付けたりな選曲も的確(あの曲と山手線ゲームの取り合わせは絶品!)で、130分の長さを全く感じさせないのが見事。
スロウ
劇団820製作所
テアトロ ド ソーニョ(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/06 (日)公演終了
満足度★★★
詩的で幻想的な近未来の物語
今までに観た3本の中では一番解り易いものの解釈の余地は非常に大きく、観ながらあれこれ考えを巡らすのが楽しくもあるがちょっと疲れる(爆)。
また、併走する2本の軸に直接的な接点がないのも少々残念。
コドモもももも、森んなか
マームとジプシー
STスポット(神奈川県)
2011/02/01 (火) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
満足度★★★★★
懐かしくも切ない
前々作『しゃぼんのころ』でも使った角度だけでなく視点も変えて繰り返し見せる「重ね塗り手法」により各人物の心境が染み込んでくるよう。
それによって心の底に眠っていた幼少期のキモチが揺さぶり起こされて、懐かしくも切ない。
ここは世界の果てっぽい。【ご来場ありがとうございました!!】
バジリコFバジオ
OFF OFFシアター(東京都)
2011/02/02 (水) ~ 2011/02/07 (月)公演終了
満足度★★★
内容やキャラに人形が見事にフィット
まるで悪夢のように現実と幻想の境界が曖昧で、そんな内容やキャラに「キモカワイイ」あるいは「可愛いが毒気のある」人形が見事にフィット。
また、装置の暗い色彩で閉鎖的な感覚、遠近法をズラしたことで非現実性を現したのか?と思ったり思わなかったり。
雨と猫といくつかの嘘.
青☆組
アトリエ春風舎(東京都)
2011/01/30 (日) ~ 2011/02/08 (火)公演終了
満足度★★★★★
原典を知っているとより楽しい
モチーフとした「百万回生きたねこ」のテーマに猫の死に関する俗説も絡ませた逆方向からの解釈に眼からウロコが落ちるよう。(=原典を知っていたのでより楽しめた)
また、別の時空のシーンに移る時のモーフィングの如き滑らかさや、時空を超えて登場する共通のアイテムや2役に持たせた意味なども巧み。
そんな内容に加えて ehon の葛木主宰を迎えての「女流劇作家対談」なアフタートーク(35分弱)も、本編をより深く掘り下げる内容で非常に有意義。