けもの撃ち
椿組
花園神社(東京都)
2011/07/15 (金) ~ 2011/07/24 (日)公演終了
満足度★★★
「借景」が例年と比べて今一つ効果的でなかった
化け物級の「けもの」が出没するようになった集落の話を軸に親子の確執などのサイドストーリーを絡ませた構成はしっかりしていて好感を持つも、この会場での特質である「借景」が例年と比べて今一つ効果的でなかったのは不服。
ごんべい 江戸版/平成版
ゲキバカ
吉祥寺シアター(東京都)
2011/07/14 (木) ~ 2011/07/24 (日)公演終了
満足度★★★
平成版
SFパロディ系コメディかと思わせておいて終盤で正統派SFファンタジーに転ずるのが鮮やか。
あちこちに既視感はあるのは否めないが、逆に元ネタか何であるかを探る楽しみになっているし(笑)。
あと……コスプレ祭かっっ!!!(笑)
ごんべい 江戸版/平成版
ゲキバカ
吉祥寺シアター(東京都)
2011/07/14 (木) ~ 2011/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★
江戸版
忠臣蔵を下敷きに、キツネに仇討ちする機会を窺うタヌキを主人公とした大人のための童話。
歌やダンス(ヲタ芸含む)も取り入れたスタイルに新感線を想起するもオタ芸があることで一戦を画する?(笑) 仇を追い詰めたタヌキの最終決断がまたイイ。
tea for ONE ヒットパレード ONE act
tea for two
キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)
2011/07/16 (土) ~ 2011/07/17 (日)公演終了
満足度★★★★
昭和歌謡のエッセンスを抽出・昇華
昭和の歌謡曲のエッセンスを抽出して昇華させた一人芝居3本。
歌詞をそのまま立体化したのではないが、歌詞と内容がそこはかとなくリンクしているのが巧いところ。
櫻の園
TUFF STUFF
相鉄本多劇場(神奈川県)
2011/07/13 (水) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★
「新釈版」として加筆・割愛
【総論】
90年頃の映画、東京芸術劇場小ホール1での舞台版初演、青山円形劇場での再演、比較的最近の青山円形劇場など上演される度に観ており、原作(や21世紀版の映画:これは妾の子的存在だが)も好きな身として「やはり名作」と再認識。で、今回は「新釈版」として加筆・割愛してあり、その意欲やよし。結果的に加除部分は一長一短…いや「二長半短」といったところか?←大好きな作品であるがゆえの個人的思い入れや偏見・私見に基づくモノも含む
【各論】
終盤で志水と倉田を見る杉山を花道に置いたのは画的にアリだが、そのために過半数の観客が彼女の存在に気づかないのは惜しい。何とか舞台上に置いて見せることはできなかったか?
また、進路指導室での志水の問いへの回答をマイルドにしたのは何故? あそこはストレートだからこそ次の「別に。言葉通りの意味ですけど」が活きるのでは? 敬語に関するやり取りの割愛も残念。(この2点は完全に私見)
一方、20年前の作品をイマにするべく携帯を登場させたり(オリジナルにもあったが忘れているだけかも?)、2年生たちのパートを膨らませ「あんな作品」のタイトルを出したり、あと、本番直前にチェーホフの「桜の園」のシーンを多めに入れたりの工夫は◎。
さらに、装置の工夫で部室、進路指導室、外(校門あたり)、講堂の舞台などを表現し分けたことや、客席開場時から本編開演直前まで「前夜の部室での稽古風景」を見せること、そこに開演前の諸注意を入れるその方法なども良く、総じて満足。
ただ、前夜の稽古が遅くなったようだが、あの後に美容室が開いていたのか?という疑問は残る。(笑)
天皇ごっこ ~蒼白の馬上 1978326~
高木尋士主催 見沢知廉七回忌追悼公演
APOCシアター(東京都)
2011/09/09 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★
情報量の多いことに圧倒される
見沢が高校生時代に参加した三里塚闘争を主軸に獄中や晩年(?)の見沢も併せて描き、含まれた情報量の多いことに圧倒される。
また、鉄パイプとロープで組み上げられた装置を文字通り縦横無尽に使いまくる演出も圧巻!
センの風とムラサキの陽【8/8池袋演劇祭CM大会・最優秀賞受賞!】
劇団バッコスの祭
南大塚ホール(東京都)
2011/09/09 (金) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★
炎童子が象徴する「もの」
前半の劇団関連のパートが予想外にユーモラスなだけに「この人たちも…」な感ひとしおな上に終盤で「あの日」が近付くにつれ胸が締め付けられる。
また、冒頭の劇中劇で炎童子(えんのどうじ)が象徴する「もの」が核兵器だけでなく原子力エネルギーに思えてくるのは今ならではか?
ジャンクパイレーツ
YANKEE STADIUM 20XX
シアターサンモール(東京都)
2011/07/16 (土) ~ 2011/07/24 (日)公演終了
満足度★★★★
超A級エンターテイメント
アクションコメディをベースに歌やダンス、パロディ、さらに家族愛まで盛り込んで、休憩込み195分を2時間程度にしか感じさせないのはのが見事。
ただ、欲を言えば前半でもう少し父の失墜を描いて欲しかった。
11のささやかな嘘
ジェットラグ
銀座みゆき館劇場(東京都)
2011/07/15 (金) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★
プロデュース公演の醍醐味を満喫
いかにもアン山田な脚本をいかにも古川貴義な演出で多彩な顔ぶれが演ずるというプロデュース公演の醍醐味を満喫。
また、結末を知った上でもう一度観るとまた別の味わいもありそうながら、リピートする余裕のなきぞ哀しき。
『広島に原爆を落とす日』
ポムカンパニー
遊空間がざびぃ(東京都)
2011/07/15 (金) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★
ワカり易くかつ面白い
概要を知るのみで原作未読、他団体による公演も観ていず、本作が初めてだったがワカり易くかつ面白く、オリジナル部分のアイデアとそれがもたらす効果やこの会場を活かした演出も◎。
NUMBERS-再開ー【無事閉幕。ご来場ありがとうございました。】
Sun-mallstudio produce
サンモールスタジオ(東京都)
2011/07/14 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★
構成が巧み
確率に関する作品という共通項があるも各団体の色が如実に出た4編、ファンタジー色の2編を写実的でサスペンス要素もある2編で挟む構成が巧み。
なお、The Stone Age ブライアントの作品にグワィニャオンの『音小僧』を連想してニヤリ。
民宿チャーチの熱い夜9
デッドストックユニオン
タイニイアリス(東京都)
2011/07/13 (水) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
満足度★★★
この小屋で140分はイタい
1本分としては有り余るほどエピソードを盛り込んだ結果140分もの長尺になってしまったのはこの劇場での上演作品としてかなりイタい(二重の意味で)。
が、時事ネタも盛り込み硬軟取り混ぜて描いた内容と終盤でのまとめ方はさすが。
愛の蟻地獄【無事終演しました。ご来場ありがとうございました!】
はらぺこペンギン!
OFF OFFシアター(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★
謎解き的要素も加えたストーリーが巧み
起承転結がくっきりと分かれて比較的オーソドックスな…と言うよりはまるでお手本のような構造とコメディタッチながら謎解き的要素も加えたストーリーが巧み。
ただ、着陸体勢に入ってから着地するまでがやや長いか?
なお、立浪さんの美形ぶりは意外!(失敬?)
サヨナラ【当日券有ります!!】
双数姉妹
赤坂RED/THEATER(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/14 (木)公演終了
満足度★★★★
奇襲戦法あるいは奇策?(笑)
事前情報通り「実験的」どころか奇襲戦法あるいは奇策?(笑)
がしかしアイデアの勝利で、大いに笑えてなおかつ「伝えようとするモノ」が非常に解りやすく表現されているのがイイ。
愛情爆心地はボクのココ
ぬいぐるみハンター
王子小劇場(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/18 (月)公演終了
満足度★★★★
意外にも(失敬!)しっかりした印象
ナンセンスな笑いがテンコ盛りでありながらも意外に(失敬!)しっかりした印象なのはケストナー(は、さすがに言い過ぎ?)の児童文学や往年のNHK少年ドラマシリーズに通ずるモノが根底を貫いているからか?
さらに家族ネタもあっちゃあなぁ…(笑)
退魔夜行カレン
IDEALKINGDOM
d-倉庫(東京都)
2011/09/08 (木) ~ 2011/09/11 (日)公演終了
満足度★★★★
裏方の仕事も上出来
伝奇・レトロ系アクション、各人物の設定がしっかりしていて(良い意味で)シリーズものの中の一編のような安定感あり。
呪詛か経文を刀身に書いた刀剣などの小道具、メイク・衣装デザイン、テンポの速い殺陣でもサンプリングが百発百中の音響など、裏方の仕事も的確で好感。
東京
江古田のガールズ
OFF OFFシアター(東京都)
2011/09/07 (水) ~ 2011/09/12 (月)公演終了
満足度★★★★
(洋)→(和)でハシゴ
ドタバタ系ながら「ヒロインを魔の手から逃がそうとする一同と彼女に想いを寄せる純情少年」という「基本に忠実な」あるいは「王道的な」縦軸がしっかりしていて安定感あり。
また、冒頭で埃に見立てたベビーパウダーの匂いを隠すための観客を巻き込んでの(コーヒー)豆まきなどのアイデアに脱帽。
「基本の(和)、応用の(洋)」なダブルキャストもそれぞれに味があって◎。
ただ、三軒茶屋ミワの強烈な個性が前面に押しだされて濃厚な(洋)を後から観た方が良かったかも?(笑)
思い出せないロクデナシ
シネマ系スパイスコメディAchiTION!
新宿シアターモリエール(東京都)
2011/07/08 (金) ~ 2011/07/10 (日)公演終了
満足度★★★★
まとめ方が巧み
クライマックスの一部は若干既視感あるも時事ネタの絡ませ方とソレ関連のまとめ方が巧み。おバカ(あるいはナンセンス)な部分が結果的にそちらを際立たせた感じか?
また、毎度ながらオープニングクレジットの出し方も見事。
ロミオやらジュリエットやら
てらりすと
下北沢GARDEN(東京都)
2011/07/09 (土) ~ 2011/07/09 (土)公演終了
満足度★★★★
楽しかったァ
「新説」一人ミュージカルと「現代アレンジ(?)」二人芝居のロミジュリのカップリング、楽しかったァ。
生のホーンセクションを起用しての前作と趣を異にする楽曲群もイイ。
ぺタルとフーガル
熱帯
駅前劇場(東京都)
2011/07/07 (木) ~ 2011/07/11 (月)公演終了
満足度★★★
気分は自分もバンコック
海外ツアーの添乗員たちを中心とした「内幕もの系」。
若干デフォルメされた人物(や出来事)もいるが写実的な装置も相俟って適度なリアリティがあり「気分は自分もバンコック」。